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それぞれの了
第27話『真田信繁の了』
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西暦は一六一五年。
宗章の了から干支がひとつ回っている。
徳川家康の豊臣の臭いを払拭する戦いは、関ヶ原以後、一六年にもわたった。世に伝わる、大坂冬の陣、ならびに大坂夏の陣である。
このとき、真田信繁は、名を左衛門佐信繁と改めていた。
腰の物は、村正から正宗へと変わっている。これは偽物ではなかった。
甲冑は赤。赤備えである。
この赤備えが真田の代名詞となったのは、実に豊臣の滅びる大坂の陣での、獅子奮迅に依るところが大きい。
そして冬と夏の、二度の大坂の陣がついに終わろうとしている。
真田信繁が秀頼をここまで支えたのは、やはり豊臣を背負うその少年の双肩が、かつての小早川秀秋や、中村一忠の姿に似ていたためであろう。
しかしその戦いも、終わりが見えた。
傷つき倒れた信繁は、安居神社の境内で赤松の木に背を預けながら己が人生の了を意識している。
「大坂城が燃えている」
「殿。――」
境内に現れた忍者に、信繁の視線がゆっくりと向けられる。
随分と精悍になった、猿飛佐助の姿である。
左頬の刀傷も、刻まれはじめた皺のひとつに馴染みはじめている。
「佐助、みなは逃げおおせたか」
「才蔵の霧隠にて、しかと」
「生き残っておるのは、筧の者と、望月、それに才蔵と、お主か」
「は。――」
「やれるだけはやったなァ」
信繁は甲冑の懐から、血にまみれつつある刀袋を取り出した。短刀のものである。一尺足らずの長さのそれを、佐助へと差し出す。
真田紐で閉じられたその刀袋の柄は、菖蒲である。根付けがわりの六文銭が微かに鳴る。
「これであろう、お主の宝。湯村が短刀――鍛えに破綻もあり無銘ながら、あの鬼柴田が上田で秘匿したという一振り」
「と、殿、それ以上お話になると傷に障り申す」
「よい。腹の傷は致命傷よ。だが、腸の傷はなかなか死なぬ。地獄の苦しみも、いまはもはやここちよい」
ほれ、と信繁は佐助に短刀を渡す。
守り刀である。
刀袋は信繁が誂えたが、その中身は佐助が探していた彼自身の意地の果てである。刃長六寸の短刀、直刃の平造り。
佐助が少年時代に義父に手伝ってもらい打った刀である。
鬼柴田、柴田勝家が佐助の義父五太郎に娘が生まれた際に、『お藤』の名付けと共に打たせた刀である。嫁入りするならば必要だろうと、あの破顔した鬼の顔が忘れられない。
「もはや消え失せておるものと諦めており申した」
「嘘を申せ、お主は諦めぬ男よ。確認するがいい」
佐助の手が、真田紐を解き、拵えを取り出す。
鞘を抜くと、「ははは――」と作った本人の未熟さが思い出されるような、鈍刀が現れる。研いだのは幼い佐助である。かろうじて刀らしき態を見せるが、拵えが猟師などの縄作りであれば山小刀の類いにもみえる。
「これは確かに、我が人生の宝。……殿、これを何処で」
「なあに、犬が咥えて持ってきたのよ」
「野良犬ですか。――」
頬の古傷かむず痒い。
「猿飛佐助が打った短刀、いうなれば『湯村猿飛』」
「湯村猿飛」
漆手衆の自分と、湯村の自分の、銘。
「――の、偽物」
そこで、信繁は盛大に笑っている。
酒樽が揺れ、煙草入れがパカンと開いて大揺れに笑い揺れる。
「ぎ、偽物。まさか、本物は」
佐助はナカゴを検める。
ふてくされたような鑿で刻またれた『藤』の一文字銘。
「犬からの伝言で『守り刀は担い主が貰っておく』、だそうだ。あの娘、誰にも嫁ぐ気はないと言っておったそうだが、お主らそういう仲ではなかったのか」
「小汚い妹としかみてませんでしたな。薪割り炭焼きで、いっつも義父っつぁんについて回っててね。まあ真っ黒で」
「炭のような髪でな」
信繁は微笑む。
佐助も苦笑する。
「野良犬に何か吹き込まれてやしないかと。あの犬ッコロ、あのときもあいつにあんなことを言わせおって」
「未だに恨んでおるのナ。その割には。――」
信繁は頬をすっと一条撫でる。
佐助は己の傷を掻きながら、あの冬の神社に思いを馳せる。
「ふふ、総てはまあ、気まぐれです。意地が砕けたのです、私も好きに生きますよ」
「その果てが、この始末。すまぬな、佐助」
「主君に頭を下げられるのは、鬼柴田で最後にしたく。殿、いかがなさいますか」
死後の去就である。
首を隠すか、死体も隠すか。
はたまた。
「そうさのぅ、ここで首を取られるのがいちばんらしい、かナ」
「で、ありますか。この佐助、死遁の術も磨いておりまする」
「坊主がまた腰を抜かすなァ。――」
佐助の冗談である。
死を前に、笑い合う。
「お前は生きよ。この世の中、面白くなるかもしれぬぞ」
信繁の声が震えている。
「承知仕った。ただ……」
「ただ、なんだ」
「ヒョイと殿の首を差し出すのも業腹でござる。故に影武者を立てまする」
「死ぬな、生きろと念を押したばかりであろう」
「ですゆえ、生き残りを殿の死で生かしまする。『霧隠』才蔵もしかり、筧の御子息もしかり、望月さまもしかり。豊臣と真田の伝説が人口に膾炙するよう立ち回る者も必要でござろう」
「はは、それは面白い。冥土で楽しみにしておこう」
佐助は刀袋から真田紐を六文銭ごと外し、きりと結び信繁に手渡す。
「であるなら、殿、三途の川の船賃にござる」
「これを忘れたら、いかんな」
信繁の笑いから力が抜けていく。
そろそろであろうか、もうそろそろであろうか。
「達者でな」
「おさらば」
いつの間にか身につけたのか、赤備えの佐助が霞んだ目に映る。
信繁の意識はそこで寸断し、次に目覚めたのは手勢の気配を感じたときである。
記録によれば、越前松平家鉄砲組頭の西尾宗次という武将が発見している。数ある『真田幸村の首』の、ひとつとして。
「この首級をお主の手柄にされよ、遠慮は要らぬ」
「貴殿、名は」
「真田左衛門佐幸村」
真田信繁が真田幸村となったのは、実にこのときである。
意趣返しであるという説がある。
そしてこれが、真田信繁の了でもあった。
もうひとつの了がある。
大坂城が燃え尽き落城し、秀頼の焼死体などが見つけられ、その後も執拗な残党生き残り狩りが行われた。石田三成が農民に化けて落ち逃げ、逃走の果てに仲間の裏切りにより捕縛される少し前のこと。
そんな最中、家康家臣が宝物庫から焼身となった一振りの太刀を発見する。秀頼所有のそれは、秀吉が託した格であり、太閤からそれ以上になる夢を託したとされる『一期一振』であった。
炎で焼かれていなければ、それは健全無比な太刀の姿であったという。
この太刀を、徳川家康はお抱えの刀匠である越前康継に命じ、再刃と焼き直しを施させている。
このとき、擦り上げて打ち刀拵えとし、銘を額銘としたと記録に残されている。
こんにち、『一期一振』が擦り上げられた経緯に「秀吉が擦り上げた」「大坂陣のあとの再刃で施された」との他、諸説ある。
その原因は、いまのところはまだ謎であるという。
おそらくこれが、古き格の『一期一振』の了である。
宗章の了から干支がひとつ回っている。
徳川家康の豊臣の臭いを払拭する戦いは、関ヶ原以後、一六年にもわたった。世に伝わる、大坂冬の陣、ならびに大坂夏の陣である。
このとき、真田信繁は、名を左衛門佐信繁と改めていた。
腰の物は、村正から正宗へと変わっている。これは偽物ではなかった。
甲冑は赤。赤備えである。
この赤備えが真田の代名詞となったのは、実に豊臣の滅びる大坂の陣での、獅子奮迅に依るところが大きい。
そして冬と夏の、二度の大坂の陣がついに終わろうとしている。
真田信繁が秀頼をここまで支えたのは、やはり豊臣を背負うその少年の双肩が、かつての小早川秀秋や、中村一忠の姿に似ていたためであろう。
しかしその戦いも、終わりが見えた。
傷つき倒れた信繁は、安居神社の境内で赤松の木に背を預けながら己が人生の了を意識している。
「大坂城が燃えている」
「殿。――」
境内に現れた忍者に、信繁の視線がゆっくりと向けられる。
随分と精悍になった、猿飛佐助の姿である。
左頬の刀傷も、刻まれはじめた皺のひとつに馴染みはじめている。
「佐助、みなは逃げおおせたか」
「才蔵の霧隠にて、しかと」
「生き残っておるのは、筧の者と、望月、それに才蔵と、お主か」
「は。――」
「やれるだけはやったなァ」
信繁は甲冑の懐から、血にまみれつつある刀袋を取り出した。短刀のものである。一尺足らずの長さのそれを、佐助へと差し出す。
真田紐で閉じられたその刀袋の柄は、菖蒲である。根付けがわりの六文銭が微かに鳴る。
「これであろう、お主の宝。湯村が短刀――鍛えに破綻もあり無銘ながら、あの鬼柴田が上田で秘匿したという一振り」
「と、殿、それ以上お話になると傷に障り申す」
「よい。腹の傷は致命傷よ。だが、腸の傷はなかなか死なぬ。地獄の苦しみも、いまはもはやここちよい」
ほれ、と信繁は佐助に短刀を渡す。
守り刀である。
刀袋は信繁が誂えたが、その中身は佐助が探していた彼自身の意地の果てである。刃長六寸の短刀、直刃の平造り。
佐助が少年時代に義父に手伝ってもらい打った刀である。
鬼柴田、柴田勝家が佐助の義父五太郎に娘が生まれた際に、『お藤』の名付けと共に打たせた刀である。嫁入りするならば必要だろうと、あの破顔した鬼の顔が忘れられない。
「もはや消え失せておるものと諦めており申した」
「嘘を申せ、お主は諦めぬ男よ。確認するがいい」
佐助の手が、真田紐を解き、拵えを取り出す。
鞘を抜くと、「ははは――」と作った本人の未熟さが思い出されるような、鈍刀が現れる。研いだのは幼い佐助である。かろうじて刀らしき態を見せるが、拵えが猟師などの縄作りであれば山小刀の類いにもみえる。
「これは確かに、我が人生の宝。……殿、これを何処で」
「なあに、犬が咥えて持ってきたのよ」
「野良犬ですか。――」
頬の古傷かむず痒い。
「猿飛佐助が打った短刀、いうなれば『湯村猿飛』」
「湯村猿飛」
漆手衆の自分と、湯村の自分の、銘。
「――の、偽物」
そこで、信繁は盛大に笑っている。
酒樽が揺れ、煙草入れがパカンと開いて大揺れに笑い揺れる。
「ぎ、偽物。まさか、本物は」
佐助はナカゴを検める。
ふてくされたような鑿で刻またれた『藤』の一文字銘。
「犬からの伝言で『守り刀は担い主が貰っておく』、だそうだ。あの娘、誰にも嫁ぐ気はないと言っておったそうだが、お主らそういう仲ではなかったのか」
「小汚い妹としかみてませんでしたな。薪割り炭焼きで、いっつも義父っつぁんについて回っててね。まあ真っ黒で」
「炭のような髪でな」
信繁は微笑む。
佐助も苦笑する。
「野良犬に何か吹き込まれてやしないかと。あの犬ッコロ、あのときもあいつにあんなことを言わせおって」
「未だに恨んでおるのナ。その割には。――」
信繁は頬をすっと一条撫でる。
佐助は己の傷を掻きながら、あの冬の神社に思いを馳せる。
「ふふ、総てはまあ、気まぐれです。意地が砕けたのです、私も好きに生きますよ」
「その果てが、この始末。すまぬな、佐助」
「主君に頭を下げられるのは、鬼柴田で最後にしたく。殿、いかがなさいますか」
死後の去就である。
首を隠すか、死体も隠すか。
はたまた。
「そうさのぅ、ここで首を取られるのがいちばんらしい、かナ」
「で、ありますか。この佐助、死遁の術も磨いておりまする」
「坊主がまた腰を抜かすなァ。――」
佐助の冗談である。
死を前に、笑い合う。
「お前は生きよ。この世の中、面白くなるかもしれぬぞ」
信繁の声が震えている。
「承知仕った。ただ……」
「ただ、なんだ」
「ヒョイと殿の首を差し出すのも業腹でござる。故に影武者を立てまする」
「死ぬな、生きろと念を押したばかりであろう」
「ですゆえ、生き残りを殿の死で生かしまする。『霧隠』才蔵もしかり、筧の御子息もしかり、望月さまもしかり。豊臣と真田の伝説が人口に膾炙するよう立ち回る者も必要でござろう」
「はは、それは面白い。冥土で楽しみにしておこう」
佐助は刀袋から真田紐を六文銭ごと外し、きりと結び信繁に手渡す。
「であるなら、殿、三途の川の船賃にござる」
「これを忘れたら、いかんな」
信繁の笑いから力が抜けていく。
そろそろであろうか、もうそろそろであろうか。
「達者でな」
「おさらば」
いつの間にか身につけたのか、赤備えの佐助が霞んだ目に映る。
信繁の意識はそこで寸断し、次に目覚めたのは手勢の気配を感じたときである。
記録によれば、越前松平家鉄砲組頭の西尾宗次という武将が発見している。数ある『真田幸村の首』の、ひとつとして。
「この首級をお主の手柄にされよ、遠慮は要らぬ」
「貴殿、名は」
「真田左衛門佐幸村」
真田信繁が真田幸村となったのは、実にこのときである。
意趣返しであるという説がある。
そしてこれが、真田信繁の了でもあった。
もうひとつの了がある。
大坂城が燃え尽き落城し、秀頼の焼死体などが見つけられ、その後も執拗な残党生き残り狩りが行われた。石田三成が農民に化けて落ち逃げ、逃走の果てに仲間の裏切りにより捕縛される少し前のこと。
そんな最中、家康家臣が宝物庫から焼身となった一振りの太刀を発見する。秀頼所有のそれは、秀吉が託した格であり、太閤からそれ以上になる夢を託したとされる『一期一振』であった。
炎で焼かれていなければ、それは健全無比な太刀の姿であったという。
この太刀を、徳川家康はお抱えの刀匠である越前康継に命じ、再刃と焼き直しを施させている。
このとき、擦り上げて打ち刀拵えとし、銘を額銘としたと記録に残されている。
こんにち、『一期一振』が擦り上げられた経緯に「秀吉が擦り上げた」「大坂陣のあとの再刃で施された」との他、諸説ある。
その原因は、いまのところはまだ謎であるという。
おそらくこれが、古き格の『一期一振』の了である。
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