孤高の皇帝は唯一欲した

マロン株式

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少女は少年を見ていた

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レイシスへ

貴方は一国の運命を変える広大な計画を、本当にやり遂げた凄い人よ。

貴方の家族は天国で貴方を誇りに思うでしょう。

民もまた 貴方を認めた。



きっとこれから、貴方は大忙しね。



私は本来、貴方に不幸な事が無ければ関わる事はなかった。

不幸のどん底に貴方が落ちてきたから私達は出会う事が出来た。

それを良かったと思う私は酷い女と貴方は思うでしょう。

貴方は苦労した分、これから目一杯幸せにならなくてはいけないわ。

一緒に色々意見を出し合ったり、仲間を探して領土を回ったり、3年間過ごした日々はあっという間で、夢のようで…不謹慎にも 凄く、楽しかった。

貴方が民に望まれ、花冠式を行える事になって、心の底から嬉しかった。

貴方との日々は私の誇りであり、糧になった。

そして、貴方はもう大丈夫だと、この間確信したの。

だから、貴方は次の作戦を実行よ!

国を立て直して、名君となり歴史に名を残す。

それには私の存在は、足を引っ張ってしまうから、私が協力出来るのは此処までよ。

あーあー、男だったら懐刀でも良かったんだけど…

私 力も無いし、喧嘩も弱いし、身分も無いし、頭も…大人の人達より良くないもの。
これから作戦は王宮のお偉方と練るのよ?

遠くから見守っているわ。


いつまでも、私は貴方の味方よ。

それを忘れないでね。

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