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ドライブ
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お団子頭を崩して、マスクをした私は聖司さんとマネージャーの澤本、沢村さんと4人で局を出た。
遊井さんはかなり渋っていたけど、もうメンバー3人と秋元さんもいる訳で、噂の2人にはならない分まだいいかな、との解釈だったのかもしれない。
「俺達、みんな髪型変わってから何もリリースしてないからファンは気づかないよ」
この聖司さんの言葉が遊井さんには刺さったようだ。
聖司さんは深々と帽子を被り、髪は縛っている。夜ならさすがに分からないだろう。
「可愛いワンピース着てるね」
聖司さんと並んで歩いていたら笑顔で私を見つめていた。
「これ、局内の衣装で買ったから安いですよ。」
「え?衣装で買うの?おもしろしいね。でも可愛いよ。似合ってるし。春が買った服かな?と思った。」
「あ、靴は春からのプレゼントです。」
そう言うと私は赤い靴を脚を揃えて聖司さんに見せた。
「うーん。ひろこちゃんと赤い靴。似合うな。今度赤い靴って歌作ろうかな」
「へー曲作りって題材はけっこう身近なとこから来るものなんですか?」
「全部周りの事や自分の気持ちだよ。だから色んなもの見たり聞いたりしてるよ。」
私と聖司さんは妙に会話が弾んでずっと喋り続けているとお祭りの入口にさしかかった。すぐ目の前にリンゴ飴が鮮やかな色で飾ってあった。私はそれを見つめていた。
「お祭りってさ、この屋台がなんともいえないよね」
聖司さんと2人で心躍るのが分かる。
すらりとした長身から私の表情を伺うかのように優しく笑う。
さりげない気の使い方にこの人の人柄みたいなものを知った。
「すいません、これ」
手早く聖司さんがリンゴ飴を買った。
「お土産。靴と似てない?」
「あ、本当だ!」
春から貰った赤いパンプスはどこかガラス細工のような光沢感を持ちそれがリンゴ飴の赤の質感とそっくりだった。
「ありがとうございます。嬉しい」
聖司さんを見て私は笑うと聖司さんも優しそうに笑った。
「ひろ!」
「わ!ゆうき!」
ゆうきが現れたと思ったら今度は誰かが私のほっぺたをつねった。
見るとケンが無表情で立っていた。
「愛車紹介、でるぞ」
私のレギュラー番組の事を言うのでハッとなった。
ケンが出演するという事に驚きを隠せず声をかけようとしたら正面に眼鏡をかけた春がいた。
隣には秋元さんが険しい顔をしている。
「あ、春!」
春は笑っておつかれ!という風に手をあげた。
立ち止まってると目立つと言うのでこのマネージャーもいる厳戒態勢でゾロゾロと一行は歩いた。
「さっき、取ったんだ。あげる。」
春が横から赤い水風船を渡してくれた。
「えーありがとう!1人で取ったの?」
リンゴ飴をかかえた手で赤い水風船を受け取った。
昔、慶にも水風船取ってもらったな。
赤い水風船ではなかったけど。
水風船を見て懐かしささえでてくる。
もう、慶は過去の事なんだ。
私はちょっとこないだ会って懐かしい気持ちのひとつでキスしただけなんだ。
やめよう。考えるの。
罪悪感を打ち消すかのように心がズキンと痛くなる。
「来て」
「え?」
大通りに出たと思ったら止まっていたタクシーに私は春に無理矢理手を引かれ乗せられた。
「待って!みんなは?」
「いいよ」
春はやったー!と言わんばかりの表情をした。
「運転手さん行ってください」
タクシーはそのまま発車した。
「もーみんなに悪いよ!戻ろうよ」
私がゴネると春は眼鏡越しで私を見つめた。
「2人でどこか行きたいなって思ってさ」
心がキュンとする。
私はきっと春のそうゆうところに弱い。
2人でいたい、2人だけ、2人で。
私だって2人でいたいよ、と言いたくなるんだ。
タクシーは春のマンションの裏にある駐車場入口に入ってもらった。
私は入る時屈んで外から見えないような体勢になった。タクシーは車の前で止まってくれて、私達はそのまま春の車に乗り込んだ。
「ひろこ、ごめんね。少しの間横になってて」
「うん」
助手席に座るなんて許されない。
記者に最大限気をつけて私は後部座席で横になりいないフリをする。
マンションの駐車場に入った時、春の部屋に入れるのかと一瞬思ったけど、入ったら入ったで朝出る時が大変だろうと読むのは分かっていた。
そんな苦労してでも2人でいる時間が必要なんだと春が考えてくれてるようで、それは嬉しかった。
「記者のいなそうなところ、どこかなぁ」
そう言いながら車を走らせて考えていた。
すると東京タワーの近くを通った。
「見て。東京タワーすごい近くない?」
「わ、本当。すごい迫力。」
東京タワーの真下に来ると赤くライトアップされた東京タワーが堂々とそびえ立つ。
「下から見る東京タワーってなかなか力強いよね」
「うん。でも赤くてキレイ」
私達は車を停めて東京タワーを見つめていた。
「こっち、おいでよ」
後部座席の私を呼ぶ。不安な私は辺りを見回した。
「大丈夫。記者はいなそう。」
「うん」
私は助手席に乗ってシートベルトをした。
「この車、カイエン?春かっこいい車乗ってるね」
「ポルシェだよ。ひろこ車知ってるの?」
「愛車紹介の番組出るからけっこう最近車見てるんだ」
「あ!それ。ケンにオファーが来たらしいよ」
「ケンって車好きなの?」
2人で盛り上がって時間が経つのが気にならない。
というより2人でドライブ自体がはじめての事で嬉しくなる。
時折、双方の携帯から着信が鳴り響いた。気にせず2人で都内を走った。そんな意味のない時間がやたら充実していた。
車はお台場に差し掛かるとレインボーブリッジを渡った。
観覧車がキレイに輝いて2人で眺めながら、お台場に路駐して2人で人のいない暗がりのお台場を歩いた。
「あーいい風」
少し涼しく感じる秋の予感をのせた風が吹いた。
2人で手を繋いで歩いた。
辺りは静かで、街灯もそこまで明るい訳でもなく春は眼鏡をとってTシャツにひっかけた。
「ひろこが東京戻ってから、外でデートなんてしてないなーと思ってさ」
そう言われてみればそうだった。
「・・だから、無理矢理連れ出してくれたの?」
私を見て笑っていた。私も笑った。
「春は普段ほわんとしてるのに無理矢理連れ出すの、好きだね」
「無理矢理?あ、あれ?知り合った時の?」
「そうだよ」
なんだか付き合い当初の事を考えて恥ずかしくなってくるけど、あれがなければ、今の自分はない訳で今となっては大切なきっかけだったとは思っている。
懐かしいのか春も景色を見ながら気持ちよさそうに風に当たっていた。
「あーここまで来て、ひろこを家に連れて帰りたいのに入れないってなんなんだろうな。普通の恋人同士みたくしたいよ」
ポツリと言った。
外でデートだってやっとの事だ。自分の置かれている状況はよく分かっている。人気ロックバンドのボーカルと、まさしくこれから売り出すタレント。
週刊誌の格好の餌食になるのは当たり前だ。
「ずっと、ひろこと一緒にいたいな」
春の横顔は疲れているけど穏やかだった。
前髪の隙間から見えるクールな目は目力があって私も春を見つめた。
「私はいるよ。もし子供できてたらもう一生じゃない」
「あ、昨日の?」
そう言うとふふっと笑って私を引き寄せてそっとキスをした。
私には優しい春がいる。
抱き寄せる手から温もりを感じた。
遊井さんはかなり渋っていたけど、もうメンバー3人と秋元さんもいる訳で、噂の2人にはならない分まだいいかな、との解釈だったのかもしれない。
「俺達、みんな髪型変わってから何もリリースしてないからファンは気づかないよ」
この聖司さんの言葉が遊井さんには刺さったようだ。
聖司さんは深々と帽子を被り、髪は縛っている。夜ならさすがに分からないだろう。
「可愛いワンピース着てるね」
聖司さんと並んで歩いていたら笑顔で私を見つめていた。
「これ、局内の衣装で買ったから安いですよ。」
「え?衣装で買うの?おもしろしいね。でも可愛いよ。似合ってるし。春が買った服かな?と思った。」
「あ、靴は春からのプレゼントです。」
そう言うと私は赤い靴を脚を揃えて聖司さんに見せた。
「うーん。ひろこちゃんと赤い靴。似合うな。今度赤い靴って歌作ろうかな」
「へー曲作りって題材はけっこう身近なとこから来るものなんですか?」
「全部周りの事や自分の気持ちだよ。だから色んなもの見たり聞いたりしてるよ。」
私と聖司さんは妙に会話が弾んでずっと喋り続けているとお祭りの入口にさしかかった。すぐ目の前にリンゴ飴が鮮やかな色で飾ってあった。私はそれを見つめていた。
「お祭りってさ、この屋台がなんともいえないよね」
聖司さんと2人で心躍るのが分かる。
すらりとした長身から私の表情を伺うかのように優しく笑う。
さりげない気の使い方にこの人の人柄みたいなものを知った。
「すいません、これ」
手早く聖司さんがリンゴ飴を買った。
「お土産。靴と似てない?」
「あ、本当だ!」
春から貰った赤いパンプスはどこかガラス細工のような光沢感を持ちそれがリンゴ飴の赤の質感とそっくりだった。
「ありがとうございます。嬉しい」
聖司さんを見て私は笑うと聖司さんも優しそうに笑った。
「ひろ!」
「わ!ゆうき!」
ゆうきが現れたと思ったら今度は誰かが私のほっぺたをつねった。
見るとケンが無表情で立っていた。
「愛車紹介、でるぞ」
私のレギュラー番組の事を言うのでハッとなった。
ケンが出演するという事に驚きを隠せず声をかけようとしたら正面に眼鏡をかけた春がいた。
隣には秋元さんが険しい顔をしている。
「あ、春!」
春は笑っておつかれ!という風に手をあげた。
立ち止まってると目立つと言うのでこのマネージャーもいる厳戒態勢でゾロゾロと一行は歩いた。
「さっき、取ったんだ。あげる。」
春が横から赤い水風船を渡してくれた。
「えーありがとう!1人で取ったの?」
リンゴ飴をかかえた手で赤い水風船を受け取った。
昔、慶にも水風船取ってもらったな。
赤い水風船ではなかったけど。
水風船を見て懐かしささえでてくる。
もう、慶は過去の事なんだ。
私はちょっとこないだ会って懐かしい気持ちのひとつでキスしただけなんだ。
やめよう。考えるの。
罪悪感を打ち消すかのように心がズキンと痛くなる。
「来て」
「え?」
大通りに出たと思ったら止まっていたタクシーに私は春に無理矢理手を引かれ乗せられた。
「待って!みんなは?」
「いいよ」
春はやったー!と言わんばかりの表情をした。
「運転手さん行ってください」
タクシーはそのまま発車した。
「もーみんなに悪いよ!戻ろうよ」
私がゴネると春は眼鏡越しで私を見つめた。
「2人でどこか行きたいなって思ってさ」
心がキュンとする。
私はきっと春のそうゆうところに弱い。
2人でいたい、2人だけ、2人で。
私だって2人でいたいよ、と言いたくなるんだ。
タクシーは春のマンションの裏にある駐車場入口に入ってもらった。
私は入る時屈んで外から見えないような体勢になった。タクシーは車の前で止まってくれて、私達はそのまま春の車に乗り込んだ。
「ひろこ、ごめんね。少しの間横になってて」
「うん」
助手席に座るなんて許されない。
記者に最大限気をつけて私は後部座席で横になりいないフリをする。
マンションの駐車場に入った時、春の部屋に入れるのかと一瞬思ったけど、入ったら入ったで朝出る時が大変だろうと読むのは分かっていた。
そんな苦労してでも2人でいる時間が必要なんだと春が考えてくれてるようで、それは嬉しかった。
「記者のいなそうなところ、どこかなぁ」
そう言いながら車を走らせて考えていた。
すると東京タワーの近くを通った。
「見て。東京タワーすごい近くない?」
「わ、本当。すごい迫力。」
東京タワーの真下に来ると赤くライトアップされた東京タワーが堂々とそびえ立つ。
「下から見る東京タワーってなかなか力強いよね」
「うん。でも赤くてキレイ」
私達は車を停めて東京タワーを見つめていた。
「こっち、おいでよ」
後部座席の私を呼ぶ。不安な私は辺りを見回した。
「大丈夫。記者はいなそう。」
「うん」
私は助手席に乗ってシートベルトをした。
「この車、カイエン?春かっこいい車乗ってるね」
「ポルシェだよ。ひろこ車知ってるの?」
「愛車紹介の番組出るからけっこう最近車見てるんだ」
「あ!それ。ケンにオファーが来たらしいよ」
「ケンって車好きなの?」
2人で盛り上がって時間が経つのが気にならない。
というより2人でドライブ自体がはじめての事で嬉しくなる。
時折、双方の携帯から着信が鳴り響いた。気にせず2人で都内を走った。そんな意味のない時間がやたら充実していた。
車はお台場に差し掛かるとレインボーブリッジを渡った。
観覧車がキレイに輝いて2人で眺めながら、お台場に路駐して2人で人のいない暗がりのお台場を歩いた。
「あーいい風」
少し涼しく感じる秋の予感をのせた風が吹いた。
2人で手を繋いで歩いた。
辺りは静かで、街灯もそこまで明るい訳でもなく春は眼鏡をとってTシャツにひっかけた。
「ひろこが東京戻ってから、外でデートなんてしてないなーと思ってさ」
そう言われてみればそうだった。
「・・だから、無理矢理連れ出してくれたの?」
私を見て笑っていた。私も笑った。
「春は普段ほわんとしてるのに無理矢理連れ出すの、好きだね」
「無理矢理?あ、あれ?知り合った時の?」
「そうだよ」
なんだか付き合い当初の事を考えて恥ずかしくなってくるけど、あれがなければ、今の自分はない訳で今となっては大切なきっかけだったとは思っている。
懐かしいのか春も景色を見ながら気持ちよさそうに風に当たっていた。
「あーここまで来て、ひろこを家に連れて帰りたいのに入れないってなんなんだろうな。普通の恋人同士みたくしたいよ」
ポツリと言った。
外でデートだってやっとの事だ。自分の置かれている状況はよく分かっている。人気ロックバンドのボーカルと、まさしくこれから売り出すタレント。
週刊誌の格好の餌食になるのは当たり前だ。
「ずっと、ひろこと一緒にいたいな」
春の横顔は疲れているけど穏やかだった。
前髪の隙間から見えるクールな目は目力があって私も春を見つめた。
「私はいるよ。もし子供できてたらもう一生じゃない」
「あ、昨日の?」
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