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第二章 執念の後、邂逅へ臨む
第28話 共に歩んだ人生
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*****
部屋から人払いをし、鵠玄楚は腹に溜め込んでいた言葉をぶちまけた。
「……っ愚かな民めッ! 追放しただと!?」
鵠玄楚が今にも蹴とばそうとしていた椅子を、海市はひょいと持ち上げた。
怒りのはけ口を失った彼は、まるで自身の腰を叩きつけるように長椅子へと座る。
海市は蹴とばされそうな物を次々と他所へと移動させながら、荒ぶる主を見上げた。
「……恐れながら主よ、昊黒烏が追放されたとなれば、主にとって都合が良いのでは? ずっと昊穹から解放させたがってたでしょう?」
「あれを追放というものか! 転生もさせず、人間界に放り出すだけなど……」
雲嵐の記憶を思い出してみれば、昊黒烏が転生していないのは明らかだった。
言葉の端々に感じた秘する部分は、自分が天界人だという事を隠していたのだと、今なら分かる。
何かの任務で人間界に降りていたと思っていたが、彼は追放されていたのだ。
「追放とは、縁を断ち切ることだ! 今後一切関わらない、その覚悟が無ければ追放などすべきではない! その上、彼の力をまた享受しようなどと……!」
「……主、干し肉を噛みましょう。歯が欠けますよ」
音がするほど歯を噛み締める鵠玄楚に、海市は干し肉を差し出す。鵠玄楚はそれに齧りつくと、噛みつぶしながら言葉を続けた。
「塵竹という男は、黒羽の間者ではない。炎司朱帝を害したのは確かだが、それは塵竹個人の罪だ。昊黒烏は微塵も関与していない」
「ご本人が言うのですから、そうなのでしょうね」
「無論だ。俺は塵竹だったのだから」
鵠玄楚が幾度となく繰り返した転生、その一つが塵竹だった。そのため鵠玄楚は、塵竹の人生を知り尽くしている。
塵竹は昊黒烏の右腕となった後、炎司朱帝を害した代償として命を落とした。
鵠玄楚は数えきれないほど転生したが、幸運な事にその幾つかは昊黒烏の側で人生を送ることが出来た。その一つが塵竹である。
「俺は俺としての記憶を失くして転生するが、いずれも昊黒烏に害する存在にはならなかった。彼の事は魂に刻み込まれているのだろう。……だから塵竹も、昊黒烏に全てを捧げた人生だった。多少憎く思っていてもな」
「憎む?」
「ああ。塵竹は昊黒烏を想いながら憎んでもいた。愛と憎しみはいつも共にあるからな」
塵竹の人生は、鵠玄楚が思い出したくない転生の一つだ。
昊黒烏の冷たい表情が頭に過る。
白い髪を靡かせ、玲瓏な顔はいつも伏し目がち。塵竹と接するときだけ、彼は感情を消したように凪になる。
(……ニコニコと……愛想を振りまかなくて良い相手にも微笑みかける。そんな彼に、突き放されたのはきっと、塵竹だけだろう)
誰と接するときも、それが例えクズであろうと、真摯に向き合うのが昊黒烏という男だ。しかしどうしてか、彼は塵竹にだけ冷たかった。
右腕として置かれながら、心に触れることは一切叶わない。
向けられる視線は冷たく、笑顔など一度も送られた事は無かった。
「どんなに尽くしても、昊黒烏は俺を突き放した。……あれは耐え難かった」
「そういえば……宴の席で、主自身も昊黒烏を恨んでいると言っていましたが?」
「憎い。……家族を奪われたからな」
卓に手を伸ばそうとして、鵠玄楚はその手を止めた。
酒の乗っていたはずの卓は、海市の手によって遠くに追いやられている。
指をくいくいと動かすと、海市が酒器を手に戻ってきた。彼は首を傾け、眉山を高くする。
「結局、主は昊黒烏の事をどう思っているのですか?」
「……そうだな……。あの人が、他の誰かを見ていると腹立たしい。誰かと話していると苛々する。俺がいない間、誰かがあの人の側に居ると思うだけで、その誰かを殺したくなる。……こんなに想っているのに、あの人には微塵も伝わっていないと思うと、憎たらしい」
鵠玄楚が早口で並べ立てていると、海市は椅子を引きずって来て、背もたれを前にして座った。砕けた姿勢のまま、主である鵠玄楚へと向き合う。
鵠玄楚と海市は幼馴染である。
今でこそ主従関係ではあるが、彼のこうした砕けた態度が、鵠玄楚を素の姿にへと戻す。
するすると鵠玄楚の口から本音が零れ落ちていく。
「……あの人の髪に触りたい。常に視界に入れておきたい。甘やかして愛でて、どろどろに溶かしてしまいたい。……俺は…………あの人以外、何も要らんとさえ思える」
「……思いっきり拗らせてますね?」
「千年だぞ? ……拗らせもする」
ふん、と鼻を鳴らして、鵠玄楚は長椅子へごろりと横になった。
「冥府にいる間、昊黒烏の情報を出来得る限り調べ上げろ。……白劉帆は西の戦場に行ったまま、帰ってきていないようだからな……」
「主の死に目に会いに来てくれたんでしょう?」
「……俺には俺だが、あれは肖雲嵐だ」
長い脚を組み、鵠玄楚は足先をゆらゆらと動かす。思い浮かぶのは、雲嵐としての記憶だ。
耳が悪い雲嵐を庇ってくれたこと、丈国で甘味屋めぐりをしたこと。戸惑いの表情や、優しい視線。
思い返せば思い返すほど、嬉しさや幸福感と共に別の感情が生まれ出てくる。
残っていた干し肉を噛み砕いていると、海市が呆れたように笑った。
「……もしかして主、『自分』に嫉妬してます?」
「あんな青臭いガキ……どこが良かったんだ? もしかしてあの人は、若い男が好みなのか?」
「呆れた。……全てご自分ではないですか」
「……でも俺じゃない」
「やれやれ……」
転生した先では、昊黒烏から向けられる情に一喜一憂し、戻れば別の感情に襲われる。
業生の試練だけでも苛烈であるのに、鵠玄楚の場合はこうした精神の乱れにも悩まされた。
「そんな調子でいては……これから昊黒烏様と再会された際、大丈夫なんですか? 生身と生身、魂と魂の直の再会ですよ?」
「……当たり前だろうが。今度こそ俺は 、」
「失礼致します。黒羽王、冥府の文官がご挨拶に参りました」
扉の外から、堅い声が響く。海市がすぐさま立ち上がり、忠実な側近としての表情へと戻った。
部屋から人払いをし、鵠玄楚は腹に溜め込んでいた言葉をぶちまけた。
「……っ愚かな民めッ! 追放しただと!?」
鵠玄楚が今にも蹴とばそうとしていた椅子を、海市はひょいと持ち上げた。
怒りのはけ口を失った彼は、まるで自身の腰を叩きつけるように長椅子へと座る。
海市は蹴とばされそうな物を次々と他所へと移動させながら、荒ぶる主を見上げた。
「……恐れながら主よ、昊黒烏が追放されたとなれば、主にとって都合が良いのでは? ずっと昊穹から解放させたがってたでしょう?」
「あれを追放というものか! 転生もさせず、人間界に放り出すだけなど……」
雲嵐の記憶を思い出してみれば、昊黒烏が転生していないのは明らかだった。
言葉の端々に感じた秘する部分は、自分が天界人だという事を隠していたのだと、今なら分かる。
何かの任務で人間界に降りていたと思っていたが、彼は追放されていたのだ。
「追放とは、縁を断ち切ることだ! 今後一切関わらない、その覚悟が無ければ追放などすべきではない! その上、彼の力をまた享受しようなどと……!」
「……主、干し肉を噛みましょう。歯が欠けますよ」
音がするほど歯を噛み締める鵠玄楚に、海市は干し肉を差し出す。鵠玄楚はそれに齧りつくと、噛みつぶしながら言葉を続けた。
「塵竹という男は、黒羽の間者ではない。炎司朱帝を害したのは確かだが、それは塵竹個人の罪だ。昊黒烏は微塵も関与していない」
「ご本人が言うのですから、そうなのでしょうね」
「無論だ。俺は塵竹だったのだから」
鵠玄楚が幾度となく繰り返した転生、その一つが塵竹だった。そのため鵠玄楚は、塵竹の人生を知り尽くしている。
塵竹は昊黒烏の右腕となった後、炎司朱帝を害した代償として命を落とした。
鵠玄楚は数えきれないほど転生したが、幸運な事にその幾つかは昊黒烏の側で人生を送ることが出来た。その一つが塵竹である。
「俺は俺としての記憶を失くして転生するが、いずれも昊黒烏に害する存在にはならなかった。彼の事は魂に刻み込まれているのだろう。……だから塵竹も、昊黒烏に全てを捧げた人生だった。多少憎く思っていてもな」
「憎む?」
「ああ。塵竹は昊黒烏を想いながら憎んでもいた。愛と憎しみはいつも共にあるからな」
塵竹の人生は、鵠玄楚が思い出したくない転生の一つだ。
昊黒烏の冷たい表情が頭に過る。
白い髪を靡かせ、玲瓏な顔はいつも伏し目がち。塵竹と接するときだけ、彼は感情を消したように凪になる。
(……ニコニコと……愛想を振りまかなくて良い相手にも微笑みかける。そんな彼に、突き放されたのはきっと、塵竹だけだろう)
誰と接するときも、それが例えクズであろうと、真摯に向き合うのが昊黒烏という男だ。しかしどうしてか、彼は塵竹にだけ冷たかった。
右腕として置かれながら、心に触れることは一切叶わない。
向けられる視線は冷たく、笑顔など一度も送られた事は無かった。
「どんなに尽くしても、昊黒烏は俺を突き放した。……あれは耐え難かった」
「そういえば……宴の席で、主自身も昊黒烏を恨んでいると言っていましたが?」
「憎い。……家族を奪われたからな」
卓に手を伸ばそうとして、鵠玄楚はその手を止めた。
酒の乗っていたはずの卓は、海市の手によって遠くに追いやられている。
指をくいくいと動かすと、海市が酒器を手に戻ってきた。彼は首を傾け、眉山を高くする。
「結局、主は昊黒烏の事をどう思っているのですか?」
「……そうだな……。あの人が、他の誰かを見ていると腹立たしい。誰かと話していると苛々する。俺がいない間、誰かがあの人の側に居ると思うだけで、その誰かを殺したくなる。……こんなに想っているのに、あの人には微塵も伝わっていないと思うと、憎たらしい」
鵠玄楚が早口で並べ立てていると、海市は椅子を引きずって来て、背もたれを前にして座った。砕けた姿勢のまま、主である鵠玄楚へと向き合う。
鵠玄楚と海市は幼馴染である。
今でこそ主従関係ではあるが、彼のこうした砕けた態度が、鵠玄楚を素の姿にへと戻す。
するすると鵠玄楚の口から本音が零れ落ちていく。
「……あの人の髪に触りたい。常に視界に入れておきたい。甘やかして愛でて、どろどろに溶かしてしまいたい。……俺は…………あの人以外、何も要らんとさえ思える」
「……思いっきり拗らせてますね?」
「千年だぞ? ……拗らせもする」
ふん、と鼻を鳴らして、鵠玄楚は長椅子へごろりと横になった。
「冥府にいる間、昊黒烏の情報を出来得る限り調べ上げろ。……白劉帆は西の戦場に行ったまま、帰ってきていないようだからな……」
「主の死に目に会いに来てくれたんでしょう?」
「……俺には俺だが、あれは肖雲嵐だ」
長い脚を組み、鵠玄楚は足先をゆらゆらと動かす。思い浮かぶのは、雲嵐としての記憶だ。
耳が悪い雲嵐を庇ってくれたこと、丈国で甘味屋めぐりをしたこと。戸惑いの表情や、優しい視線。
思い返せば思い返すほど、嬉しさや幸福感と共に別の感情が生まれ出てくる。
残っていた干し肉を噛み砕いていると、海市が呆れたように笑った。
「……もしかして主、『自分』に嫉妬してます?」
「あんな青臭いガキ……どこが良かったんだ? もしかしてあの人は、若い男が好みなのか?」
「呆れた。……全てご自分ではないですか」
「……でも俺じゃない」
「やれやれ……」
転生した先では、昊黒烏から向けられる情に一喜一憂し、戻れば別の感情に襲われる。
業生の試練だけでも苛烈であるのに、鵠玄楚の場合はこうした精神の乱れにも悩まされた。
「そんな調子でいては……これから昊黒烏様と再会された際、大丈夫なんですか? 生身と生身、魂と魂の直の再会ですよ?」
「……当たり前だろうが。今度こそ俺は 、」
「失礼致します。黒羽王、冥府の文官がご挨拶に参りました」
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