24 / 85
死者の迷宮編
第12話 デバフにはデバフ
しおりを挟む
――7層攻略開始前
噴水広場に先に3人が集まっているのが見える。
よーし! ここは明るく行こう!
「じゃーん!! 俺、武器変えました! 」
俺は納刀していた真・呪いの剣を抜く。そしてよく見えるように持ちあげると赤黒い剣身が太陽の光に照らされて禍々しく光る。
3人は一様に絶句し、ホムホムさんがきょどりながら口を開く。
「……そ、そうね……素敵な武器ね……ねアランくん……」
「あ、あああ、いい具合に呪われ……い、いや何でもない」
「雰囲気凄いっすね……」
こんなことには無関心なリューネくんも息を呑んでいる。
「実はこの武器、防御力DOWN(大)が付与されます。自分に」
ホムホムさんはハッとした表情をする。
「そっか! 敵にデバフをもらわなくても、自分で付けられるということね! 」
「そういうことです! 」
「でも、エイジさんタンクっすよね。大丈夫なんすか? 防御力DOWN(大)なんて付けて」
「そこなんだよね……ホムホムさんに負担を掛けることになるかも……」
「私に任せて! エイジくん。私がしっかりすればなんとかなるわ」
そういって幼女アバターの平らな胸を叩く。
ホムホムさん頼もしい……これならなんとかなるか?
「とりあえず7層行きましょう! 」
――死者の迷宮7層
目の前に骸骨姿の剣を持った雑魚が3体ほど立っている。
「それじゃ。行きます! 」
俺がその雑魚に斬りつける! 攻撃が当たった瞬間、俺に防御力DOWN(大)のデバフが付与される。雑魚3体に感染を使用。
剣での攻撃を盾で受けた。すると、ポンッと10という数字が体から飛び出る。もう一体の攻撃が体に当たりそうになると俺を中心としたバリアのようなものが現れ、その攻撃を弾く。
ホムホムさんが光の加護という1回限りの絶対防御魔法を使ったのだ。
ってこんな雑魚で使うの? 用心深いなぁ……
アランとリューネくんの攻撃ですぐに雑魚は倒れた。
「凄いっす!! 俺の攻撃でこんなにダメージ入ったこと無かったす!!」
リューネくんは興奮気味に話す。
「そうだな……俺の弓もこれほどダメージが出たことはない」
うんうん二人喜んでくれてるな。良かったいいデバフだよ。
「ちょっとまったーーーー! 一旦帰ろ! 」
ホムホムさんが慌てている。
「大丈夫でしょ! ダメージも10ぐらいだしイケるっしょ? 」
俺がそういうと
「エイジくん。盾のダメージカット率っていくらか知ってる? 知ってるよねぇもちろんタンクだもんねぇ」
あ……
「9割……」
「あの時、私が光の加護使ってなかったらエイジくんはどうなっていたでしょうか?」
「……はい。一旦帰ります」
そうして噴水広場に戻ってくる。
アランが目を三角にして俺に突っかかってくる。
「ホムちゃんの手を煩わすな! すぐその剣を捨ててこいエイジ! 」
「アランくんそれは言いすぎ……でもあれはちょっとしんどいなぁ。一撃で死にかねないよ雑魚相手でも……」
「そうだね……俺タンクだもんね……」
リューネくんは腕を組んで何か考え事をしている。
「でも、あのダメージは魅力的っす。なんとか使える方法を考えないっすか? 」
「確かにそうね……火力が伸びるのは良いことよね……」
「そうだぞ! エイジ早く考えろ!」
アランうるせぇぇぇ
リューネくんは何かを閃いたようで手を叩く。
「あっ! そうだ! 薬っす薬! 防御力が上がる薬を使えばいいっす」
「そっか! デバフにはバフで対抗するってわけか! 」
「そうね……上手く行けばいいけれど……」
ホムホムさんの顔は冴えない。
それは少し気になったけど早速買いに行く。
薬屋と書かれた色とりどりな液体が入った小瓶が並ぶ店に入る。
「いらっしゃい」
白衣を着た長い黒髪を後ろ手一つにまとめたヒューマン族の綺麗な女の人がいる。
「防御力が上がる薬ってありますかね? 」
「あるよ。強化2倍から5倍まであるけどどれにする?」
「じゃあ……5倍で……」
「1万Gね」
「たっか!!! 」
「いくらなら持ってんのよ? 」
「300Gぐらい……」
その女の人は、ヤレヤレというような表情で小瓶をカウンターに出す。
「その金だったら2倍だな、おまけで1本付けてやるよ」
俺は300Gを渡し防御力2倍アップの薬を2つ手に入れた。
「あ、ありがとうございます!」
俺がそういうと女の人は右手を上げて答えてくれた。
3人の待つもとへ戻ってくる。
「金なくても2倍強化しか買えなかったよ」
俺がそういうと
「まっ! 2倍でも大丈夫っしょ! 」
リューネくんは楽観的に答えた。
とりあえずフィールドの雑魚を相手にしてみる。攻撃し自分にデバフを付与させてからゴクリと薬を一気飲みする。
盾のマークのアイコンが右上に表示される。
「さあ! こい俺の防御力は2倍だぜ!!」
攻撃を受けた瞬間ポンッと99のダメージが出てくる。
「は? 薬は飲んだのに……」
「エイジくんステータス画面見て」
ホムホムさんに言われてステータス画面を見てみる。
DEFの値を見ればいいんだよな……
エイジ2525 アバターレベル22 剣士レベル16
HP136
MP47
ATK 57(35)
DEF 2(40) 防御力DOWN(大)
VIT68
STR63
DEX39
SPD31
INT31
MND31
SPスキル:感染
装備効果:デバフ耐性DOWN(大) デバフ効果時間延長 攻撃時自身に防御力DOWN(大)を付与
「へ? DEFが2しか無いんだけど……」
「だって1に2を掛けても2でしょ?」
あ……
「だったらデバフを掛ける前に使えば……」
「1になるだけよ」
確かにあのダイアゴーレムが豆腐みたいな柔らかさになるぐらいだからな……2倍になったところでだよなぁぁぁぁ……
また噴水広場に戻ってくる。
アランが早速ホムホムさんに話しかけている。
「さっすがホムちゃん! 掛け算も完璧だね! 」
「アランくんそれ流石に褒めてないよ……」
「ごめんホムちゃん!! 全部エイジの所為だぞ!!」
クソッ 今度こいつにデバフを使ってやる!
って……あれ?
「でももうやりようがないっすね。バフを使っても変わらないとなったら……」
「そうね……残念だけど。別の装備買ってもらうしかないわね……」
デバフを人に使う……俺にデバフを掛ける……
「あっ!! そうだ!! ホムホムさんってどんなデバフ使えますか? 」
「そうねぇ敵の攻撃力を下げたりとか……命中率を下げたりとかかしらね……でもダンジョンの敵には効果がないのよ……」
「俺のスキルはデバフが掛からない敵にも掛かります」
そういうとホムホムさんあっ!!っというような表情をする。
「そっか!! エイジくんに私のデバフを掛ければいいんだ!」
俺は力強くうなずいた
◇◆◇
ホムホムさんが使えたデバフは攻撃力DOWN(中)命中率DOWN(小)だったが俺への被ダメージ半分ほどまで低下させることができた。そして7層、8層、9層を難なく攻略することに成功! 今俺達の目の前には10層のボス部屋の扉がある。
噴水広場に先に3人が集まっているのが見える。
よーし! ここは明るく行こう!
「じゃーん!! 俺、武器変えました! 」
俺は納刀していた真・呪いの剣を抜く。そしてよく見えるように持ちあげると赤黒い剣身が太陽の光に照らされて禍々しく光る。
3人は一様に絶句し、ホムホムさんがきょどりながら口を開く。
「……そ、そうね……素敵な武器ね……ねアランくん……」
「あ、あああ、いい具合に呪われ……い、いや何でもない」
「雰囲気凄いっすね……」
こんなことには無関心なリューネくんも息を呑んでいる。
「実はこの武器、防御力DOWN(大)が付与されます。自分に」
ホムホムさんはハッとした表情をする。
「そっか! 敵にデバフをもらわなくても、自分で付けられるということね! 」
「そういうことです! 」
「でも、エイジさんタンクっすよね。大丈夫なんすか? 防御力DOWN(大)なんて付けて」
「そこなんだよね……ホムホムさんに負担を掛けることになるかも……」
「私に任せて! エイジくん。私がしっかりすればなんとかなるわ」
そういって幼女アバターの平らな胸を叩く。
ホムホムさん頼もしい……これならなんとかなるか?
「とりあえず7層行きましょう! 」
――死者の迷宮7層
目の前に骸骨姿の剣を持った雑魚が3体ほど立っている。
「それじゃ。行きます! 」
俺がその雑魚に斬りつける! 攻撃が当たった瞬間、俺に防御力DOWN(大)のデバフが付与される。雑魚3体に感染を使用。
剣での攻撃を盾で受けた。すると、ポンッと10という数字が体から飛び出る。もう一体の攻撃が体に当たりそうになると俺を中心としたバリアのようなものが現れ、その攻撃を弾く。
ホムホムさんが光の加護という1回限りの絶対防御魔法を使ったのだ。
ってこんな雑魚で使うの? 用心深いなぁ……
アランとリューネくんの攻撃ですぐに雑魚は倒れた。
「凄いっす!! 俺の攻撃でこんなにダメージ入ったこと無かったす!!」
リューネくんは興奮気味に話す。
「そうだな……俺の弓もこれほどダメージが出たことはない」
うんうん二人喜んでくれてるな。良かったいいデバフだよ。
「ちょっとまったーーーー! 一旦帰ろ! 」
ホムホムさんが慌てている。
「大丈夫でしょ! ダメージも10ぐらいだしイケるっしょ? 」
俺がそういうと
「エイジくん。盾のダメージカット率っていくらか知ってる? 知ってるよねぇもちろんタンクだもんねぇ」
あ……
「9割……」
「あの時、私が光の加護使ってなかったらエイジくんはどうなっていたでしょうか?」
「……はい。一旦帰ります」
そうして噴水広場に戻ってくる。
アランが目を三角にして俺に突っかかってくる。
「ホムちゃんの手を煩わすな! すぐその剣を捨ててこいエイジ! 」
「アランくんそれは言いすぎ……でもあれはちょっとしんどいなぁ。一撃で死にかねないよ雑魚相手でも……」
「そうだね……俺タンクだもんね……」
リューネくんは腕を組んで何か考え事をしている。
「でも、あのダメージは魅力的っす。なんとか使える方法を考えないっすか? 」
「確かにそうね……火力が伸びるのは良いことよね……」
「そうだぞ! エイジ早く考えろ!」
アランうるせぇぇぇ
リューネくんは何かを閃いたようで手を叩く。
「あっ! そうだ! 薬っす薬! 防御力が上がる薬を使えばいいっす」
「そっか! デバフにはバフで対抗するってわけか! 」
「そうね……上手く行けばいいけれど……」
ホムホムさんの顔は冴えない。
それは少し気になったけど早速買いに行く。
薬屋と書かれた色とりどりな液体が入った小瓶が並ぶ店に入る。
「いらっしゃい」
白衣を着た長い黒髪を後ろ手一つにまとめたヒューマン族の綺麗な女の人がいる。
「防御力が上がる薬ってありますかね? 」
「あるよ。強化2倍から5倍まであるけどどれにする?」
「じゃあ……5倍で……」
「1万Gね」
「たっか!!! 」
「いくらなら持ってんのよ? 」
「300Gぐらい……」
その女の人は、ヤレヤレというような表情で小瓶をカウンターに出す。
「その金だったら2倍だな、おまけで1本付けてやるよ」
俺は300Gを渡し防御力2倍アップの薬を2つ手に入れた。
「あ、ありがとうございます!」
俺がそういうと女の人は右手を上げて答えてくれた。
3人の待つもとへ戻ってくる。
「金なくても2倍強化しか買えなかったよ」
俺がそういうと
「まっ! 2倍でも大丈夫っしょ! 」
リューネくんは楽観的に答えた。
とりあえずフィールドの雑魚を相手にしてみる。攻撃し自分にデバフを付与させてからゴクリと薬を一気飲みする。
盾のマークのアイコンが右上に表示される。
「さあ! こい俺の防御力は2倍だぜ!!」
攻撃を受けた瞬間ポンッと99のダメージが出てくる。
「は? 薬は飲んだのに……」
「エイジくんステータス画面見て」
ホムホムさんに言われてステータス画面を見てみる。
DEFの値を見ればいいんだよな……
エイジ2525 アバターレベル22 剣士レベル16
HP136
MP47
ATK 57(35)
DEF 2(40) 防御力DOWN(大)
VIT68
STR63
DEX39
SPD31
INT31
MND31
SPスキル:感染
装備効果:デバフ耐性DOWN(大) デバフ効果時間延長 攻撃時自身に防御力DOWN(大)を付与
「へ? DEFが2しか無いんだけど……」
「だって1に2を掛けても2でしょ?」
あ……
「だったらデバフを掛ける前に使えば……」
「1になるだけよ」
確かにあのダイアゴーレムが豆腐みたいな柔らかさになるぐらいだからな……2倍になったところでだよなぁぁぁぁ……
また噴水広場に戻ってくる。
アランが早速ホムホムさんに話しかけている。
「さっすがホムちゃん! 掛け算も完璧だね! 」
「アランくんそれ流石に褒めてないよ……」
「ごめんホムちゃん!! 全部エイジの所為だぞ!!」
クソッ 今度こいつにデバフを使ってやる!
って……あれ?
「でももうやりようがないっすね。バフを使っても変わらないとなったら……」
「そうね……残念だけど。別の装備買ってもらうしかないわね……」
デバフを人に使う……俺にデバフを掛ける……
「あっ!! そうだ!! ホムホムさんってどんなデバフ使えますか? 」
「そうねぇ敵の攻撃力を下げたりとか……命中率を下げたりとかかしらね……でもダンジョンの敵には効果がないのよ……」
「俺のスキルはデバフが掛からない敵にも掛かります」
そういうとホムホムさんあっ!!っというような表情をする。
「そっか!! エイジくんに私のデバフを掛ければいいんだ!」
俺は力強くうなずいた
◇◆◇
ホムホムさんが使えたデバフは攻撃力DOWN(中)命中率DOWN(小)だったが俺への被ダメージ半分ほどまで低下させることができた。そして7層、8層、9層を難なく攻略することに成功! 今俺達の目の前には10層のボス部屋の扉がある。
0
お気に入りに追加
653
あなたにおすすめの小説

勇者の隣に住んでいただけの村人の話。
カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。
だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。
その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。
だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…?
才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

神速の冒険者〜ステータス素早さ全振りで無双する〜
FREE
ファンタジー
Glavo kaj Magio
通称、【GKM】
これは日本が初めて開発したフルダイブ型のVRMMORPGだ。
世界最大規模の世界、正確な動作、どれを取ってもトップレベルのゲームである。
その中でも圧倒的人気な理由がステータスを自分で決めれるところだ。
この物語の主人公[速水 光]は陸上部のエースだったが車との交通事故により引退を余儀なくされる。
その時このゲームと出会い、ステータスがモノを言うこの世界で【素早さ】に全てのポイントを使うことを決心する…

ソング・バッファー・オンライン〜新人アイドルの日常〜
古森きり
BL
東雲学院芸能科に入学したミュージカル俳優志望の音無淳は、憧れの人がいた。
かつて東雲学院芸能科、星光騎士団第一騎士団というアイドルグループにいた神野栄治。
その人のようになりたいと高校も同じ場所を選び、今度歌の練習のために『ソング・バッファー・オンライン』を始めることにした。
ただし、どうせなら可愛い女の子のアバターがいいよね! と――。
BLoveさんに先行書き溜め。
なろう、アルファポリス、カクヨムにも掲載。

2回目チート人生、まじですか
ゆめ
ファンタジー
☆☆☆☆☆
ある普通の田舎に住んでいる一之瀬 蒼涼はある日異世界に勇者として召喚された!!!しかもクラスで!
わっは!!!テンプレ!!!!
じゃない!!!!なんで〝また!?〟
実は蒼涼は前世にも1回勇者として全く同じ世界へと召喚されていたのだ。
その時はしっかり魔王退治?
しましたよ!!
でもね
辛かった!!チートあったけどいろんな意味で辛かった!大変だったんだぞ!!
ということで2回目のチート人生。
勇者じゃなく自由に生きます?
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※

異世界無宿
ゆきねる
ファンタジー
運転席から見た景色は、異世界だった。
アクション映画への憧れを捨て切れない男、和泉 俊介。
映画の影響で筋トレしてみたり、休日にエアガンを弄りつつ映画を観るのが楽しみな男。
訳あって車を購入する事になった時、偶然通りかかったお店にて運命の出会いをする。
一目惚れで購入した車の納車日。
エンジンをかけて前方に目をやった時、そこは知らない景色(異世界)が広がっていた…
神様の道楽で異世界転移をさせられた男は、愛車の持つ特別な能力を頼りに異世界を駆け抜ける。
アクション有り!
ロマンス控えめ!
ご都合主義展開あり!
ノリと勢いで物語を書いてますので、B級映画を観るような感覚で楽しんでいただければ幸いです。
不定期投稿になります。
投稿する際の時間は11:30(24h表記)となります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる