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激突!ランキング戦
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僕がデリヘルのスタッフになって半年が過ぎた。
腰掛けのお手伝いのつもりで始めた仕事だったが、なかなか面白い仕事で今ではやり甲斐も感じている。
ここ半年で大きく変わったのは店内のランキング争いだ。
今でもランキングナンバー1は瑠璃ちゃんが死守している。
僕が入った当初はナンバー1の瑠璃ちゃんの月間本指名数は30本台だったが先月は50本を超えていた。
なんでそんなに本指名数が増えているかというと、茉莉の猛追が原因だった。
先月は数本差で瑠璃ちゃんが逃げ切ったが、今月は更に肉薄していた。
この2人に引っ張られ他のキャストの本指名数も激増していた。
特に目を引いたのは先月ナンバー3に入った香澄ちゃんだった。
相談に乗った後の香澄ちゃんの変化は凄かった。
先月は遂に桃ちゃんがナンバー4に落ちてしまったのだ。
桃ちゃんも相当悔しがっていたので今月はリベンジに燃えている。
楓ちゃんも上位陣の苛烈さに当てられ必死に離されないように頑張っている。
他のキャストも月間本指名数10本台が増えて10本未満は数える程度になった。
そうなって来るとお客さんの評判も上昇し入客数自体も増えていった。
事前予約を本指名に限定した効果もあり、当日は電話受付開始から電話が殺到し予約困難なお店となった。
結果的にお客さんに飢餓感を与える効果もでて更に電話が増えるようになった。
現時点で瑠璃ちゃんも茉莉も既に本指名数は60本を超えていた。
香澄ちゃんと桃ちゃんは3位争いをしていて双方共に本指名数は30本を大きく超えて40本に迫る勢いだった。
今日は香澄ちゃんの予約に少し空きがあり事務所に戻って待機に入ったので声を掛けた。
「香澄ちゃん凄いね!」
「いやー佐々木さんのお陰です。最初はコツを掴むまで四苦八苦しましたけど、コツを掴めたら本指名も一気に増えましたw」
「簡単にいうけどコツを掴むのって大変だったでしょ。香澄ちゃんの頑張りの結果だよ!」
「ありがとうございます!佐々木さんの言ってた事って今こうやって本指名が取れるようになって初めてわかりましたw今になって思えば、あれじゃ本指名なんて取れないよねwって自分でも思っちゃいますよw」
「そうだね!成功体験が無いと分からない事って沢山あるからね!」
なんか、人が成長するのって、ちょっと感動しちゃいました。
瑠璃ちゃんと茉莉は、ほぼ事前予約で完売なので出勤時以外は顔を合わせる事もほとんど有りません。
今月も残り1週間を切りラストスパートです。帰宅後、茉莉と少し話をしましたが
「このまま行けば今月は私がナンバー1だよ!」
と早々に勝利宣言をしていました。
「まあ、最後まで分からないけど、予約数で見るとギリギリ勝てそうだね!」
「まあ、瑠璃も必死だからねwww」
「確かにここ数ヶ月そんな感じだね。」
「私にだけは負けたくないだろうしねw」
「前から気になってたけどライバルだから?仲悪いの?」
「うーん、そーゆー訳じゃないかな?まーお互い元カノだしねwww」
「え?え?え???どゆこと?」
「昔付き合ってたから元カノwww」
「え?マジ?そーなの?ってか、初耳なんだけど!」
「うーんwそーだっけwwwまあ色々あるさw」
「えーマジかwえー衝撃の告白なんだがwww」
「ちなみにさ、私ってMっぽいでしょ?んで瑠璃ってSっぽいでしょ?」
「うん」
「だけど、付き合ってみたら両方ともドMだったwww」
「え?それが別れた理由?」
「そうそうwだから仲は悪くないんだよねw」
衝撃的な事実を知ってちょっとパニクってる間に結果が出ました。
最終的に
ナンバー1は本指名数74で茉莉
ナンバー2は本指名数71で瑠璃ちゃん
ナンバー3は本指名数43で香澄ちゃん
ナンバー4は本指名数42で桃ちゃん
ナンバー5は本指名数35で楓ちゃん
これが今月の上位5名でした。
腰掛けのお手伝いのつもりで始めた仕事だったが、なかなか面白い仕事で今ではやり甲斐も感じている。
ここ半年で大きく変わったのは店内のランキング争いだ。
今でもランキングナンバー1は瑠璃ちゃんが死守している。
僕が入った当初はナンバー1の瑠璃ちゃんの月間本指名数は30本台だったが先月は50本を超えていた。
なんでそんなに本指名数が増えているかというと、茉莉の猛追が原因だった。
先月は数本差で瑠璃ちゃんが逃げ切ったが、今月は更に肉薄していた。
この2人に引っ張られ他のキャストの本指名数も激増していた。
特に目を引いたのは先月ナンバー3に入った香澄ちゃんだった。
相談に乗った後の香澄ちゃんの変化は凄かった。
先月は遂に桃ちゃんがナンバー4に落ちてしまったのだ。
桃ちゃんも相当悔しがっていたので今月はリベンジに燃えている。
楓ちゃんも上位陣の苛烈さに当てられ必死に離されないように頑張っている。
他のキャストも月間本指名数10本台が増えて10本未満は数える程度になった。
そうなって来るとお客さんの評判も上昇し入客数自体も増えていった。
事前予約を本指名に限定した効果もあり、当日は電話受付開始から電話が殺到し予約困難なお店となった。
結果的にお客さんに飢餓感を与える効果もでて更に電話が増えるようになった。
現時点で瑠璃ちゃんも茉莉も既に本指名数は60本を超えていた。
香澄ちゃんと桃ちゃんは3位争いをしていて双方共に本指名数は30本を大きく超えて40本に迫る勢いだった。
今日は香澄ちゃんの予約に少し空きがあり事務所に戻って待機に入ったので声を掛けた。
「香澄ちゃん凄いね!」
「いやー佐々木さんのお陰です。最初はコツを掴むまで四苦八苦しましたけど、コツを掴めたら本指名も一気に増えましたw」
「簡単にいうけどコツを掴むのって大変だったでしょ。香澄ちゃんの頑張りの結果だよ!」
「ありがとうございます!佐々木さんの言ってた事って今こうやって本指名が取れるようになって初めてわかりましたw今になって思えば、あれじゃ本指名なんて取れないよねwって自分でも思っちゃいますよw」
「そうだね!成功体験が無いと分からない事って沢山あるからね!」
なんか、人が成長するのって、ちょっと感動しちゃいました。
瑠璃ちゃんと茉莉は、ほぼ事前予約で完売なので出勤時以外は顔を合わせる事もほとんど有りません。
今月も残り1週間を切りラストスパートです。帰宅後、茉莉と少し話をしましたが
「このまま行けば今月は私がナンバー1だよ!」
と早々に勝利宣言をしていました。
「まあ、最後まで分からないけど、予約数で見るとギリギリ勝てそうだね!」
「まあ、瑠璃も必死だからねwww」
「確かにここ数ヶ月そんな感じだね。」
「私にだけは負けたくないだろうしねw」
「前から気になってたけどライバルだから?仲悪いの?」
「うーん、そーゆー訳じゃないかな?まーお互い元カノだしねwww」
「え?え?え???どゆこと?」
「昔付き合ってたから元カノwww」
「え?マジ?そーなの?ってか、初耳なんだけど!」
「うーんwそーだっけwwwまあ色々あるさw」
「えーマジかwえー衝撃の告白なんだがwww」
「ちなみにさ、私ってMっぽいでしょ?んで瑠璃ってSっぽいでしょ?」
「うん」
「だけど、付き合ってみたら両方ともドMだったwww」
「え?それが別れた理由?」
「そうそうwだから仲は悪くないんだよねw」
衝撃的な事実を知ってちょっとパニクってる間に結果が出ました。
最終的に
ナンバー1は本指名数74で茉莉
ナンバー2は本指名数71で瑠璃ちゃん
ナンバー3は本指名数43で香澄ちゃん
ナンバー4は本指名数42で桃ちゃん
ナンバー5は本指名数35で楓ちゃん
これが今月の上位5名でした。
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