さあ、なに食べよう

くさなぎ秋良

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ビール

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一口目は美味いけどね。
ぬるくなったらどうもね。
苦いのがいやなんだよね。

文句を言うやつはどこにだっている。
けれどどんなときも自分を好いてくれる人たちが最初の一口から最後の一口まで愛でてくれるために在ってくれ。

栓をあけて胃袋まで、花道は短い。
君の価値をわかろうとしないやつらの相手をしている暇はないのさ。
ビールはいつもビールで在るだけ。

君に祝杯を。


さあ、つぎはなに食べよう。

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