5 / 16
第1章 追放からの
第5話 アンコロール
しおりを挟む
僕とニーナはエイルさんに駆け寄って口々に話しかける。
「凄い! さっきとは全然違うね!」
「うん、うん、さっきのが嘘みたい」
エイルさんも自分の手を見ながら信じらないと言うような表情で
「私も信じらないんだ……ただ、剣を握った瞬間にイケると思った」
「何が違ってたの?」
「剣が軽かった。毎日握ってる剣だ、握った瞬間にその違和感には気が付くよ」
エイルさんはそう答える。
「ふーんなんでだろ?今までそんなことあった?」
「ないなぁ」
「やっぱり、筋力強化の魔法としか思えないけど……」
僕はそう言ってエイルさんと一緒にニーナを見る。
「だからー私は回復魔法しか使えませーん」
エイルさんが呟く。
「仲間ができた。初めての仲間……私にはそれが力になったんだと思う」
「そういうことみたいですね。ブッザスさん」
「う、うん」
なんかこの場で曖昧な感じで収まったけど、以前のパーティも力が強くなったとか魔法の威力が上がったとか言ってた。
その時も気のせいや、実力が付いてきたんだなんて言ってただけだった。
まあ僕が気にしてもしょうがないし、エイルさんは仲間なんだ、その力が強くなるなら喜ばしいことだよね。
「エイル・モーハンです。よろしくお願いします」
エイルはそう言うと右手を差し出してくる。
「ようこそ、僕らのパーティへこちらこそよろしく頼むよエイル」
と握手を交わした。
――翌日
こうして3人になった僕達のパーティは翌日、冒険者ギルドに赴いた。
ギルドの中は冒険者でごった返している。
「ねぇブッザスさんまずはパーティ登録をしなきゃですよね?」
ニーナはキョロキョロとしながら僕に話し掛けてくる。
「うん。あそこに登録窓口って書いてあるからあそこで登録申請をする」
僕が指差した先には、登録窓口と書かれた吊り看板のカウンターの向こう側に、青い制服を着た女の人が座っている。
3人で登録窓口に立つ。
「パーティの新規登録ですか?」
青い制服の女の人が話し掛けてくる。
3人で同時に頷く。
「それではこの紙に記入をお願いします」
ニーナが紙を受けとる。
「リーダーとかパーティ名とかって書いてるけどどうします? 」
「リーダーはニーナでしょ。ニーナがパーティ作ろって言ったんだし」
エイルも
「そうだな。ニーナが私を誘ってくれたんだしブッザスの意見に賛成だ」
ニーナは少し照れながら
「みんながそう言うんなら仕方がないなぁ……じゃ私がリーダーで」
と答えて
「パーティ名どうしましょう……」
と聞いてくる。
「そうだねぇ……ここはリーダーの初仕事ってことでニーナが決めてよ」
エイルさんも頷いている。
「じゃあ私が勝手に決めるよ!後悔しても知りませんよ! 」
ニーナは腕を組んでウンウンと唸っている。
――数分後
「でた! 」
と突然大きな声を出す。
「アンコロールにします! 」
「餡ころ?」
僕が聞き返す。
「餡ころじゃないです! アンコロールって無色って意味なんです。私達はまだ駆け出しでどんな色も付いてない。どんなパーティになったとしてもこの今の気持ちを忘れないう意味です」
ニーナの話しを聞いて僕の胸は熱くなる。そしてその思いを伝える。
「……今の気持ちを忘れない……いいね! 流石リーダー」
エイルも頷く。
「うん、うん。初心忘れるべからずいいね」
パーティ名の欄に『アンコロール』と記入して提出をする。
「パーティ受付完了しました」
女の人からパーティ名の入ったカードを受けとる。
パーティ名:アンコロール パーティランク錫
裏面にはパーティメンバーの名前が書かれている。
「クエストを受注してポイントを集めてランクを上げて下さいね」
と言われる。
クエストの難易度によって貰えるポイントは異なる。当然、難易度が高いクエスト程ポイントは高くなる。
かと言って僕達が受けられる錫ランクの高難易度クエストをいきなり受注したりすることも出来ない。ある程度の実績を積まないと同じランクでも受注することができないようになっている。これはクエストを発注した依頼人への配慮となっている。
「クエスト受注は……」
ニーナがまた周囲をキョロキョロとする。
「あそこだよ」
僕が掲示板を指差す。
するとギルド内がザワザワとし始める。
誰かが話す声が聞こえてきて
「来たぞ! デーモンの目にも涙だ! 」
「おお! この街久しぶりの銅ランクパーティ!」
ごった返していたギルドの入り口が割れてそこに例の3人が誇らしげに現れる。
僕はそれに気がつくと隅に隠れるようにする。
直ぐにそれに気がついたニーナが話し掛けてくれる。
「どうしたんですか?」
「あのパーティなんだ……僕が居たパーティ……」
「あーあれですか……なんか感じ悪い3人組ですね」
ギルド内は3人が現れたことで興奮をしている。
「やっぱリリム可愛いなぁ」
「エニシさんかっこいい!」
黄色い歓声が上がる。
ワイズマンがギルドの真ん中に立つとザワザワとしていたギルドはシーンと静まる。
受付から燕尾服をきた初老の男の人が現れ、銅ランクと印された盾を受けとるワイズマン。そして大きく息を吸い込んで話し始める。
「今日俺達はこの街を去る。しかしその前にこの街のギルドに世話になった! 俺達はこれから王都に行ってさらに上の銀、金そして頂点を目指す! 」
そう右手を挙げるとギルドに居た人達は
「うぉぉぉぉ!!」
と歓声を上げる。
「何が!世話になったギルドですか! 大切な仲間を簡単に捨てるクソ野郎共です! あいつらは! ブッザスさん絶対に見返してやりましょう」
ニーナは興奮し鼻息荒く僕にそう言ってくれた。
エイルも3人を睨みながら
「仲間を平気で捨てる連中が頂点なんか取れる筈ない! 絶対にあいつら失敗する」
「……」
僕は胸が一杯になって、何も言えずに頷くことだけで精一杯だった。
「凄い! さっきとは全然違うね!」
「うん、うん、さっきのが嘘みたい」
エイルさんも自分の手を見ながら信じらないと言うような表情で
「私も信じらないんだ……ただ、剣を握った瞬間にイケると思った」
「何が違ってたの?」
「剣が軽かった。毎日握ってる剣だ、握った瞬間にその違和感には気が付くよ」
エイルさんはそう答える。
「ふーんなんでだろ?今までそんなことあった?」
「ないなぁ」
「やっぱり、筋力強化の魔法としか思えないけど……」
僕はそう言ってエイルさんと一緒にニーナを見る。
「だからー私は回復魔法しか使えませーん」
エイルさんが呟く。
「仲間ができた。初めての仲間……私にはそれが力になったんだと思う」
「そういうことみたいですね。ブッザスさん」
「う、うん」
なんかこの場で曖昧な感じで収まったけど、以前のパーティも力が強くなったとか魔法の威力が上がったとか言ってた。
その時も気のせいや、実力が付いてきたんだなんて言ってただけだった。
まあ僕が気にしてもしょうがないし、エイルさんは仲間なんだ、その力が強くなるなら喜ばしいことだよね。
「エイル・モーハンです。よろしくお願いします」
エイルはそう言うと右手を差し出してくる。
「ようこそ、僕らのパーティへこちらこそよろしく頼むよエイル」
と握手を交わした。
――翌日
こうして3人になった僕達のパーティは翌日、冒険者ギルドに赴いた。
ギルドの中は冒険者でごった返している。
「ねぇブッザスさんまずはパーティ登録をしなきゃですよね?」
ニーナはキョロキョロとしながら僕に話し掛けてくる。
「うん。あそこに登録窓口って書いてあるからあそこで登録申請をする」
僕が指差した先には、登録窓口と書かれた吊り看板のカウンターの向こう側に、青い制服を着た女の人が座っている。
3人で登録窓口に立つ。
「パーティの新規登録ですか?」
青い制服の女の人が話し掛けてくる。
3人で同時に頷く。
「それではこの紙に記入をお願いします」
ニーナが紙を受けとる。
「リーダーとかパーティ名とかって書いてるけどどうします? 」
「リーダーはニーナでしょ。ニーナがパーティ作ろって言ったんだし」
エイルも
「そうだな。ニーナが私を誘ってくれたんだしブッザスの意見に賛成だ」
ニーナは少し照れながら
「みんながそう言うんなら仕方がないなぁ……じゃ私がリーダーで」
と答えて
「パーティ名どうしましょう……」
と聞いてくる。
「そうだねぇ……ここはリーダーの初仕事ってことでニーナが決めてよ」
エイルさんも頷いている。
「じゃあ私が勝手に決めるよ!後悔しても知りませんよ! 」
ニーナは腕を組んでウンウンと唸っている。
――数分後
「でた! 」
と突然大きな声を出す。
「アンコロールにします! 」
「餡ころ?」
僕が聞き返す。
「餡ころじゃないです! アンコロールって無色って意味なんです。私達はまだ駆け出しでどんな色も付いてない。どんなパーティになったとしてもこの今の気持ちを忘れないう意味です」
ニーナの話しを聞いて僕の胸は熱くなる。そしてその思いを伝える。
「……今の気持ちを忘れない……いいね! 流石リーダー」
エイルも頷く。
「うん、うん。初心忘れるべからずいいね」
パーティ名の欄に『アンコロール』と記入して提出をする。
「パーティ受付完了しました」
女の人からパーティ名の入ったカードを受けとる。
パーティ名:アンコロール パーティランク錫
裏面にはパーティメンバーの名前が書かれている。
「クエストを受注してポイントを集めてランクを上げて下さいね」
と言われる。
クエストの難易度によって貰えるポイントは異なる。当然、難易度が高いクエスト程ポイントは高くなる。
かと言って僕達が受けられる錫ランクの高難易度クエストをいきなり受注したりすることも出来ない。ある程度の実績を積まないと同じランクでも受注することができないようになっている。これはクエストを発注した依頼人への配慮となっている。
「クエスト受注は……」
ニーナがまた周囲をキョロキョロとする。
「あそこだよ」
僕が掲示板を指差す。
するとギルド内がザワザワとし始める。
誰かが話す声が聞こえてきて
「来たぞ! デーモンの目にも涙だ! 」
「おお! この街久しぶりの銅ランクパーティ!」
ごった返していたギルドの入り口が割れてそこに例の3人が誇らしげに現れる。
僕はそれに気がつくと隅に隠れるようにする。
直ぐにそれに気がついたニーナが話し掛けてくれる。
「どうしたんですか?」
「あのパーティなんだ……僕が居たパーティ……」
「あーあれですか……なんか感じ悪い3人組ですね」
ギルド内は3人が現れたことで興奮をしている。
「やっぱリリム可愛いなぁ」
「エニシさんかっこいい!」
黄色い歓声が上がる。
ワイズマンがギルドの真ん中に立つとザワザワとしていたギルドはシーンと静まる。
受付から燕尾服をきた初老の男の人が現れ、銅ランクと印された盾を受けとるワイズマン。そして大きく息を吸い込んで話し始める。
「今日俺達はこの街を去る。しかしその前にこの街のギルドに世話になった! 俺達はこれから王都に行ってさらに上の銀、金そして頂点を目指す! 」
そう右手を挙げるとギルドに居た人達は
「うぉぉぉぉ!!」
と歓声を上げる。
「何が!世話になったギルドですか! 大切な仲間を簡単に捨てるクソ野郎共です! あいつらは! ブッザスさん絶対に見返してやりましょう」
ニーナは興奮し鼻息荒く僕にそう言ってくれた。
エイルも3人を睨みながら
「仲間を平気で捨てる連中が頂点なんか取れる筈ない! 絶対にあいつら失敗する」
「……」
僕は胸が一杯になって、何も言えずに頷くことだけで精一杯だった。
10
お気に入りに追加
49
あなたにおすすめの小説
攻撃できないやつはいらないと勇者パーティから追放されました
やなぎ納屋
ファンタジー
ミツヒロはパーティメンバーに魔力を共有することができるユニークスキル持ちだ。そのおかげで勇者はスキルを使い放題。だが脳筋勇者はそんな単純なことにも気づかず、「攻撃できないやつはいらない」と追い出した。突然始まったひとり旅。新たな出会いと別れを繰り返し、生きる意味を見つけることはできるのか。
無能スキルと言われ追放されたが実は防御無視の最強スキルだった
さくらはい
ファンタジー
主人公の不動颯太は勇者としてクラスメイト達と共に異世界に召喚された。だが、【アスポート】という使えないスキルを獲得してしまったばかりに、一人だけ城を追放されてしまった。この【アスポート】は対象物を1mだけ瞬間移動させるという単純な効果を持つが、実はどんな物質でも一撃で破壊できる攻撃特化超火力スキルだったのだ――
【不定期更新】
1話あたり2000~3000文字くらいで短めです。
性的な表現はありませんが、ややグロテスクな表現や過激な思想が含まれます。
良ければ感想ください。誤字脱字誤用報告も歓迎です。
「専門職に劣るからいらない」とパーティから追放された万能勇者、教育係として新人と組んだらヤベェ奴らだった。俺を追放した連中は自滅してるもよう
138ネコ@書籍化&コミカライズしました
ファンタジー
「近接は戦士に劣って、魔法は魔法使いに劣って、回復は回復術師に劣る勇者とか、居ても邪魔なだけだ」
パーティを組んでBランク冒険者になったアンリ。
彼は世界でも稀有なる才能である、全てのスキルを使う事が出来るユニークスキル「オールラウンダー」の持ち主である。
彼は「オールラウンダー」を持つ者だけがなれる、全てのスキルに適性を持つ「勇者」職についていた。
あらゆるスキルを使いこなしていた彼だが、専門職に劣っているという理由でパーティを追放されてしまう。
元パーティメンバーから装備を奪われ、「アイツはパーティの金を盗んだ」と悪評を流された事により、誰も彼を受け入れてくれなかった。
孤児であるアンリは帰る場所などなく、途方にくれているとギルド職員から新人の教官になる提案をされる。
「誰も組んでくれないなら、新人を育て上げてパーティを組んだ方が良いかもな」
アンリには夢があった。かつて災害で家族を失い、自らも死ぬ寸前の所を助けてくれた冒険者に礼を言うという夢。
しかし助けてくれた冒険者が居る場所は、Sランク冒険者しか踏み入ることが許されない危険な土地。夢を叶えるためにはSランクになる必要があった。
誰もパーティを組んでくれないのなら、多少遠回りになるが、育て上げた新人とパーティを組みSランクを目指そう。
そう思い提案を受け、新人とパーティを組み心機一転を図るアンリ。だが彼の元に来た新人は。
モンスターに追いかけ回されて泣き出すタンク。
拳に攻撃魔法を乗せて戦う殴りマジシャン。
ケガに対して、気合いで治せと無茶振りをする体育会系ヒーラー。
どいつもこいつも一癖も二癖もある問題児に頭を抱えるアンリだが、彼は持ち前の万能っぷりで次々と問題を解決し、仲間たちとSランクを目指してランクを上げていった。
彼が新人教育に頭を抱える一方で、彼を追放したパーティは段々とパーティ崩壊の道を辿ることになる。彼らは気付いていなかった、アンリが近接、遠距離、補助、“それ以外”の全てを1人でこなしてくれていた事に。
※ 人間、エルフ、獣人等の複数ヒロインのハーレム物です。
※ 小説家になろうさんでも投稿しております。面白いと感じたらそちらもブクマや評価をしていただけると励みになります。
※ イラストはどろねみ先生に描いて頂きました。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
良家で才能溢れる新人が加入するので、お前は要らないと追放された後、偶然お金を落とした穴が実はガチャで全財産突っ込んだら最強になりました
ぽいづん
ファンタジー
ウェブ・ステイは剣士としてパーティに加入しそこそこ活躍する日々を過ごしていた。
そんなある日、パーティリーダーからいい話と悪い話があると言われ、いい話は新メンバー、剣士ワット・ファフナーの加入。悪い話は……ウェブ・ステイの追放だった……
失意のウェブは気がつくと街外れをフラフラと歩き、石に躓いて転んだ。その拍子にポケットの中の銅貨1枚がコロコロと転がり、小さな穴に落ちていった。
その時、彼の目の前に銅貨3枚でガチャが引けます。という文字が現れたのだった。
※小説家になろうにも投稿しています。
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる