アホな息子の素敵な未来

「僕たちの未来には無限の可能性が広っているんだ。だから、こんな未来もあるんだよ」
そう言って後ろを向いた次の瞬間、彼はプッと“おなら”をふった。
なんか凄く壮大なことを言っているぞと感動しかけたのに──呆然としてしまった。
確かにそれも数ある未来のひとつだろうが、マナーもへったくれもないな。

アベラルド、当時10才。

容姿も整っており、老若男女に優しく、身分も高くもなく低くもない伯爵家の嫡男。座学も実技も成績は上位、魔法学と特に身体を動かすことは得意なようで、剣術が得意らしい。
なので、全くモテないわけではないと思うのだが──

そんな息子の未来はどっちな物語。

   ★

全4話で予約投稿済みです。
24h.ポイント 0pt
0
小説 191,952 位 / 191,952件 ファンタジー 44,583 位 / 44,583件

あなたにおすすめの小説

【取り下げ予定】愛されない妃ですので。

ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。 国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。 「僕はきみを愛していない」 はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。 『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。 (ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?) そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。 しかも、別の人間になっている? なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。 *年齢制限を18→15に変更しました。

ボクのサンタの正体は

Debby
ライト文芸
今はジョウホウ社会だから、テレビ、ラジオ(は、ボクは聴かないけれどパパはよく聞いているよ)、ネットや動画など、目や耳から入ってくるジョウホウはタクサンある。 だからなんとなく前から”うたがって”はいたんだ。 そしてボクは見てしまった・・・

男女の友人関係は成立する?……無理です。

しゃーりん
恋愛
ローゼマリーには懇意にしている男女の友人がいる。 ローゼマリーと婚約者ロベルト、親友マチルダと婚約者グレッグ。 ある令嬢から、ロベルトとマチルダが二人で一緒にいたと言われても『友人だから』と気に留めなかった。 それでも気にした方がいいと言われたローゼマリーは、母に男女でも友人関係にはなれるよね?と聞いてみたが、母の答えは否定的だった。同性と同じような関係は無理だ、と。 その上、マチルダが親友に相応しくないと母に言われたローゼマリーは腹が立ったが、兄からその理由を説明された。そして父からも20年以上前にあった母の婚約者と友人の裏切りの話を聞くことになるというお話です。

未来の夫を召喚してしまった!

国樹田 樹
恋愛
召喚士のイレイナは興味本位で「未来の夫」を召喚してみた。 彼女は予想だにしていなかった。 恋人いない歴と生存歴がイコールで繋がる自分にそんなものが『喚び出せる』など。

巨乳令嬢は男装して騎士団に入隊するけど、何故か騎士団長に目をつけられた

狭山雪菜
恋愛
ラクマ王国は昔から貴族以上の18歳から20歳までの子息に騎士団に短期入団する事を義務付けている いつしか時の流れが次第に短期入団を終わらせれば、成人とみなされる事に変わっていった そんなことで、我がサハラ男爵家も例外ではなく長男のマルキ・サハラも騎士団に入団する日が近づきみんな浮き立っていた しかし、入団前日になり置き手紙ひとつ残し姿を消した長男に男爵家当主は苦悩の末、苦肉の策を家族に伝え他言無用で使用人にも箝口令を敷いた 当日入団したのは、男装した年子の妹、ハルキ・サハラだった この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。

強がりなままでいさせて...

ひろとまと
恋愛
幼馴染×初恋

【修正版】可愛いあの子は。

ましろ
恋愛
本当に好きだった。貴方に相応しい令嬢になる為にずっと努力してきたのにっ…! 第三王子であるディーン様とは政略的な婚約だったけれど、穏やかに少しずつ思いを重ねて来たつもりでした。 一人の転入生の存在がすべてを変えていくとは思わなかったのです…。 ✻こちらは以前投稿していたものの修正版です。 途中から展開が変わっています。

乗っ取られた家がさらに乗っ取られた。面白くなってきたので、このまま見守っていていいですか?

雪野原よる
恋愛
不幸な境遇の中で廃嫡され、救い出されて、国王の補佐官として働き始めた令嬢ユーザリア。追い出した側である伯爵家が次々と不幸に見舞われる中、国王とユーザリアの距離は近付いていき……  ※このあらすじで多分嘘は言っていない  ※シリアスの皮を被ったコメディです  ※これで恋愛ものだと言い張る