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48,初めての冒険者ギルド
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翌日、別荘から出る時に着ていた服装を見て皆なにか言いたそうだったが、
「この方が動きやすいの。この街は広いし、この格好の方が馴染めるわ」
と言うと渋々ながらも納得してくれたようだった。
まさか冒険者ギルドに登録して薬草を採取してくる、とは言えるわけがない。
まぁフレディがいるから皆が知るのも時間の問題だと思うけど。
それでも私が魔法を使えることも知っているので、過剰に心配されることもなく、別荘を出ることができた。
行く先は冒険者ギルドだ。
朝一なのでまだ人も少ない。
最初なのでわかりやすいものにしようか、いきなりダンジョンへ行くか迷っていると、
「見ない顔だね、初めて?」
と声をかけられた。
声のする方を見ると20代半ばくらいの女性が笑顔で立っていた。鮮やかな赤い髪を高いところで一纏めにしている。大きいブラウンの瞳は興味深そうに私を見ている。服を着ていても引き締まった身体をしているのがよくわかる。
「えぇ、初めてよ。」
「何かわからないことでも?」
「どの薬草採取にしようか迷っていただけなのよ。」
初心者丸出しの私に、
「それならこれがオススメだな。これなら森に入ってすぐのところに生えているから取りやすいと思うよ。」
とアドバイスをくれた。
「そうなの?」
「毎日通ってるからね。よくあの辺で薬草採取してるのを見かける。」
そっか、でもそんなに分かりやすい所にあるなら依頼出すよりも自分で行った方が早い気もするけど。
まぁいいか。最初だしこれにしてみようかな。
この人からは悪意は感じないし、きっと好意よね?
「ありがとう、じゃあこれにしてみようかな。」
と言いその依頼書を取り、受付に持っていこうとするとその女性は満足そうだった。
「私もこれから依頼を受けるんだ。」
「あなたは何の依頼を受けるの?」
「ん、この魔物の討伐だよ。」
と依頼書を見せてくれた。
ダンジョン内に生息しているBランクの魔物の討伐のようだった。
「Bランク?強いのね。」
「私達はパーティーを組んでいるからね。一人だとCランクなんだけどね。」
とあっけらかんと言う様子は好感が持てた。
「パーティーを組む人のランクが上だとパーティーランクが必然的に上がるということかしら?」
「そういうことだ。」
話しながら受付を済ませる。
ギルドの外へ出ると、
「じゃあ私はこれで。仲間を迎えに行かないといけないんだ。森には魔物もいるから気をつけなよ。」
どうやら私は戦えないと思われているようだった。
まぁ変に自分の力をひけらかす必要もないので、助言をありがたく受け取っておく。
「えぇ、ありがとう。じゃあね。」
私はその女性と別れて街の外へ出る。
草原が広がり、見える範囲には森も見える。広大な景色。普段は馬車での移動だし、あまり外を見ることもないので新鮮だ。
とりあえず依頼の薬草を探すと、あっけない程すぐに見つかり、手際よく採取する。
この薬草は公爵家でも栽培しているので楽勝なのである。
それよりもこの森には見たことのない草が沢山生えている。鑑定してみると、精油に使えそうなハーブもありそうなのでいろいろ採取する。帰って抽出するのが楽しみだ。
2時間程で依頼の薬草や周辺に生えていた薬草を採取することができた。まだ時間もたっぷりあるので、少し周りを散策してみよう。
森の中を歩いていると、何かが動く気配がした。
注意深く見ていると、あれは…ホーンラビット?2匹いたので2匹とも氷魔法で仕留め、アイテムボックスへ入れる。この魔道具本当に便利ね。
暫く森の中を歩いていたら、迷ってしまったようだ。
元々方向感覚には全く自信がない。
よし空を飛ぼう。
久しぶりに飛翔魔法で空を飛ぶ。
高く高く飛ぶ。地平線が見え、この世界もやはり丸いのだと実感する。
空は気持ちいい。私は今確かに自由なのだ。
ずっとこうしていたい。
周りを見回しても空を飛ぶ冒険者はいない。
空は今私が独占しているのだと思うと、心の中のもやもやが晴れていくようだった。
心ゆくまで空を満喫してようやく冒険者ギルドへ戻った頃にはお昼になっていた。
少し混んでいたが、依頼達成の連絡をするために受付に並んでいると、今朝声を掛けてきた女の人にまた声を掛けられた。
一緒にいるのはパーティー仲間かな?
「あら、また会ったわね!」
「今朝はどうも。」
「なんか、随分スッキリした顔をしてるわね。今朝とは大違い!」
「そう?思ったより楽しくて。」
「薬草採取が?」
「そうね。ふふっ
そっちは強そうな魔物の討伐依頼だったけど、もう倒したの?」
「あぁ!我らにかかればあっという間だな。」
「強いのね。」
「あぁ!ねぇ、よかったらお昼一緒に食べない?」
思いがけないランチの誘いに少し驚いたけど、誘われたことは単純に嬉しかった。
「一緒に?」
「まぁ嫌なら無理にとは言わないけど。」
「いえ、是非行きたいわ!」
依頼達成の報酬を受け取った後、街の食堂へ行く。
「ここは安くて美味しいから、よく来るんだ。ここでいいかな?」
「もちろんよ」
席に付き、自己紹介をする。
「今更だけど、ケイトよ。よろしく。こっちはスコットとアイザック。パーティー仲間よ。」
「リナよ。よろしくね。」
黒髪短髪に翡翠色の瞳が理知的な穏やかな雰囲気のスコットと、少し長めのブラウンの髪に赤い瞳のやんちゃな雰囲気のするアイザック。
3人とも気持ちの良い人たちでとても話しやすい。
食事の時間が楽しいと感じたのは久しぶりだった。
「リナは明日も冒険者ギルドへ行くのか?」
「うん、また朝一から行こうと思ってるの。」
「それならまた明日も会えるな。」
「今日はありがとう!助かったし、とても楽しかったわ!じゃあまた明日ね!」
「また明日な!」
ケイト達と別れた後、街を見て回り別荘に戻る。
ゆっくりお風呂に入ろう。
そんな気分になれたのは久しぶりだった。
何かを忘れている気がしたが、私は敢えてそれを考えないことにした。
ゆっくりお風呂に入った後、今日積んだハーブを使って精油を作る。これはユーカリだ。
別名「レモンユーカリ」とも言われているもので、その名の通りレモンの様な香りが特徴である。穏やかな優しい香りはとても癒やされる。また、抗ウィルス作用と抗菌作用もあるので、風邪の流行する季節などにとても役立つ薬草である。
ユーカリは今回始めて作る。
1時間蒸留して、フローラルウォーター500mlと精油は5mlくらい取ることができた。
ラベンダーと同じくらいとれるわね。
これならここにいる間に一瓶は作れるわ。
「とてもいい香りですね。」
側にいたアンナが優しい顔をしている。香りに癒やされているのだろう。
「優しい香りよね。」
「はい。とても癒やされます。」
アンナのその裏表がない様子に私の方が癒やされる。
「ふふっ。ここにいる間に一瓶作るのが目標よ。フローラルウォーター、使ってみる?」
「よろしいのですか?」
「もちろんよ。」
フローラルウォーターで化粧水を作る。
アンナはややしっとりくらいが好みだから、グリセリンをやや多めに入れる。
「はい。どうぞ。」
「ありがとうございます!!」
「いいのよ。」
「片付けは全て私がやりますので!」
「一緒にやった方が早いわ。早く片付けちゃいましょう。」
「はい…!ありがとうございます!」
一通り片付けて、部屋に戻った私はここへ来てはじめてピアノを弾いた。弾く曲は先日式典で弾いた曲だ。
ピアノを弾いているとあっという間に食事の時間となった。
お昼にかなりガッツリ食べたので夜はお腹が空いておらず、少なめにしてほしいと伝えてある。料理人のユジーンが用意してくれたものはそんな私を満足させるものだった。
部屋に戻ってゆっくりしていた時にふと思い出した。
不味い、フレディの事をすっかり忘れていた……
「この方が動きやすいの。この街は広いし、この格好の方が馴染めるわ」
と言うと渋々ながらも納得してくれたようだった。
まさか冒険者ギルドに登録して薬草を採取してくる、とは言えるわけがない。
まぁフレディがいるから皆が知るのも時間の問題だと思うけど。
それでも私が魔法を使えることも知っているので、過剰に心配されることもなく、別荘を出ることができた。
行く先は冒険者ギルドだ。
朝一なのでまだ人も少ない。
最初なのでわかりやすいものにしようか、いきなりダンジョンへ行くか迷っていると、
「見ない顔だね、初めて?」
と声をかけられた。
声のする方を見ると20代半ばくらいの女性が笑顔で立っていた。鮮やかな赤い髪を高いところで一纏めにしている。大きいブラウンの瞳は興味深そうに私を見ている。服を着ていても引き締まった身体をしているのがよくわかる。
「えぇ、初めてよ。」
「何かわからないことでも?」
「どの薬草採取にしようか迷っていただけなのよ。」
初心者丸出しの私に、
「それならこれがオススメだな。これなら森に入ってすぐのところに生えているから取りやすいと思うよ。」
とアドバイスをくれた。
「そうなの?」
「毎日通ってるからね。よくあの辺で薬草採取してるのを見かける。」
そっか、でもそんなに分かりやすい所にあるなら依頼出すよりも自分で行った方が早い気もするけど。
まぁいいか。最初だしこれにしてみようかな。
この人からは悪意は感じないし、きっと好意よね?
「ありがとう、じゃあこれにしてみようかな。」
と言いその依頼書を取り、受付に持っていこうとするとその女性は満足そうだった。
「私もこれから依頼を受けるんだ。」
「あなたは何の依頼を受けるの?」
「ん、この魔物の討伐だよ。」
と依頼書を見せてくれた。
ダンジョン内に生息しているBランクの魔物の討伐のようだった。
「Bランク?強いのね。」
「私達はパーティーを組んでいるからね。一人だとCランクなんだけどね。」
とあっけらかんと言う様子は好感が持てた。
「パーティーを組む人のランクが上だとパーティーランクが必然的に上がるということかしら?」
「そういうことだ。」
話しながら受付を済ませる。
ギルドの外へ出ると、
「じゃあ私はこれで。仲間を迎えに行かないといけないんだ。森には魔物もいるから気をつけなよ。」
どうやら私は戦えないと思われているようだった。
まぁ変に自分の力をひけらかす必要もないので、助言をありがたく受け取っておく。
「えぇ、ありがとう。じゃあね。」
私はその女性と別れて街の外へ出る。
草原が広がり、見える範囲には森も見える。広大な景色。普段は馬車での移動だし、あまり外を見ることもないので新鮮だ。
とりあえず依頼の薬草を探すと、あっけない程すぐに見つかり、手際よく採取する。
この薬草は公爵家でも栽培しているので楽勝なのである。
それよりもこの森には見たことのない草が沢山生えている。鑑定してみると、精油に使えそうなハーブもありそうなのでいろいろ採取する。帰って抽出するのが楽しみだ。
2時間程で依頼の薬草や周辺に生えていた薬草を採取することができた。まだ時間もたっぷりあるので、少し周りを散策してみよう。
森の中を歩いていると、何かが動く気配がした。
注意深く見ていると、あれは…ホーンラビット?2匹いたので2匹とも氷魔法で仕留め、アイテムボックスへ入れる。この魔道具本当に便利ね。
暫く森の中を歩いていたら、迷ってしまったようだ。
元々方向感覚には全く自信がない。
よし空を飛ぼう。
久しぶりに飛翔魔法で空を飛ぶ。
高く高く飛ぶ。地平線が見え、この世界もやはり丸いのだと実感する。
空は気持ちいい。私は今確かに自由なのだ。
ずっとこうしていたい。
周りを見回しても空を飛ぶ冒険者はいない。
空は今私が独占しているのだと思うと、心の中のもやもやが晴れていくようだった。
心ゆくまで空を満喫してようやく冒険者ギルドへ戻った頃にはお昼になっていた。
少し混んでいたが、依頼達成の連絡をするために受付に並んでいると、今朝声を掛けてきた女の人にまた声を掛けられた。
一緒にいるのはパーティー仲間かな?
「あら、また会ったわね!」
「今朝はどうも。」
「なんか、随分スッキリした顔をしてるわね。今朝とは大違い!」
「そう?思ったより楽しくて。」
「薬草採取が?」
「そうね。ふふっ
そっちは強そうな魔物の討伐依頼だったけど、もう倒したの?」
「あぁ!我らにかかればあっという間だな。」
「強いのね。」
「あぁ!ねぇ、よかったらお昼一緒に食べない?」
思いがけないランチの誘いに少し驚いたけど、誘われたことは単純に嬉しかった。
「一緒に?」
「まぁ嫌なら無理にとは言わないけど。」
「いえ、是非行きたいわ!」
依頼達成の報酬を受け取った後、街の食堂へ行く。
「ここは安くて美味しいから、よく来るんだ。ここでいいかな?」
「もちろんよ」
席に付き、自己紹介をする。
「今更だけど、ケイトよ。よろしく。こっちはスコットとアイザック。パーティー仲間よ。」
「リナよ。よろしくね。」
黒髪短髪に翡翠色の瞳が理知的な穏やかな雰囲気のスコットと、少し長めのブラウンの髪に赤い瞳のやんちゃな雰囲気のするアイザック。
3人とも気持ちの良い人たちでとても話しやすい。
食事の時間が楽しいと感じたのは久しぶりだった。
「リナは明日も冒険者ギルドへ行くのか?」
「うん、また朝一から行こうと思ってるの。」
「それならまた明日も会えるな。」
「今日はありがとう!助かったし、とても楽しかったわ!じゃあまた明日ね!」
「また明日な!」
ケイト達と別れた後、街を見て回り別荘に戻る。
ゆっくりお風呂に入ろう。
そんな気分になれたのは久しぶりだった。
何かを忘れている気がしたが、私は敢えてそれを考えないことにした。
ゆっくりお風呂に入った後、今日積んだハーブを使って精油を作る。これはユーカリだ。
別名「レモンユーカリ」とも言われているもので、その名の通りレモンの様な香りが特徴である。穏やかな優しい香りはとても癒やされる。また、抗ウィルス作用と抗菌作用もあるので、風邪の流行する季節などにとても役立つ薬草である。
ユーカリは今回始めて作る。
1時間蒸留して、フローラルウォーター500mlと精油は5mlくらい取ることができた。
ラベンダーと同じくらいとれるわね。
これならここにいる間に一瓶は作れるわ。
「とてもいい香りですね。」
側にいたアンナが優しい顔をしている。香りに癒やされているのだろう。
「優しい香りよね。」
「はい。とても癒やされます。」
アンナのその裏表がない様子に私の方が癒やされる。
「ふふっ。ここにいる間に一瓶作るのが目標よ。フローラルウォーター、使ってみる?」
「よろしいのですか?」
「もちろんよ。」
フローラルウォーターで化粧水を作る。
アンナはややしっとりくらいが好みだから、グリセリンをやや多めに入れる。
「はい。どうぞ。」
「ありがとうございます!!」
「いいのよ。」
「片付けは全て私がやりますので!」
「一緒にやった方が早いわ。早く片付けちゃいましょう。」
「はい…!ありがとうございます!」
一通り片付けて、部屋に戻った私はここへ来てはじめてピアノを弾いた。弾く曲は先日式典で弾いた曲だ。
ピアノを弾いているとあっという間に食事の時間となった。
お昼にかなりガッツリ食べたので夜はお腹が空いておらず、少なめにしてほしいと伝えてある。料理人のユジーンが用意してくれたものはそんな私を満足させるものだった。
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