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6.これからのこと
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「あのさ、とりあえずなんだけど、先に俺のやつをとっていい?」
レオナルドはそう言って、首の魔力封じを指差す。
「うん、いいよ。
どうすればいい?」
「手を繋いでくれれば、いい。」
「じゃ、どうぞ」
レオナルドに手を差し出す。
レオナルドはその手を取り、魔力を込める。
すると、二人の周りに光がひかり、一瞬で首の魔力封じは割れ、床にゴトっと落ちる。
レオナルドは首輪が取れた首をさすり、
「あー、すっきりした。
最悪、一生このままかと思ったよ。
キャロ、本当にありがとう。」
レオナルドは出会ってから、一番の笑顔を見せる。
魔力どうのこうのは、正直よくわからない。
でも、少なくとも、首に鉄の首輪は重いし、動きにくいし、これが長い間、先が見えない中にあったらと考えるといたたまれない。
「私達、お互い出会って良かったですね。
でなければ、どうなっていたか、わからない状況でした。」
「ああ、二人共、お互いに救われた。
俺達いい相棒になれるよ。
それで、話は変わるけど、キャロの場合は逆に勝手にギフトを使われないように魔力を封じて、他の魔法師達に気づかれないようにしようと思う。」
「えー、私、あの首輪ですか?
つらい。」
キャロライナはがっくりうなだれる。
「いやいや、あれは俺レベルがつけるやつ。
キャロは指輪か、細いネックレスぐらいで大丈夫。
明日早速買いに行こう。
プレゼントするよ。
とりあえず、それまでは俺の保護魔法で結界を張っておく。」
「あのぅ、それがあれば、別に指輪とかいただかなくても、いいのでは?」
「まぁ、やろうと思えば、全然できるけど、それだと俺にいつも居場所把握されるよ。
例えば、トイレとかも。」
「あー、それはちょっと。
指輪でお願いします。」
「うん、そうなるよな。」
「はい。」
次の日、二人はダーネル王国の王都で、指輪を選んでいた。
「好きなの選んでいいよ。
俺、こう見えて、金あるから。」
「ふふ、レオはお金持ちそうに見えましたよ。
こちらに来てからは。
だって、邸大きいから。」
「まぁ、そうか。」
キャロライナは、ショーケースを覗いていると、銀色のハートに囲まれた中に青色の宝石が入った指輪が気になった。
「お客様、そちらの真ん中にある石は、サファイアでして、シックなお客様の装いにピッタリですよ。」
「じゃあ、これにします。」
キャロライナは、すっかり気に入って、指にはめて、しげしげと指輪を眺める。
すると何故か、レオナルドが顔を赤くして、
「本当にそれでいいの?
色々と誤解を生むけど。」
キャロライナは意味が分からず、キョトンとする。
「まぁ、キャロがいいなら、俺はいいけど。」
あっ、これ、もしかして、レオの瞳の色ってこと?
しかも、ハートの中に。
恋人同士って誤解されるよね。
「あー、やっぱり違うのに、するかなぁ。」
と慌てて、周りの指輪を見渡すが、どう考えても、この指輪が一番可愛いい。
「ごめん、これが気にいった。
どうしても、これがいい。」
ちらっと、レオナルドを見ながら言うと、
「うん、じゃこれにしよう。」
帰りの馬車は微妙な雰囲気になったが、レオナルドはしっかりと魔力封じを指輪に込めてくれた。
レオナルドはそう言って、首の魔力封じを指差す。
「うん、いいよ。
どうすればいい?」
「手を繋いでくれれば、いい。」
「じゃ、どうぞ」
レオナルドに手を差し出す。
レオナルドはその手を取り、魔力を込める。
すると、二人の周りに光がひかり、一瞬で首の魔力封じは割れ、床にゴトっと落ちる。
レオナルドは首輪が取れた首をさすり、
「あー、すっきりした。
最悪、一生このままかと思ったよ。
キャロ、本当にありがとう。」
レオナルドは出会ってから、一番の笑顔を見せる。
魔力どうのこうのは、正直よくわからない。
でも、少なくとも、首に鉄の首輪は重いし、動きにくいし、これが長い間、先が見えない中にあったらと考えるといたたまれない。
「私達、お互い出会って良かったですね。
でなければ、どうなっていたか、わからない状況でした。」
「ああ、二人共、お互いに救われた。
俺達いい相棒になれるよ。
それで、話は変わるけど、キャロの場合は逆に勝手にギフトを使われないように魔力を封じて、他の魔法師達に気づかれないようにしようと思う。」
「えー、私、あの首輪ですか?
つらい。」
キャロライナはがっくりうなだれる。
「いやいや、あれは俺レベルがつけるやつ。
キャロは指輪か、細いネックレスぐらいで大丈夫。
明日早速買いに行こう。
プレゼントするよ。
とりあえず、それまでは俺の保護魔法で結界を張っておく。」
「あのぅ、それがあれば、別に指輪とかいただかなくても、いいのでは?」
「まぁ、やろうと思えば、全然できるけど、それだと俺にいつも居場所把握されるよ。
例えば、トイレとかも。」
「あー、それはちょっと。
指輪でお願いします。」
「うん、そうなるよな。」
「はい。」
次の日、二人はダーネル王国の王都で、指輪を選んでいた。
「好きなの選んでいいよ。
俺、こう見えて、金あるから。」
「ふふ、レオはお金持ちそうに見えましたよ。
こちらに来てからは。
だって、邸大きいから。」
「まぁ、そうか。」
キャロライナは、ショーケースを覗いていると、銀色のハートに囲まれた中に青色の宝石が入った指輪が気になった。
「お客様、そちらの真ん中にある石は、サファイアでして、シックなお客様の装いにピッタリですよ。」
「じゃあ、これにします。」
キャロライナは、すっかり気に入って、指にはめて、しげしげと指輪を眺める。
すると何故か、レオナルドが顔を赤くして、
「本当にそれでいいの?
色々と誤解を生むけど。」
キャロライナは意味が分からず、キョトンとする。
「まぁ、キャロがいいなら、俺はいいけど。」
あっ、これ、もしかして、レオの瞳の色ってこと?
しかも、ハートの中に。
恋人同士って誤解されるよね。
「あー、やっぱり違うのに、するかなぁ。」
と慌てて、周りの指輪を見渡すが、どう考えても、この指輪が一番可愛いい。
「ごめん、これが気にいった。
どうしても、これがいい。」
ちらっと、レオナルドを見ながら言うと、
「うん、じゃこれにしよう。」
帰りの馬車は微妙な雰囲気になったが、レオナルドはしっかりと魔力封じを指輪に込めてくれた。
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