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第一章 目覚めた精霊。

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「うぇ~難しいよ~。」

『あらあら、フィー?まだ最初の段階だよ?』

「うーん………はい……」

『……この世界には精霊が数多く存在するんだ、精霊だけじゃないよ、妖精や霊獣に魔物や魔獣、様々な生き物達がいるんだよ。』

「にゅぅ~。」

フィオーレはもはや変な遊びをしている、たが説明は、終わらない。

『…君のような純粋な神様の眷属としての精霊はこの世界には五精霊しか、居なかったんだけど…フィーを入れて六精霊になったようだね。』

「え?……私以外の精霊って?」

フィオーレは遊びをやめて聞く気になったようだ。

『そう~ね……そもそも精霊は始まりの精霊とそのあとに生まれた精霊のことなんだ、ちなみに始まりの精霊は体の何処かに属性を示す紋様があるんだ。』

「?……私にもあるの?」

『あるよ、フィーの四枚の羽から肩にかけて。』

「………あ、ほんとだ……草花の紋様?」

『そうだね、その紋様は始まりの精霊にしかないんだよ、ほかの精霊達は紋様は無いんだよ、これが神様の眷属としての証なんだよ。』

「ほえー………うん………難しいね?」


『そうだね、…………そうだフィーに私の羽を一本あげようかな………はいこれ。』

「…………おっきいね…」

白い鳥は自分の羽のを一本だけくわえて、フィオーレに渡した、その羽はフィオーレの身長よりも大きかった。

『大丈夫ですよ。………』

白い鳥ファルが息を吹き掛けると。

一本の羽が光輝き、いつの間にかフィオーレの身長にあった、白に草花の紋様のはいったワンピースになっていた。

『ふふ、自信作ね……』

「……………今のなに?」

『さあさあそれに着替えて、フフン!私の羽が素材だからね~さわってごらん。』

「……うん~?……うわ!」

白いワンピースをさわった瞬間フィオーレを包むように広がり元々の葉っぱのワンピースのようなものが融合して、フィオーレは可愛いお人形のようになった。

『うんうん…思ったとおりね。』

「?…………………?………鳥さん?今のはなに?」

『あらあら、今のはね魔法よ、…………そうだった魔法のことは言ってなかったね……』

「あらら…………?」

『そもそも、魔法はこの世界にある法則のひとつで、様々なことができるようになるの、個人や自然の魔力におおじてね。

初級、中級、上級、超級、これより上は有るけど今はここまでね~あとは、そうね~個別の能力は自分で見つけていくしかないからね………どうしましょう……ん?』

「…………………Zzz…」

このような説明が半日ほど続いていった。
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