孤高の皇帝は唯一欲した

ある所に 1つの大陸に5つの国が隣接し合っていた。

その中で

大国であるフロイス皇国は変革の時を迎えていた。


人民による革命が行われたのだ。



民衆が決死の覚悟で、王政廃止の為

数年がかりで王家滅亡の手前まで追い詰め、残りは行方不明の皇太子…否、齢12歳となる皇帝のみ。

皆が王家断絶の為 皇帝を探し求めた。


しかし、そんな最中


隣国レヴァネル国は好機とばかりにフロイス皇国の民を殲滅しようと攻め入って来た。

クーデターで混乱状態にあった民は統制が取れず、あっという間に国は炎に包まれ、蹂躙されてゆくのをただ眺めている事しか出来ない。


そこに、軍を率いて現れたのが
人々が探し求めた若き皇帝、齢12のレイシス・デ・フロイス

第15代皇帝だった。

皇帝は隣国に侵略されかけた局面を瞬く間にひっくり返し、再びフロイスの皇帝の座についた。

もう誰も、文句は出なかった。

荒れた国を立て直しはじめて、その手腕は見事なばかりと、皆が褒めちぎる。


けれども、笑いもしない、必要とあれば容赦のない、冷血を想像させる

その姿に、人々は彼を「孤高の皇帝」と呼んだ。

ーー
ーーーー
思い付き、
勢いで書いてます。

短編です。
完結しました。




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