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3.バーナードが戻る
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「領主様、只今戻りました。」
「お疲れ様。
ありがとう。」
バーナードさんは約束通り二日後に来てくれた。
「こいつもついて来たけれど、いいかい?」
バーナードさんの後ろには、ひょろっとした貴族のような顔立ちの男性が立っている。
「ええ、護衛なら大歓迎よ。」
「いや、違う。
こいつは、どっちかというと、頭脳派なんだ。
戦略とか立てたりする方。
こいつは俺に懐いていて、俺の行く先に必ずついて来るんだ。」
「そうなの?
では、よろしくね。
お名前は?」
「こいつはエイデン。
人見知りだから、なかなか話さないんだよ。
その内スイッチが入ったように話し出すから、待っていて。
でも、戦略はピカイチだから、俺が保証する。」
「そう。
バーナードさんが言うなら信じるわ。」
「はは領主様、俺達知り合って、まだ三回しか会ってないぜ。」
「そうね。
でも、もうすでにバーナードさんは、私の命の恩人だから、信じているわ。」
「まぁ、そう言われたらそうだな。」
「バーナードさん、私のことはアリシアと呼んで。」
「わかったぜ。
俺にさん付けはいらない。
じゃあ、早速二人でこの邸の警備状況を確認して来るよ。」
「わかったわ。
案内ならダニエルに聞いて。
ダニエルがこの邸全体の警備の指揮を取っているから。」
「わかった。」
「じゃあ行こうか。
アリシア様、僕はそばを離れるんで、居室まで送ります。」
「わかったわ。」
アリシアを居室に送り、ダニエルとバーナード、エイデンの三人になる。
「さあ、行こうか。」
ダニエルの先導で歩き出す。
「僕はダニエルだ。
来てくれてありがとう。
今私兵が少ないから、とても助かるよ。」
「ああ、アリシア様から事情は聞いた。
本当は勤め先があるから、断るつもりだったんだが、話をしているとアリシア様が可哀想になってな。
あんなに若くていい女なのに、心配事は領民の暮らしと自分の命って、男爵令嬢でそんな思いしてるのは、多分アリシア様ぐらいだろうと思って。
立場的には、男爵当主だから仕方ないのかもしれないけど。」
「ああ、アリシア様には大変な思いをさせてしまっている。
僕の力不足で。」
「ダニエルさんのせいじゃないさ。
これからは俺達もいるから、良くしていこうぜ。」
「ああ、ありがとう。」
「早速だけど、アリシア様の部屋は今一人にしても安全なのか?」
「一応、何かあったら隠れる小部屋があるんだ。
普通に部屋を見ても、わからないようになっている。
そこから、更に僕の部屋に逃げれるようになっているんだ。
僕の方からは、行けないけど。」
「なるほど。
その仕組みを作ったのは?」
エイデンが突然話し出す。
「エイデン、やっと話す気になったな。」
バーナードがホッとする。
「エイデンさん、それは亡くなった前クスター男爵様です。
亡くなられる少し前に邸を改築して、アリシア様の部屋に隠し部屋を作り、僕の部屋をアリシア様の隣に移して、住まわせたのです。
その頃から盗賊の脅威が高まっていたので。」
「なるほど。
ではダニエルさんは一日中、休むことなくアリシア様を守ってらっしゃるのですね。」
「僕は自室で寝たり、鍛錬のために離れることがあるけれど、それ以外ではいつでもアリシア様をお守りするためにそばにいるよ。」
「それは、休まる時がない大変な生活ですね。
ダニエルさんは、ずっと気を張って生きているのですね。」
「そうなのかな。
もうこれが普通だけどね、僕の場合は。」
三人は邸の中から始まり、邸の外側、門の外側まで順に見て周る。
「こんなに邸の周りの敷地が大きいと無駄に警備の人数がかかるな。
庭だけで、何人兵を立てているんだ?」
「本当は十人は欲しいけれど、実際には五人くらいだ。」
「それじゃあ隙ができて、すべてに目が届ききらない。
邸に侵入者はいるのか?」
「まれにいるんだ。
だからこそ僕は、アリシア様と常に共にいて、いつ襲われても動けるように、心してそばにいるんだ。」
「この警備の人数なら、侵入する前にしばらく眺めて私兵の動きを掴んでしまえば、邸に入るのは容易いな。」
「ダニエルさん、人が少ないのはもう仕方ないとして、防衛にかける財源は男爵家にあるのかい?」
「ああ、それに関しては大丈夫だ。
そのせいもあって、この領地は狙われているのだから。
ここには、金山も銀山もあって資源は豊富なんだよ。」
「すごいな。
それじゃあ、盗賊も黙っていられないな。」
「そう言うことだ。」
「じゃあ早速エイデン、この邸の防衛の戦略を立ててくれ。」
「わかった。」
エイデンは、邸の周りの敷地を見渡す。
広い鍛錬場、馬場、庭園、何をとっても大きい。
人材が豊かであれば、これだけ広くても問題はないが、この人手不足の中では、目が届かず穴だらけになってしまうところが致命的だ。
ダニエルさんが、アリシア様のそばに常にいて、何とかアリシア様を守っているのが、現状と言うのはよくわかる。
この邸に対して、私兵が少ないから、盗賊達の敷地への侵入を易々と許し、ダニエルさんが直接戦わなければならない構図になっている。
そんな中、ダニエルさんはよくこれで、アリシア様を守って来たな。
アリシア様とダニエルさんは、本人達は領主と護衛のつもりでいるが、前男爵はあの部屋の配置にし、ダニエルさんにアリシア様を守ってもらうように、委ねているようにしか見えない。
二人はお互いをどう思って、いつもそばにいるんだ?
僕がアリシア様の夫になったら、どうかと思っていたけれど。
どうやらそううまくはいかないような雰囲気が二人にはあると、エイデンは思った。
「アリシア様も来ていただきありがとうございます。」
翌日、応接室でエイデンとバーナード、アリシアとダニエルで集まっている。
エイデンさんは、人見知りと聞いていたけれど、ここにもう馴染んだのかしら?
私とダニエルの前なのに、声を張ってお話ししているわ。
「昨日、ダニエルさんに案内してもらって、邸とその周辺を見てまわりました。
結論から言いますと、このままだといつダニエルさんが倒れてしまってもおかしくない状況です。
そうなる前に、早急に手を打ちましょう。」
「そうね。
私もダニエルことはずっと心配しているの。」
「では、昨日僕が作成したこちらの案をご覧ください。」
エイデンはテーブルの上に、邸を上から見た図を広げる。
「これが僕の案です。」
「これは?」
アリシアは、邸を取り囲む四角の線のような形が気になった。
「これは、私兵を最小限にする案の要になるものです。
この線に見えるものは塀です。
今現在の塀は敷地が大きすぎて、すべてに目が届かず、侵入者を許してしまっています。
私兵が動いてその場を去れば、その場所はそのまま抜け穴になってしまいます。
だから、邸の塀の内側にもう一つ塀を作り二重にします。
塀が小さいと見守る私兵の数は一辺ずつを見守る四人で済んで、私兵が動くことによる死角もありません。
私兵は動かず、ただじっと一辺だけを見続ければ、侵入者を防げます。」
「それでは、四角い塀の外側の敷地は侵入者が入ることになるけれど、それはいいの?」
「外側は、畑、馬場、鍛錬場などですが、こちらは家財がなく、襲ってもうまみがない。
だから被害があっても、取り返しがつく。
人員が増えるまでとりあえずは、仕方ないのではないでしょうか?
人員が増えたら、その場にも設けましょう。」
「わかったわ。
何より人の命が一番ですものね。
そしたら、早速明日から塀造りはできるのかしら。」
「俺が中心になってやるよ。
このままの状態が長引けば、それだけ危険だからな。」
バーナードが引き受ける。
「だったら、ギルドで工員を募集してください。
工員なら、すぐに集まると思います。」
「ああ、わかった。
そしたら早速募集をかけて来るよ。」
「よろしくお願いします。」
「これも大切なことですが、塀の先の先端は剣先のようにしましょう。
できるだけ侵入を嫌がる構造にしないと、侵入者があるたびに対応するのは、大変です。」
「そうね。
それもお願いできるかしら。」
「わかったよ。
後から楽になるって言われたら、やらないわけにいかないからな。」
私達は、邸の警備強化に動き出した。
「お疲れ様。
ありがとう。」
バーナードさんは約束通り二日後に来てくれた。
「こいつもついて来たけれど、いいかい?」
バーナードさんの後ろには、ひょろっとした貴族のような顔立ちの男性が立っている。
「ええ、護衛なら大歓迎よ。」
「いや、違う。
こいつは、どっちかというと、頭脳派なんだ。
戦略とか立てたりする方。
こいつは俺に懐いていて、俺の行く先に必ずついて来るんだ。」
「そうなの?
では、よろしくね。
お名前は?」
「こいつはエイデン。
人見知りだから、なかなか話さないんだよ。
その内スイッチが入ったように話し出すから、待っていて。
でも、戦略はピカイチだから、俺が保証する。」
「そう。
バーナードさんが言うなら信じるわ。」
「はは領主様、俺達知り合って、まだ三回しか会ってないぜ。」
「そうね。
でも、もうすでにバーナードさんは、私の命の恩人だから、信じているわ。」
「まぁ、そう言われたらそうだな。」
「バーナードさん、私のことはアリシアと呼んで。」
「わかったぜ。
俺にさん付けはいらない。
じゃあ、早速二人でこの邸の警備状況を確認して来るよ。」
「わかったわ。
案内ならダニエルに聞いて。
ダニエルがこの邸全体の警備の指揮を取っているから。」
「わかった。」
「じゃあ行こうか。
アリシア様、僕はそばを離れるんで、居室まで送ります。」
「わかったわ。」
アリシアを居室に送り、ダニエルとバーナード、エイデンの三人になる。
「さあ、行こうか。」
ダニエルの先導で歩き出す。
「僕はダニエルだ。
来てくれてありがとう。
今私兵が少ないから、とても助かるよ。」
「ああ、アリシア様から事情は聞いた。
本当は勤め先があるから、断るつもりだったんだが、話をしているとアリシア様が可哀想になってな。
あんなに若くていい女なのに、心配事は領民の暮らしと自分の命って、男爵令嬢でそんな思いしてるのは、多分アリシア様ぐらいだろうと思って。
立場的には、男爵当主だから仕方ないのかもしれないけど。」
「ああ、アリシア様には大変な思いをさせてしまっている。
僕の力不足で。」
「ダニエルさんのせいじゃないさ。
これからは俺達もいるから、良くしていこうぜ。」
「ああ、ありがとう。」
「早速だけど、アリシア様の部屋は今一人にしても安全なのか?」
「一応、何かあったら隠れる小部屋があるんだ。
普通に部屋を見ても、わからないようになっている。
そこから、更に僕の部屋に逃げれるようになっているんだ。
僕の方からは、行けないけど。」
「なるほど。
その仕組みを作ったのは?」
エイデンが突然話し出す。
「エイデン、やっと話す気になったな。」
バーナードがホッとする。
「エイデンさん、それは亡くなった前クスター男爵様です。
亡くなられる少し前に邸を改築して、アリシア様の部屋に隠し部屋を作り、僕の部屋をアリシア様の隣に移して、住まわせたのです。
その頃から盗賊の脅威が高まっていたので。」
「なるほど。
ではダニエルさんは一日中、休むことなくアリシア様を守ってらっしゃるのですね。」
「僕は自室で寝たり、鍛錬のために離れることがあるけれど、それ以外ではいつでもアリシア様をお守りするためにそばにいるよ。」
「それは、休まる時がない大変な生活ですね。
ダニエルさんは、ずっと気を張って生きているのですね。」
「そうなのかな。
もうこれが普通だけどね、僕の場合は。」
三人は邸の中から始まり、邸の外側、門の外側まで順に見て周る。
「こんなに邸の周りの敷地が大きいと無駄に警備の人数がかかるな。
庭だけで、何人兵を立てているんだ?」
「本当は十人は欲しいけれど、実際には五人くらいだ。」
「それじゃあ隙ができて、すべてに目が届ききらない。
邸に侵入者はいるのか?」
「まれにいるんだ。
だからこそ僕は、アリシア様と常に共にいて、いつ襲われても動けるように、心してそばにいるんだ。」
「この警備の人数なら、侵入する前にしばらく眺めて私兵の動きを掴んでしまえば、邸に入るのは容易いな。」
「ダニエルさん、人が少ないのはもう仕方ないとして、防衛にかける財源は男爵家にあるのかい?」
「ああ、それに関しては大丈夫だ。
そのせいもあって、この領地は狙われているのだから。
ここには、金山も銀山もあって資源は豊富なんだよ。」
「すごいな。
それじゃあ、盗賊も黙っていられないな。」
「そう言うことだ。」
「じゃあ早速エイデン、この邸の防衛の戦略を立ててくれ。」
「わかった。」
エイデンは、邸の周りの敷地を見渡す。
広い鍛錬場、馬場、庭園、何をとっても大きい。
人材が豊かであれば、これだけ広くても問題はないが、この人手不足の中では、目が届かず穴だらけになってしまうところが致命的だ。
ダニエルさんが、アリシア様のそばに常にいて、何とかアリシア様を守っているのが、現状と言うのはよくわかる。
この邸に対して、私兵が少ないから、盗賊達の敷地への侵入を易々と許し、ダニエルさんが直接戦わなければならない構図になっている。
そんな中、ダニエルさんはよくこれで、アリシア様を守って来たな。
アリシア様とダニエルさんは、本人達は領主と護衛のつもりでいるが、前男爵はあの部屋の配置にし、ダニエルさんにアリシア様を守ってもらうように、委ねているようにしか見えない。
二人はお互いをどう思って、いつもそばにいるんだ?
僕がアリシア様の夫になったら、どうかと思っていたけれど。
どうやらそううまくはいかないような雰囲気が二人にはあると、エイデンは思った。
「アリシア様も来ていただきありがとうございます。」
翌日、応接室でエイデンとバーナード、アリシアとダニエルで集まっている。
エイデンさんは、人見知りと聞いていたけれど、ここにもう馴染んだのかしら?
私とダニエルの前なのに、声を張ってお話ししているわ。
「昨日、ダニエルさんに案内してもらって、邸とその周辺を見てまわりました。
結論から言いますと、このままだといつダニエルさんが倒れてしまってもおかしくない状況です。
そうなる前に、早急に手を打ちましょう。」
「そうね。
私もダニエルことはずっと心配しているの。」
「では、昨日僕が作成したこちらの案をご覧ください。」
エイデンはテーブルの上に、邸を上から見た図を広げる。
「これが僕の案です。」
「これは?」
アリシアは、邸を取り囲む四角の線のような形が気になった。
「これは、私兵を最小限にする案の要になるものです。
この線に見えるものは塀です。
今現在の塀は敷地が大きすぎて、すべてに目が届かず、侵入者を許してしまっています。
私兵が動いてその場を去れば、その場所はそのまま抜け穴になってしまいます。
だから、邸の塀の内側にもう一つ塀を作り二重にします。
塀が小さいと見守る私兵の数は一辺ずつを見守る四人で済んで、私兵が動くことによる死角もありません。
私兵は動かず、ただじっと一辺だけを見続ければ、侵入者を防げます。」
「それでは、四角い塀の外側の敷地は侵入者が入ることになるけれど、それはいいの?」
「外側は、畑、馬場、鍛錬場などですが、こちらは家財がなく、襲ってもうまみがない。
だから被害があっても、取り返しがつく。
人員が増えるまでとりあえずは、仕方ないのではないでしょうか?
人員が増えたら、その場にも設けましょう。」
「わかったわ。
何より人の命が一番ですものね。
そしたら、早速明日から塀造りはできるのかしら。」
「俺が中心になってやるよ。
このままの状態が長引けば、それだけ危険だからな。」
バーナードが引き受ける。
「だったら、ギルドで工員を募集してください。
工員なら、すぐに集まると思います。」
「ああ、わかった。
そしたら早速募集をかけて来るよ。」
「よろしくお願いします。」
「これも大切なことですが、塀の先の先端は剣先のようにしましょう。
できるだけ侵入を嫌がる構造にしないと、侵入者があるたびに対応するのは、大変です。」
「そうね。
それもお願いできるかしら。」
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後から楽になるって言われたら、やらないわけにいかないからな。」
私達は、邸の警備強化に動き出した。
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