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1章 追放からの仲間集め編
イキリライト現る
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「狩人さんと約束しました。今から会いに行きましょう」
「オーケー」
ニコとパーティを組み約束の場所にテレポートする。
雪が降り積もった、中世ヨーロッパ調の城が遠方に見える。ここは北部の雪に閉ざされた街アザレア、灰色の石畳に新しい雪が舞い降りては消えている。
「えっとアザレアの騎士の休息ってところです」
アザレアに来ることは少ないので、少し迷いながら、約束の場所を目指す
「タナカさん地図見るの苦手系男子なんですねぇ」
「うるせーニコもだろうが」
そんなやりとりをしつつ、騎士の休息という、看板が見えてくる。ぱっと見た感じは、よくファンタジー調の映画などをみているとでてくる酒場の雰囲気だ。
中に入ると、銀色に鈍く輝く鎧に身を包んだ、いかつい男どもが木できたジョッキを片手に宴の真っ最中であった。
そのなかで軽装で弓を背負った男が一人カウンターのテーブルに座っている。
「ニコあれかな?」
「たぶんそうです」
ニコが話しかけている。
「連絡くれた狩人のロキさんですか?」
「あっニコさんですね、どうぞ」
ロキという男はニコをカウンター席の隣に座らせようとうする。
ニコが席に着き
「あっすいません私たちのレイドパーティのリーダーのタナカです」
ニコに紹介されて、お辞儀をし、ニコの隣に座る。
「こんにちはロキです、この街に来ることなんてあまりないから迷ったでしょ」
「はい、ストーリー進めるときにちょっと立ち寄ったぐらいで」
「僕はこの街の雰囲気が好きでよくここにいるんですよね」
「そうなんですねぇ、たしかにいい雰囲気です」
ニコとロキが話をしているのを俺は横で聞いている。
「私たちのレイドパーティに興味があるんですか?」
ニコが単刀直入に聞いている。・
「はい、次期レイドパーティを探してまして、とりあえず次期レイドパーティの募集があったので話だけでもきいてみよかなと」
「なるほど」
「単刀直入に聞きます、現レイドはどの程度のスピードで踏破されたのですか?」
「私は挑戦していませんし、他のメンバーも挑戦していません、リーダーのタナカは3層の途中ってところです」
「へ?」
「はい?」
「この話なかったことでいいですか?」
「え?」
「おまえらみたいな雑魚勢が、レイドパーティ募集してんじゃねーよ、こちとら2週目で5層まで駆け抜けて、装備全部ファームおわってレイドパーティ解散したから次のレイドパーティを探してるっつーのに時間の無駄だわ」
ニコが怒りで震えてるが伝わってくる。
ここでニコを怒らすと、めんどくさいことになりそうだから、俺がキレてニコになだめてもらったほうがマシだな
「ごるぁぁぁぁぁ、貴様なにいってんのじゃぁぁぁぁ!!!」
俺は立ち上がり、ロキの胸ぐら掴む
「雑魚乙」
「んだと!」
当初キレたフリをするだけでことを納めようようとしたが、相手の出方があまりにもひどく、胸ぐらを掴んだ腕が怒りで震えているのがわかった。
「雑魚がさぁどんなに粋がっても、雑魚なんだよなぁ」
「レイド早くクリアしたものがそんなに偉いんかごるぁぁ」
「残念ながらこのゲームの中でそうなんだよなぁ、レイドクリアが一番偉い」
「くっ」
たしかに俺は今までレイドに挑戦してきていたからこの論理は間違っていないのは分かる…俺が反論できないで口ごもっていると
「そんなことありません!!レイドクリアに偉いも偉くないもないんです、私たちは努力して練習してその先にある勝利を掴みたいだけなんです。8人の仲間を集めてみんなでその感動を分かち合いたいだけなんです!レイドを早くクリアしたからすごい、才能があるそんなもんくそ食らえです。」
ニコがよっぽど思うところがあったのか、半べそをかきながら言い放った。
「熱いね、熱いいねぇ、シュウゾウみたいに熱いわ、アバターだけはかわいいと褒めてあげる。」
ロキにニコの言葉は響いていないように思われた。
「あなたはアレクサンドリアのレイドワールドファーストクリアに感動しなかったんですか?」
「ああ、感動したよ、これで後はトレースするだけでクリアできるってね」
「…あれを見てそんな風に受け取る人とかいたんだ…」
ニコはショックを受けているようだったので俺が声を掛ける
「ニコこいつに何言っても無駄だから、帰ろうぜ」
「分かりました…」
「えっとあなたたち、ニコさんとタナカさんでしたかね」
「そうだ」
「もう二度と僕の前に現れないで下さいねーそれじゃ」
「それは俺達の台詞だ」
俺たちは店の外に出て、テレポートをする
◇
家の前にて
「なんなんですかあの人、ほんとサイテーです」
ニコは半べそをかきながらが悔しがっている。
そんなときに、アリシャさんとシュラウドさがやってくる
「あんたらなにやってんのFちゃんとツブヤッターに晒されてるわよ」
「へ?」
アリシャさんに指摘され、Fちゃんのレイドスレを開いてみる
次期レイド攻略スレ
541 名無しのレイド挑戦者 5/20(日)21:25
今、次期レイドパーティ募集してるニコって奴、地雷だから注意な、レイド経験もないのに、こんな早期から募集して迷惑だっつーの
ツブヤッターの投稿
ロキ@FG3 @rokiraidmastear
【注意喚起】今レイドパーティ募集の話聞きにいったけど地雷だから話聞いちゃだめだからな、ちなみニコとタナカってやつな
「あちゃー、確かに晒されてる」
俺は苦笑いをする
「抗議にいってきます」
ニコが怒り心頭な様子でまたロキのところへむかおうとしていた。
「やめときなって、こんなやつら相手にしただけ無駄だって、こいつ有名なイキリライトだし」
アリシャさんが止めている。
「イキリライト?」
「レイドとか自分の実力でもないのに、早くクリアして粋がってる奴ってこと、こいつたまたま今回のレイドのときに上手いパーティに混ぜってもらってちょっとだけ早くクリアしたもんだから、イキリ散らしてるって有名な奴だよ、Fちゃんのレスみてみて」
Fちゃんのレイド攻略スレを再度開いてみる
544 名無しのレイド挑戦者 5/20(日)21:27
>>541 おまえイキリロキだろ、早くクリアできるメンバー集めないとクリアできなくなるもんなーwww
なるほど、確かにFちゃんでも嫌われているようだ。
「イキリライトを相手にしても疲れるだけだから、私たちは私たちのペースでレイドクリアしたらいいんだよ、かえってこれでイキリライトが募集してこなくなったと思えばいいんだよ」
アリシャさんが珍しく正論を語っている。その言葉をきいてニコも幾分か落ち着いてきた。
「そうですね、このゲームやってる人みんなあんな人たちじゃないですからね、私は私の知り合った人たちを大切していきます」
「そう、そう」
「ありがとうアリシャさん」
ニコが礼を言った。
「俺からも礼をいうよアリシャさん」
「タナカの礼はいりません」
アリシャさんに睨まれてしまった。
「オーケー」
ニコとパーティを組み約束の場所にテレポートする。
雪が降り積もった、中世ヨーロッパ調の城が遠方に見える。ここは北部の雪に閉ざされた街アザレア、灰色の石畳に新しい雪が舞い降りては消えている。
「えっとアザレアの騎士の休息ってところです」
アザレアに来ることは少ないので、少し迷いながら、約束の場所を目指す
「タナカさん地図見るの苦手系男子なんですねぇ」
「うるせーニコもだろうが」
そんなやりとりをしつつ、騎士の休息という、看板が見えてくる。ぱっと見た感じは、よくファンタジー調の映画などをみているとでてくる酒場の雰囲気だ。
中に入ると、銀色に鈍く輝く鎧に身を包んだ、いかつい男どもが木できたジョッキを片手に宴の真っ最中であった。
そのなかで軽装で弓を背負った男が一人カウンターのテーブルに座っている。
「ニコあれかな?」
「たぶんそうです」
ニコが話しかけている。
「連絡くれた狩人のロキさんですか?」
「あっニコさんですね、どうぞ」
ロキという男はニコをカウンター席の隣に座らせようとうする。
ニコが席に着き
「あっすいません私たちのレイドパーティのリーダーのタナカです」
ニコに紹介されて、お辞儀をし、ニコの隣に座る。
「こんにちはロキです、この街に来ることなんてあまりないから迷ったでしょ」
「はい、ストーリー進めるときにちょっと立ち寄ったぐらいで」
「僕はこの街の雰囲気が好きでよくここにいるんですよね」
「そうなんですねぇ、たしかにいい雰囲気です」
ニコとロキが話をしているのを俺は横で聞いている。
「私たちのレイドパーティに興味があるんですか?」
ニコが単刀直入に聞いている。・
「はい、次期レイドパーティを探してまして、とりあえず次期レイドパーティの募集があったので話だけでもきいてみよかなと」
「なるほど」
「単刀直入に聞きます、現レイドはどの程度のスピードで踏破されたのですか?」
「私は挑戦していませんし、他のメンバーも挑戦していません、リーダーのタナカは3層の途中ってところです」
「へ?」
「はい?」
「この話なかったことでいいですか?」
「え?」
「おまえらみたいな雑魚勢が、レイドパーティ募集してんじゃねーよ、こちとら2週目で5層まで駆け抜けて、装備全部ファームおわってレイドパーティ解散したから次のレイドパーティを探してるっつーのに時間の無駄だわ」
ニコが怒りで震えてるが伝わってくる。
ここでニコを怒らすと、めんどくさいことになりそうだから、俺がキレてニコになだめてもらったほうがマシだな
「ごるぁぁぁぁぁ、貴様なにいってんのじゃぁぁぁぁ!!!」
俺は立ち上がり、ロキの胸ぐら掴む
「雑魚乙」
「んだと!」
当初キレたフリをするだけでことを納めようようとしたが、相手の出方があまりにもひどく、胸ぐらを掴んだ腕が怒りで震えているのがわかった。
「雑魚がさぁどんなに粋がっても、雑魚なんだよなぁ」
「レイド早くクリアしたものがそんなに偉いんかごるぁぁ」
「残念ながらこのゲームの中でそうなんだよなぁ、レイドクリアが一番偉い」
「くっ」
たしかに俺は今までレイドに挑戦してきていたからこの論理は間違っていないのは分かる…俺が反論できないで口ごもっていると
「そんなことありません!!レイドクリアに偉いも偉くないもないんです、私たちは努力して練習してその先にある勝利を掴みたいだけなんです。8人の仲間を集めてみんなでその感動を分かち合いたいだけなんです!レイドを早くクリアしたからすごい、才能があるそんなもんくそ食らえです。」
ニコがよっぽど思うところがあったのか、半べそをかきながら言い放った。
「熱いね、熱いいねぇ、シュウゾウみたいに熱いわ、アバターだけはかわいいと褒めてあげる。」
ロキにニコの言葉は響いていないように思われた。
「あなたはアレクサンドリアのレイドワールドファーストクリアに感動しなかったんですか?」
「ああ、感動したよ、これで後はトレースするだけでクリアできるってね」
「…あれを見てそんな風に受け取る人とかいたんだ…」
ニコはショックを受けているようだったので俺が声を掛ける
「ニコこいつに何言っても無駄だから、帰ろうぜ」
「分かりました…」
「えっとあなたたち、ニコさんとタナカさんでしたかね」
「そうだ」
「もう二度と僕の前に現れないで下さいねーそれじゃ」
「それは俺達の台詞だ」
俺たちは店の外に出て、テレポートをする
◇
家の前にて
「なんなんですかあの人、ほんとサイテーです」
ニコは半べそをかきながらが悔しがっている。
そんなときに、アリシャさんとシュラウドさがやってくる
「あんたらなにやってんのFちゃんとツブヤッターに晒されてるわよ」
「へ?」
アリシャさんに指摘され、Fちゃんのレイドスレを開いてみる
次期レイド攻略スレ
541 名無しのレイド挑戦者 5/20(日)21:25
今、次期レイドパーティ募集してるニコって奴、地雷だから注意な、レイド経験もないのに、こんな早期から募集して迷惑だっつーの
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ロキ@FG3 @rokiraidmastear
【注意喚起】今レイドパーティ募集の話聞きにいったけど地雷だから話聞いちゃだめだからな、ちなみニコとタナカってやつな
「あちゃー、確かに晒されてる」
俺は苦笑いをする
「抗議にいってきます」
ニコが怒り心頭な様子でまたロキのところへむかおうとしていた。
「やめときなって、こんなやつら相手にしただけ無駄だって、こいつ有名なイキリライトだし」
アリシャさんが止めている。
「イキリライト?」
「レイドとか自分の実力でもないのに、早くクリアして粋がってる奴ってこと、こいつたまたま今回のレイドのときに上手いパーティに混ぜってもらってちょっとだけ早くクリアしたもんだから、イキリ散らしてるって有名な奴だよ、Fちゃんのレスみてみて」
Fちゃんのレイド攻略スレを再度開いてみる
544 名無しのレイド挑戦者 5/20(日)21:27
>>541 おまえイキリロキだろ、早くクリアできるメンバー集めないとクリアできなくなるもんなーwww
なるほど、確かにFちゃんでも嫌われているようだ。
「イキリライトを相手にしても疲れるだけだから、私たちは私たちのペースでレイドクリアしたらいいんだよ、かえってこれでイキリライトが募集してこなくなったと思えばいいんだよ」
アリシャさんが珍しく正論を語っている。その言葉をきいてニコも幾分か落ち着いてきた。
「そうですね、このゲームやってる人みんなあんな人たちじゃないですからね、私は私の知り合った人たちを大切していきます」
「そう、そう」
「ありがとうアリシャさん」
ニコが礼を言った。
「俺からも礼をいうよアリシャさん」
「タナカの礼はいりません」
アリシャさんに睨まれてしまった。
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