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届け、この輝き
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そして、次の日の公園
ニゲラとヒカリちゃんが私を待っていた。
「よし、準備はできたか?」
「うん!! さあ会いに行こう!」
「頑張ってね! 応援してるから!」
ニゲラはバイオリンをもつと、綺麗な音色を奏で始めた。
「目をつぶれ」
私はニゲラに言われたように目をつぶった。
目を開けると、花畑のような場所にいた。周りには光が飛び散っている。
「なに……ここ」
「俺が住んでる世界だ。妖精界。」
「広くて綺麗だね!」
「人間からみたらそうだろうな。よし、さあ、行くぞ。お前達も手伝ってくれ!」
ニゲラが呼びかけると、周りの光が私の周りで踊っていた。
光だけでなく、本で見る妖精や動物のようにみえる子もいる。
「お前の声を聞いたやつも多くて力を貸してくれるらしい。」
「そうなんだ! ありがとうみんな」
周りの妖精達は嬉しそうに舞っていた。
ニゲラについていくと、何も無い広場があった。周りには木も花もなくて不思議な場所だ。
「ここだ。いけるな」
そっか……ここがあの世界なんだ。ここにレシアがいる。会いに行かなきゃ!
「もちろん」
「よし、行くぞお前ら!」
周りの光もピョンピョンしながら、広場に向かって走っていく。
「開け……夢のとびら!」
ニゲラの声と共に、空間に光を纏った扉が出てきた。光に吸い込まれるように妖精達が消えていく。
「その本を差し込んで、もう一度世界を開け!」
世界を開く……!
本を差し込むと、本が勝手に開いて光が私を包んでいく。
「開け!ゆめのとびら!」
光を纏いながら、空を飛んでいる感じだった。中はモヤだらけで、次第にモヤが晴れていく。
落ちていく先には、ステージだった。
「……っツイ?」
ステージに降りると、目の前にはレシアがいた。
「レシア!」
「そう……来てしまったのね。」
レシアは悲しそうに自分の服を引っ張っていた。
「ごめんなさい。あなたが……みんなが頑張ってくれている姿がどうしても彼女に見えてしまうの。怖いの、この世界が元に戻ってまた……失うのが」
最初に出会った時は、レシアに励まされてばかりだった。でも、今は
「大丈夫だよ! 私は絶対にこの世界を夢でいっぱいにして、もう二度と失わさせないから! ね、私の歌を聞いて欲しいの」
私が背中を押すんだ。
「……わかったわ。」
レシアはそう頷くと、後ろに下がった。
聞いてくれるみたい。
ちゃんと私のレシアへの想い、この世界の残っている輝きは誰かの背中を押せるんだよって伝えたい。虹のエクスプレーヤーをこえて、色んな人の夢が輝く場所にしたい。
私は本に手をおいて、曲を流し始める。
「私の想いを聞いて」
『これは私が描く第一歩、みらいへと続く虹!!』
バリッ
「油断したなレシア! 乱入させてもらう!」
ニゲラは私の横でバイオリンを引き始める。すると、世界に明かりがついていく。
「ニゲラ……」
『大丈夫。怖くないよ。』
『自分を信じて 踏み出して』
奏でる音と歌声は、周りに明かりをともし……私たちとの世界をも繋いだ。たくさんの人を引き連れて。
「ツイちゃん! 頑張って!」
ヒカリちゃんは息を吸って、呼吸を合わせる。
『『踏み出せばきっと変わるから。』』
ヒカリちゃんの声は聞こえないけど、想いが重なっている気がする。
「ヒカリ……輝きを求める子たち……」
『君と描く虹のかけら、描くみらいは夢ばかりだ』
『何度でも諦めない。つかむんだ。この夢のかがやきを この手に』
沢山の人がいる!
また、この世界が元に戻って輝きがあふれてる!!
私は手を振りながら次のサビに備える。
『いっせーのーでジャンプ!』
「なんだこれ、すごいなこの子!」
「わたしもあなたみたいにできるかな!」
「やってみたい!」
ツイの歌声が、みんなの心を大きく動かしていく。目には輝きを浮かべていく。
『さあ、行こう!『『『次のニューステージ!』』』
その時、人々の笑顔や叫ぶような表情から光が生まれ上から降り注いでくる。
「「……っ」」
世界がライブステージみたいに沢山の色のライトが舞った。そして、私の身体が軽くて元気が湧いてくる!!
『さあ、踏み出そうよ!』
「はいはいはい!」
「聞こえる……こことは違う世界の声。人々の声がこんなにはっきり。……やるわね、ツイ」
『希望のかけらが背中を押してくれるから強くなれるんだ!』
光が私の身体からあふれて……金色のドレスになっている。すごく綺麗で、心が暖かい!夢が希望があふれてくる。
『怖がらないでいいんだ。さあ、走り出そう!』
「……楽しそうね。」
『君と描きたいんだ、この世界を!!』
『ここからは。君と描くニューステージ!! さあ、想いを歌おう!みんなで!』
「……ありがとうございました!!」
声援が聞こえてくる。拍手や歓声が……収まらなくて、光は消えることなくて世界を彩っていく。
「すごいわっ」
レシアは走り出して私を抱きしめてくれた。
「すっごく伝わったわ。あなたの想い。そうね……この世界はみんなの輝きのために必要よ。もう失ったりしないように皆を信じなきゃね!」
「はあ、分かればいいんだよ。ったく手間をかけさせやがって」
レシアは嬉し泣きをしながら頷き、ニゲラはため息をつきながら私の元に来た。
「あなたが力を貸したのね、ありがとうニゲラッ」
「抱きつくな!ばか!」
ニゲラとレシアは抱き合って楽しそうにしていた。
その時、この世界に光の扉が現れた。扉が開くと
「レシア!」
誰かが叫びながら走ってくる。
「――っ。」
レシアはその声を聞いて固まっていた。
「はあ、はあ、持ってて良かったよ。この世界の鍵」
彼女の手には虹色の鍵があった。
私の本みたいに、この世界を開く鍵なのかな?
ニゲラをみると、ずっと固まっている。
「ね、ニゲラ。あの人だれ?」
「虹の……エクスプレーヤー……」
「えっ」
彼女は大人の人だった。彼女はレシアの手を握りしめる。
「レシア! ツイちゃんのアピールをみて、あなたの事を思い出したの。あの時からずっと悲しくてレシアもニゲラの事も忘れてた」
「「……」」
2人は思い出したかのように下をむいた。
でも、彼女は2人を笑いながら抱きしめた。
「でもね、あなた達からもらったものは消えていないって今気づいたの。今ね、先生をやっていてね。この世界でやった事をたくさんの人に伝えているの。」
「えっ……!」
「失敗してもいい!前を向こうって!レシアに言われた事を教えているの。」
「……」
レシアとイバは自然に涙があふれていた。
すごく彼女はかがやいた笑顔を見せている。
「ね、ツイちゃん!」
「え?」
「私だよ。ほら、体育の先生!」
そういうと、髪の毛を結んでいた。
「ええー!!」
本当だ。体育の先生だ!
たしかに、私が失敗した時レシアみたいな事を言っていたけど。
まさか、体育の先生が虹のエクスプレーヤーだったなんて。
「あなた達がくれたものは、まだ消えてないわ。ずっと言えなくてごめんね」
「あなたが笑顔ならそれでいいわ。」
レシアは涙をぬぐいながら笑っていた。
「ったく、こっちはどんな想いで……」
「こら、ニゲラ。別にいいじゃない、無駄にならずに彼女の心にある輝きになっているんだから。あなた言ってたわよね。無駄になったって」
そう言うと、ニゲラは落ち込んでいた。
「無駄じゃないわ!あなたの曲ずっと覚えているわ。」
「……。もういいって。わかったから。」
少し照れながらニゲラは私の後ろに隠れていた。
「じゃあ私は帰るわ。素晴らしかったわツイちゃん。私の跡を継ぐとかじゃなくて……越えてね! また来るわ!」
「はい!頑張ります!」
「……そうね。この世界は大切よ。続けていこうかしら。」
「うん!!」
レシアに伝わって、虹のエクスプローラーにも届いたんだ。
上手くいって良かったし、すごく楽しかった!!
これから私の物語は、エクスプローラーとしての道はどんどん大きくなっていく予感がする!
背中を押してくれたこの世界と、レシアやニゲラ、妖精達! そして、夢を持つみんな!
わたしの未来は希望ばっかりだ!!
ニゲラとヒカリちゃんが私を待っていた。
「よし、準備はできたか?」
「うん!! さあ会いに行こう!」
「頑張ってね! 応援してるから!」
ニゲラはバイオリンをもつと、綺麗な音色を奏で始めた。
「目をつぶれ」
私はニゲラに言われたように目をつぶった。
目を開けると、花畑のような場所にいた。周りには光が飛び散っている。
「なに……ここ」
「俺が住んでる世界だ。妖精界。」
「広くて綺麗だね!」
「人間からみたらそうだろうな。よし、さあ、行くぞ。お前達も手伝ってくれ!」
ニゲラが呼びかけると、周りの光が私の周りで踊っていた。
光だけでなく、本で見る妖精や動物のようにみえる子もいる。
「お前の声を聞いたやつも多くて力を貸してくれるらしい。」
「そうなんだ! ありがとうみんな」
周りの妖精達は嬉しそうに舞っていた。
ニゲラについていくと、何も無い広場があった。周りには木も花もなくて不思議な場所だ。
「ここだ。いけるな」
そっか……ここがあの世界なんだ。ここにレシアがいる。会いに行かなきゃ!
「もちろん」
「よし、行くぞお前ら!」
周りの光もピョンピョンしながら、広場に向かって走っていく。
「開け……夢のとびら!」
ニゲラの声と共に、空間に光を纏った扉が出てきた。光に吸い込まれるように妖精達が消えていく。
「その本を差し込んで、もう一度世界を開け!」
世界を開く……!
本を差し込むと、本が勝手に開いて光が私を包んでいく。
「開け!ゆめのとびら!」
光を纏いながら、空を飛んでいる感じだった。中はモヤだらけで、次第にモヤが晴れていく。
落ちていく先には、ステージだった。
「……っツイ?」
ステージに降りると、目の前にはレシアがいた。
「レシア!」
「そう……来てしまったのね。」
レシアは悲しそうに自分の服を引っ張っていた。
「ごめんなさい。あなたが……みんなが頑張ってくれている姿がどうしても彼女に見えてしまうの。怖いの、この世界が元に戻ってまた……失うのが」
最初に出会った時は、レシアに励まされてばかりだった。でも、今は
「大丈夫だよ! 私は絶対にこの世界を夢でいっぱいにして、もう二度と失わさせないから! ね、私の歌を聞いて欲しいの」
私が背中を押すんだ。
「……わかったわ。」
レシアはそう頷くと、後ろに下がった。
聞いてくれるみたい。
ちゃんと私のレシアへの想い、この世界の残っている輝きは誰かの背中を押せるんだよって伝えたい。虹のエクスプレーヤーをこえて、色んな人の夢が輝く場所にしたい。
私は本に手をおいて、曲を流し始める。
「私の想いを聞いて」
『これは私が描く第一歩、みらいへと続く虹!!』
バリッ
「油断したなレシア! 乱入させてもらう!」
ニゲラは私の横でバイオリンを引き始める。すると、世界に明かりがついていく。
「ニゲラ……」
『大丈夫。怖くないよ。』
『自分を信じて 踏み出して』
奏でる音と歌声は、周りに明かりをともし……私たちとの世界をも繋いだ。たくさんの人を引き連れて。
「ツイちゃん! 頑張って!」
ヒカリちゃんは息を吸って、呼吸を合わせる。
『『踏み出せばきっと変わるから。』』
ヒカリちゃんの声は聞こえないけど、想いが重なっている気がする。
「ヒカリ……輝きを求める子たち……」
『君と描く虹のかけら、描くみらいは夢ばかりだ』
『何度でも諦めない。つかむんだ。この夢のかがやきを この手に』
沢山の人がいる!
また、この世界が元に戻って輝きがあふれてる!!
私は手を振りながら次のサビに備える。
『いっせーのーでジャンプ!』
「なんだこれ、すごいなこの子!」
「わたしもあなたみたいにできるかな!」
「やってみたい!」
ツイの歌声が、みんなの心を大きく動かしていく。目には輝きを浮かべていく。
『さあ、行こう!『『『次のニューステージ!』』』
その時、人々の笑顔や叫ぶような表情から光が生まれ上から降り注いでくる。
「「……っ」」
世界がライブステージみたいに沢山の色のライトが舞った。そして、私の身体が軽くて元気が湧いてくる!!
『さあ、踏み出そうよ!』
「はいはいはい!」
「聞こえる……こことは違う世界の声。人々の声がこんなにはっきり。……やるわね、ツイ」
『希望のかけらが背中を押してくれるから強くなれるんだ!』
光が私の身体からあふれて……金色のドレスになっている。すごく綺麗で、心が暖かい!夢が希望があふれてくる。
『怖がらないでいいんだ。さあ、走り出そう!』
「……楽しそうね。」
『君と描きたいんだ、この世界を!!』
『ここからは。君と描くニューステージ!! さあ、想いを歌おう!みんなで!』
「……ありがとうございました!!」
声援が聞こえてくる。拍手や歓声が……収まらなくて、光は消えることなくて世界を彩っていく。
「すごいわっ」
レシアは走り出して私を抱きしめてくれた。
「すっごく伝わったわ。あなたの想い。そうね……この世界はみんなの輝きのために必要よ。もう失ったりしないように皆を信じなきゃね!」
「はあ、分かればいいんだよ。ったく手間をかけさせやがって」
レシアは嬉し泣きをしながら頷き、ニゲラはため息をつきながら私の元に来た。
「あなたが力を貸したのね、ありがとうニゲラッ」
「抱きつくな!ばか!」
ニゲラとレシアは抱き合って楽しそうにしていた。
その時、この世界に光の扉が現れた。扉が開くと
「レシア!」
誰かが叫びながら走ってくる。
「――っ。」
レシアはその声を聞いて固まっていた。
「はあ、はあ、持ってて良かったよ。この世界の鍵」
彼女の手には虹色の鍵があった。
私の本みたいに、この世界を開く鍵なのかな?
ニゲラをみると、ずっと固まっている。
「ね、ニゲラ。あの人だれ?」
「虹の……エクスプレーヤー……」
「えっ」
彼女は大人の人だった。彼女はレシアの手を握りしめる。
「レシア! ツイちゃんのアピールをみて、あなたの事を思い出したの。あの時からずっと悲しくてレシアもニゲラの事も忘れてた」
「「……」」
2人は思い出したかのように下をむいた。
でも、彼女は2人を笑いながら抱きしめた。
「でもね、あなた達からもらったものは消えていないって今気づいたの。今ね、先生をやっていてね。この世界でやった事をたくさんの人に伝えているの。」
「えっ……!」
「失敗してもいい!前を向こうって!レシアに言われた事を教えているの。」
「……」
レシアとイバは自然に涙があふれていた。
すごく彼女はかがやいた笑顔を見せている。
「ね、ツイちゃん!」
「え?」
「私だよ。ほら、体育の先生!」
そういうと、髪の毛を結んでいた。
「ええー!!」
本当だ。体育の先生だ!
たしかに、私が失敗した時レシアみたいな事を言っていたけど。
まさか、体育の先生が虹のエクスプレーヤーだったなんて。
「あなた達がくれたものは、まだ消えてないわ。ずっと言えなくてごめんね」
「あなたが笑顔ならそれでいいわ。」
レシアは涙をぬぐいながら笑っていた。
「ったく、こっちはどんな想いで……」
「こら、ニゲラ。別にいいじゃない、無駄にならずに彼女の心にある輝きになっているんだから。あなた言ってたわよね。無駄になったって」
そう言うと、ニゲラは落ち込んでいた。
「無駄じゃないわ!あなたの曲ずっと覚えているわ。」
「……。もういいって。わかったから。」
少し照れながらニゲラは私の後ろに隠れていた。
「じゃあ私は帰るわ。素晴らしかったわツイちゃん。私の跡を継ぐとかじゃなくて……越えてね! また来るわ!」
「はい!頑張ります!」
「……そうね。この世界は大切よ。続けていこうかしら。」
「うん!!」
レシアに伝わって、虹のエクスプローラーにも届いたんだ。
上手くいって良かったし、すごく楽しかった!!
これから私の物語は、エクスプローラーとしての道はどんどん大きくなっていく予感がする!
背中を押してくれたこの世界と、レシアやニゲラ、妖精達! そして、夢を持つみんな!
わたしの未来は希望ばっかりだ!!
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