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1章 追放からの仲間集め編
8人目のメンバー
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コハダさん加入から1週間ほど経ったある日
ニコが俺の家の玄関を勢いよく開けた。
「タナカさん!いました、8人目のメンバーです!!」
「え?ほんとに?」
俺とニコが知り合って、もうそろそろ1ヶ月が経とうとしている。あのときは1ヶ月でみつからなければ解散としていたが、もう7人がそろっている状態で解散させるのは、さすがに5人悪いので自分の中では、解散はなしにしようとしてしていた。
ニコはそろそろ1ヶ月経つと思って焦っていたようだったが…
「すごく身近にいました」
「へ?」
「知り合いに教えてもらったって言ってましたよね?レイドするならタンクからって」
「なんとその知り合いが医術士さんだったんです!、レイド攻略が終わってパーティ解散したらしくて、私達のパーティの話をしたら面白そうって言ってくれて」
「へー」
まあ、たしかに話を聞くだけならメンツだけは面白そうではあるんだけど、俺なら入りたいとは思わないがな
「レイド経験者かぁそれなら安心だ」
「外で待たせてあるので、入ってもらいます」
「イツカさん」
ニコが玄関に行き、招き入れる。
「タナカです、よろしくおねがいします」
「イツカです、ニコがお世話になってます」
「あんたは私の保護者か!」
ニコがツッコミを入れる
「おまえ、すぐ暴走するから、タナカさん大変だろうとおもってな」
「よく、暴走してます」
「ムキーーー!」
ニコは怒って、畑の方にでていった
イツカという名乗ったニコの知り合いは、眼鏡を掛けた、クールな感じの男で、ニコとは正反対といった感じの人であった。
「ニコとはどういった、仲なのですか?」
「恋人かな」
「そ、そうですか…」
ま、まあ世の中にはいろんな愛の形があるからな、男同士でも恋愛する人もいるだろう
「なーんて冗談ですよ」
「あいつがこのゲーム始めたばかりの時に、急に声を掛けてきてそれでいろいろ教えてあげたら仲良くなったって感じです。」
「ああ、そうなんですね、あいつ、誰にでもすぐはなしかけるからなー」
「ですねー」
「でも、なんで、うちに入ろうとおもってくれたんですか?」
「コハダさんが、このパーティにいると聞いて、レクチャー受けたらレベルアップできるかなと思いまして」
「なるほど、分かりました、彼は今日はまだ来てませんが、レベル上げに来ると思うので一緒にダンジョン周回しましょうか」
医術士とは、予防スタンスと治療スタンスという2つのスタンスを戦闘中に臨機応変に切り替えながら、回復をしたりバリアを張ったりしていく。
予防スタンスは、バリアヒーラーという位置づけで、このスタンスでは、『ワクチン接種』などのアビリティで個人バリアを張ったり、『公衆衛生』というアビリティで全体バリアを張れるようようになっている。
しかし同じバリアヒーラーの歌人に比べると、軽減率が低いなどの欠点もある。また、治療スタンスでは、ピュアヒーラーと同じように回復できるようになっている『外科手術』などのアビリティによってHP回復をすることができ、キュアジェのような継続的にHPが回復する『点滴』というアビリティもある。しかしこれらも白魔道士の回復力には劣っている。
また、バッファーとしての一面もあり、『薬剤投与』というアビリティによって見方にバフを付与することできる、バフの種類は薬剤によって異なってくる。
2つのジョブを兼用できるのだが、それぞれ専門のジョブにはかなわないため、相当うまい人が使わないと器用貧乏になってしまうジョブとも言える。
「こんばんわーん、今日もレベル上げ手伝ってねー」
コハダさんがやってきた
「コハダさん、こちらイツカさん、ニコの知り合いで今日からうちのパーティに入ってくれることになりました。」
「コハダです、よろしくー狩人やってます。まだレベル20だけど」
「イツカです、ニコから聞きましたけど、ほんとに狩人やるんですね」
「うん、癒やす側から、癒やされる側になりたくてね」
「自分、医術士やってるのでレクチャーお願いします」
「うん、いいよ、おしえるぐらいなら全然余裕」
「そういうことで、今日はイツカさんとダンジョン周回することになりました」
「いいよ、それはそうとニコリンは?」
「あれ?畑に水やってなかったですか?」
「外にはいなかったな」
TELLを掛けるが出る気配がない…
「いじけてんのかな、ちょっと探してきます」
おれは家の外にでて、ニコを探し始める。
「くっそあいつどこ行きやがったんだ」
しばらく探すが全く姿がみえない。
「いつまでいじけてんだよ」
再三TELLをするが相変わらず、無視されているようだ
当てもなく歩いていると、ニコとあったときに逃げて追い詰められらた、崖が見えてきたその崖の縁に、ニコに似た女の子が立っているのが見える。
「おーい」
「あ!タナカさん」
「なんでTELLでねーんだよ」
「あっ!音切ってました」
「なるほど…」
「やっと8人そろいましたね、私がタナカさんの家を訪ねたのが1ヶ月前です」
「あのときはこっからテレポートして、前のパーティに合ったんだったな」
「そうです、あの嫌みな連中にあったんです」
「いや、今はあのパーティを追放されてよかったと思ってるよ、こうやってニコや他のメンバーと出会えたわけだし」
「そうやっていってもらえると嬉しいです」
ニコは頬を少し赤く染め、照れている様子
「あれから1ヶ月か早かったな、えらく個性的なメンバーが集まったけど」
「個性的ですかね?私は普通だと思ってますけど」
「ニコが一番個性的だと思う。その行動力の高さがね」
「もう!タナカさんそれ褒めてるんですか?けなしてるんですか?」
「両方」
俺は笑いながらニコをからかう
「8人そろったんで明日からレイドですね!」
「コハダさんレベルが上がらないとレイドいけないからな」
「あっそうでした」
「じゃあ、帰ってコハダさんのレベル上げにいくか!」
「はい」
1章 追放からの仲間集め編 終了
ニコが俺の家の玄関を勢いよく開けた。
「タナカさん!いました、8人目のメンバーです!!」
「え?ほんとに?」
俺とニコが知り合って、もうそろそろ1ヶ月が経とうとしている。あのときは1ヶ月でみつからなければ解散としていたが、もう7人がそろっている状態で解散させるのは、さすがに5人悪いので自分の中では、解散はなしにしようとしてしていた。
ニコはそろそろ1ヶ月経つと思って焦っていたようだったが…
「すごく身近にいました」
「へ?」
「知り合いに教えてもらったって言ってましたよね?レイドするならタンクからって」
「なんとその知り合いが医術士さんだったんです!、レイド攻略が終わってパーティ解散したらしくて、私達のパーティの話をしたら面白そうって言ってくれて」
「へー」
まあ、たしかに話を聞くだけならメンツだけは面白そうではあるんだけど、俺なら入りたいとは思わないがな
「レイド経験者かぁそれなら安心だ」
「外で待たせてあるので、入ってもらいます」
「イツカさん」
ニコが玄関に行き、招き入れる。
「タナカです、よろしくおねがいします」
「イツカです、ニコがお世話になってます」
「あんたは私の保護者か!」
ニコがツッコミを入れる
「おまえ、すぐ暴走するから、タナカさん大変だろうとおもってな」
「よく、暴走してます」
「ムキーーー!」
ニコは怒って、畑の方にでていった
イツカという名乗ったニコの知り合いは、眼鏡を掛けた、クールな感じの男で、ニコとは正反対といった感じの人であった。
「ニコとはどういった、仲なのですか?」
「恋人かな」
「そ、そうですか…」
ま、まあ世の中にはいろんな愛の形があるからな、男同士でも恋愛する人もいるだろう
「なーんて冗談ですよ」
「あいつがこのゲーム始めたばかりの時に、急に声を掛けてきてそれでいろいろ教えてあげたら仲良くなったって感じです。」
「ああ、そうなんですね、あいつ、誰にでもすぐはなしかけるからなー」
「ですねー」
「でも、なんで、うちに入ろうとおもってくれたんですか?」
「コハダさんが、このパーティにいると聞いて、レクチャー受けたらレベルアップできるかなと思いまして」
「なるほど、分かりました、彼は今日はまだ来てませんが、レベル上げに来ると思うので一緒にダンジョン周回しましょうか」
医術士とは、予防スタンスと治療スタンスという2つのスタンスを戦闘中に臨機応変に切り替えながら、回復をしたりバリアを張ったりしていく。
予防スタンスは、バリアヒーラーという位置づけで、このスタンスでは、『ワクチン接種』などのアビリティで個人バリアを張ったり、『公衆衛生』というアビリティで全体バリアを張れるようようになっている。
しかし同じバリアヒーラーの歌人に比べると、軽減率が低いなどの欠点もある。また、治療スタンスでは、ピュアヒーラーと同じように回復できるようになっている『外科手術』などのアビリティによってHP回復をすることができ、キュアジェのような継続的にHPが回復する『点滴』というアビリティもある。しかしこれらも白魔道士の回復力には劣っている。
また、バッファーとしての一面もあり、『薬剤投与』というアビリティによって見方にバフを付与することできる、バフの種類は薬剤によって異なってくる。
2つのジョブを兼用できるのだが、それぞれ専門のジョブにはかなわないため、相当うまい人が使わないと器用貧乏になってしまうジョブとも言える。
「こんばんわーん、今日もレベル上げ手伝ってねー」
コハダさんがやってきた
「コハダさん、こちらイツカさん、ニコの知り合いで今日からうちのパーティに入ってくれることになりました。」
「コハダです、よろしくー狩人やってます。まだレベル20だけど」
「イツカです、ニコから聞きましたけど、ほんとに狩人やるんですね」
「うん、癒やす側から、癒やされる側になりたくてね」
「自分、医術士やってるのでレクチャーお願いします」
「うん、いいよ、おしえるぐらいなら全然余裕」
「そういうことで、今日はイツカさんとダンジョン周回することになりました」
「いいよ、それはそうとニコリンは?」
「あれ?畑に水やってなかったですか?」
「外にはいなかったな」
TELLを掛けるが出る気配がない…
「いじけてんのかな、ちょっと探してきます」
おれは家の外にでて、ニコを探し始める。
「くっそあいつどこ行きやがったんだ」
しばらく探すが全く姿がみえない。
「いつまでいじけてんだよ」
再三TELLをするが相変わらず、無視されているようだ
当てもなく歩いていると、ニコとあったときに逃げて追い詰められらた、崖が見えてきたその崖の縁に、ニコに似た女の子が立っているのが見える。
「おーい」
「あ!タナカさん」
「なんでTELLでねーんだよ」
「あっ!音切ってました」
「なるほど…」
「やっと8人そろいましたね、私がタナカさんの家を訪ねたのが1ヶ月前です」
「あのときはこっからテレポートして、前のパーティに合ったんだったな」
「そうです、あの嫌みな連中にあったんです」
「いや、今はあのパーティを追放されてよかったと思ってるよ、こうやってニコや他のメンバーと出会えたわけだし」
「そうやっていってもらえると嬉しいです」
ニコは頬を少し赤く染め、照れている様子
「あれから1ヶ月か早かったな、えらく個性的なメンバーが集まったけど」
「個性的ですかね?私は普通だと思ってますけど」
「ニコが一番個性的だと思う。その行動力の高さがね」
「もう!タナカさんそれ褒めてるんですか?けなしてるんですか?」
「両方」
俺は笑いながらニコをからかう
「8人そろったんで明日からレイドですね!」
「コハダさんレベルが上がらないとレイドいけないからな」
「あっそうでした」
「じゃあ、帰ってコハダさんのレベル上げにいくか!」
「はい」
1章 追放からの仲間集め編 終了
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