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第二話 訓練
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アメリアは幼少期からずっと医学について学んでいた。そのせいでクラスメートからは気味の悪いやつとして、印象付けられた。だから、クラスの人との仲もあまり良くなく、全員が死んでも鬱になるとかはなく、逆にそんなに辛くなかったのだ。
~~~
家に戻ったアメリアはワクワクしながら徴兵紙に自分の名前や住所を書いていた。そこに彼女の母がやってきた。
「ちょっと!それ何よ!戦争に参加するつもり!?」
「うん・・・」
「友達全員死んだでしょ!あーなるかもしれないんだよ!」
「でも、衛生兵だから・・・人助ける・・・」
「その前にあなたが死んだらどうするのよ!」
アメリアの母ヤメリアがアメリアから徴兵紙を奪い取った。そしてちぎろうとする。
「何が徴兵だ!こんなもん!消えてしまえ!」
しかし、ヤメリアの手はアメリアに掴まれて動けなかった。
「離してよ!」
「返せ」
アメリアの声になんの感情も入ってなかった。ヤメリアは今まで見たことがなかった姿のアメリアに驚いた。そして、震えながら徴兵紙を返した。
「私、同意してないからね!」
そう言ってヤメリアは自分の寝室に行った。
~次の日~
アメリアは徴兵紙を持って徴兵場についた。
スピーカーで喋ってる人がいた。
『スナイパー希望の方!Aゲートから入ってください!歩兵はBゲート!衛生兵はCゲート!・・・」
「(Cゲート・・・)」
アメリアは大きく書かれたCの下にある門を見つけた。
その中にアメリアは足を踏み入れた。
目の前に一人の女の子が現れた。
「ねえねえ、スナイパー志望ってどこ?ここ衛生兵みたい~」
「?、確かBでしたよ」
アメリアが首を傾げていた。
「私はエマよ。また会えたらいいね~」
エマはBゲートへと歩き出した。
~~~
そこからアメリアは筆記テスト、実践テスト(偽の怪我人が対象)、銃の扱い方訓練(衛生兵もハンドガンは渡される)を行った。
アメリアの成績は銃以外ほとんど満点で余裕の合格、ヘレニム国軍の緑気味灰色のコート式軍服を身につけた。
頭には赤い十字架がある緑のヘルメットがある。
「(わあ~これちょっと可愛いかも!)」
肩には医療箱がぶら下げっていて、腰にはハンドガンがある。
その状態でアメリアは家に帰った。
~~~
「お母さん!」
ヤメリアがアメリアの姿を見て、泣き出した。
「アメリア!」
「どうしたの?」
「私は辛いよ~でも、もう無理だもんね・・・気をつけて行ってね・・・」
「うん・・・」
背を丸くしたヤメリアがゆっくりとキッチンに行った。そんな姿を見たアメリアはなんだか心を痛めた。
to be continued···
~~~
家に戻ったアメリアはワクワクしながら徴兵紙に自分の名前や住所を書いていた。そこに彼女の母がやってきた。
「ちょっと!それ何よ!戦争に参加するつもり!?」
「うん・・・」
「友達全員死んだでしょ!あーなるかもしれないんだよ!」
「でも、衛生兵だから・・・人助ける・・・」
「その前にあなたが死んだらどうするのよ!」
アメリアの母ヤメリアがアメリアから徴兵紙を奪い取った。そしてちぎろうとする。
「何が徴兵だ!こんなもん!消えてしまえ!」
しかし、ヤメリアの手はアメリアに掴まれて動けなかった。
「離してよ!」
「返せ」
アメリアの声になんの感情も入ってなかった。ヤメリアは今まで見たことがなかった姿のアメリアに驚いた。そして、震えながら徴兵紙を返した。
「私、同意してないからね!」
そう言ってヤメリアは自分の寝室に行った。
~次の日~
アメリアは徴兵紙を持って徴兵場についた。
スピーカーで喋ってる人がいた。
『スナイパー希望の方!Aゲートから入ってください!歩兵はBゲート!衛生兵はCゲート!・・・」
「(Cゲート・・・)」
アメリアは大きく書かれたCの下にある門を見つけた。
その中にアメリアは足を踏み入れた。
目の前に一人の女の子が現れた。
「ねえねえ、スナイパー志望ってどこ?ここ衛生兵みたい~」
「?、確かBでしたよ」
アメリアが首を傾げていた。
「私はエマよ。また会えたらいいね~」
エマはBゲートへと歩き出した。
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そこからアメリアは筆記テスト、実践テスト(偽の怪我人が対象)、銃の扱い方訓練(衛生兵もハンドガンは渡される)を行った。
アメリアの成績は銃以外ほとんど満点で余裕の合格、ヘレニム国軍の緑気味灰色のコート式軍服を身につけた。
頭には赤い十字架がある緑のヘルメットがある。
「(わあ~これちょっと可愛いかも!)」
肩には医療箱がぶら下げっていて、腰にはハンドガンがある。
その状態でアメリアは家に帰った。
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「お母さん!」
ヤメリアがアメリアの姿を見て、泣き出した。
「アメリア!」
「どうしたの?」
「私は辛いよ~でも、もう無理だもんね・・・気をつけて行ってね・・・」
「うん・・・」
背を丸くしたヤメリアがゆっくりとキッチンに行った。そんな姿を見たアメリアはなんだか心を痛めた。
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