25 / 51
第二十五話 凶弾
しおりを挟む
ジャックは廊下にあったベンチを体の前に立てて、ゆっくりと進んだ。
左手はベンチの足を掴んで、固定、右手は銃を前に出している。
曲がり角にすぐ近くに着き、ジャックは深呼吸をし、止まった。
「(さあ、もうすぐだ・・・)」
足音が近づく。
ジャックはもう一度銃を確認、そして握りしめる。
パタッ
ジャックの目にテロリストの足が見えた。
次の瞬間、ジャックベンチを盾にし、一人のテロリスト接近、テロリストは押し倒された。
ジャックはベンチを挟んで自分下にいるテロリストの頭に銃弾を2発お見舞いしてやった。
もう一人のテロリスト2秒経った後、反応しAKライフルをジャックに向けた。
「このクソが!(ヘレニム)」
何発もの銃弾だジャックの防弾チョッキに当たる。後退りしながら、ジャックがテロリストの防弾チョッキを撃った。テロリストも流石に痛み、階段の方へと後ずり、廊下の角を挟み、二人は相手が見えなくなる。
ジャックが素早くリロードを行い、銃弾を装填した。
少し、一瞬だけジャックが気を抜いた。その瞬間、さっき被弾した腹付近からえげつない痛みが襲ってくる。
「ウッ!あ・・・」
「(出血してるかも・・・)」
そんなことを思いながらも、ジャックは壁に背中をつけて、テロリストを警戒。
その間、テロリストは何度もヘレニム語でジャックを罵っているが、ヘレニム語のわからないジャックにとっては無傷だ。
「(さあどうする?戦闘機は止まってられないが、ここでは止まれる。しかし、止まると辛いな・・・)」
足音が聞こえた。
テロリストが近づく。
「クソ!」
そして・・・
テロリストが銃口をジャックの方へと向けた。
ジャックも同時に拳銃を向けている。
二人の同時の違う言語
「「死ね!」」
AKのコッキングレバーが何回か動く、拳銃のハンマーが一回動き、銃弾が触発される。
・・・
ジャックの銃から出た銃弾がテロリストの頭の中に入った。一方でテロリストの銃弾はジャックの防弾チョッキにしか当たっていない。
ジャックはその場に座った。
「はあ~はああ~自分の体で戦うのも結構・・・きついな」
そう言いながら、ジャックは防弾チョッキを脱いだ。腹付近から少し血が出てきるが軽症だ。
銃弾はギリギリで防弾ベストを貫かなかった。
「これどこ製だ?」
洗濯表示のタグを見た。そこには「ヘレニム産」と書かれていた。
ヘレニムのものは全部不良品とすら思っていたジャックが感心した。
「少しは俺も変わらないとな~助かりましたありがとうございます」
<報告書>
在ヘレスタラナ大使館テロ事件
テロ側:全滅
大使館側:警備員全滅 職員:1名軽傷
ヘレニム側は暴動を鎮圧できなかったことに対して、深い謝罪を行なった。
to be continued...
左手はベンチの足を掴んで、固定、右手は銃を前に出している。
曲がり角にすぐ近くに着き、ジャックは深呼吸をし、止まった。
「(さあ、もうすぐだ・・・)」
足音が近づく。
ジャックはもう一度銃を確認、そして握りしめる。
パタッ
ジャックの目にテロリストの足が見えた。
次の瞬間、ジャックベンチを盾にし、一人のテロリスト接近、テロリストは押し倒された。
ジャックはベンチを挟んで自分下にいるテロリストの頭に銃弾を2発お見舞いしてやった。
もう一人のテロリスト2秒経った後、反応しAKライフルをジャックに向けた。
「このクソが!(ヘレニム)」
何発もの銃弾だジャックの防弾チョッキに当たる。後退りしながら、ジャックがテロリストの防弾チョッキを撃った。テロリストも流石に痛み、階段の方へと後ずり、廊下の角を挟み、二人は相手が見えなくなる。
ジャックが素早くリロードを行い、銃弾を装填した。
少し、一瞬だけジャックが気を抜いた。その瞬間、さっき被弾した腹付近からえげつない痛みが襲ってくる。
「ウッ!あ・・・」
「(出血してるかも・・・)」
そんなことを思いながらも、ジャックは壁に背中をつけて、テロリストを警戒。
その間、テロリストは何度もヘレニム語でジャックを罵っているが、ヘレニム語のわからないジャックにとっては無傷だ。
「(さあどうする?戦闘機は止まってられないが、ここでは止まれる。しかし、止まると辛いな・・・)」
足音が聞こえた。
テロリストが近づく。
「クソ!」
そして・・・
テロリストが銃口をジャックの方へと向けた。
ジャックも同時に拳銃を向けている。
二人の同時の違う言語
「「死ね!」」
AKのコッキングレバーが何回か動く、拳銃のハンマーが一回動き、銃弾が触発される。
・・・
ジャックの銃から出た銃弾がテロリストの頭の中に入った。一方でテロリストの銃弾はジャックの防弾チョッキにしか当たっていない。
ジャックはその場に座った。
「はあ~はああ~自分の体で戦うのも結構・・・きついな」
そう言いながら、ジャックは防弾チョッキを脱いだ。腹付近から少し血が出てきるが軽症だ。
銃弾はギリギリで防弾ベストを貫かなかった。
「これどこ製だ?」
洗濯表示のタグを見た。そこには「ヘレニム産」と書かれていた。
ヘレニムのものは全部不良品とすら思っていたジャックが感心した。
「少しは俺も変わらないとな~助かりましたありがとうございます」
<報告書>
在ヘレスタラナ大使館テロ事件
テロ側:全滅
大使館側:警備員全滅 職員:1名軽傷
ヘレニム側は暴動を鎮圧できなかったことに対して、深い謝罪を行なった。
to be continued...
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説

【完結】カワイイ子猫のつくり方
龍野ゆうき
青春
子猫を助けようとして樹から落下。それだけでも災難なのに、あれ?気が付いたら私…猫になってる!?そんな自分(猫)に手を差し伸べてくれたのは天敵のアイツだった。
無愛想毒舌眼鏡男と獣化主人公の間に生まれる恋?ちょっぴりファンタジーなラブコメ。
私の隣は、心が見えない男の子
舟渡あさひ
青春
人の心を五感で感じ取れる少女、人見一透。
隣の席の男子は九十九くん。一透は彼の心が上手く読み取れない。
二人はこの春から、同じクラスの高校生。
一透は九十九くんの心の様子が気になって、彼の観察を始めることにしました。
きっと彼が、私の求める答えを持っている。そう信じて。

ハレとケ
101の水輪
青春
人は祭りや祝い事などの非日常のハレと、日常のケのそれぞれで見せる顔を使い分けている。ときにはハレの顔を探られたくない、見られたくないと思うことがある。家や学校に居場所がなく、繁華街の一角に巣づく子どもたちがいる。彼らにとってそこがケだとすると寂しい限りだ。ある日、大介は尊敬する先輩の真の姿を目にする。その後、大介の行動に大きな変化が。101の水輪、第40話。なおこの作品の他に何を読むかは、101の水輪トリセツ(第77話と78話の間に掲載)でお探しください。
夏の青さに
詩葉
青春
小学生のころからの夢だった漫画家を目指し上京した湯川渉は、ある日才能が無いことを痛感して、専門学校を辞めた。
その日暮らしのアルバイト生活を送っていたある時、渉の元に同窓会の連絡が届くが、自分の現状を友人や家族にすら知られたくなかった彼はその誘いを断ってしまう。
次の日、同窓会の誘いをしてきた同級生の泉日向が急に渉の家に今から来ると言い出して……。
思い通りにいかない毎日に悩んで泣いてしまった時。
全てが嫌になって壊してしまったあの時。
あなたならどうしますか。あなたならどうしましたか。
これはある夏に、忘れかけていた空の色を思い出すお話。
パラダイス・ロスト
真波馨
ミステリー
架空都市K県でスーツケースに詰められた男の遺体が発見される。殺された男は、県警公安課のエスだった――K県警公安第三課に所属する公安警察官・新宮時也を主人公とした警察小説の第一作目。
※旧作『パラダイス・ロスト』を加筆修正した作品です。大幅な内容の変更はなく、一部設定が変更されています。旧作版は〈小説家になろう〉〈カクヨム〉にのみ掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる