上 下
8 / 13

8

しおりを挟む
コネコネ、コロコロ。
コネコネ、コロコロ。

アラシとナギが丸めたクッキーは、オーブンの天板に並べられていきました。
上から見るとまるで水玉模様。

「さあ、これを焼くんだ」

「これでできあがり?」

「まぁだまだ。仕上げがいるんだよ」

「ふぅん」

ナギはオーブンをのぞきながらワクワク。

バターが溶けて、小さな泡が見えました。
クッキーの焼ける匂いが台所いっぱいに広がる頃には、まん丸だった生地はもったりした大福のような形になりました。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

アラシとナギのパンケーキ

くさなぎ秋良
絵本
広い海が見渡せる岬の上に、『うみのねこ』という料理店があります。 お店を切り盛りするのは、アラシとナギという双子の猫。 『うみのねこ』にはメニューがありません。 お客さんが食べたいものを作って出すのです。 さあ、いらっしゃい、いらっしゃい。 ここは海に住む猫の料理店。 ちょっと風変わりでほっこりする時間をどうぞ。 ベリーズカフェでも公開中です。

アラシとナギのロールキャベツ

くさなぎ秋良
絵本
広い海が見渡せる岬の上に、『うみのねこ』という料理店があります。 お店を切り盛りするのは、アラシとナギという双子の猫。 『うみのねこ』にはメニューがありません。 お客さんが食べたいものを作って出すのです。 さあ、いらっしゃい、いらっしゃい。 ここは海に住む猫の料理店。 ちょっと風変わりでほっこりする時間をどうぞ。 ベリーズカフェでも公開中です。

大人の絵本・おじさま

矢野 零時
絵本
大人の絵本ずきの人たちのために、少し残酷で悲しい話を書いてみました。 もちろん、子供である、あなたが読まれても、楽しんでいただけると思います。 話の内容ですか、それはお読みになってください。

クジラと雨宿りした猫

くさなぎ秋良
絵本
森の奥深く、ネモという猫の男の子が住んでいました。 ある日、ネモがさくらんぼの花を見に出かけると泉に何か浮かんでいます。 それはクジラの置き物でした。 ネモはクジラと一緒に、お花見をしながらおにぎりを食べます。 「君の口は開いてるね。お腹すいたの?」 クジラの口におにぎりの梅干しを入れた途端、不思議なことが起こるのでした。 ベリーズカフェでも公開中です。

みぃつけた

060721
絵本
これは だれの しっぽかな にゃーにゃー しっぽ だれのかな ねこさん しっぽ みぃつけた わんわん しっぽ だれのかな いぬさん しっぽ みぃつけた ぶーぶー しっぽ だれのかな ぶたさん しっぽ みぃつけた もーもー しっぽ だれのかな うしさん しっぽ みぃつけた みんなの しっぽは かわいいね

クマのおじさん

天仕事屋(てしごとや)
絵本
みくりが池にクマのおじさんが 釣りをしています。 そこを通りかかった動物達は 側に腰をかけて話し始めます。

ゆまちゃんとヤン丸の12ヶ月

万揮/マキちん
絵本
まん丸な子犬のヤン丸とゆまちゃんという女の子の一年間の物語です。

とべない鳥

赤鈴
絵本
これは、とある森にすむ2羽のとべない鳥の物語――。 挿絵(イラスト):まつりさん

処理中です...