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第3話 皿洗い
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俺じゃなくて私はメアリーさんの後ろをついて行く。
メアリーさんは歩きながら話し掛けてくる。
「知ってると思うけど、ここでの仕事は食事の準備、掃除、洗濯みたいなものから病人の看病まで色々とあるわ」
「はい」
修道院編では徳の他に料理、掃除、洗濯の家事ステータスが重要になる。
この3つは徳を効率良く貯めるのに必要。
料理ステータスが低くい状態で徳が大きく溜まる料理をすると失敗を繰り返してしまい、徳が貯まらない。掃除、洗濯に関しても同じで、まずは簡単なことから始めて、ステータスを上げて徳が大きく溜まる仕事をするということになる。
3つをバランスよく上げることで、病人の看病のような更に大きく徳を貯める仕事を任されるようになるということだ。
「貴方がちゃんと仕事をして徳を貯めれば私の徳が増えるのよね。だからちゃんと仕事してよ」
「はい」
なるほど……一応、聖女はみんなライバルだけどメアリーさんがちゃんと教えてくれるのにはこういうカラクリがあったんだ。
「ここが厨房」
メアリーさんがそう言って扉を開けると大きな鍋を数十人の人間が作業をしている。
「みんな新人のシスターアレクシアよ」
メアリーさんが大きな声で作業をする人に話しかけた。
するとみんな手を止めて「ようこそ、シスターアレクシア」と歓迎をしてくれる。
まあ、そうしないと徳が下がるからなんだろうけど。
「それじゃアレクシア、やってみる?」
「はい」
「最初は皿洗いぐらいしかできないから」
使われた皿が山積みにされた前に立つように言われ、その前に立つと皿洗いをしますか?と字幕が表示される。
指先をはいにもって行くと、音ゲーのような円が現れ機械音声で「食事チュートリアルを開始します」と言われる。
「○と円が重なるタイミングで手を動かして下さい」と言われ視界の上の方からゆっくりと○が降っきて円と重なるタイミングで手を動かすと一皿が洗い終わったということになる。
円から大きくズレると失敗と表示され、皿1枚割れたということになるらしい。
失敗ばかりが続くと強制終了の上、徳も下がるという説明を受ける。
チュートリアルが終わったの見計ってメアリーさんが声をかけてくれる。
「どうできそう?」
「任して下さい。私こう見えても太鼓の名人、得意なんですよ」
そう言って私は腕まくりをする……
あれ? なんか自然に一人称が変わってる気がするけど……まあいいわ。今は目の前の皿を片付けなくちゃ
皿洗いスタート!
上から降ってくる○、よく見るとお皿をタイミング良く円に合わせて手を動かす。
皿が降ってくるスピードはまちまちで、どんどんと皿が降って来るのをタイミング良く手を動かして洗う。皿のスピードが変則的でなかなか難しい……目の前の皿に集中しているとあっという間に100皿を洗い終える。
するとcomplete! と視界に現れそのあとリザルトが表示される。
完璧 85皿
一部洗い残し10皿
洗い残し4皿
割った皿1皿
リザルトと共に料理経験値99を得た。徳ポイントが10上がったと表示され、料理レベルが2に上がったと字幕が現れる。
メアリーさんが感心したというような表情で私のことを見ながら話しかけてくれる。
「初めてにしては中々やるじゃない。ちなみ料理を極めるとあんな風になるわ」
そう言って指差した先には包丁を自在に振り回す、ピタッとした修道服の胸の部分が大きく突き出た、綺麗な女性の姿があり、彼女が包丁を振り回すと輪切りになった食材が次々と現れてくる。
「ちなみにここで作る料理は貧民つまりNPCの施しの料理なの」
「自分達は食べる必要ないですもんね」
「そういうことよ。次は掃除に行きましょう」
「はい! 」
ということで厨房を後にした。
メアリーさんは歩きながら話し掛けてくる。
「知ってると思うけど、ここでの仕事は食事の準備、掃除、洗濯みたいなものから病人の看病まで色々とあるわ」
「はい」
修道院編では徳の他に料理、掃除、洗濯の家事ステータスが重要になる。
この3つは徳を効率良く貯めるのに必要。
料理ステータスが低くい状態で徳が大きく溜まる料理をすると失敗を繰り返してしまい、徳が貯まらない。掃除、洗濯に関しても同じで、まずは簡単なことから始めて、ステータスを上げて徳が大きく溜まる仕事をするということになる。
3つをバランスよく上げることで、病人の看病のような更に大きく徳を貯める仕事を任されるようになるということだ。
「貴方がちゃんと仕事をして徳を貯めれば私の徳が増えるのよね。だからちゃんと仕事してよ」
「はい」
なるほど……一応、聖女はみんなライバルだけどメアリーさんがちゃんと教えてくれるのにはこういうカラクリがあったんだ。
「ここが厨房」
メアリーさんがそう言って扉を開けると大きな鍋を数十人の人間が作業をしている。
「みんな新人のシスターアレクシアよ」
メアリーさんが大きな声で作業をする人に話しかけた。
するとみんな手を止めて「ようこそ、シスターアレクシア」と歓迎をしてくれる。
まあ、そうしないと徳が下がるからなんだろうけど。
「それじゃアレクシア、やってみる?」
「はい」
「最初は皿洗いぐらいしかできないから」
使われた皿が山積みにされた前に立つように言われ、その前に立つと皿洗いをしますか?と字幕が表示される。
指先をはいにもって行くと、音ゲーのような円が現れ機械音声で「食事チュートリアルを開始します」と言われる。
「○と円が重なるタイミングで手を動かして下さい」と言われ視界の上の方からゆっくりと○が降っきて円と重なるタイミングで手を動かすと一皿が洗い終わったということになる。
円から大きくズレると失敗と表示され、皿1枚割れたということになるらしい。
失敗ばかりが続くと強制終了の上、徳も下がるという説明を受ける。
チュートリアルが終わったの見計ってメアリーさんが声をかけてくれる。
「どうできそう?」
「任して下さい。私こう見えても太鼓の名人、得意なんですよ」
そう言って私は腕まくりをする……
あれ? なんか自然に一人称が変わってる気がするけど……まあいいわ。今は目の前の皿を片付けなくちゃ
皿洗いスタート!
上から降ってくる○、よく見るとお皿をタイミング良く円に合わせて手を動かす。
皿が降ってくるスピードはまちまちで、どんどんと皿が降って来るのをタイミング良く手を動かして洗う。皿のスピードが変則的でなかなか難しい……目の前の皿に集中しているとあっという間に100皿を洗い終える。
するとcomplete! と視界に現れそのあとリザルトが表示される。
完璧 85皿
一部洗い残し10皿
洗い残し4皿
割った皿1皿
リザルトと共に料理経験値99を得た。徳ポイントが10上がったと表示され、料理レベルが2に上がったと字幕が現れる。
メアリーさんが感心したというような表情で私のことを見ながら話しかけてくれる。
「初めてにしては中々やるじゃない。ちなみ料理を極めるとあんな風になるわ」
そう言って指差した先には包丁を自在に振り回す、ピタッとした修道服の胸の部分が大きく突き出た、綺麗な女性の姿があり、彼女が包丁を振り回すと輪切りになった食材が次々と現れてくる。
「ちなみにここで作る料理は貧民つまりNPCの施しの料理なの」
「自分達は食べる必要ないですもんね」
「そういうことよ。次は掃除に行きましょう」
「はい! 」
ということで厨房を後にした。
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