親子誕生

くさなぎ秋良

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はじめての育児編

予防接種と小児科

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 赤ちゃんも大変ね。そう思うのは予防接種のときです。

 生後二ヶ月から定期接種があります。自治体から案内や予診票を受け取り、各自でかかりつけの小児科医のもとで接種する形になると思います。

 接種には定期接種と任意接種があるんですが、定期接種だけでもこんなにあるのかと驚きました。『ヒブ』『四種混合』『小児肺炎球菌』など、初めて耳にするようなものばかりで戸惑いました。おまけに一度きりじゃなく、ある程度の期間をおいて複数回の接種があるんですね。

 そんなわけで「今回はコレとコレ」そして「次回はコレとコレ」と、複数本の予防接種を受けることもあり、物心ついてきた息子は医師の顔を見るだけで泣き喚くようになりました。……小児科医も大変ね。

 息子がお世話になっている小児科は、入り口が二つあります。受付に予診票を提出したら、別の入り口から入っていくのです。その先はワクチン接種の患者専用の待合室になります。小児科に行って風邪をもらってくるリスクも減るので、この病院にしています。

 ただ一つ不満なのは、とてもいい先生なんだけど、ぼそぼそ喋るから聴き取れないんです。こちら側が何を言っているのかさっぱりなのは看護師さんも承知のようで、あとからきてもう一度説明してくれます。小児科に行くときは不安な心境のときが多いので、はっきり喋ってくれるほうが嬉しい。けれど、あんまりきつい言い方なのも落ち込んだりするのかな。病院選びって、難しいですね。

 そして、乳幼児医療費の助成というものがあると、息子が一歳を過ぎて初めて知りました。なぜ一歳を過ぎていたかというと、彼は滅多に風邪をひくことがなく、予防接種以外で小児科に行くことがなかったのです。
 自治体によって何歳まで受けられるかなど変わってくるんでしょうが、受給者証と保険証を提示したら自己負担分がゼロに。これはありがたかったです。でも、やっぱり健康でいてくれるのがなによりありがたいですね。
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