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第七話 終点
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異様な寒気が私を起こす。ライトをつける。
目を開けるとドアがある。
ああ、そうだ。
私は、ここにいた。
ため息とついて起き上がる。しかし、全身からの筋肉痛が止まらない。あの急な力はゾーンだったのか?
よくわからないがとりあえず探索を続けた。
ドアを開ける。
強い光が私の目に刺さる。
小さな廊下、その天井には10cmおきにLEDライトの光の強さとほぼ同じほどの光の強さの蛍光灯が設置されている。私はその空間に入りドアを閉める。
この廊下の壁はあの黒いレンガではなく、灰色のコンクリートのような壁で、地面には灰色の絨毯だ敷き詰められていた。
「すごい、戻れたのか?」
廊下は10mほどしかなく、同じ扉が奥にあった。扉にはマッキーペンで書かれた文字があった。
「ここからでろ!」
全身の痛みに耐えながらそのドアの前まで来た。ドアノブを強く捻り、ドアが開く。
同じ大きさな廊下が続いていたが、今度は黒いレンガの壁に戻っていた。奥で、豆電球のランプが天井がぶら下がっているそれ以外は同じように真っ暗だ、その豆電球の下に椅子がある。椅子には人がいるようだ。
なんとなく怖くなった私はポケットから銃を取り出した。
その人は全く動かない。頭の形が四角い?いや真っ黒な袋が被されている。
私はその人にゆっくり近づく、相手も足音に聞こえたのか喋り出した。
「ああ!殺さないで!」
私は銃を向けながら頭に被っていた袋を取った。相手は男で小太り、そして顔は傷だらけで歯が何本かなく血を流している。
「ああああ!殺さないで!お願いだから!」
「大丈夫、殺さない。」
急に人間と会って私は困惑していた。
「あなたは誰?なぜここに?」
「俺だってわからないよ~スマホいじってたらマンホールに落ちたんだ!」
「私もあなたほぼ同じよ」
「そうなのか!?」
「その続きは?」
「気づいたら、あっちの廊下にいた。ここからでろって書かれてたから開けたら、なんかスーツの男に捕まえられて、座らされて拷問された…くそ、あいつ人間じゃねえだろ」
「なんで?」
「だって何も聞かずに俺の爪を何本か剥がして、奥歯も抜かれたよ。それよりこの縄を解いてくれ!」
男の両手を両足は縄で椅子に括りつけられてたが、私はまだ彼が信用できずまだ助けないことにした。
「おい!助けろって!」
「ごめん、ちょっと奥の様子を見てくる。」
「待て!どこに行く!待ってくれ!」
彼の声がだんだん遠くなり、私は奥の方にある扉を開けてみた。そこには死体安置所にあるような冷却器があった。流石に怖くて開けて確認することはできなかった。
「一体なんなんだよ!」
壁に写真が画鋲で固定されてるのをみた。
写真は白黒で何本もの注射器と人工血管が繋がっている女の子がいた。その女の子は病院のようなベッドと横たわっている。
「どういうこと?」
さらに下の棚の上に置かれていたファイルにまとめられた資料がある。ファイルの上には「ジャニファー復活計画」と書かれている。
私は恐る恐るファイルを開ける。
残念ながらそこには書いてあるの英語だった。外側は日本語なのに…英語は読めないがところどころにある写真を見た。
何ページにも渡り、痛めつけられてる人の姿があった。そして、マイページ右下にゲージのような図
後ろから2番目のページにはさっきの男の顔写真があった。さらに下にはその男が痛めつけられた後の傷だらけの写真。
そして
最後のページには
私の顔写真
え?
嘘でしょ?そんな訳。
バン!さっきの廊下の方から銃声がした。
一瞬だけあの男の悲鳴が聞こえた。
私はゆっくりと銃をドアの方に向ける。
スーツを着て銃を持っている男が見える。
バン!
・
・
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・
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目を開けるとドアがある。
ああ、そうだ。
私は、ここにいた。
ため息とついて起き上がる。しかし、全身からの筋肉痛が止まらない。あの急な力はゾーンだったのか?
よくわからないがとりあえず探索を続けた。
ドアを開ける。
強い光が私の目に刺さる。
小さな廊下、その天井には10cmおきにLEDライトの光の強さとほぼ同じほどの光の強さの蛍光灯が設置されている。私はその空間に入りドアを閉める。
この廊下の壁はあの黒いレンガではなく、灰色のコンクリートのような壁で、地面には灰色の絨毯だ敷き詰められていた。
「すごい、戻れたのか?」
廊下は10mほどしかなく、同じ扉が奥にあった。扉にはマッキーペンで書かれた文字があった。
「ここからでろ!」
全身の痛みに耐えながらそのドアの前まで来た。ドアノブを強く捻り、ドアが開く。
同じ大きさな廊下が続いていたが、今度は黒いレンガの壁に戻っていた。奥で、豆電球のランプが天井がぶら下がっているそれ以外は同じように真っ暗だ、その豆電球の下に椅子がある。椅子には人がいるようだ。
なんとなく怖くなった私はポケットから銃を取り出した。
その人は全く動かない。頭の形が四角い?いや真っ黒な袋が被されている。
私はその人にゆっくり近づく、相手も足音に聞こえたのか喋り出した。
「ああ!殺さないで!」
私は銃を向けながら頭に被っていた袋を取った。相手は男で小太り、そして顔は傷だらけで歯が何本かなく血を流している。
「ああああ!殺さないで!お願いだから!」
「大丈夫、殺さない。」
急に人間と会って私は困惑していた。
「あなたは誰?なぜここに?」
「俺だってわからないよ~スマホいじってたらマンホールに落ちたんだ!」
「私もあなたほぼ同じよ」
「そうなのか!?」
「その続きは?」
「気づいたら、あっちの廊下にいた。ここからでろって書かれてたから開けたら、なんかスーツの男に捕まえられて、座らされて拷問された…くそ、あいつ人間じゃねえだろ」
「なんで?」
「だって何も聞かずに俺の爪を何本か剥がして、奥歯も抜かれたよ。それよりこの縄を解いてくれ!」
男の両手を両足は縄で椅子に括りつけられてたが、私はまだ彼が信用できずまだ助けないことにした。
「おい!助けろって!」
「ごめん、ちょっと奥の様子を見てくる。」
「待て!どこに行く!待ってくれ!」
彼の声がだんだん遠くなり、私は奥の方にある扉を開けてみた。そこには死体安置所にあるような冷却器があった。流石に怖くて開けて確認することはできなかった。
「一体なんなんだよ!」
壁に写真が画鋲で固定されてるのをみた。
写真は白黒で何本もの注射器と人工血管が繋がっている女の子がいた。その女の子は病院のようなベッドと横たわっている。
「どういうこと?」
さらに下の棚の上に置かれていたファイルにまとめられた資料がある。ファイルの上には「ジャニファー復活計画」と書かれている。
私は恐る恐るファイルを開ける。
残念ながらそこには書いてあるの英語だった。外側は日本語なのに…英語は読めないがところどころにある写真を見た。
何ページにも渡り、痛めつけられてる人の姿があった。そして、マイページ右下にゲージのような図
後ろから2番目のページにはさっきの男の顔写真があった。さらに下にはその男が痛めつけられた後の傷だらけの写真。
そして
最後のページには
私の顔写真
え?
嘘でしょ?そんな訳。
バン!さっきの廊下の方から銃声がした。
一瞬だけあの男の悲鳴が聞こえた。
私はゆっくりと銃をドアの方に向ける。
スーツを着て銃を持っている男が見える。
バン!
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