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神楽様はピンチ?!⑤
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「本気なのか?神楽、お前だったら、女の子だって選び放題だっていうのに。」
「選び放題って、おまえなぁ。」
何が違うのかわからないと言いたそうな顔で、こちらをのぞき込む。
「違うの?まあ、どっちみち、あんな奴やめとけよ。気が弱そうな奴を好き勝手やりたいんだったら、俺はとめないけどさ。」
「そんなじゃないから、あと、いくらお前でも言っていいことと、悪いことがあるからな。俺は真剣なんだ。余計な詮索はするな。」
「はいはい。そういうことに今日はしときますよ。じゃあな。」
そう言うと、京二は来た道を戻っていった。こういう時のあいつは、感が鋭い。今の会話だけでも、何か情報を得ているかもしれない。京二は人の言動やらの、ちょっとした仕草や表情で人のことを見破る。繁華街の外れにテントを構える、ちょっとした占い師みたいな奴だ。もちろん、あいつに専門的な知識があるわけではないのだが。
「選び放題って、おまえなぁ。」
何が違うのかわからないと言いたそうな顔で、こちらをのぞき込む。
「違うの?まあ、どっちみち、あんな奴やめとけよ。気が弱そうな奴を好き勝手やりたいんだったら、俺はとめないけどさ。」
「そんなじゃないから、あと、いくらお前でも言っていいことと、悪いことがあるからな。俺は真剣なんだ。余計な詮索はするな。」
「はいはい。そういうことに今日はしときますよ。じゃあな。」
そう言うと、京二は来た道を戻っていった。こういう時のあいつは、感が鋭い。今の会話だけでも、何か情報を得ているかもしれない。京二は人の言動やらの、ちょっとした仕草や表情で人のことを見破る。繁華街の外れにテントを構える、ちょっとした占い師みたいな奴だ。もちろん、あいつに専門的な知識があるわけではないのだが。
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