38歳、門番です

道端之小石

文字の大きさ
上 下
12 / 72
1章 米を求めて、三千里(誇張)

1章 登場人物

しおりを挟む
 ハインリヒ ドレーアー

 本作の主人公。現在38歳。ドレーアー家の長男であり、自他共に認める食道楽である。転生者でありスキルボードで己を強化するため、経験値の亡者となっている。

 アーサー ドレーアー

 ハインリヒの弟。現在36歳でアウデン王国の騎士団長でありながら剣術指南役としても働いている。マリーという女性と結婚しており、アイクという16歳の息子と、今年13歳の娘がいる。剣術に秀でており極光剣という必殺技を得意としている。
 現在、息子の進路を巡り夫婦喧嘩中。

 マリー ドレーアー

 アーサーの妻。元々はアウデン王国の西に位置するドラグ帝国の子爵令嬢であった。ハインリヒのことを毛嫌いしている。

 アイク ドレーアー

 アーサーの息子。現在16歳。10歳で極光剣を放った剣の天才。

 クリフォード アウデン

 騎士の国、アウデン王国の国王。37歳、既婚。妻が1人と4人の子供がいる。
 初代国王が結んだ豊穣神との契約により食の楽しみを奉納する代わりに他人のオーラを見る権能を得ている。なお、現代の王族はそのことを知らない。
 農業に力を入れており、とうもろこしやじゃがいもなどの新しい穀物を取り入れ国民の生活を豊かにしたことで国民からの支持は厚い。

 クリストファー アウデン

 騎士の国、アウデン王国の第一王子。21歳、運動音痴。美味しいものを食べても満たされないことに絶望し、職人の作った一流の家具に囲まれる生活をして欲を満たしている。最近は一流の枕を探している。
 婚約者が1人いるが、結婚に踏み出せないでいる。

 ジャンニ アウデン

 騎士の国、アウデン王国の第二王子。19歳、音痴。自分は歌えないが音楽は好き。しかし一流の音楽を奏でる者達はその性質から魔術師もしくは各神の教会に囲われているため音楽を封じた魔道具を買い集めている。一流の音楽家による生演奏を聴くのが夢。
 2年前、共和国との友好を深める為、共和国へ。現地の豊穣神に仕える司祭の女性の歌声に一目惚れし、告白。婚約することに成功している。

 カスト アウデン

 騎士の国、アウデン王国の第三王子。17歳、インドア派。熱心な豊穣神教徒である。しかしある日、生命讃美を拗らせた結果としてロ……若さと筋肉を愛する男になってしまった。
 アウデン王国の王族らしく剣術に秀でているが、周りの騎士たちを見る目が怪しいともっぱらの噂である。

 ルイージャ アウデン

 騎士の国、アウデン王国の第一王女。14歳、食いしん坊。食べるのが大好きで未知の味を常に追い求めている。しかし焼き鳥で瀕死になったことにより、一流の料理人の手を経た一流の料理は味わえないことを知ってしまった。

 エリス アウデン

 騎士の国、アウデン王国の王妃。元々は西にあるドラグ帝国の侯爵令嬢である。魔法省や魔術師達の非常識さに頭と胃を常に痛めることになる帝国貴族に嫁ぐことを恐れ、アウデン王国との友好の為という名目で周りの令嬢達を押しのけその座を手にした。
 懸念していた生活水準も帝国とそう変わらず、現在は生を謳歌している。

 なお、とある門番を見ると常にトラブルを呼び込む非常識な魔術師達を思い出す為、王宮の物資搬入用の門方面には近づかない。

 ケイ

 平民から兵学校に入学し、成績第4位で卒業した平民としてのエリート。しかし、油断からか不幸にも情報精査を怠り近衛になることのできる出世街道から外れるとされる門番の職に就いてしまう。

 誰も彼に門番は地味だがエリートでないと務まらないということを伝えてくれない。

 ハインリヒがいなかった3ヶ月の間、OJTなどという仕組みもなくマニュアル片手にぶっつけ本番でどうにか仕事をこなせてしまっている彼は確かにエリートなのだろう。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

私の代わりが見つかったから契約破棄ですか……その代わりの人……私の勘が正しければ……結界詐欺師ですよ

Ryo-k
ファンタジー
「リリーナ! 貴様との契約を破棄する!」 結界魔術師リリーナにそう仰るのは、ライオネル・ウォルツ侯爵。 「彼女は結界魔術師1級を所持している。だから貴様はもう不要だ」 とシュナ・ファールと名乗る別の女性を部屋に呼んで宣言する。 リリーナは結界魔術師2級を所持している。 ライオネルの言葉が本当なら確かにすごいことだ。 ……本当なら……ね。 ※完結まで執筆済み

【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する

雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。 その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。 代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。 それを見た柊茜は 「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」 【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。 追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん….... 主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~

いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。 他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。 「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。 しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。 1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化! 自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働! 「転移者が世界を良くする?」 「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」 追放された少年の第2の人生が、始まる――! ※本作品は他サイト様でも掲載中です。

男女比世界は大変らしい。(ただしイケメンに限る)

@aozora
ファンタジー
ひろし君は狂喜した。「俺ってこの世界の主役じゃね?」 このお話は、男女比が狂った世界で女性に優しくハーレムを目指して邁進する男の物語…ではなく、そんな彼を端から見ながら「頑張れ~」と気のない声援を送る男の物語である。 「第一章 男女比世界へようこそ」完結しました。 男女比世界での脇役少年の日常が描かれています。 「第二章 中二病には罹りませんー中学校編ー」完結しました。 青年になって行く佐々木君、いろんな人との交流が彼を成長させていきます。 ここから何故かあやかし現代ファンタジーに・・・。どうしてこうなった。 「カクヨム」さんが先行投稿になります。

【R18】スライムにマッサージされて絶頂しまくる女の話

白木 白亜
ファンタジー
突如として異世界転移した日本の大学生、タツシ。 世界にとって致命的な抜け穴を見つけ、召喚士としてあっけなく魔王を倒してしまう。 その後、一緒に旅をしたスライムと共に、マッサージ店を開くことにした。卑猥な目的で。 裏があるとも知れず、王都一番の人気になるマッサージ店「スライム・リフレ」。スライムを巧みに操って体のツボを押し、角質を取り、リフレッシュもできる。 だがそこは三度の飯よりも少女が絶頂している瞬間を見るのが大好きなタツシが経営する店。 そんな店では、膣に媚薬100%の粘液を注入され、美少女たちが「気持ちよくなって」いる!!! 感想大歓迎です! ※1グロは一切ありません。登場人物が圧倒的な不幸になることも(たぶん)ありません。今日も王都は平和です。異種姦というよりは、スライムは主人公の補助ツールとして扱われます。そっち方面を期待していた方はすみません。

処理中です...