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ファイル.10 貿易ゲーム
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中学一年生もあっという間でした。
もう終わりを迎えようとしています。
そんな中地理の先生が最後の授業を貿易ゲームをやろうと言い出しました。
<貿易ゲームルール>
クラス全員6グールプに分け、それが国
そして、グールプにはそれぞれ違う物資が配られる
・紙(資源)
・鉛筆(技術)
・定規(技術)
・分度器(技術)
・ハサミ(世界的にも重宝される技術)
・コンパス(あってもなくてもいいが、あったらすごい技術)
これらの技術を駆使して、紙を切ったもの(製品)を先生のところに売って偽札に換算して、一番儲けた国の勝ち!
そして、始まったゲーム
俺の国というと
・紙(腐るほどある)
・鉛筆(全ての国にある)
・分度器
うん
終わった。ハサミない時点でおわた~分度器なんてほとんど誰もいらんやろ、定規あるし
一様諦めず、私たちを資源を売って技術であるハサミを借りようとしたが無理やった。
俺は拗ねて「もうやだ!」と言った。
そんな時、隣の国が資源の紙3枚でハサミを5分貸してくれるらしい。
俺たちは喜んで資源をあげた。
技術支援をもらった俺たちは、あることに気づく、定規がない。どうすれば、ハサミが手に入ってもどう切っていいかわからなかった。
先生が求めてるもの
・一辺9cmの正三角形4000円
・直径9cmの円 9000円
他にもあったが大して重要じゃないので省略
まあ、また俺は諦めていたが、隣の子がすごかった。
彼は諦めず、紙A4ということを頼りに9cmを計算しだした。しかも、いけた。
そして、分度器で60°と60°を測って三角形売ったら儲けた。
ガチ?
でも、その後にハサミは回収され、何もできなくなった。
そんな時に俺が目をつけたのは、円。
一つ売ればかなり儲かる。しかし、コンパスがない!!
どうすれば、時間もあまり残されておらず、俺の脳内にある考えが浮かんだ。
なかったら作ればいい
そうだ、なかったら作ればいいんだよ!
俺は、9cmの正方形を作り出し、髪の切れ端を持ってきた、そして片側を正方形の中心に、もう片側を平行な横の端、そして端の方に穴を開ける。
これで4.5cmが描けるコンパスの誕生だ。
中心の方を押さえて、円を描く。何度も失敗するが、なんとなく綺麗な円が浮かんだ。
ここで出てきた問題、ハサミがない!
どうすればいい?
俺は自分のなふだについてる針に目をつける。そして、名札を分解し、針を取り出した。
紙を針で貫くと穴ができるだろう?
その穴を大量に作ると線みたいに切れるんだよ。
そして、円は完成したが、時間切れとなってしまった。
でも、何もないところから技術を生み出した俺の国は先生も予想外だったらしく、すごいと言っていた。さらに、別の国からは奇跡と呼ばれた。
ゲームに負けたが、プライド的には圧倒的勝利だ。
もう一度言おう。諦めるな、なかったら作ればいい。その証拠に人類は多くのものを作ってきた。君がこのファイルを見るためのデバイスもね。そして、実際にこれは誰かが考案して、試行錯誤を繰り返して、やっとできたものなので、理不尽な現状に置かれても諦めるなよ、最後に一回言っておこう。
なかったら作ればいい
もう終わりを迎えようとしています。
そんな中地理の先生が最後の授業を貿易ゲームをやろうと言い出しました。
<貿易ゲームルール>
クラス全員6グールプに分け、それが国
そして、グールプにはそれぞれ違う物資が配られる
・紙(資源)
・鉛筆(技術)
・定規(技術)
・分度器(技術)
・ハサミ(世界的にも重宝される技術)
・コンパス(あってもなくてもいいが、あったらすごい技術)
これらの技術を駆使して、紙を切ったもの(製品)を先生のところに売って偽札に換算して、一番儲けた国の勝ち!
そして、始まったゲーム
俺の国というと
・紙(腐るほどある)
・鉛筆(全ての国にある)
・分度器
うん
終わった。ハサミない時点でおわた~分度器なんてほとんど誰もいらんやろ、定規あるし
一様諦めず、私たちを資源を売って技術であるハサミを借りようとしたが無理やった。
俺は拗ねて「もうやだ!」と言った。
そんな時、隣の国が資源の紙3枚でハサミを5分貸してくれるらしい。
俺たちは喜んで資源をあげた。
技術支援をもらった俺たちは、あることに気づく、定規がない。どうすれば、ハサミが手に入ってもどう切っていいかわからなかった。
先生が求めてるもの
・一辺9cmの正三角形4000円
・直径9cmの円 9000円
他にもあったが大して重要じゃないので省略
まあ、また俺は諦めていたが、隣の子がすごかった。
彼は諦めず、紙A4ということを頼りに9cmを計算しだした。しかも、いけた。
そして、分度器で60°と60°を測って三角形売ったら儲けた。
ガチ?
でも、その後にハサミは回収され、何もできなくなった。
そんな時に俺が目をつけたのは、円。
一つ売ればかなり儲かる。しかし、コンパスがない!!
どうすれば、時間もあまり残されておらず、俺の脳内にある考えが浮かんだ。
なかったら作ればいい
そうだ、なかったら作ればいいんだよ!
俺は、9cmの正方形を作り出し、髪の切れ端を持ってきた、そして片側を正方形の中心に、もう片側を平行な横の端、そして端の方に穴を開ける。
これで4.5cmが描けるコンパスの誕生だ。
中心の方を押さえて、円を描く。何度も失敗するが、なんとなく綺麗な円が浮かんだ。
ここで出てきた問題、ハサミがない!
どうすればいい?
俺は自分のなふだについてる針に目をつける。そして、名札を分解し、針を取り出した。
紙を針で貫くと穴ができるだろう?
その穴を大量に作ると線みたいに切れるんだよ。
そして、円は完成したが、時間切れとなってしまった。
でも、何もないところから技術を生み出した俺の国は先生も予想外だったらしく、すごいと言っていた。さらに、別の国からは奇跡と呼ばれた。
ゲームに負けたが、プライド的には圧倒的勝利だ。
もう一度言おう。諦めるな、なかったら作ればいい。その証拠に人類は多くのものを作ってきた。君がこのファイルを見るためのデバイスもね。そして、実際にこれは誰かが考案して、試行錯誤を繰り返して、やっとできたものなので、理不尽な現状に置かれても諦めるなよ、最後に一回言っておこう。
なかったら作ればいい
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