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第28話 邪教の村その3
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眩っ!! デュークの奴カーテン開けやがって……俺はまだ眠……じゃない!!
パッと目を開くと俺の身体には毛布が掛けられ、窓の外から太陽の光がピンポイントに俺の顔に当たっている。
窓の近くにいるカーテンを手に持った家の女の子が俺に話しかけてくる。
「朝だよーー!! 起きてー! 起きてー! 毛布掛けたの私だよー偉いでしょー」
「うん。ありがとう」
そう言って身体を起こすと奥さんと旦那さんがびっくりした表情をしているのが見える。
「……うそ……ほんとに生きてる……」
「おい、ちゃんとカエル食わせたんだろ?」
旦那さんが俺に聞こえないように奥さんにそういった。
奥さんは黙って頷く。
「カエルってなんですか? そういや昨日カエルの肉食ったような?」
旦那さんはビクッと肩をすくめこういった。
「……カエルなんて言ってませんよ……」
「おかしいなぁ……俺、聴覚強化(特)だからどんな小声で話しても聞こえちゃうんですよねぇ」
「言ってないったら言ってないって!!」
旦那さんが声を荒げると奥さんが肩を震わせながら「ごめんなさい! ごめんなさい!」と泣きながら謝ってくる。
その様子を見た旦那さんが子供を部屋連れて戻るのを見てから奥さんが俺に話し始める。
「……私達はあなたを殺すつもりでした……あのカエルはゲキドクシビレガエルっていうこの辺りにいる毒ガエルなんです……」
あ……なんか思い出した……俺が寝る直前に村長がそんなこと言ってたような気がする……あとなんか忘れてるような気がするけど……なんだっけ?
奥さんは話を続ける。
「あのカエルの毒は強力で一匹で3人は確実に死にます……それなのにあなた5匹以上食べてるのに何故か効かなかった……」
俺は胸を張って答える。
「ええ。俺は毒耐性(特)麻痺耐性(上)なんで毒や麻痺は効きません!」
その後小声で「睡眠耐性はないんですけどね……」と付け加えて言っておく。
「なにかはよく分からないけれど、あなたは毒が麻痺が効かない人間ってこと?」
俺は胸を張って答える。
「はい。毒も麻痺もききません!」
「あなたは死んだことになってます……早く逃げて下さい。あいつらが来る前に……」
「あいつら?」
すると子供部屋から戻ってきた旦那さんがバトンタッチをしたかのように話し始める。
「……あいつら……今の村長ことだ。今の村長とその取り巻きは邪教の使徒なんだ……この村はあいつらが来るまでは平和な村で……ちょうど3年前のこと……あいつらがこの村に現れて不思議な力を使って……」
旦那さんは悔しさを滲ませるように力強く拳を握る。
ふむふむ。大方、邪教の連中がここの村人を脅して言いなりにさせてるとかよくある話だな。
そういえば……邪教の徒を見つけたら俺に報告しろ全員叩き切ってやるとか偉そうなこと言ってる奴がいたような気がするんだが……誰だっけ?
んー
数秒目をつぶって真剣に考えてみる。
……あ!! アレジオ!!
「す、すいません!! 俺と一緒にいたあの人はどこへ?」
旦那さん首を横にふる。
「あなたのご主人は今晩、邪神の供物となります。あいつらは何故か貴族の血を集めてる……従者のあなたがご主人を助けたい気持ちはわかりますが……普通の人間じゃあいつらには勝てない……早く逃げて下さい……もし良ければ王都の騎士団にこの村のことを……」
俺はズボンの右ポケットに手を突っ込む。そうこのポケットは無限収納。このポケット中から盾の意匠が施された徽章を取り出して見せる。
「こ、この徽章は……」
キメ顔を作って俺は夫婦に話しかける。
「俺は騎士団のウェブ・ステイです。この村に着たのは邪教の調査です」
◇◆◇
蝋燭の灯りが揺れる地下室で手と足が縛られた一人の男が目を覚ます。その男の目の前には禿上がった頭のこの村の村長がいる。
「ど、どういうことだこれは……」
手と足を縛られたアレジオが村長に話しかけた。
「今晩は新月じゃ。新月の夜に貴族の血をガシャデール様に捧げるとその力は更に強化される……」
「ガシャデールだと! 貴様らは」
「……儂らのことはお前らはこう呼んでいる。邪教の使徒とな」
「だったら今すぐ俺を解放しろ! 命だけは助けてやる」
アレジオがそう言うと村長は肩を震わせて笑い始める。
「お、おぬしよ、今の自分の立場がわかっておるのか? なんで儂らがお前を解放せねばならん。それにフォーデ家といえば、建国の祖、サマルケルドの血を引くものそんな極上の血をみすみすと解放してなるものか!」
村長がそう言うとアレジオはこういった。
「残念だがお前ら計画通りにはならない。俺は騎士アレジオ・ファフナーだ! そして従者も平民だが騎士。その平民騎士が王都の騎士団に連絡して俺の命を救う為に大軍団でこちらに向かっているはずだ!」
アレジオは圧倒的不利な状況にも関わらずいつもの大きな態度で余裕を見せている。
村長はきょとんした表情を一瞬したのちため息を一つつく
「馬鹿め! あの男はゲキドクシビレガエル肉を食ったんだぞ! しかも3つも。もうこの世からおさらばしておるわ」
「え……」
アレジオの顔はみるみる青ざめていく。
ゴクリと喉を鳴らしてアレジオは村長に話しかける。
「あのう。俺、フォーデ家の人間じゃなくてファフナー家なんです!。それでも良いんですか!? サマルケルドの血も引いてないし、俺を殺しても何も良いことないと思います!!」
「ふん! 馬鹿め。騎士団の人間を生かして帰すわけなかろうが」
そう言って村長はアレジオを一蹴した。
パッと目を開くと俺の身体には毛布が掛けられ、窓の外から太陽の光がピンポイントに俺の顔に当たっている。
窓の近くにいるカーテンを手に持った家の女の子が俺に話しかけてくる。
「朝だよーー!! 起きてー! 起きてー! 毛布掛けたの私だよー偉いでしょー」
「うん。ありがとう」
そう言って身体を起こすと奥さんと旦那さんがびっくりした表情をしているのが見える。
「……うそ……ほんとに生きてる……」
「おい、ちゃんとカエル食わせたんだろ?」
旦那さんが俺に聞こえないように奥さんにそういった。
奥さんは黙って頷く。
「カエルってなんですか? そういや昨日カエルの肉食ったような?」
旦那さんはビクッと肩をすくめこういった。
「……カエルなんて言ってませんよ……」
「おかしいなぁ……俺、聴覚強化(特)だからどんな小声で話しても聞こえちゃうんですよねぇ」
「言ってないったら言ってないって!!」
旦那さんが声を荒げると奥さんが肩を震わせながら「ごめんなさい! ごめんなさい!」と泣きながら謝ってくる。
その様子を見た旦那さんが子供を部屋連れて戻るのを見てから奥さんが俺に話し始める。
「……私達はあなたを殺すつもりでした……あのカエルはゲキドクシビレガエルっていうこの辺りにいる毒ガエルなんです……」
あ……なんか思い出した……俺が寝る直前に村長がそんなこと言ってたような気がする……あとなんか忘れてるような気がするけど……なんだっけ?
奥さんは話を続ける。
「あのカエルの毒は強力で一匹で3人は確実に死にます……それなのにあなた5匹以上食べてるのに何故か効かなかった……」
俺は胸を張って答える。
「ええ。俺は毒耐性(特)麻痺耐性(上)なんで毒や麻痺は効きません!」
その後小声で「睡眠耐性はないんですけどね……」と付け加えて言っておく。
「なにかはよく分からないけれど、あなたは毒が麻痺が効かない人間ってこと?」
俺は胸を張って答える。
「はい。毒も麻痺もききません!」
「あなたは死んだことになってます……早く逃げて下さい。あいつらが来る前に……」
「あいつら?」
すると子供部屋から戻ってきた旦那さんがバトンタッチをしたかのように話し始める。
「……あいつら……今の村長ことだ。今の村長とその取り巻きは邪教の使徒なんだ……この村はあいつらが来るまでは平和な村で……ちょうど3年前のこと……あいつらがこの村に現れて不思議な力を使って……」
旦那さんは悔しさを滲ませるように力強く拳を握る。
ふむふむ。大方、邪教の連中がここの村人を脅して言いなりにさせてるとかよくある話だな。
そういえば……邪教の徒を見つけたら俺に報告しろ全員叩き切ってやるとか偉そうなこと言ってる奴がいたような気がするんだが……誰だっけ?
んー
数秒目をつぶって真剣に考えてみる。
……あ!! アレジオ!!
「す、すいません!! 俺と一緒にいたあの人はどこへ?」
旦那さん首を横にふる。
「あなたのご主人は今晩、邪神の供物となります。あいつらは何故か貴族の血を集めてる……従者のあなたがご主人を助けたい気持ちはわかりますが……普通の人間じゃあいつらには勝てない……早く逃げて下さい……もし良ければ王都の騎士団にこの村のことを……」
俺はズボンの右ポケットに手を突っ込む。そうこのポケットは無限収納。このポケット中から盾の意匠が施された徽章を取り出して見せる。
「こ、この徽章は……」
キメ顔を作って俺は夫婦に話しかける。
「俺は騎士団のウェブ・ステイです。この村に着たのは邪教の調査です」
◇◆◇
蝋燭の灯りが揺れる地下室で手と足が縛られた一人の男が目を覚ます。その男の目の前には禿上がった頭のこの村の村長がいる。
「ど、どういうことだこれは……」
手と足を縛られたアレジオが村長に話しかけた。
「今晩は新月じゃ。新月の夜に貴族の血をガシャデール様に捧げるとその力は更に強化される……」
「ガシャデールだと! 貴様らは」
「……儂らのことはお前らはこう呼んでいる。邪教の使徒とな」
「だったら今すぐ俺を解放しろ! 命だけは助けてやる」
アレジオがそう言うと村長は肩を震わせて笑い始める。
「お、おぬしよ、今の自分の立場がわかっておるのか? なんで儂らがお前を解放せねばならん。それにフォーデ家といえば、建国の祖、サマルケルドの血を引くものそんな極上の血をみすみすと解放してなるものか!」
村長がそう言うとアレジオはこういった。
「残念だがお前ら計画通りにはならない。俺は騎士アレジオ・ファフナーだ! そして従者も平民だが騎士。その平民騎士が王都の騎士団に連絡して俺の命を救う為に大軍団でこちらに向かっているはずだ!」
アレジオは圧倒的不利な状況にも関わらずいつもの大きな態度で余裕を見せている。
村長はきょとんした表情を一瞬したのちため息を一つつく
「馬鹿め! あの男はゲキドクシビレガエル肉を食ったんだぞ! しかも3つも。もうこの世からおさらばしておるわ」
「え……」
アレジオの顔はみるみる青ざめていく。
ゴクリと喉を鳴らしてアレジオは村長に話しかける。
「あのう。俺、フォーデ家の人間じゃなくてファフナー家なんです!。それでも良いんですか!? サマルケルドの血も引いてないし、俺を殺しても何も良いことないと思います!!」
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