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三章
8:悪魔系・超級ダンジョン1
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WEO東京第三支部の大部屋。
大きなモノリスがある空間に、歩いている<EAS>のメンバーがいた。
今や世間の注目を集める存在になっている彼らに対し、周囲の者たちが遠巻きに噂話をしたり、自然と好奇の視線を浴びせたりしている。
そういったのにも最近は慣れたもので、特に気にした様子もない朔斗、恵梨香、サリアの三人はモノリスの前まで足を進めると、迷うことなくダンジョンの選択作業に取りかかる。
とはいえ、それを行うのはリーダーである朔斗だけであり、他の二人は彼を見守るに留まっていた。
朔斗の眼前に浮かび上がったホログラム。
《最下級》
《下級》
《中級》
《上級》
《特級》
《超級》
《神級》
少し緊張した面持ちの彼は、この中から《超級》を選ぶ。
そして現れた次なる選択肢。
《獣系》
《亜人系》
《巨人系》
《植物系》
《不死系》
《悪魔系》
《水棲系》
《ドラゴン系》
《ランダム》
「さてと……《悪魔系》だ」
思わず漏れたひとり言。
特級ダンジョンに初挑戦した際と同様のものを選んだのは何も偶然ではない。
人それぞれというか、パーティー毎に得意とするダンジョンの系統は異なっているのは普通の話。
例えば、《獣系》で出現するモンスターは獣らしく動きが俊敏な魔物が多いし、《巨人系》であれば力強く生命力に秀でたモンスターが出てくるのが特徴として挙げられる。
火魔法が得意なメンバーがいるパーティーに人気なのは、《植物系》のダンジョン。
そうはいっても、《植物系》が他の簡単と系統と比べて簡単なわけではないので注意が必要だ。
このダンジョンに多く見られるのが擬態している敵。
たくさんのモンスターの生態を知っていなければ発見が遅れて、下手をしたら意識の外からの攻撃により、一発であの世行き。
さらに、魔力は無限ではなく、魔力ポーションも決して安い物ではないため、ただ単にファイア系の魔法を考えなしに使っていて攻略できるほど《植物系》ダンジョンは甘くない。
高ランクの聖職者系統をジョブとして持つ者がいると、攻略難度が一気に下がるのは《不死系》だ。
しかし、ここでも魔力の問題が出てくるので、魔法にだけ頼ってダンジョンに潜るべきじゃないのは周知の事実であろう。
それにここではモンスターから得られる素材が安くなってしまうという欠点もあり、多くの探索者には歓迎されていないのが現実だ。
次に、《水棲系》を選択した場合だが、このときはフィールドの問題が出てきてしまうため、一部の探索者以外には敬遠されている。
なぜなら、《水棲系》のダンジョンは川、沼、湖など、水場が溢れる環境となっているからだ。
人間とは本来陸地で活動をする生態。
そのため、どうしても《水棲系》のダンジョンを得意としたり、苦手としなかったりする探索者は少ない。
そして、リストの中でも一見問題ないように見える《亜人系》も要注意。
というのも、ここにはリザートマン種やサハギン種などが出てくる可能性があり、そういったダンジョンが選ばれてしまうと、自然と《水棲系》のダンジョンまでいかなくても、水場が多くなってしまい、事前準備をしていたり、水場が得意なメンバーを揃えていなかったりしたら苦戦は免れない。
こうした中、ある意味においてバランスが取れているのが《悪魔系》と言えるだろう。
そこでは特に戦闘しにくい環境であったり、敵があまりに俊敏すぎたりといったこともあまりない。
素早さについては、当然ながら《獣系》のダンジョンに比してであって、《悪魔系》ダンジョンに出現するモンスターの動きが鈍いわけじゃないのだが。
しかし、《悪魔系》で襲いかかってくるモンスターは、他の系統よりも強力な特殊能力を持つ個体が多いため、それらに対処できたり、魔物の特殊能力が発動する前に討伐可能だったりといった確かな実力を兼ね備えたパーティーでなければ、一度のミスから全滅することすらあり得るだろう。
最後が《ドラゴン系》ダンジョン。
多くの物語やゲームで語られることが多いモンスターの代名詞といえるドラゴンの戦闘力――それは強力無比のひと言。
これはもはや説明不要だろう。
超級ダンジョンから出現する《ドラゴン系》では、他の系統とは一線を画す難易度を誇る。
先述した七つの系統と同じ難度だと考えて挑むと馬鹿を見てしまう。
さておき、《悪魔系》を選択した朔斗だったが、すぐに希望する環境を引き当てられず、何度かのチェンジを繰り返した後、戦いやすい草原のフィールドに至った。
ダンジョン入口に設置されているモノリスを利用し、すぐさまマップメイカーの準備を整える朔斗。
そうした中、朔斗はふと思う。
(探索者のトップを目指すのなら、本当はいろいろな系統のダンジョンを攻略していくべきなんだろうけど、今はまだその余裕がないんだよな)
当たり前の話だが、さまざまな種類のモンスターや環境に左右されることなくダンジョンを攻略できるパーティーほど、人々からの支持を得やすいし、人気にもなっていく。
それは探索者ランクに一切の影響を及ぼさないが、トップの探索者は体裁というものを殊の外気にするのも事実。
要は何かのみに特化して上位にいったパーティーは、それなりに尊敬はされるが、どこか色眼鏡で見られてしまう。
――前のシングルナンバーはもっと凄かった。
――ダンジョンを選びさえしていたのなら、あの人たちであればもっと上位にいけたはず。
――こんな選り好みする奴らにあのパーティーが蹴落とされるのは納得いかない。
などなどの溢れる失望や妬みの声。
シングルナンバーにまで至らない上位探索者でも、何度も一生を送れるくらいの収入を得ることができるが、それでもシングルナンバーを目指す者は、それに付随する名誉欲を満たしたり、自己を研鑽したりしたいのだ。
男性が少なくなっている現代において、女性の活躍は目覚ましいのは言わずもがなのひと言。
絶対数が違う男性と女性であれば、より多くの人数が存在する女性のほうがメディアを賑わし、たくさんの人々から尊敬を集める探索者が多数なのは必然。
決して女性を軽視するわけではないが、男として生まれ持った闘争本能か何かが心を刺激してより高みを目指さんとするのが朔斗なのだ。
「ふぅ」
一度深く呼吸をした朔斗は微かに震えている。
それは武者震い。
軽く目をつぶり、内心これからのことを考える朔斗。
(今まで以上に危険なダンジョンに挑むのは楽しみと怖さの両方がある。怖さに関しては――敵に恐怖しているというのではなく、下手したら恵梨香やサリアを失ってしまうかもしれない未来を恐れてだ。今回のダンジョンをクリアすれば、俺はBランクへと至るだろう)
今まで何事にも怯まなかった義兄が黙している様子に不安を感じた恵梨香が、彼に話しかける。
「大丈夫? 少し震えてるみたいだけど」
「うちらに超級はまだ早かったんとちゃうか? 言うて、うちらは全員がまだ探索者ランクがCや。それなのに……この超級ダンジョンを主戦場とする探索者のランクは、SSやSSSといったトップ中のトップのまさに人外」
恵梨香の言葉に続けて声を出したのはサリア。
パーティー内で一番役立っていないとの自覚がある彼女は、心許ない気持ちが自然と舌を滑らせてしまった。
振り返って二人のほうを見た朔斗が柔らかな笑みを浮かべる。
「ごめんごめん。不安にさせてしまったな。これからとうとう超級に挑戦するんだって実感が湧いてきて――どうしようもなく胸が高鳴るんだ。別に戦闘狂ってわけじゃないんだけど、ははは」
「俗に言う武者震いってやつなの?」
自分で経験したことがない現象のため、確認を行った恵梨香に対し、小さく頷いて肯定の意を示す朔斗。
彼は視線をサリアに移し、彼女に力強く宣言する。
「俺がサリアを守るから、もう少し身体の力を抜いてくれ」
「な、なんや……急に……やめてや……」
途端に顔を赤らめ、自身の体温が上昇していくのを感じてしまうサリア。
そっぽを向いた彼女に対し、朔斗が言葉を続ける。
「まあ、スマートに二人のことを守れない俺が言うなって話かもだが」
「そ、そんなことないで! さくとんは他のどんな探索者よりも素早く敵を倒すことで、結果的にうちらを守ってくれてるやん!」
わたわたしたサリアが朔斗の弁護を行い、それに対してにこやかな彼が、さらに笑みを深めながら言う。
「はは、そう捉えてくれていてありがたい限りだ」
「ちょっとちょっとおおおお! 私の存在も忘れてもらっちゃ困るんだけど?」
若干苛立った声を出したのは義兄への想いを隠そうとしない恵梨香。
――なぜに想いを告げている私が蚊帳の外に置かれているのか。
そんな風に彼女が憤ってしまうのは仕方ないと言えよう。
「恵梨香が小さな頃から俺はお前を守ってきたつもりだ。それは今後もずっと変わらない。だから大丈夫だ、安心してくれ」
ストレートに飾らない言葉をぶつけられた恵梨香は、あまりの羞恥で下を向いてしまう。
(今のは少しクサかったか。ちょっと恥ずかしくなってきたな)
そんなことを思った朔斗は、わざとらしく咳ばらいをした後、大きな声を出す。
「そろそろ行くぞ!」
「うん」
「いくで!」
かくして<EAS>のメンバーは、とうとう初となる超級ダンジョンへと挑んでいくのだった。
大きなモノリスがある空間に、歩いている<EAS>のメンバーがいた。
今や世間の注目を集める存在になっている彼らに対し、周囲の者たちが遠巻きに噂話をしたり、自然と好奇の視線を浴びせたりしている。
そういったのにも最近は慣れたもので、特に気にした様子もない朔斗、恵梨香、サリアの三人はモノリスの前まで足を進めると、迷うことなくダンジョンの選択作業に取りかかる。
とはいえ、それを行うのはリーダーである朔斗だけであり、他の二人は彼を見守るに留まっていた。
朔斗の眼前に浮かび上がったホログラム。
《最下級》
《下級》
《中級》
《上級》
《特級》
《超級》
《神級》
少し緊張した面持ちの彼は、この中から《超級》を選ぶ。
そして現れた次なる選択肢。
《獣系》
《亜人系》
《巨人系》
《植物系》
《不死系》
《悪魔系》
《水棲系》
《ドラゴン系》
《ランダム》
「さてと……《悪魔系》だ」
思わず漏れたひとり言。
特級ダンジョンに初挑戦した際と同様のものを選んだのは何も偶然ではない。
人それぞれというか、パーティー毎に得意とするダンジョンの系統は異なっているのは普通の話。
例えば、《獣系》で出現するモンスターは獣らしく動きが俊敏な魔物が多いし、《巨人系》であれば力強く生命力に秀でたモンスターが出てくるのが特徴として挙げられる。
火魔法が得意なメンバーがいるパーティーに人気なのは、《植物系》のダンジョン。
そうはいっても、《植物系》が他の簡単と系統と比べて簡単なわけではないので注意が必要だ。
このダンジョンに多く見られるのが擬態している敵。
たくさんのモンスターの生態を知っていなければ発見が遅れて、下手をしたら意識の外からの攻撃により、一発であの世行き。
さらに、魔力は無限ではなく、魔力ポーションも決して安い物ではないため、ただ単にファイア系の魔法を考えなしに使っていて攻略できるほど《植物系》ダンジョンは甘くない。
高ランクの聖職者系統をジョブとして持つ者がいると、攻略難度が一気に下がるのは《不死系》だ。
しかし、ここでも魔力の問題が出てくるので、魔法にだけ頼ってダンジョンに潜るべきじゃないのは周知の事実であろう。
それにここではモンスターから得られる素材が安くなってしまうという欠点もあり、多くの探索者には歓迎されていないのが現実だ。
次に、《水棲系》を選択した場合だが、このときはフィールドの問題が出てきてしまうため、一部の探索者以外には敬遠されている。
なぜなら、《水棲系》のダンジョンは川、沼、湖など、水場が溢れる環境となっているからだ。
人間とは本来陸地で活動をする生態。
そのため、どうしても《水棲系》のダンジョンを得意としたり、苦手としなかったりする探索者は少ない。
そして、リストの中でも一見問題ないように見える《亜人系》も要注意。
というのも、ここにはリザートマン種やサハギン種などが出てくる可能性があり、そういったダンジョンが選ばれてしまうと、自然と《水棲系》のダンジョンまでいかなくても、水場が多くなってしまい、事前準備をしていたり、水場が得意なメンバーを揃えていなかったりしたら苦戦は免れない。
こうした中、ある意味においてバランスが取れているのが《悪魔系》と言えるだろう。
そこでは特に戦闘しにくい環境であったり、敵があまりに俊敏すぎたりといったこともあまりない。
素早さについては、当然ながら《獣系》のダンジョンに比してであって、《悪魔系》ダンジョンに出現するモンスターの動きが鈍いわけじゃないのだが。
しかし、《悪魔系》で襲いかかってくるモンスターは、他の系統よりも強力な特殊能力を持つ個体が多いため、それらに対処できたり、魔物の特殊能力が発動する前に討伐可能だったりといった確かな実力を兼ね備えたパーティーでなければ、一度のミスから全滅することすらあり得るだろう。
最後が《ドラゴン系》ダンジョン。
多くの物語やゲームで語られることが多いモンスターの代名詞といえるドラゴンの戦闘力――それは強力無比のひと言。
これはもはや説明不要だろう。
超級ダンジョンから出現する《ドラゴン系》では、他の系統とは一線を画す難易度を誇る。
先述した七つの系統と同じ難度だと考えて挑むと馬鹿を見てしまう。
さておき、《悪魔系》を選択した朔斗だったが、すぐに希望する環境を引き当てられず、何度かのチェンジを繰り返した後、戦いやすい草原のフィールドに至った。
ダンジョン入口に設置されているモノリスを利用し、すぐさまマップメイカーの準備を整える朔斗。
そうした中、朔斗はふと思う。
(探索者のトップを目指すのなら、本当はいろいろな系統のダンジョンを攻略していくべきなんだろうけど、今はまだその余裕がないんだよな)
当たり前の話だが、さまざまな種類のモンスターや環境に左右されることなくダンジョンを攻略できるパーティーほど、人々からの支持を得やすいし、人気にもなっていく。
それは探索者ランクに一切の影響を及ぼさないが、トップの探索者は体裁というものを殊の外気にするのも事実。
要は何かのみに特化して上位にいったパーティーは、それなりに尊敬はされるが、どこか色眼鏡で見られてしまう。
――前のシングルナンバーはもっと凄かった。
――ダンジョンを選びさえしていたのなら、あの人たちであればもっと上位にいけたはず。
――こんな選り好みする奴らにあのパーティーが蹴落とされるのは納得いかない。
などなどの溢れる失望や妬みの声。
シングルナンバーにまで至らない上位探索者でも、何度も一生を送れるくらいの収入を得ることができるが、それでもシングルナンバーを目指す者は、それに付随する名誉欲を満たしたり、自己を研鑽したりしたいのだ。
男性が少なくなっている現代において、女性の活躍は目覚ましいのは言わずもがなのひと言。
絶対数が違う男性と女性であれば、より多くの人数が存在する女性のほうがメディアを賑わし、たくさんの人々から尊敬を集める探索者が多数なのは必然。
決して女性を軽視するわけではないが、男として生まれ持った闘争本能か何かが心を刺激してより高みを目指さんとするのが朔斗なのだ。
「ふぅ」
一度深く呼吸をした朔斗は微かに震えている。
それは武者震い。
軽く目をつぶり、内心これからのことを考える朔斗。
(今まで以上に危険なダンジョンに挑むのは楽しみと怖さの両方がある。怖さに関しては――敵に恐怖しているというのではなく、下手したら恵梨香やサリアを失ってしまうかもしれない未来を恐れてだ。今回のダンジョンをクリアすれば、俺はBランクへと至るだろう)
今まで何事にも怯まなかった義兄が黙している様子に不安を感じた恵梨香が、彼に話しかける。
「大丈夫? 少し震えてるみたいだけど」
「うちらに超級はまだ早かったんとちゃうか? 言うて、うちらは全員がまだ探索者ランクがCや。それなのに……この超級ダンジョンを主戦場とする探索者のランクは、SSやSSSといったトップ中のトップのまさに人外」
恵梨香の言葉に続けて声を出したのはサリア。
パーティー内で一番役立っていないとの自覚がある彼女は、心許ない気持ちが自然と舌を滑らせてしまった。
振り返って二人のほうを見た朔斗が柔らかな笑みを浮かべる。
「ごめんごめん。不安にさせてしまったな。これからとうとう超級に挑戦するんだって実感が湧いてきて――どうしようもなく胸が高鳴るんだ。別に戦闘狂ってわけじゃないんだけど、ははは」
「俗に言う武者震いってやつなの?」
自分で経験したことがない現象のため、確認を行った恵梨香に対し、小さく頷いて肯定の意を示す朔斗。
彼は視線をサリアに移し、彼女に力強く宣言する。
「俺がサリアを守るから、もう少し身体の力を抜いてくれ」
「な、なんや……急に……やめてや……」
途端に顔を赤らめ、自身の体温が上昇していくのを感じてしまうサリア。
そっぽを向いた彼女に対し、朔斗が言葉を続ける。
「まあ、スマートに二人のことを守れない俺が言うなって話かもだが」
「そ、そんなことないで! さくとんは他のどんな探索者よりも素早く敵を倒すことで、結果的にうちらを守ってくれてるやん!」
わたわたしたサリアが朔斗の弁護を行い、それに対してにこやかな彼が、さらに笑みを深めながら言う。
「はは、そう捉えてくれていてありがたい限りだ」
「ちょっとちょっとおおおお! 私の存在も忘れてもらっちゃ困るんだけど?」
若干苛立った声を出したのは義兄への想いを隠そうとしない恵梨香。
――なぜに想いを告げている私が蚊帳の外に置かれているのか。
そんな風に彼女が憤ってしまうのは仕方ないと言えよう。
「恵梨香が小さな頃から俺はお前を守ってきたつもりだ。それは今後もずっと変わらない。だから大丈夫だ、安心してくれ」
ストレートに飾らない言葉をぶつけられた恵梨香は、あまりの羞恥で下を向いてしまう。
(今のは少しクサかったか。ちょっと恥ずかしくなってきたな)
そんなことを思った朔斗は、わざとらしく咳ばらいをした後、大きな声を出す。
「そろそろ行くぞ!」
「うん」
「いくで!」
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