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新しい輝き
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あの楽しかったステージから次の日。
昨日はずっと、ソワソワしていて終わった後も心がドクドクいっていたの。
でも、すぐに寝ちゃっていた。
お風呂に入って、ベットにダイブしてすぐに夢の中。
でもね、夢の中でもおどっていたんだよ。
夢の中もすっごく楽しかった。
『本当に昨日は良かったわ』
『もうレシア、またその話?昨日も何回も言ってくれたのは嬉しいけど同じことばっかりだよ』
昨日からずっとレシアは良かったと言ってくれる。嬉しいけど、二十回くらい聞いた気がする。
『だって感動したもの。……そうねぇ、じゃあ次のことも考え無いとね。次はどんな感じにしようかなぁ。』
レシアもなんか楽しそうに考えごとをしていた。まだ本番みたいな感じがする。
学校につくと、ヒカリちゃんがなにかクラスメイトの子と話をしている。
「ねぇねぇ、なみちゃん、なみちゃん。昨日のやつみた?」
「きのうの?」
「ほら、ツイちゃんが歌っておどるの。なんかテレビ見ていたら急にチャンネルが変わったって」
「えっ、そんなのがあったの?」
あれ?それってわたしのこと。
もしかして、昨日ヒカリちゃんもみていたのかな。
「あっ、ツイちゃん。昨日のみたよ。すごかった!!」
「みたの!?」
そういうと、ヒカリちゃんは力強くうなずいた。
「すごい!あれってどうやってやったの?あんなのはじめてだし、あっ……でもお母さんがみえなかったの。なんでだろ?」
「えーと」
どうしよ。
信じてくれるかな。
『どうしたらいいかな。レシア』
『あーそうねぇ。もう連れてきたらいいんじゃない?』
適当!?
レシアがそういうなら、もう説明するより見せた方が早いか。
「ねぇ、今日の放課後予定ある?」
「うん。今日は休みだからいけるよ。」
なら、話しは速い。
実際に見せてしまおう。
放課後
「じゃあ、今からみせるね。」
「うん」
「ひらけ、ゆめのかけら!!」
光りはわたしとヒカリちゃんをつつんでくれた。
キラキラした私たちの世界。
「うわあ、なにここ。すっごいねぇ。」
「ようこそ。ヒカリ。わたしはレシア、みんなの夢を手伝ったり、気持ちを応援したりするのがわたしの役目なの」
「うわあ、よろしく!」
ヒカリちゃんは嬉しそうにレシアの手を握っていた。
きづくと、何人か制服や私服の子達がいる。
「気づいた?あなたのおかげで何人かはこの世界にこれみたい」
「そうなんだ」
そういうと、みんなはわたしの元に走ってくる。
「昨日のみて、すっごく勇気をもらったの、でねわたしもがんばりたいって想ったらこの世界にこられたんだ」
「わたしも、あんな風にかがやきたいって想ったらこの世界にこられたんだ。」
「たくさん人が来てくれて嬉しいわ。あなたのおかげよツイ。さぁ、みんなでもっとここをかがやかせるわよ!」
「おー!!」
妖精達もみんなを手伝って、曲を作ったりおどったりしている。
色んな人が歌っておどったら、もっと色んな人につたわる。
出会いのチャンスがいっぱいになるんだ。
ヒカリちゃんもなにか悩んでいるみたい。
「どうしたの?」
「いや……その、みんなゆめを持っててすごいなって」
そういうと、下をむいてしまった。
「わたし、わからないの。サッカーは好きだよ。でも、中々うまく出来なくて、サッカー続けて良いのかなって悩んでいるし」
毎日楽しそうにしているけど、そんな気持ちを持っていたんだ。
「毎日楽しそうにボールをけっていたから気づかなかった。そんな悩みを持っていたんだね。」
「うん、だれにもいえなくて。どうしたらいいのかな。」
そう悩んでいると、レシアはうんうんと首をふっていた。
「夢を追う人は、みんな失敗や悩みを抱えるものよ。でも、なにかを掴んだり見方を変えたりするときっともっと飛べるわ」
「もっと飛べる。か」
わたしもきっと、いつか、こんなふうに悩むのかもしれないな。
「そんなときは気分を変えて、なにか他のことをやってみるのがおすすめよ。ずっと同じのをみていると分からなくなるもの」
「他のことか。」
ほかのことか。そうだ。
ここにあるじゃん。
きっと、このせかいならきっと上手くいく。
「じゃあここで、わたしみたいにやってみない?」
「えっ、ツイちゃんみたいに?できるかな」
ヒカリちゃんはすごく不安そうだった。でも、目は輝いている気がする。
「だってこんなことやったことないし。サッカーしかやってこなかったから。」
「そうね。だからこそ。他のことを初めて見ない?ここはかがやきのかけらがある場所。きっとあなたの力になるわ」
レシアはヒカリちゃんを励ますように、語っていた。
「わたしもヒカリちゃんのパフォーマンスをみてみたい。」
「じゃあ、ちょっとだけやってみようかな」
「うん」
「いいわね」
こうして、新しい友達とヒカリちゃんがこの世界でおどることになった。
ヒカリちゃんが決意をすると、上からサッカーボールが落ちてくる。
どうやって使うのかな?
「これがあなたのかがやきね」
「これが……かがやき。うん、やってみる」
そして、新しいことを始めたヒカリちゃんと元の世界に戻ってきた。
「なんかすっごいことになっちゃったな。」
「そうだね。でも、うれしい」
「うん、ツイちゃんが明るくなったのはこれのおかげだったんだ」
「そうだよ」
あの世界、そして色んなことがあって、わたしはもっと歌いたくなった。
想いを届ける勇気をもらった。
レシアみたいにまだ励ますのはむずかしいけど、想いをつなげられるようにみんなを手伝って自分の声を届けるんだ。
昨日はずっと、ソワソワしていて終わった後も心がドクドクいっていたの。
でも、すぐに寝ちゃっていた。
お風呂に入って、ベットにダイブしてすぐに夢の中。
でもね、夢の中でもおどっていたんだよ。
夢の中もすっごく楽しかった。
『本当に昨日は良かったわ』
『もうレシア、またその話?昨日も何回も言ってくれたのは嬉しいけど同じことばっかりだよ』
昨日からずっとレシアは良かったと言ってくれる。嬉しいけど、二十回くらい聞いた気がする。
『だって感動したもの。……そうねぇ、じゃあ次のことも考え無いとね。次はどんな感じにしようかなぁ。』
レシアもなんか楽しそうに考えごとをしていた。まだ本番みたいな感じがする。
学校につくと、ヒカリちゃんがなにかクラスメイトの子と話をしている。
「ねぇねぇ、なみちゃん、なみちゃん。昨日のやつみた?」
「きのうの?」
「ほら、ツイちゃんが歌っておどるの。なんかテレビ見ていたら急にチャンネルが変わったって」
「えっ、そんなのがあったの?」
あれ?それってわたしのこと。
もしかして、昨日ヒカリちゃんもみていたのかな。
「あっ、ツイちゃん。昨日のみたよ。すごかった!!」
「みたの!?」
そういうと、ヒカリちゃんは力強くうなずいた。
「すごい!あれってどうやってやったの?あんなのはじめてだし、あっ……でもお母さんがみえなかったの。なんでだろ?」
「えーと」
どうしよ。
信じてくれるかな。
『どうしたらいいかな。レシア』
『あーそうねぇ。もう連れてきたらいいんじゃない?』
適当!?
レシアがそういうなら、もう説明するより見せた方が早いか。
「ねぇ、今日の放課後予定ある?」
「うん。今日は休みだからいけるよ。」
なら、話しは速い。
実際に見せてしまおう。
放課後
「じゃあ、今からみせるね。」
「うん」
「ひらけ、ゆめのかけら!!」
光りはわたしとヒカリちゃんをつつんでくれた。
キラキラした私たちの世界。
「うわあ、なにここ。すっごいねぇ。」
「ようこそ。ヒカリ。わたしはレシア、みんなの夢を手伝ったり、気持ちを応援したりするのがわたしの役目なの」
「うわあ、よろしく!」
ヒカリちゃんは嬉しそうにレシアの手を握っていた。
きづくと、何人か制服や私服の子達がいる。
「気づいた?あなたのおかげで何人かはこの世界にこれみたい」
「そうなんだ」
そういうと、みんなはわたしの元に走ってくる。
「昨日のみて、すっごく勇気をもらったの、でねわたしもがんばりたいって想ったらこの世界にこられたんだ」
「わたしも、あんな風にかがやきたいって想ったらこの世界にこられたんだ。」
「たくさん人が来てくれて嬉しいわ。あなたのおかげよツイ。さぁ、みんなでもっとここをかがやかせるわよ!」
「おー!!」
妖精達もみんなを手伝って、曲を作ったりおどったりしている。
色んな人が歌っておどったら、もっと色んな人につたわる。
出会いのチャンスがいっぱいになるんだ。
ヒカリちゃんもなにか悩んでいるみたい。
「どうしたの?」
「いや……その、みんなゆめを持っててすごいなって」
そういうと、下をむいてしまった。
「わたし、わからないの。サッカーは好きだよ。でも、中々うまく出来なくて、サッカー続けて良いのかなって悩んでいるし」
毎日楽しそうにしているけど、そんな気持ちを持っていたんだ。
「毎日楽しそうにボールをけっていたから気づかなかった。そんな悩みを持っていたんだね。」
「うん、だれにもいえなくて。どうしたらいいのかな。」
そう悩んでいると、レシアはうんうんと首をふっていた。
「夢を追う人は、みんな失敗や悩みを抱えるものよ。でも、なにかを掴んだり見方を変えたりするときっともっと飛べるわ」
「もっと飛べる。か」
わたしもきっと、いつか、こんなふうに悩むのかもしれないな。
「そんなときは気分を変えて、なにか他のことをやってみるのがおすすめよ。ずっと同じのをみていると分からなくなるもの」
「他のことか。」
ほかのことか。そうだ。
ここにあるじゃん。
きっと、このせかいならきっと上手くいく。
「じゃあここで、わたしみたいにやってみない?」
「えっ、ツイちゃんみたいに?できるかな」
ヒカリちゃんはすごく不安そうだった。でも、目は輝いている気がする。
「だってこんなことやったことないし。サッカーしかやってこなかったから。」
「そうね。だからこそ。他のことを初めて見ない?ここはかがやきのかけらがある場所。きっとあなたの力になるわ」
レシアはヒカリちゃんを励ますように、語っていた。
「わたしもヒカリちゃんのパフォーマンスをみてみたい。」
「じゃあ、ちょっとだけやってみようかな」
「うん」
「いいわね」
こうして、新しい友達とヒカリちゃんがこの世界でおどることになった。
ヒカリちゃんが決意をすると、上からサッカーボールが落ちてくる。
どうやって使うのかな?
「これがあなたのかがやきね」
「これが……かがやき。うん、やってみる」
そして、新しいことを始めたヒカリちゃんと元の世界に戻ってきた。
「なんかすっごいことになっちゃったな。」
「そうだね。でも、うれしい」
「うん、ツイちゃんが明るくなったのはこれのおかげだったんだ」
「そうだよ」
あの世界、そして色んなことがあって、わたしはもっと歌いたくなった。
想いを届ける勇気をもらった。
レシアみたいにまだ励ますのはむずかしいけど、想いをつなげられるようにみんなを手伝って自分の声を届けるんだ。
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