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拾ったモノは私のモノ!

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 茉莉まつりは佐々木が童貞だと聞いて動揺しながら思い出していた。

 佐々木が道端で泣きながら寝てしまい茉莉まつりは声を掛けたのはいいが、どうしようかと少し考えていた。

 結局、何故かその時は「とりあえず連れて帰ろう」と思い立ちタクシーに何とか乗せて家まで連れて帰ったのだった。

 家に着くと佐々木の服を脱がして自分のTシャツを着せてベッドまで運んだ。佐々木は起きる様子も無くイビキをかいて寝ていた。

 下半身全裸で大の字に寝ている佐々木をふと見た茉莉まつりの目に入ったのは佐々木の股間だった。

「え?デカくね?」

 茉莉まつりは思わず声に出した。そして興味本意で近づいて観察を始めた。

 指で触ったりしながら反応を観ているとムクムクとし始めた。佐々木はイビキをかいて寝ているが触ってるうちにみるみる大きくなっていった。

「え?おもしろ~www」

 寝てるのに大きくなっていく佐々木の股間を見ながらケタケタと笑い始めた。

「眠姦プレイとか全く興味なかったけど・・・なるほど、これは興奮だわwww」

 茉莉まつりはおもむろに自分の股間に手をやると

「は?凄い濡れてるんだが?」

 と興奮している自分に驚きながら、さも新しい発見のごとく

「これいるんじゃね?」

 と呟きながら佐々木の顔色を見ながらゆっくりと挿入してみた。

 途中、佐々木のイビキが止まるたびに起きないかドキドキしながらゆっくりゆっくり挿入した。

 佐々木のチ◯コは強烈だった。奥まで挿入すると茉莉まつりの身体は小刻みに痙攣し始めた。

 佐々木が起きないようにゆっくりゆっくり大きくストロークさせながら茉莉まつりの身体はどんどん紅潮し思い切り最奥まで飲み込んだ瞬間に逝きながら失神してしまったのだった。

 そして現在に至る。
 
 茉莉まつりは本人が知らないうちに遊び半分で童貞を奪ってしまった事に微妙な罪悪感を感じていた。

 とりあえずバレないように話しを変えてみた。
「っていうかさ、なんであんな所で寝てたん?」
 と茉莉まつりに聞かれ佐々木は今までの経緯を全て話した。

「そっか・・・。」
 とだけ茉莉まつりは答えた。そして
「だけどビールコップ一杯であれはヤバいねwww」
 と笑い、佐々木も思わず苦笑いした。

 そして茉莉まつりが少し考え込み始めた。佐々木はそれをジっと見つめていた。少しの時間互いに無言になった。

「仕事辞めて行くとこも無いんだったらウチに居なよ。」
 と茉莉まつりが口を開いた。

 佐々木はびっくりして
「え?」
 と聞き返した。

「そもそもさ、道端で佐々木ささっちを拾ったのは私だよ?」
 と茉莉まつりが言った。

「ささっち?」
 と佐々木が思わず呟いた。

「佐々木だからささっち!今日から佐々木ささっちだからね!」

佐々木ささっちは私に拾われたの。持ち主が居なければ自動的に私のモノになるんだよ?」

 わかってる?と、さも当たり前のような口調で話す茉莉まつりに佐々木はただただ気圧されていた。

 だけどそんな訳のわからない理屈を平然と言ってのける茉莉まつりに何とも言えない可愛さと心地よさを感じていた。

 茉莉まつりは本人が知らないうちに奪ってしまった童貞を正規の手順で奪い直せば万事オッケーとか考えていた。

 そんな茉莉まつりの考えを知らない佐々木は少し困惑もしていた。

「何でこんなおっさんに優しくしてくれるの?自分で言うのも何だけどさ、39歳で無職になってさ、しかも彼女居た事も無いようなおっさんだよ?茉莉まつりさんは可愛くて若いし色々とおかしくない?」

 佐々木は自分の思っている疑問を素直に言ってみた。

 しかし、それに対して茉莉まつり
「って言うかさ茉莉まつりさんじゃなくて茉莉まつりって呼んでよ。それと佐々木ささっちは割とイケメンだと思うんだけどさ何で彼女居た事ないの?どんな女性ひとがタイプなの?面食い過ぎて拗らせたの?」

 イケメンとか言われた事ないなぁ~とか思いながら

「好きなタイプって言うか、俺の事好きって言ってくれる人が好きかな?」

 それを聞いて茉莉まつり
「あー受け身タイプなんだねー」

「でもさ、佐々木ささっちレベルだと誘われたりとか無かった?」

 と言う茉莉まつりに佐々木は
「いや~なんかさ、女性からグイグイ来られるとさ何か裏がありそうで怖くてさ・・・。それにさ、百歩譲って上手くいってさ・・・いざホテルとかなったらさ・・・。」
 と言って佐々木は話しを切った。

「え?なんで?」
 と茉莉まつりが不思議そうに言った後に
「だって俺・・・童貞じゃん・・・。」
 と言う佐々木に

「wwwwww」
「難攻不落過ぎ~www」
 と茉莉まつりは大笑いしていた。
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