万能すぎる創造スキルで異世界を強かに生きる!

緋緋色兼人

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1巻

1-1

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 一章


《1 地球にて》

 今日の天気は、最近の俺の心と同じでくも模様もようだ。
 肌にまとわりつくような蒸した空気が立ち込める中、街灯がともる並木道をコンビニに向かって歩いて行くと、五〇メートル程先に見覚えのある姿があった。
 少し早歩きで近づいてよく見てみる。すると、俺、柏木類かしわぎるい幼馴染おさななじみである天童彩花てんどうあやかが、空を見上げながら歩いていた。

「なんだ? あいつ。夜道を一人で歩いて危ないな」

 俺は、そう一人つぶやいた。
 小さい頃はよく一緒に遊んでいたが、最近は疎遠そえんになりつつある。
 といっても相手からではなく、俺から距離を取り始めたのだが……


 天童彩花との出逢いは、いまいち記憶がない。いつの間にか遊んだりするようになっていた。
 小学校一年生の頃にちょっとしたことがあり、俺は近所の空手道場に通い始めた。
 そして、通い始めるまで知らなかったが、空手道場の師範しはんの娘が彩花だったのだ。
 だが、高校時代のある出来事がきっかけで、もう、その空手道場にも通わなくなった。
 高校入学後にクラスでいじめが始まり、俺はいじめられてたクラスメイトを助けて、他のクラスメイトにもいじめをやめるように訴えかけたり、先生にも相談したりしたが……
 いじめを主導していた奴は、外面そとづらが良くて、人に取り入ることが上手かったのだ。
 クラスメイトも、どんどんそいつに感化されていき、俺の説得はまったく効果がなかった。
 そして、逆に俺に対してのいじめが始まった。
 さらに俺が呆れたのは、俺がかばったクラスメイトまでいじめっ子にへつらい、いじめる側に回ったことだ。
 それからの俺は、特に理不尽や裏切りを嫌悪するようになっている。
 俺は小さい頃から空手を習っていたので、初めの頃の直接的な暴力にはやり返して逆にボコボコにしたが、それ以降は無視や陰口かげぐちなど、陰湿な嫌がらせが始まった。
 やがて、ボコボコにした件が空手の師範に変に伝わって、道場を追い出された。
 彩花は『何か絶対理由がある』と言って師範に食って掛かっていたが……あの人はまったく聞く耳を持たない感じだった。
 学校に呼び出された両親でさえ、相手の肩を持って俺を責めたのだ。
 教師だって初めから向こうの味方だった。
 これ以降、俺は大人を信用しなくなっている。
 中には信用できる大人もいるのだろうが、俺はまだ見たことも会ったこともない。
 同級生も同じような感じなので、信用できないのは大人だけに限らないけどな。
 彩花は別のクラスだったから、俺へのいじめのことは知らないが、今の状態の俺と仲良くしていると、あいつにも嫌がらせが波及する恐れがある。だから、俺の方から距離を取ることにした。
 彩花は学年で一番、二番を争う程に可愛くて皆の人気者だけど……
 あいつと付き合いの長い俺は知っている。
 あいつは、ああ見えて結構精神的に弱いところがあるから、今の人気者の立場から、もしいじめられる側になれば、精神が持たないだろう。


 れた思考を元に戻し、再び彩花を見る。彼女は信号が点滅中の横断歩道を渡り始めた。
 ふと、視線を右の方に向けると、明らかに赤信号で止まらない勢いの車が走ってきている。
 あせって走り始めた俺は、腹にありったけの力を込めて叫ぶ。

「おい! 彩花! おい! 車が来てるぞ!!」

 こちらを振り返った彼女は、俺に気が付いたらしく一瞬笑みを浮かべる。しかし、車を視界に捉えたのだろう。
 可愛い顔が、みるみるうちに青褪あおざめていく――その瞬間、最悪の展開が俺の脳裏に浮かぶ。

「くそっ! 間に合えよ!」

 俺はさらに走る速度を上げて、彩花の側までたどり着き、そしてその背中を押す。
 彼女は「きゃっ」と小さな悲鳴を上げながらも、なんとか車の進行路線から外れる。
 ほっとしたのもつかで、気が付いたら俺は車に弾き飛ばされて宙を舞っていた……

「いやああああ!! るいいいい!!」

 最後に幼馴染の叫ぶ声が聞こえた気もしたけれど、俺の意識はそこで途絶えた――



《2 転生》

 ――ふと、長い眠りから覚めたような感覚に襲われた。
 そして、聞いたことがない声がどこかから聞こえてくる。
 身体を動かそうとしてみたが、身体の感覚がどこかおかしくて上手く動かせない……
 俺はどこか怪我けがしているのか? とりあえず状況確認が先かと思い、閉じていた目を開けてみる。
 すると、知らない顔が俺を覗き込んでいるのに気が付く。
 ん? この人は誰だ?
 よく見ると、慈愛のこもったような、まぶしいくらいの笑みを浮かべた女性だ。
 少しタレ目で銀髪、そして、とても整った顔立ちをしている。
 随分と美人だ。彩花並みかな。彩花は美人というよりも、可愛いという感じだったけど。
 話し声が上手く聞こえず、何を言っているのか理解できない。
 ――っていうか何この状況!?
 俺はとにかく起きる前にあったことを思いだしてみる。
 確か、俺は――彩花を助けるために走って、彼女を押して――
 そして、車にはねられたんじゃなかったか?
 そうなると――ここは病院か? 周りを見る限り、そうは見えないけど。
 しかし、あの状態で助かったのか? 運が良すぎだろ、俺は。
 それなら……
 まずは、怪我の確認が必要か。
 視線を銀髪の女性から動かして、自分の身体がどうなっているかを見てみると――
 俺はあまりのことに驚愕きょうがくした。
 えっ!? 何これ……赤ちゃんになってる……
 いや、マジ理解できないんだが、もしかして転生とかそういうの?
 さらに、部屋を見渡すと――
 雰囲気のある調度品がそこかしこにあり、俺はベビーベッドのような物の上に寝かされていたらしい。
 そんな風に室内を見ていると『コンコン』という音が聞こえてくる。ドアから誰か入ってきたみたいだ。その人物は一〇歳くらいの女の子だった。
 その子が、目の前にいた女性に話しかける。
 しばらくして用事が済んだのか、女の子は部屋を出ていった。
 銀髪の女性は微笑ほほえみながら、理解できない言語で俺に話しかけてくる。
 このままじゃ何もわからないので、なんとか理解しようと必死に聞き耳を立てていると――
 いきなり脳内に、無機質な機械音声にも似た声が響いた。


【スキル〈全言語理解ぜんげんごりかい〉を取得しますか?】

 いきなりのことに俺は焦りながら、いまいち理解していないままに、取得する、と念じてみる。


【スキル〈全言語理解〉を取得しました】

【全言語理解】
 どのような言語でも理解できるようになる(読み書き、会話が可能になる)。スキルレベルはない。


 そんな無機質な声が再び聞こえたと同時に、俺の意識は暗転した――



《3 鑑定》

 ――鳥のような鳴き声が聞こえるなぁと、ぼんやり考えながら意識を取り戻す。
 ふと、部屋の中を見ると、あの銀髪の女性が、揺り椅子に座ってうたた寝をしていた。
 その女性から視線を外し、自分の身体を見る――やはり赤ちゃんのままだった……
 確かあのとき、脳内への声が聞こえたかと思ったら――それと同時に意識がなくなったんだったよなぁ。
 これからどうすればいいだろう?
 自分が置かれている状況が全然わからないままの俺だが、結局いくら考えてもどうすることもできないなぁ、と結論づけた。
 そのままぼんやりしていると、何か物音が聞こえてきた。音の発生源と思われる方に視線を動かす。銀髪の女性が起きたようで、俺へと近寄りながら話しかけてくる。

「ルイちゃんも起きてたんだね、おはようー」

 えっ!? 言葉がわかるようになっているんだが……
 あぁ、もしかして、これが〈全言語理解〉ってやつか?
 銀髪の女性の手が伸びてきて、俺を抱きかかえた。
 そして、銀髪の女性は俺ににこりと微笑んでくる。
 もしかして、俺も、もう話せるようになっているのか? でも、いきなり話したらまずいかな……
 色々と思案しつつ、『あー、うー』とか言えばいいかと思い、口を開いてみる。

「あー、うー、あー」

 ん? 上手く口というか、舌が動かない。
 これは――どの道まだ話せないんじゃないかな……んー、要練習だな。
 それはそれとして、俺は随分とお腹がいていることに気が付いた。
 恥ずかしいけど……泣くしかないのか?
 俺は意を決して「おぎゃー、おぎゃー」と泣いてみた。
 すると、銀髪の女性が口を開く。

「お腹空いたのかな?」

 ――と話しかけながら、銀髪の女性は胸をはだけた。
 こ、これは……恥ずかしい、恥ずかしいけど! でも、我慢しつつ母乳を飲んだ。
 最初は上手く飲めなかったが、徐々にコツをつかめてきたと思う。
 満腹感が出てきたところで飲むのをやめると、銀髪の女性も服を元に戻す。
 そのまま女性に背中をトントンと叩かれていたらゲップが出たので、ありがとうという意味を込めて銀髪の女性に微笑む。
 すると、女性も微笑み返してくれて、俺を抱きかかえたまま移動して、揺り椅子に座った。
 この女性は、俺が意識を失う前も結構こちらに話しかけてきた。言葉がわかるようになった今は、とにかく情報収集のために一言一句聞き逃さないぞ! という決意で、彼女の言葉に意識を傾ける。

「ルイちゃん、いっぱいおっぱいを飲んで元気に育つんだよ? ルイちゃんはどういうステータスで、どういうスキルがもらえるのかな? 早く鑑定してもらいたいけど、一歳になるまで鑑定できないしなぁ」

 鑑定、というのをされれば自分のスキルってのがわかるのか?
 なんで一歳までできないんだろう? 理由が知りたいな。

「あー、うー」
「ん? ルイちゃんどうしたの?」
「あー、あー、うー」

 なんとか理由を知りたくて声を出してみるが、まったく俺の意思は伝わっていないようだ。

「ふふ、あなたは元気ね」

 意思の疎通ができない俺は、諦めて口を閉じた。

「私に〈鑑定〉のスキルがあればなぁ。そうしたら、それを使ってルイちゃんのステータスやスキルを見れたのに」

 俺から視線を外した彼女は、独り言を呟き始める。
 それからもしばらく銀髪の女性は独り言を言っていたが、そこから情報を読み取れた。
 この世界では誰もが生まれた瞬間から遅くとも一歳になるまでの間に、神様からスキルを付与されるらしい。
 つまり、二度手間を避けるために、確実にスキルが付与されているはずの一歳になってから、教会で〈鑑定〉してもらうのだ。
 これ以外にも独り言を言っていたり、俺に話しかけてきたりして、彼女はせわしなく口を動かしていた。
 そうして二人の時間を過ごしていると、ドアの方から『コンコン』と誰かがノックをした音が聞こえてくる。
 静かに開いたドアの向こうには、あの一〇歳くらいの女の子がいた。
 その子は明らかにメイドとわかる服を着ている。意識してなかったけど、前も同じ服装だったかな? んー、思い出せない。

「サラ様、おはようございます。そろそろお食事の用意が出来ます」
「ありがとう、アイリ。わかった、今行くわ」
「私がルイ様を見ていますので、ごゆっくりお食事をしていらっしゃってください」

 俺はまたベビーベッドに寝かされて、サラ様と呼ばれた銀髪の女性は部屋を出て行った。
 アイリと呼ばれた女の子は、俺をニコニコと見ながら、他愛のない話をしてくる。
 この子は青い髪をしており、将来綺麗きれいになるであろうと思われる、とても整った顔立ちだ。
 俺はアイリという子の話を聞き流しながら、先ほどサラという女性が言っていたことを思いだしていた。
 俺はすでに〈全言語理解〉というスキルを取得したが、そもそもスキルを取得とか、明らかに地球ではないと思う。
 ここは異世界なんだっていう現実を、無理やりにでも受け止めないとダメだな。
 しかし、異世界かぁ。まぁ、地球では死んでしまったけど、一応彩花は守れたと思うし……
 こっちでまた一から同じ意識(?)でやり直せるなら、それはそれでいいかな?
 とりあえず地球のことは、頭の隅に置いておいてと……
〈全言語理解〉というスキルを取得した状況と、スキルやステータスがわかるという〈鑑定〉というスキル、そして、ステータスというもののことを考える必要があるな。
 まずは、〈全言語理解〉と同じように〈鑑定〉も取得できないものかなと考え続けていると、


【スキル〈鑑定〉を取得しますか?】

 ――昨日と同じような声が脳内に響いたので、内心喜びつつ取得すると念じてみた。


【スキル〈鑑定〉を取得しました】

【鑑定】
 物や人物の詳細情報を調べられる。


 よし!! 〈鑑定〉ゲットだ!!
 そして、また俺の意識は暗転した――



《4 ステータス確認》

 ――段々と意識が覚醒してきた。
 どれくらい経ったのだろうか?
 窓の方に視線をやると、外は明るい。
 お腹の減り具合と、前も外が明るかったことを考えると、もしかして丸一日意識がなかったのか? もしそうなら、かなりの間眠っていたことになる。
 意識がさらにはっきりとし始めて、周りの様子をうかがう。
 すると、部屋の中で誰かが話している声が聞こえてきた。見知らぬ男性とサラが話し込んでいるようだ。
 俺は意識が暗転する前に取得できた〈鑑定〉を自分に使ってみようと意識してみる。すると、目の前に半透明のプレートのような物が浮かび上がった。
 そこに書いてあることを上から見ていく。


 名前:ルイ
 性別:男 種族:人族 年齢:0
 レベル:1 称号:なし
 HPヒットポイント:50/50 MPマジックポイント:650/650
 筋肉:9 耐性:10 敏捷:8 器用:12 魔力:120 精神:130
 スキル
 創造Lv1・鑑定Lv1・全言語理解


 魔力と精神がやたら高いな、それぞれの項目も調べてみるか。


 HP:生命力を表す。0になると死亡する。
 MP:魔法を使うのに必要。0になると気絶する。また残量が少なくなると倦怠感けんたいかんが酷くなる。
 筋肉:物理攻撃力を表す。
 耐性:物理防御力を表す。最大HPに影響する。
 敏捷:身体の動きの速さを表す。
 器用:身体を上手く動かす能力を表す。
 魔力:魔法攻撃力を表す。
 精神:魔法防御力を表す。MP回復速度と最大MPに影響する。


 スキルについても調べてみるか。


【創造】
 強くイメージすることにより、新たにスキルを創造して取得することができる。
 また、取得済みのスキルを改良することができる。
 消費するMPは創造したスキルが強力な程多くなる。
〈創造〉のスキルレベルが上がれば上がる程、スキルを創造するときの消費MPが減る。
 このスキルは、一日に一回のみ使用可能。
 このスキル自体を創造することはできない。


 この説明を見て気が付いたことがある。スキルを創るときにMPを消費するから、その消費量が激しくて、俺は気絶していたんだということだ。
 とりあえず、自分のステータスやスキルをある程度理解したので、意識を見知らぬ男性とサラに向けて〈鑑定〉をしてみることにした。


 名前:ダン
 性別:男 種族:人族 年齢:23
 レベル:45 称号:Aランク冒険者
 HP:2250/2250 MP:1540/1540
 筋肉:572 耐性:450 敏捷:572 器用:396 魔力:308 精神:308
 スキル
 剣術Lv7・盾術Lv6・斧術Lv5・格闘術Lv5・身体強化Lv6・生活魔法


 名前:サラ
 性別:女 種族:人族 年齢:22
 レベル:42 称号:Aランク冒険者
 HP:1640/1640 MP:3280/3280
 筋肉:164 耐性:328 敏捷:165 器用:492 魔力:652 精神:656
 スキル
 火魔法Lv7・水魔法Lv6・土魔法Lv5・光魔法Lv7・魔力吸収Lv5・杖術Lv6・身体強化Lv3・生活魔法


【魔力吸収】
 魔物や人などの対象から一時的に魔力とMPを吸収して、自分の能力に上乗せする。
 吸収できる量はスキルレベル×一〇〇〇。吸収した分はスキルレベル×一時間後に元に戻る。
 許容可能以上の量を吸収すると、身体の中で魔力が暴発する。


 二人ともかなり強そうだ、比較対象は俺だけど……
 それにしても冒険者か。昔友達に借りた漫画やラノベに載ってたような職業なのかな?
 家の調度品などを見る限り、Aランクなら結構稼いでそうだ。


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ツギクルバナー

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