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ファイル.2 給食

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少し暴言などがあります、不快になるかもしれないので注意してください。卒業して中学生になった今だから言えます(笑)
これは私がまだ小学6年の頃の話である。忘れもしない、昨日のような出来事だ。
給食が始まった。1日の疲れを癒してくれる最高な時間なんだ!とは言っても、嫌いな食べ物もある。
今日は魚のサイコロ揚げ、美味しそうと思い、試食もせずにおかわりした。
「手を合わせてください、いただきます~」
給食委員の声を共に、私は箸を動かす。
サイコロ揚げを口へと運んだ。
うまい!ん?
うまいはうまいんだが、少し魚臭かった。俺はそれを美味しいと考えられなかった。
しかも大量におかわりしている。
人生終わった~
そう思いながら、食べ続けた。食えないほどまずいというわけではないから大丈夫だ。
10ほどが経ち、やっと食い終わった。
助かった~
そう思いながら膨らんだお腹を触って残った牛乳を飲んでいると、M先生(俺の担任)があまりもののサイコロ揚げを配っていた。
他人には「いる?食べる?」などと聞いていたが、俺の番になると、何も言わず皿に入れた。
「なんで入れたんですか!?僕食べたくないんです!」
「え?さっきおかわりしてたじゃん~今日食育の日だからちゃんと食べて!」
食育の日
俺の学校にあった、その日にご飯を全部食べればしょうもない賞状がもらえる日だった。
でも魚くさいサイコロ揚げを口に入れたくない俺は・・・
「絶対食べないから!」
と言う。
周りのクラスメートは食べろよなどと大声で暴言を吐くように喋っているが先生は注意しない、裁判起こせばギリ勝てるんじゃね?と俺は思う。
そして、ごちそさまが終わり俺は皿にあった一つだけのサイコロ揚げをお盆の中に捨てた。
捨てた瞬間、先生は
「あっ!はい、賞状なくなったね~」
とクラスの怒りを煽った。
「なんで捨てたんだよ!」と怒鳴るアホもいた。片付けが終わり、俺は先生に呼ばれた。
「もっとみんなのことを考えなさい!今日の朝もそうだし!」
朝には配り物があったがめんどくさいから俺はやらなかった。別に強制ではないから、絶対やらなきゃいけないとかないし
「は?じゃああのサイコロ揚げはどう・・・」
「だから、朝の話をしてるの、サイコロ揚げ話はもういい」
話を逸らしてきやがった~お前何さまだよ!何分間も意味わからん理由で叱られた俺は、泣いてしまった。そして、2時間後に下校。
次の日の朝、先生が朝の会で謝ってきた。
「昨日はニタマゴくんのせいじゃないから、誰も責めないでね」
てめえなに勇者ズラしてそんなこと言うんだよ!お前えが悪いんだろ、しかも暴言吐いてきたクラスメートのことしかってねえじゃん!何が先生だ!何が公務員だ!全部○んじまえ!と思った。
それ以降、その先生は大嫌いになった。しかも6年生で最後の担任だった。卒業の日俺はいつも以上に笑っていた。
中学生になる喜び以外にも、やっとあのクソババアから離れられるのだ!
何度も言いますけど、全部事実です(笑)
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