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第11話 ラディッシュのピクルスもとい二十日大根の甘酢漬け
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夜更けの台所からこんばんは。
今日、仕事から帰った夫の手に大量のラディッシュがありました。
ラディッシュが出回る季節になると、彼は野菜直売所に行ってはラディッシュをこれでもかと買います。
「こんなにどうするの」とたずねると、必ずこう答えるのです。
「二十日大根は甘酢漬けにして」
そのたびに『ラディッシュ』とは呼ばず『二十日大根』、『ピクルス』とは呼ばず『甘酢漬け』と呼ぶ夫を頑なまでに和風だなぁと感じてしまいます。
まぁ、そういう私もピクルスと甘酢漬けの細かい違いはあまり気にしないのですが。
世の中にはカタカナ語が溢れて、日本語でいいじゃないかと思うことも増えましたが、カタカナ語だから伝わるニュアンスもあるのかなと思っています。
翻訳された文学もいいけれど、その国の言語を母国語にする人々だからこそ受ける感銘を理解するのはなかなか難しいのだろうと昔から考えています。
サガンはインタビューの中でフランス語を絶賛していましたが、共感するためにはそれ相応の勉強がいりますもんね。言語それぞれに独特の良さがあるのですな。
もっとも、私が大量のラディッシュを切りながら一番共感するのは「うちの旦那は魚釣りに行くのはいいけど釣った魚の調理はいつも私なのよね」と思っている、どこかにいるかもしれないけれどまだ見ぬ奥様です。
【深水家のラディッシュのピクルスもとい二十日大根の甘酢漬けの作り方】
ラディッシュの葉の部分を束になるようカットし、根は食べやすい大きさに揃えます。
鍋に砂糖、酢、塩、黒胡椒、ローリエを煮立たせ、ピクルス液を作ります。
ラディッシュの辛さが好きな方は根は生のまま、マイルドなのがお好きであればさっと湯がきます。
ラディッシュをピクルス液に漬けて完成。
ちなみに葉の部分は茹でて刻み、軽く水気を絞ったら昆布や唐辛子、ごまをお好みで加えて塩揉みします。
これは大根の葉でやるのが一番オススメですが、ラディッシュでももちろんイケます。納豆のお供に最高です。
どうぞ召し上がれ。
今日、仕事から帰った夫の手に大量のラディッシュがありました。
ラディッシュが出回る季節になると、彼は野菜直売所に行ってはラディッシュをこれでもかと買います。
「こんなにどうするの」とたずねると、必ずこう答えるのです。
「二十日大根は甘酢漬けにして」
そのたびに『ラディッシュ』とは呼ばず『二十日大根』、『ピクルス』とは呼ばず『甘酢漬け』と呼ぶ夫を頑なまでに和風だなぁと感じてしまいます。
まぁ、そういう私もピクルスと甘酢漬けの細かい違いはあまり気にしないのですが。
世の中にはカタカナ語が溢れて、日本語でいいじゃないかと思うことも増えましたが、カタカナ語だから伝わるニュアンスもあるのかなと思っています。
翻訳された文学もいいけれど、その国の言語を母国語にする人々だからこそ受ける感銘を理解するのはなかなか難しいのだろうと昔から考えています。
サガンはインタビューの中でフランス語を絶賛していましたが、共感するためにはそれ相応の勉強がいりますもんね。言語それぞれに独特の良さがあるのですな。
もっとも、私が大量のラディッシュを切りながら一番共感するのは「うちの旦那は魚釣りに行くのはいいけど釣った魚の調理はいつも私なのよね」と思っている、どこかにいるかもしれないけれどまだ見ぬ奥様です。
【深水家のラディッシュのピクルスもとい二十日大根の甘酢漬けの作り方】
ラディッシュの葉の部分を束になるようカットし、根は食べやすい大きさに揃えます。
鍋に砂糖、酢、塩、黒胡椒、ローリエを煮立たせ、ピクルス液を作ります。
ラディッシュの辛さが好きな方は根は生のまま、マイルドなのがお好きであればさっと湯がきます。
ラディッシュをピクルス液に漬けて完成。
ちなみに葉の部分は茹でて刻み、軽く水気を絞ったら昆布や唐辛子、ごまをお好みで加えて塩揉みします。
これは大根の葉でやるのが一番オススメですが、ラディッシュでももちろんイケます。納豆のお供に最高です。
どうぞ召し上がれ。
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