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新潟
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赤いワンピースを着た私が表紙の関西版の週刊誌は即日完売だったと遊井さんから年末に聞いた。
週刊誌は増刷はしない訳でちょっとしたプレミアがついたのかオークションで1万円で買ってる人がいてビックリした。
春がAmazonで関東版の菊田恵ちゃんが表紙の方が届いたのは欠品だったからだと後から知った。
クリスマスと大晦日とアーティストには定番の生番組の行事が目白押しで春とは全く会えなかった。
世間一般の20歳の女がクリスマスに彼氏と会えないなんて発狂しそうだが、私も私でそれなりに仕事が入り割り切るしかなかった。
私は年始の新潟で一緒に過ごせれば満足だと思った。
「おつかれさま!」
空港に着くと出口には聖司さんとケンと聖司さんのマネージャー2人が一緒にいた。
春だけ仕事が伸びてまだ来れないので急遽聖司さんとケンが迎えに来てくれた。
初対面ではないけど、プライベートでちゃんと話すのも初めてのようなもので緊張する、と言ったら俺の幼稚園からの親友だよ、と言われた。
「すいません。迎えに来てもらっちゃって」
「全然気にしないで。車、そこにもうつけてるから」
「荷物持ちます!」
聖司さんのマネージャー2人が荷物を持ってくれた。
「あ、すいません!」
「ひろこちゃん。俺のマネージャー2人、澤本くんと沢村くん。2人合わせてサワサワって言うんだ」
私はそのくくりが可笑しくて笑ってしまった。
黒いバンに乗せられて、私は聖司さんとケンの間に座って旅館へ向かった。
「旅館、近くですか?」
「そんなにかからないよ。毎年お世話になってるんだ。貸切だから気兼ねしないで」
「貸切?!」
ビックリしたけどまぁそれもそうだ。
普通のお客さんと一緒なんて無理な話である。
すると右側から視線を感じた。
気になって右を見るとケンが私の事をじっと見ている。
怖いくらい無表情でジッと見られて私はなんて言葉をかけていいのか戸惑った。
「な、なんですか?」
「・・山ちゃん、待ってるから」
そう言うと聖司さんはあっはっはーと笑った。
「山ちゃんね、うん。山ちゃん。ひろこちゃん表紙の週刊誌買えたらしいよ。春が買えなかったから怒ってた」
すると運転席にいるサワサワ達も大笑いしていた。
旅館に着いたのは19時を過ぎていた。
「もうね、17時くらいから呑んでんの。適当にお風呂入ってからおいでよ。春ももう着くから」
聖司さんに案内されると遠くから、宴会の声がする。
何人くらい来てるんだろう。
少し不安になりながら温泉に入った。女風呂には荷物はあるけど誰もいなかった。
貸切なんて初めてだ。
雪の吹雪く外の露天風呂に入って一息ついた。こんなに身体がのんびりできるのなんて久々だと思った。
ずっと、気を張っているんだ。
浴衣を着て髪を適当にお団子にして外に出ると目の前のゲームセンターで1人モグラ叩きをやっている春がいた。
「春!」
振り返ると我に返った顔しながらもニッコリ笑った。
「遅くなってごめんね。俺も今温泉でたんだ。聖司とケン、大丈夫だった?迎えに来てくれたでしょ?ケンカとかしなかった?」
「うん。ケンカはしないよ」
いつもの声のトーンで私も自然と笑顔になった。
ジロジロとやたらみるので何かと思ったら浴衣エロいよね、と耳元で囁いた。
「おっ、春おせーじゃん!」
ふすまを開けると大勢の人がいた。私はビックリした。30人、いや40人。50人くらいはいる。
もっと少数だと思っていた。
急に不安になった。
春に連れられて、こんなところに来てよかったのだろうか。
メンバーはともかく、みんな私との関係なんて分かっていないハズだ。
足が震えたのが分かった。
「春。」
私は春の浴衣を引っ張った。
キョトンとした彼だったけど、何か理解したのかすぐに笑った。
「大丈夫」
そのまま春に手を繋がられて中に入った。
「あれ?春?女連れ?」
「春ー!そのかわいい子誰だよ?」
「あ!ひろこちゃんだ!大阪放送の!」
口々にみんなが声をかけるので私は一瞬目を瞑った。やっぱり来ない方が良かったんだ。
「何?春の彼女?」
とどめを刺すかのように誰かが言った。
「そうだよ」
私はその言葉に彼を見た。
「ひろこって言うんだ。だからみんな手、出さないでね」
一瞬場内はしーんとした。
みんなの前で、言った。
「・・・」
私はただ彼の横顔を見つめていた。
「なんだよーずるいなーそんなかわいい子とできてんの?」
「すいませーん!皆様この事は口外しないでくださいねー!絶対ですよー!」
聞き慣れた秋元さんの早口が聞こえて私はハッとした。
秋元さんも笑って拍手している。
なんだか、春を取り巻く人達に認められたようで私は幸せな気持ちになった。
「山ちゃん、ひろこの隣座らないでよ!」
春が怒るのをそっちのけで山ちゃんがいそいそと私の隣に来る。そして私と山ちゃんの間をケンがわざわざ割って入って来てみんなが笑う。
「ねーひろ外で雪合戦しよー」
無邪気に浴衣の上からコートを着てゆうきがやってくる。
和やかな雰囲気にSOULと取り巻く人達の家族的な温かさを知ったようだった。
きっと、こんなチームワークの良さで曲を作り上げていくんだ。
「わ、寒い。やっぱ戻ろ」
外の雪が綺麗で2人で浴衣のまま庭に出てみたけどあまりの寒さにすぐ部屋に入った。
2人分の布団がふんわりと用意された部屋。
「ねぇ、この部屋で2人で寝るの?」
「貸切だからどこの部屋でもいいんだよ。去年とか1つの部屋に酔っ払って10人寝てたよ。男だけで」
春は思い出してクスクスと笑いながら私の肩に積もった雪をはたいてくれた。
「春、連れて来てくれてありがとう」
素直に言った。春は何も言わずにそのままキスをした。
「そこにいるのは分かってんだよ」
すると途端にキスを止め枕を押入れに投げた。押入れから大笑いしてスタッフが3人出て来た。
「ごめん!ごめん!俺たち春のセックスに興味あって!」
「ごめんじゃねーよ!邪魔しないでよ。」
春もスタッフも大笑いしながらスタッフは部屋から出て行った。
2人になったけど私達は笑い合ってそのまま1つの布団に入った。
「ひろこの浴衣、色っぽいな」
今度は首にキスをしてくる。手が浴衣の胸元に入ってくる。
胸に春の手の感触が伝わり心がキューッと締め付けられた。
「エッチなこと、したいけど、、」
絶対この状況で誰かが見ているだろう予想はついて春は手を止めた。
「ひろこ目の前にして何もできないなんて蛇の生殺しだよ。早く寝よ」
私達は寄り添ってくっついて寝た。
「ひろこ、成人式。」
春も気にしてくれている。
だけど、もう決めた事なんだ。
「2人でどこか行かない?」
「どこかって?」
「ハワイ」
眠そうな声で春はそのまま眠ってしまった。
2人でハワイなんて行きたいよ。
夢のような話。
「キャー!何するのよ!!」
ゲレンデでケンに思いっきり雪を投げられた。上からパラパラ雪が降ってくる。
「ひろこ!」
春はスノボーで私の横で止まって雪をはたいてくれた。
「ケンったら酷いのよ。私に雪投げてくるの!」
春は笑って私を抱き起こしてくれた。それが、小さい頃に経験したお父さんと同じでなんだか心が温かい。
本当に連れて来てくれてありがとう。
白銀の世界で遠く光る隠れた太陽を見た。
「着いたら電話して」
「うん」
春が荷物を渡してくれた。
「ひろまったねー!」
「ひろこちゃん気をつけてねー!」
空港までメンバーが送ってくれた。
新潟なので記者はいないだろうけど、ひとまず車の中で別れた。
私は航空券を握りしめて1泊2日の充実した旅行に胸がいっぱいだった。
飛行機に乗ると春からメールが届いていた。
『1/4から4日間休みとれる?』
『あと、パスポートの旅券番号の写メ送って!』
旅券番号?4日間?
「・・」
ハワイだ。
もしかして、成人式の変わり?
私は嬉しくてうっすら涙が出そうなのを必死で堪えた。
週刊誌は増刷はしない訳でちょっとしたプレミアがついたのかオークションで1万円で買ってる人がいてビックリした。
春がAmazonで関東版の菊田恵ちゃんが表紙の方が届いたのは欠品だったからだと後から知った。
クリスマスと大晦日とアーティストには定番の生番組の行事が目白押しで春とは全く会えなかった。
世間一般の20歳の女がクリスマスに彼氏と会えないなんて発狂しそうだが、私も私でそれなりに仕事が入り割り切るしかなかった。
私は年始の新潟で一緒に過ごせれば満足だと思った。
「おつかれさま!」
空港に着くと出口には聖司さんとケンと聖司さんのマネージャー2人が一緒にいた。
春だけ仕事が伸びてまだ来れないので急遽聖司さんとケンが迎えに来てくれた。
初対面ではないけど、プライベートでちゃんと話すのも初めてのようなもので緊張する、と言ったら俺の幼稚園からの親友だよ、と言われた。
「すいません。迎えに来てもらっちゃって」
「全然気にしないで。車、そこにもうつけてるから」
「荷物持ちます!」
聖司さんのマネージャー2人が荷物を持ってくれた。
「あ、すいません!」
「ひろこちゃん。俺のマネージャー2人、澤本くんと沢村くん。2人合わせてサワサワって言うんだ」
私はそのくくりが可笑しくて笑ってしまった。
黒いバンに乗せられて、私は聖司さんとケンの間に座って旅館へ向かった。
「旅館、近くですか?」
「そんなにかからないよ。毎年お世話になってるんだ。貸切だから気兼ねしないで」
「貸切?!」
ビックリしたけどまぁそれもそうだ。
普通のお客さんと一緒なんて無理な話である。
すると右側から視線を感じた。
気になって右を見るとケンが私の事をじっと見ている。
怖いくらい無表情でジッと見られて私はなんて言葉をかけていいのか戸惑った。
「な、なんですか?」
「・・山ちゃん、待ってるから」
そう言うと聖司さんはあっはっはーと笑った。
「山ちゃんね、うん。山ちゃん。ひろこちゃん表紙の週刊誌買えたらしいよ。春が買えなかったから怒ってた」
すると運転席にいるサワサワ達も大笑いしていた。
旅館に着いたのは19時を過ぎていた。
「もうね、17時くらいから呑んでんの。適当にお風呂入ってからおいでよ。春ももう着くから」
聖司さんに案内されると遠くから、宴会の声がする。
何人くらい来てるんだろう。
少し不安になりながら温泉に入った。女風呂には荷物はあるけど誰もいなかった。
貸切なんて初めてだ。
雪の吹雪く外の露天風呂に入って一息ついた。こんなに身体がのんびりできるのなんて久々だと思った。
ずっと、気を張っているんだ。
浴衣を着て髪を適当にお団子にして外に出ると目の前のゲームセンターで1人モグラ叩きをやっている春がいた。
「春!」
振り返ると我に返った顔しながらもニッコリ笑った。
「遅くなってごめんね。俺も今温泉でたんだ。聖司とケン、大丈夫だった?迎えに来てくれたでしょ?ケンカとかしなかった?」
「うん。ケンカはしないよ」
いつもの声のトーンで私も自然と笑顔になった。
ジロジロとやたらみるので何かと思ったら浴衣エロいよね、と耳元で囁いた。
「おっ、春おせーじゃん!」
ふすまを開けると大勢の人がいた。私はビックリした。30人、いや40人。50人くらいはいる。
もっと少数だと思っていた。
急に不安になった。
春に連れられて、こんなところに来てよかったのだろうか。
メンバーはともかく、みんな私との関係なんて分かっていないハズだ。
足が震えたのが分かった。
「春。」
私は春の浴衣を引っ張った。
キョトンとした彼だったけど、何か理解したのかすぐに笑った。
「大丈夫」
そのまま春に手を繋がられて中に入った。
「あれ?春?女連れ?」
「春ー!そのかわいい子誰だよ?」
「あ!ひろこちゃんだ!大阪放送の!」
口々にみんなが声をかけるので私は一瞬目を瞑った。やっぱり来ない方が良かったんだ。
「何?春の彼女?」
とどめを刺すかのように誰かが言った。
「そうだよ」
私はその言葉に彼を見た。
「ひろこって言うんだ。だからみんな手、出さないでね」
一瞬場内はしーんとした。
みんなの前で、言った。
「・・・」
私はただ彼の横顔を見つめていた。
「なんだよーずるいなーそんなかわいい子とできてんの?」
「すいませーん!皆様この事は口外しないでくださいねー!絶対ですよー!」
聞き慣れた秋元さんの早口が聞こえて私はハッとした。
秋元さんも笑って拍手している。
なんだか、春を取り巻く人達に認められたようで私は幸せな気持ちになった。
「山ちゃん、ひろこの隣座らないでよ!」
春が怒るのをそっちのけで山ちゃんがいそいそと私の隣に来る。そして私と山ちゃんの間をケンがわざわざ割って入って来てみんなが笑う。
「ねーひろ外で雪合戦しよー」
無邪気に浴衣の上からコートを着てゆうきがやってくる。
和やかな雰囲気にSOULと取り巻く人達の家族的な温かさを知ったようだった。
きっと、こんなチームワークの良さで曲を作り上げていくんだ。
「わ、寒い。やっぱ戻ろ」
外の雪が綺麗で2人で浴衣のまま庭に出てみたけどあまりの寒さにすぐ部屋に入った。
2人分の布団がふんわりと用意された部屋。
「ねぇ、この部屋で2人で寝るの?」
「貸切だからどこの部屋でもいいんだよ。去年とか1つの部屋に酔っ払って10人寝てたよ。男だけで」
春は思い出してクスクスと笑いながら私の肩に積もった雪をはたいてくれた。
「春、連れて来てくれてありがとう」
素直に言った。春は何も言わずにそのままキスをした。
「そこにいるのは分かってんだよ」
すると途端にキスを止め枕を押入れに投げた。押入れから大笑いしてスタッフが3人出て来た。
「ごめん!ごめん!俺たち春のセックスに興味あって!」
「ごめんじゃねーよ!邪魔しないでよ。」
春もスタッフも大笑いしながらスタッフは部屋から出て行った。
2人になったけど私達は笑い合ってそのまま1つの布団に入った。
「ひろこの浴衣、色っぽいな」
今度は首にキスをしてくる。手が浴衣の胸元に入ってくる。
胸に春の手の感触が伝わり心がキューッと締め付けられた。
「エッチなこと、したいけど、、」
絶対この状況で誰かが見ているだろう予想はついて春は手を止めた。
「ひろこ目の前にして何もできないなんて蛇の生殺しだよ。早く寝よ」
私達は寄り添ってくっついて寝た。
「ひろこ、成人式。」
春も気にしてくれている。
だけど、もう決めた事なんだ。
「2人でどこか行かない?」
「どこかって?」
「ハワイ」
眠そうな声で春はそのまま眠ってしまった。
2人でハワイなんて行きたいよ。
夢のような話。
「キャー!何するのよ!!」
ゲレンデでケンに思いっきり雪を投げられた。上からパラパラ雪が降ってくる。
「ひろこ!」
春はスノボーで私の横で止まって雪をはたいてくれた。
「ケンったら酷いのよ。私に雪投げてくるの!」
春は笑って私を抱き起こしてくれた。それが、小さい頃に経験したお父さんと同じでなんだか心が温かい。
本当に連れて来てくれてありがとう。
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「着いたら電話して」
「うん」
春が荷物を渡してくれた。
「ひろまったねー!」
「ひろこちゃん気をつけてねー!」
空港までメンバーが送ってくれた。
新潟なので記者はいないだろうけど、ひとまず車の中で別れた。
私は航空券を握りしめて1泊2日の充実した旅行に胸がいっぱいだった。
飛行機に乗ると春からメールが届いていた。
『1/4から4日間休みとれる?』
『あと、パスポートの旅券番号の写メ送って!』
旅券番号?4日間?
「・・」
ハワイだ。
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