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その後の話
ペシミスティックな月の裏①※
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窓からの月明かりだけが部屋を照らしている。今は一体夜のどの程度なのかは月の位置で何となく分かるが、何だか最近夜が短く感じる。
「んっ、あ、ああ!」
月の光が黒い瞳に煌めいていて、吸い込まれそうになる。引き締まった腹筋に手を乗せ、しっとりしている肌の感触を感じる。
「美味そうに食べてるな」
目の前の漆黒の髪をした男は、自分の痴態を見て笑っている。男の身体に跨って、腰を振る様は男にとってはもしかしたら淫らな肉食獣の様に見えているのかもしれない。
「あっ、だって、グウェンのっ、気持ちい!」
とうに体力は限界な気がしている。足は軽く震えているし、イキっぱなしの腰もガクガクと限界を訴えてきている。
けれども、この男の剛直をぐぽぐぽと音を立てながら飲み込む事が止められなかった。何故か結婚したての時より快楽に弱くなっている気がする。
そして目の前の男も、寝転びながらそれを見て楽しそうにしている。もう動けないと言えばいいだけなのだ。そうすればこの男は、自分の淫猥な中をガンガンと突いて、天国へ連れてってくれること間違いない。
「ん!あ! ああ! はぁっ、あん!」
強制されてる訳でもない。ただただ、自分がグウェンの全てを飲み込んでいるこの感覚が、身震いするほど自分の身体を悦ばせている。
男にとったら淫乱この上ない動きに見えているに違いない。きっと、朝には思い出して憤死したくなるほど恥ずかしくなってしまうだろう。しかしそれでも、自分は、この男の愛を欲しがっている。自分が欲しがっている。
「あ、だめっ、イク!んっ~~~っあ!」
「……っふ」
腹の奥底から快楽が駆け巡って、脳天へ襲いかかる。もう今日はこの感覚を味わい始めて3回からは数えるのを止めた。
「……っはぁ、はぁ……ん、あ…あっ!ああ!」
「っ、まだ足りないのか」
「んっ!もっと…」
イキながら呼吸を整える。剛直は萎えておらず、自分の身体が勝手にビクビクと締め付けることで、自らの中の良い所を当てていた。それが気持ちよくて、気がつけばまた勝手に腰を振り始めていた。
夜は短いが、始まったばかりだった。
次の日、気怠い身体にムチを打って、何とか朝食をとった後の事だった。
「グウェンの親戚が来る?」
グウェンは本日非番なので、紅茶をのんで、ガーデンテーブルでゆっくりしていた。
グウェンは俺の言葉に頷き、説明を始めた。
「叔父の子供なんだが、早い内から教育をしてくれと頼まれていてな。暫くは断っていたんだが、先日催促が来た」
「まだグウェンが当主を継いだばかりなのに?」
俺とグウェンは、グウェンの親戚が公爵家を継ぐことで貴族院や陛下から結婚の了承を得ている。
しかし、グウェンはまだ当主を引き継いだばかりだ。
「どうやら甥の方がやる気に満ち溢れていて叔父自身はまだ早いんじゃないかとは言ってる」
「? いくつなの?」
「まだ7歳だ」
前世で言うところの小学2年生だ。親元を離れるにはまだまだ早すぎる年齢ではなかろうか。
テオですら13歳で学園に通い始めたばかり。まだ侯爵家の跡継ぎの勉強などはしていない。
「……早過ぎない?」
「本人が来たいと言っているから、体験だけさせてくれと頼まれた」
「任せられるものってあるの……?」
「……」
グウェンは黙ってしまった。それもそのはず、重要書類ばかりの書斎は、俺もあまり立ち入らないレベルだ。そんな重要書類に囲まれた空間に子供を入れることはグウェンと言えど頭を抱えたくなるだろう。
「体験って、いつまで?」
「とりあえず1ヶ月だ」
「思ったより長いね、3日とかかと思った…」
前世で言う職場体験みたいなものだろうか。期間は長いが、そういうものかと納得することにした。
「俺としてはすぐ帰って欲しいんだが」
「? 面倒だから?」
グウェンは何故か席をたち、俺の方へ歩いてくる。不思議に思っていると、グウェンが屈んで、顎を指で上げられキスを落とされた。
「~~~っ!」
「こういうことが出来なくなるからだ」
1週間後、今日から1ヶ月グウェンの甥っ子が職場体験にやってくる。俺はどんな子が来るのか内心ワクワクしていた。
学園の子達はみんな可愛かった。テオなんかは身内贔屓だが、レイに似た性格も相まって特に可愛い。学園は先の事件で辞職してしまったが、また子供と関わるのは楽しみでもあった。
自分はそこまで子供好きとは思っていない。可愛いのは不特定多数ではなく、関わった子達だけだ。
「ノア様、そろそろ到着なさるそうです」
「はーい」
スイレンにそう言われ、アトリエで作業中だった俺は、準備することにした。とりあえず玄関ホールで出迎えることになるのだが、生憎、今日はグウェンは騎士団に行っていて俺だけの出迎えだ。
少しばかり緊張しながらソワソワしていると、扉が開いた。
その子は、テオよりも小さく、グウェンが小さかったらこんな感じだろうと思った。黒髪黒目で、大人になったら眉目秀麗になること間違いなしの顔立ちだった。
「遠いところからお疲れ様、初めまして、俺はノア=ライオットです。よろしく」
「初めまして!アルフリッツ=ライオットです! アルと呼んでください!」
子供らしく元気いっぱいに挨拶をしてくれて、仲良くなれそうだな、なんて思った。
握手のために手を差し出すと、ニコニコとアルも手を差し出してくれた。ぎゅっと握ると、ギリッと何故か力が強かったのが気になった。
不思議に思ってアルの顔を見ても、ニコニコしてるだけだった。力の加減が分からないだけか、と思うことにした。
「アル様、お部屋のご案内をさせて頂きます」
「はい!よろしくお願いします!」
アイリスが声をかけ、アルは返事をすると俺の横を通り過ぎた。
「なーんだ、大したことないじゃん」
俺は耳を疑った。バッと振り返ってアルの顔を見ても、小さいグウェンがニコニコとしていた。
アルはアイリスの後ろを歩いて行ってしまった。
「ノア様?どうされました?」
スイレンに声をかけられて、俺はハッと気を取り直した。
「い、いや。なんでもないよ」
気のせいということにするしか、俺には出来なかった。
夜、グウェンが帰宅してきた。いつものように玄関に出迎えに行こうとした時に、たまたまアルが前を歩いていることに気がついた。
昼間はアルにお茶でも一緒に飲まないかと誘った。しかし、長旅で疲れたとの事で断られ、休んでもらっていた。
だから何時間かぶりにアルの姿を見た時にはすっかり玄関の出来事など忘れていた。
「あ、アル君!」
そう言うと、アルは振り返ってこちらを見てきた。
やっぱりグウェンが小さくなったバージョンで可愛いな、なんて思っていたらアルはまた耳を疑うような言葉をはいてきた。
「話しかけないでもらっていいですか? ウザいんで」
自分の挙げた右手は、意味をなさずに固まることしか出来なかった。
アルはそのまま気にせず玄関の方にスタスタと歩いて行ってしまった。
「……ええ?」
まだ自分が言われたことが呑み込めなかった。玄関でニコニコしていたのは一体誰だったのだろうか。別人か、二重人格なのだろうか。
「どうされました?ノア様」
後ろからアイリスに声をかけられる。今のやり取りをアイリスは見ていなさそうだった。
「……や、なんでもない」
俺は、大人。
アイリスと共に玄関まで一緒に行くと、グウェンがちょうど帰ってくるところだった。
黒衣を着ていても分かる鍛え上げられた体躯に、眉目秀麗な顔立ちをしている。やっぱり今日もカッコイイな、なんて考えていると、アルが駆け出した。
駆け出した先はグウェンだった。
「グウェン兄様! 久しぶり!」
ニコニコと子供らしい笑顔でグウェンに抱きついていた。
果たしてあれは、俺にウザイといった子供と同じ子供だったのだろうか。やはり俺は幻覚を見ていたのか。
俺はグウェンの所に近づくのを戸惑ってしまった。
「アル、久しぶりだな。元気だったか?」
「うん! グウェン兄様は相変わらずカッコイイね!」
「ありがとう。ノアとは話したか?」
「はい、良くしてもらっています!」
お茶すら断られ、話しかけるなと言ったのはなかったことになったのか。いや、そんなことがある筈もない。彼は嘘をついたのだ。
なんの為に嘘をついているのか。理解が出来なくて、固まったまま動けなくなってしまった。
グウェンはそんな俺が不思議に思ったようで声をかけてくる。
「? ノア、どうした?」
「!あ、お、おかえり」
俺はどうしていいか良く分からず、グウェンにとりあえずの言葉を伝えた。
「ノアさん、疲れたんですか?休んだ方がいいですよ!」
何となく、別の言葉のように聞こえてくる。ここから立ち去れと。
いや、そんな訳はない。彼は本当に心配してくれたのかもしれない。気を取り直して返事をすることに決めた。
「いや、大丈夫だよ」
そう返事をすると、アルは俺にしか見えないように顔を歪めてみせた。
もちろんグウェンは見えない。グウェンは俺を見ているからだ。抱きついている真下にいるアルは見えない。
俺は鈍かった。このアルフリッツに嫌われていることを認めるしかなかった。
「んっ、あ、ああ!」
月の光が黒い瞳に煌めいていて、吸い込まれそうになる。引き締まった腹筋に手を乗せ、しっとりしている肌の感触を感じる。
「美味そうに食べてるな」
目の前の漆黒の髪をした男は、自分の痴態を見て笑っている。男の身体に跨って、腰を振る様は男にとってはもしかしたら淫らな肉食獣の様に見えているのかもしれない。
「あっ、だって、グウェンのっ、気持ちい!」
とうに体力は限界な気がしている。足は軽く震えているし、イキっぱなしの腰もガクガクと限界を訴えてきている。
けれども、この男の剛直をぐぽぐぽと音を立てながら飲み込む事が止められなかった。何故か結婚したての時より快楽に弱くなっている気がする。
そして目の前の男も、寝転びながらそれを見て楽しそうにしている。もう動けないと言えばいいだけなのだ。そうすればこの男は、自分の淫猥な中をガンガンと突いて、天国へ連れてってくれること間違いない。
「ん!あ! ああ! はぁっ、あん!」
強制されてる訳でもない。ただただ、自分がグウェンの全てを飲み込んでいるこの感覚が、身震いするほど自分の身体を悦ばせている。
男にとったら淫乱この上ない動きに見えているに違いない。きっと、朝には思い出して憤死したくなるほど恥ずかしくなってしまうだろう。しかしそれでも、自分は、この男の愛を欲しがっている。自分が欲しがっている。
「あ、だめっ、イク!んっ~~~っあ!」
「……っふ」
腹の奥底から快楽が駆け巡って、脳天へ襲いかかる。もう今日はこの感覚を味わい始めて3回からは数えるのを止めた。
「……っはぁ、はぁ……ん、あ…あっ!ああ!」
「っ、まだ足りないのか」
「んっ!もっと…」
イキながら呼吸を整える。剛直は萎えておらず、自分の身体が勝手にビクビクと締め付けることで、自らの中の良い所を当てていた。それが気持ちよくて、気がつけばまた勝手に腰を振り始めていた。
夜は短いが、始まったばかりだった。
次の日、気怠い身体にムチを打って、何とか朝食をとった後の事だった。
「グウェンの親戚が来る?」
グウェンは本日非番なので、紅茶をのんで、ガーデンテーブルでゆっくりしていた。
グウェンは俺の言葉に頷き、説明を始めた。
「叔父の子供なんだが、早い内から教育をしてくれと頼まれていてな。暫くは断っていたんだが、先日催促が来た」
「まだグウェンが当主を継いだばかりなのに?」
俺とグウェンは、グウェンの親戚が公爵家を継ぐことで貴族院や陛下から結婚の了承を得ている。
しかし、グウェンはまだ当主を引き継いだばかりだ。
「どうやら甥の方がやる気に満ち溢れていて叔父自身はまだ早いんじゃないかとは言ってる」
「? いくつなの?」
「まだ7歳だ」
前世で言うところの小学2年生だ。親元を離れるにはまだまだ早すぎる年齢ではなかろうか。
テオですら13歳で学園に通い始めたばかり。まだ侯爵家の跡継ぎの勉強などはしていない。
「……早過ぎない?」
「本人が来たいと言っているから、体験だけさせてくれと頼まれた」
「任せられるものってあるの……?」
「……」
グウェンは黙ってしまった。それもそのはず、重要書類ばかりの書斎は、俺もあまり立ち入らないレベルだ。そんな重要書類に囲まれた空間に子供を入れることはグウェンと言えど頭を抱えたくなるだろう。
「体験って、いつまで?」
「とりあえず1ヶ月だ」
「思ったより長いね、3日とかかと思った…」
前世で言う職場体験みたいなものだろうか。期間は長いが、そういうものかと納得することにした。
「俺としてはすぐ帰って欲しいんだが」
「? 面倒だから?」
グウェンは何故か席をたち、俺の方へ歩いてくる。不思議に思っていると、グウェンが屈んで、顎を指で上げられキスを落とされた。
「~~~っ!」
「こういうことが出来なくなるからだ」
1週間後、今日から1ヶ月グウェンの甥っ子が職場体験にやってくる。俺はどんな子が来るのか内心ワクワクしていた。
学園の子達はみんな可愛かった。テオなんかは身内贔屓だが、レイに似た性格も相まって特に可愛い。学園は先の事件で辞職してしまったが、また子供と関わるのは楽しみでもあった。
自分はそこまで子供好きとは思っていない。可愛いのは不特定多数ではなく、関わった子達だけだ。
「ノア様、そろそろ到着なさるそうです」
「はーい」
スイレンにそう言われ、アトリエで作業中だった俺は、準備することにした。とりあえず玄関ホールで出迎えることになるのだが、生憎、今日はグウェンは騎士団に行っていて俺だけの出迎えだ。
少しばかり緊張しながらソワソワしていると、扉が開いた。
その子は、テオよりも小さく、グウェンが小さかったらこんな感じだろうと思った。黒髪黒目で、大人になったら眉目秀麗になること間違いなしの顔立ちだった。
「遠いところからお疲れ様、初めまして、俺はノア=ライオットです。よろしく」
「初めまして!アルフリッツ=ライオットです! アルと呼んでください!」
子供らしく元気いっぱいに挨拶をしてくれて、仲良くなれそうだな、なんて思った。
握手のために手を差し出すと、ニコニコとアルも手を差し出してくれた。ぎゅっと握ると、ギリッと何故か力が強かったのが気になった。
不思議に思ってアルの顔を見ても、ニコニコしてるだけだった。力の加減が分からないだけか、と思うことにした。
「アル様、お部屋のご案内をさせて頂きます」
「はい!よろしくお願いします!」
アイリスが声をかけ、アルは返事をすると俺の横を通り過ぎた。
「なーんだ、大したことないじゃん」
俺は耳を疑った。バッと振り返ってアルの顔を見ても、小さいグウェンがニコニコとしていた。
アルはアイリスの後ろを歩いて行ってしまった。
「ノア様?どうされました?」
スイレンに声をかけられて、俺はハッと気を取り直した。
「い、いや。なんでもないよ」
気のせいということにするしか、俺には出来なかった。
夜、グウェンが帰宅してきた。いつものように玄関に出迎えに行こうとした時に、たまたまアルが前を歩いていることに気がついた。
昼間はアルにお茶でも一緒に飲まないかと誘った。しかし、長旅で疲れたとの事で断られ、休んでもらっていた。
だから何時間かぶりにアルの姿を見た時にはすっかり玄関の出来事など忘れていた。
「あ、アル君!」
そう言うと、アルは振り返ってこちらを見てきた。
やっぱりグウェンが小さくなったバージョンで可愛いな、なんて思っていたらアルはまた耳を疑うような言葉をはいてきた。
「話しかけないでもらっていいですか? ウザいんで」
自分の挙げた右手は、意味をなさずに固まることしか出来なかった。
アルはそのまま気にせず玄関の方にスタスタと歩いて行ってしまった。
「……ええ?」
まだ自分が言われたことが呑み込めなかった。玄関でニコニコしていたのは一体誰だったのだろうか。別人か、二重人格なのだろうか。
「どうされました?ノア様」
後ろからアイリスに声をかけられる。今のやり取りをアイリスは見ていなさそうだった。
「……や、なんでもない」
俺は、大人。
アイリスと共に玄関まで一緒に行くと、グウェンがちょうど帰ってくるところだった。
黒衣を着ていても分かる鍛え上げられた体躯に、眉目秀麗な顔立ちをしている。やっぱり今日もカッコイイな、なんて考えていると、アルが駆け出した。
駆け出した先はグウェンだった。
「グウェン兄様! 久しぶり!」
ニコニコと子供らしい笑顔でグウェンに抱きついていた。
果たしてあれは、俺にウザイといった子供と同じ子供だったのだろうか。やはり俺は幻覚を見ていたのか。
俺はグウェンの所に近づくのを戸惑ってしまった。
「アル、久しぶりだな。元気だったか?」
「うん! グウェン兄様は相変わらずカッコイイね!」
「ありがとう。ノアとは話したか?」
「はい、良くしてもらっています!」
お茶すら断られ、話しかけるなと言ったのはなかったことになったのか。いや、そんなことがある筈もない。彼は嘘をついたのだ。
なんの為に嘘をついているのか。理解が出来なくて、固まったまま動けなくなってしまった。
グウェンはそんな俺が不思議に思ったようで声をかけてくる。
「? ノア、どうした?」
「!あ、お、おかえり」
俺はどうしていいか良く分からず、グウェンにとりあえずの言葉を伝えた。
「ノアさん、疲れたんですか?休んだ方がいいですよ!」
何となく、別の言葉のように聞こえてくる。ここから立ち去れと。
いや、そんな訳はない。彼は本当に心配してくれたのかもしれない。気を取り直して返事をすることに決めた。
「いや、大丈夫だよ」
そう返事をすると、アルは俺にしか見えないように顔を歪めてみせた。
もちろんグウェンは見えない。グウェンは俺を見ているからだ。抱きついている真下にいるアルは見えない。
俺は鈍かった。このアルフリッツに嫌われていることを認めるしかなかった。
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