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トップを狙え! PVP始めました
Ver1.1パッチノート報告会
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「こんばんは!アルターオンライン。プロデューサー兼ディレクターの黒田です」
「こんばんは広報の山下です」
俺は動画配信サービスのMyTubeを今見ている。Ver1.1のバージョンアップの為、アルターは今メンテナンス中でログインができない。
タケシからパッチノート報告会なるものがあるから見とけよと言われたので今見ている。
タケシいわく、このパッチノート報告会でバージョンアップされた内容を言ってくれるらしい。敢えてメンテナンス中にこの報告会をやるのはバージョンアップで変更されたり、必要になるものが有ったりすると事前に買いだめしたりする奴がいるからだと言っていた。
開発者のおじさん二人が画面に映り何やら喋っている。
「じゃあパワポだして」
黒田という人がそう言うと画面が切り替わり様々な項目が書かれている。
黒田という人が上から順に読み始める。
「じゃあ最初は新ダンジョン追加から行きましょう! 」
「おおお!」
広報の人が相槌をうっている。
「それでは新ダンジョンの名前を発表します! 『竜の箱庭』それじゃPVをどうぞ! 」
竜が出てきてそれに立ち向かうような映像が現れる。竜の口から吹かれた火にプレイヤーが包まれて3分ほどのPVが終わる。
その映像に息を飲む。そして二人のおっさんが画面に現れる。
「かっこいいですねぇぇ。それで参加条件は? 」
「一応エンドコンテツなのでジョブレベル50からですね」
なーんだ俺にはまだ関係ねーわ。
「PK好きの皆さんお待ちかねしました! 闘技場の実装です!」
「おおお!! 」
「この闘技場はランキングマッチになってましてレートによってマッチングするようになってます」
「なるほど同じぐらいのレベルの人と当たるというわけですね 」
「3ヶ月に1回ランキングがリセットされます。このリセット前に1位だった人には豪華景品が与えられます! 」
「おおおお!! これは今までPKに勤しんできてきたプレイヤーたちは色めきたってるんじゃないですかね? 」
「参加条件はジョブレベル30から参加できます。この闘技場全員同じレベルでの戦いとなります」
「ということはプレイヤースキル重視ということですか? 」
「はい、あとは装備の付加能力とSPスキルですね。これを上手く使って戦って行くことになります」
へぇぇ……対人戦かぁ……やってみてもいいかもねぇ
「ソロとチーム戦を実装しています。みなさん頑張って1位を目指してくださいね」
パワポに切り替わり、次の項目はユニークモンスターの新規実装と書かれている。
広報の山下さんが進行をする。
「新規ユニークモンスターの実装ですか? 」
「そうです。あ! その前に先日のスルト討伐おめでとうございます! 巷ではバグだバグだと言われておりますが、ログを見ましたがバグではありませんとだけ言っておきましょう」
心臓がドキンっ打つ。これ俺のことだよね……
「新規実装のSランクユニークモンスターは竜王バハムートです!」
バハムートの絵が画面に表示される。
「出現条件などはみなさんで探して下さい」
そして生産職の変更点などの紹介となる。
全く興味がないためか頭に入ってこない。
「続いてはUIの変更です。UI担当のKさん」
黒田がKさんというと3人目のおっさんが現れる。
「はいKです。みなさんWSをタップしたり、SPスキルをタップしたりと大変でしたよね?」
黒田や広報の山下さんはうんうんと頷いてる。
「ついに実装しました。音声入力マクロです」
「「おお」」」
二人は関心をして頷いており、Mytubuのコメントもつ、ついに!! やったーーー!!などと今一番の盛り上がりを見せている。
「それではこちらをご覧ください」
Kさんがそういうと画面が切り替わり、アルターの操作画面が現れる。
「これはテストサーバーです。それじゃ佐々木くんやっちゃって」
「はい!」
そういうと、一人称視点で動き出す。そして目の前にスライムが現れる。
「マクロ1! 」
と佐々木という男が叫ぶ。すると敵キャラに赤い点が表示される。それを攻撃するとスラッシュのエフェクトが現れる。
「んじゃ佐々木くんスキル使ってみて」
「マクロ2!」
するとハートアタックという急所攻撃のスキルが発動している。
「佐々木くんありがとう」
Kさんがそういうと画面が戻り3人のおっさんが表示される。
「決めれたワードを言ってもらうとタップせずともWS発動やスキルが発動します。一つのマクロに5個の行動を登録できるので、例えばスラッシュからダブルスラッシュ、エンドオブハートというWSコンボも一つのワードで発動できます」
「そのワードは自由に設定できるんですよね?」
「もちろんです。ブラックメイジのエクスプロージョンなんかは大爆発! なんて登録してた開発チームのメンバーもいますよ」
「命名センスを問われますね……」
……インフェクションだと中2っぽいから感染かな……でも音声で入力できるようになるんなら麻痺とか楽になるなぁ
こうしてパッチノート報告会が終わり、メンテが明けるまで残り17時間となった。
「こんばんは広報の山下です」
俺は動画配信サービスのMyTubeを今見ている。Ver1.1のバージョンアップの為、アルターは今メンテナンス中でログインができない。
タケシからパッチノート報告会なるものがあるから見とけよと言われたので今見ている。
タケシいわく、このパッチノート報告会でバージョンアップされた内容を言ってくれるらしい。敢えてメンテナンス中にこの報告会をやるのはバージョンアップで変更されたり、必要になるものが有ったりすると事前に買いだめしたりする奴がいるからだと言っていた。
開発者のおじさん二人が画面に映り何やら喋っている。
「じゃあパワポだして」
黒田という人がそう言うと画面が切り替わり様々な項目が書かれている。
黒田という人が上から順に読み始める。
「じゃあ最初は新ダンジョン追加から行きましょう! 」
「おおお!」
広報の人が相槌をうっている。
「それでは新ダンジョンの名前を発表します! 『竜の箱庭』それじゃPVをどうぞ! 」
竜が出てきてそれに立ち向かうような映像が現れる。竜の口から吹かれた火にプレイヤーが包まれて3分ほどのPVが終わる。
その映像に息を飲む。そして二人のおっさんが画面に現れる。
「かっこいいですねぇぇ。それで参加条件は? 」
「一応エンドコンテツなのでジョブレベル50からですね」
なーんだ俺にはまだ関係ねーわ。
「PK好きの皆さんお待ちかねしました! 闘技場の実装です!」
「おおお!! 」
「この闘技場はランキングマッチになってましてレートによってマッチングするようになってます」
「なるほど同じぐらいのレベルの人と当たるというわけですね 」
「3ヶ月に1回ランキングがリセットされます。このリセット前に1位だった人には豪華景品が与えられます! 」
「おおおお!! これは今までPKに勤しんできてきたプレイヤーたちは色めきたってるんじゃないですかね? 」
「参加条件はジョブレベル30から参加できます。この闘技場全員同じレベルでの戦いとなります」
「ということはプレイヤースキル重視ということですか? 」
「はい、あとは装備の付加能力とSPスキルですね。これを上手く使って戦って行くことになります」
へぇぇ……対人戦かぁ……やってみてもいいかもねぇ
「ソロとチーム戦を実装しています。みなさん頑張って1位を目指してくださいね」
パワポに切り替わり、次の項目はユニークモンスターの新規実装と書かれている。
広報の山下さんが進行をする。
「新規ユニークモンスターの実装ですか? 」
「そうです。あ! その前に先日のスルト討伐おめでとうございます! 巷ではバグだバグだと言われておりますが、ログを見ましたがバグではありませんとだけ言っておきましょう」
心臓がドキンっ打つ。これ俺のことだよね……
「新規実装のSランクユニークモンスターは竜王バハムートです!」
バハムートの絵が画面に表示される。
「出現条件などはみなさんで探して下さい」
そして生産職の変更点などの紹介となる。
全く興味がないためか頭に入ってこない。
「続いてはUIの変更です。UI担当のKさん」
黒田がKさんというと3人目のおっさんが現れる。
「はいKです。みなさんWSをタップしたり、SPスキルをタップしたりと大変でしたよね?」
黒田や広報の山下さんはうんうんと頷いてる。
「ついに実装しました。音声入力マクロです」
「「おお」」」
二人は関心をして頷いており、Mytubuのコメントもつ、ついに!! やったーーー!!などと今一番の盛り上がりを見せている。
「それではこちらをご覧ください」
Kさんがそういうと画面が切り替わり、アルターの操作画面が現れる。
「これはテストサーバーです。それじゃ佐々木くんやっちゃって」
「はい!」
そういうと、一人称視点で動き出す。そして目の前にスライムが現れる。
「マクロ1! 」
と佐々木という男が叫ぶ。すると敵キャラに赤い点が表示される。それを攻撃するとスラッシュのエフェクトが現れる。
「んじゃ佐々木くんスキル使ってみて」
「マクロ2!」
するとハートアタックという急所攻撃のスキルが発動している。
「佐々木くんありがとう」
Kさんがそういうと画面が戻り3人のおっさんが表示される。
「決めれたワードを言ってもらうとタップせずともWS発動やスキルが発動します。一つのマクロに5個の行動を登録できるので、例えばスラッシュからダブルスラッシュ、エンドオブハートというWSコンボも一つのワードで発動できます」
「そのワードは自由に設定できるんですよね?」
「もちろんです。ブラックメイジのエクスプロージョンなんかは大爆発! なんて登録してた開発チームのメンバーもいますよ」
「命名センスを問われますね……」
……インフェクションだと中2っぽいから感染かな……でも音声で入力できるようになるんなら麻痺とか楽になるなぁ
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