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おかえり
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日付けが変わるぴったりくらいに家に戻った。
ひろこはまだ帰ってきていなかった。
俺はジャケットのポケットからアッキーが持ってきてくれた婚姻届を出して書いた。
日付は1月4日。
朝が来たらすぐに持って行こうと思っていた。
書き終わると時計は12時半だった。
「・・遅い。」
そのままシャワーを浴びた。
帰ってくる。
ひろこは必ず帰ってくる。
シャワーはいつもよりなんだか水圧が強い気がした。
「痛いな」
この痛い水圧で一気に目が冴え酔いも吹っ飛んだ。
髪を拭きながらリビングに戻るとまだひろこは戻っていなかった。
時計はもう1時になっていた。
帰って、こいよ。
帰って来なかったら、無理矢理連れ戻せばいいんだ。
冷蔵庫からスーパードライを取り出した時、ドアを開く音が聞こえた。
その音は鈍く響く重低音で扉を閉めた。
コート姿でひろこはリビングに入ってきた。
俺を瞬きもせず見つめていた。
「遅かったね」
ひろこは突っ立ったまま、肩で少し息をきらしていた。
「ただいま」
よく考えると本当に今日からこの2人の生活のスタートなんだ。
今日から。
もう、ずっと。
「おかえり。」
俺はビールをパキンとあけた。
ひろこは帰ってきたんだ。
帰ってきた。
「あたしも、お風呂入るね。外寒かった」
鞄をソファーに置いて慌ててコートを脱いでいた。
「子を持つ親の気持ちがわかるよ。初日から帰って来なかったらどうしようかと」
俺はビールを一口ごくりと飲むとひろこが帰ってきた事とこれからの生活にたまらなく嬉しくなった。
ひろこは帰ってきたんだ。
「子供扱いしないで。」
「ひろこはまだ子供だよ」
「じゃあ子供になんであんなエッチな事するの?」
俺は吹き出しそうになりひろこも笑った。
部屋の隅と隅で距離は離れていたけど、ひろこは笑っていた。
これからは毎日この生活。
ずっとふたりでこの生活なんだ。
無造作に置かれたコートと鞄が妙に生活感が見えてこれからの生活を思い描いた。
ひろこが帰って来た事でさっきまでの不安が吹っ飛んでもう酔いが回りそうだった。
「さっぱりしたよ」
髪を拭きながら、風呂上がりにさっき俺が着たバスローブを着てリビングに入って来た。
まだ自分の荷物の箱を空けていないからだろうけど、俺の着てたものを着るのに違和感もないひろこに家族になるんだ、という姿勢が見えた気がした。
「ひろこも、書いて」
俺は婚姻届を渡した。
ソファーに座らず床に座ってテーブルに向かってひろこは書き出した。
「奥さんになるって約束してから引っ越して入籍もあっという間だね。まだ1週間も経ってないのよ。やる事早いね。」
「早い?だって早い方がいいじゃん。呑気にしてたらひろこが誰かに取られちゃうじゃない。敵は多いんだよ。」
「山ちゃんとか?」
「山ちゃんに今日入籍の話したら早退しちゃったよ」
ビールを片手にソファーに座ってチャンネルを回していた。ひろこがゲストの今岡さんの番組を見ようとした。
「これでしょ?年末に収録したの。」
TVでは今岡さんとひろこが映っていた。
『デビューしてしばらく大阪にいたの?』
『そうですよ。』
結わいていない髪に赤いワンピース姿。
艶のある唇と目の底から輝いてるような瞳で笑う。
とびきり可愛かった。
その風貌はどこかあどけなく、完全なる大人であっても子供という訳でもない雰囲気ある旬な女性に見えた。
画面に映るひろこは可愛くて可愛くて。
それこそ普通じゃなかった。
「イルカに似てるね。」
「それって、褒めてるの?」
「もちろん」
この会話、知り合った時にもしたのを思い出した。
『まだ22でしょ?結婚願望以前にどうゆう人がタイプなの?』
『あたしを大切にしてくれる人ですかね。だって誰よりも幸せになりたいですもん。』
今、世の中でこの番組を観ている人でひろこをいい女だと思う男は何人いるのだろう。
大切にしてくれる人。
誰よりも幸せになりたいというひろこを俺は自分の奥さんにするんだ。
ハンコを押して婚姻届を書き終えるとひろこはソファーに座る俺の足に頭を傾けた。
両手で引き上げて膝に座らせて、ひろこにキスした。
「安藤ひろこにずっと会いたかったんだ」
もう、プロポーズもしたけど、照れ臭いけど、最後にこれだけは言おうと思った。
ひろこと知り合う前から好きだった事。
もうどこからか聞いているかもしれないけど、花ちゃんの写真を見た時からずっと好きだったこと。
ひろこに会いたいから歌い続けてきたこと。
「写真見て一目惚れした。安藤ひろこに会うには売れなきゃ会えない。だから必死で歌った。やっと会えた時にはもう手は離せなかったんだ。」
俺は右手で唇をそっとさわった。
「見た目だけがタイプかと思ったけど一緒にいるとひろこは強くて優しくて。でも俺の前だとすっごい可愛くてさ。」
伏し目がちの色っぽい顔をしたかと思ったらふふっと笑ってイルカの目になった。
そして俺の背中に手を絡めた。
「春は私の女として1番良い時に結婚するんだから責任とってよね」
「ひろこの責任とるからもう独占できるんだよ。」
息するのも忘れるくらいの長いキスに乱れたガウンの胸元から手を入れてひろこの胸に触れた。
首にキスした流れでそのまま胸にキスをした。
「あ」
広い部屋にこぼれる吐息まじりの声。
そのまま背中に手を回してガウンを脱がせてひろこを抱きしめた。
「・・・トランプ」
「するよ。」
唇にキスをした。
重なる音が何度も聞こえて、たくさんキスしてるのがわかる。
たくさんしてるのに足りない。もっともっとしたくなる。
俺がひろこの身体の中に入るとひろこは感じていた。
荒くなるお互いの息遣いに、やたら興奮する。
ひろこと、今まで何回セックスしたんだろう。
背中にまわしたひろこの手は、今日はやたらと俺の背中を引っ掻いては爪を立てていた。
「今日、そんなに気持ちいいの?」
潤んだ瞳で色っぽく俺を見る。
またそれにドキッとする。
「ねぇ、今日はもっとして」
俺の腕に両手を絡め強く抱きしめて求めていた。
「あっあっ」
肌がこすれ合う音が色っぽい。
感じる声が艶っぽい。
『ハマったらアリ地獄みたいになりそう』
『安藤ひろこはいい女でしょ?』
『彼女、中毒性あるよな。』
『男がみんな好きになる顔だって。』
俺は抜け出せない迷路に入ったまま。
多分、ずっと。
こんなにも好きで、愛しくて。
「ひろこ」
「なに?」
「ずっとふたりでいよう」
「いるよ」
「俺だけ、好きでいて」
ひろこはまだ帰ってきていなかった。
俺はジャケットのポケットからアッキーが持ってきてくれた婚姻届を出して書いた。
日付は1月4日。
朝が来たらすぐに持って行こうと思っていた。
書き終わると時計は12時半だった。
「・・遅い。」
そのままシャワーを浴びた。
帰ってくる。
ひろこは必ず帰ってくる。
シャワーはいつもよりなんだか水圧が強い気がした。
「痛いな」
この痛い水圧で一気に目が冴え酔いも吹っ飛んだ。
髪を拭きながらリビングに戻るとまだひろこは戻っていなかった。
時計はもう1時になっていた。
帰って、こいよ。
帰って来なかったら、無理矢理連れ戻せばいいんだ。
冷蔵庫からスーパードライを取り出した時、ドアを開く音が聞こえた。
その音は鈍く響く重低音で扉を閉めた。
コート姿でひろこはリビングに入ってきた。
俺を瞬きもせず見つめていた。
「遅かったね」
ひろこは突っ立ったまま、肩で少し息をきらしていた。
「ただいま」
よく考えると本当に今日からこの2人の生活のスタートなんだ。
今日から。
もう、ずっと。
「おかえり。」
俺はビールをパキンとあけた。
ひろこは帰ってきたんだ。
帰ってきた。
「あたしも、お風呂入るね。外寒かった」
鞄をソファーに置いて慌ててコートを脱いでいた。
「子を持つ親の気持ちがわかるよ。初日から帰って来なかったらどうしようかと」
俺はビールを一口ごくりと飲むとひろこが帰ってきた事とこれからの生活にたまらなく嬉しくなった。
ひろこは帰ってきたんだ。
「子供扱いしないで。」
「ひろこはまだ子供だよ」
「じゃあ子供になんであんなエッチな事するの?」
俺は吹き出しそうになりひろこも笑った。
部屋の隅と隅で距離は離れていたけど、ひろこは笑っていた。
これからは毎日この生活。
ずっとふたりでこの生活なんだ。
無造作に置かれたコートと鞄が妙に生活感が見えてこれからの生活を思い描いた。
ひろこが帰って来た事でさっきまでの不安が吹っ飛んでもう酔いが回りそうだった。
「さっぱりしたよ」
髪を拭きながら、風呂上がりにさっき俺が着たバスローブを着てリビングに入って来た。
まだ自分の荷物の箱を空けていないからだろうけど、俺の着てたものを着るのに違和感もないひろこに家族になるんだ、という姿勢が見えた気がした。
「ひろこも、書いて」
俺は婚姻届を渡した。
ソファーに座らず床に座ってテーブルに向かってひろこは書き出した。
「奥さんになるって約束してから引っ越して入籍もあっという間だね。まだ1週間も経ってないのよ。やる事早いね。」
「早い?だって早い方がいいじゃん。呑気にしてたらひろこが誰かに取られちゃうじゃない。敵は多いんだよ。」
「山ちゃんとか?」
「山ちゃんに今日入籍の話したら早退しちゃったよ」
ビールを片手にソファーに座ってチャンネルを回していた。ひろこがゲストの今岡さんの番組を見ようとした。
「これでしょ?年末に収録したの。」
TVでは今岡さんとひろこが映っていた。
『デビューしてしばらく大阪にいたの?』
『そうですよ。』
結わいていない髪に赤いワンピース姿。
艶のある唇と目の底から輝いてるような瞳で笑う。
とびきり可愛かった。
その風貌はどこかあどけなく、完全なる大人であっても子供という訳でもない雰囲気ある旬な女性に見えた。
画面に映るひろこは可愛くて可愛くて。
それこそ普通じゃなかった。
「イルカに似てるね。」
「それって、褒めてるの?」
「もちろん」
この会話、知り合った時にもしたのを思い出した。
『まだ22でしょ?結婚願望以前にどうゆう人がタイプなの?』
『あたしを大切にしてくれる人ですかね。だって誰よりも幸せになりたいですもん。』
今、世の中でこの番組を観ている人でひろこをいい女だと思う男は何人いるのだろう。
大切にしてくれる人。
誰よりも幸せになりたいというひろこを俺は自分の奥さんにするんだ。
ハンコを押して婚姻届を書き終えるとひろこはソファーに座る俺の足に頭を傾けた。
両手で引き上げて膝に座らせて、ひろこにキスした。
「安藤ひろこにずっと会いたかったんだ」
もう、プロポーズもしたけど、照れ臭いけど、最後にこれだけは言おうと思った。
ひろこと知り合う前から好きだった事。
もうどこからか聞いているかもしれないけど、花ちゃんの写真を見た時からずっと好きだったこと。
ひろこに会いたいから歌い続けてきたこと。
「写真見て一目惚れした。安藤ひろこに会うには売れなきゃ会えない。だから必死で歌った。やっと会えた時にはもう手は離せなかったんだ。」
俺は右手で唇をそっとさわった。
「見た目だけがタイプかと思ったけど一緒にいるとひろこは強くて優しくて。でも俺の前だとすっごい可愛くてさ。」
伏し目がちの色っぽい顔をしたかと思ったらふふっと笑ってイルカの目になった。
そして俺の背中に手を絡めた。
「春は私の女として1番良い時に結婚するんだから責任とってよね」
「ひろこの責任とるからもう独占できるんだよ。」
息するのも忘れるくらいの長いキスに乱れたガウンの胸元から手を入れてひろこの胸に触れた。
首にキスした流れでそのまま胸にキスをした。
「あ」
広い部屋にこぼれる吐息まじりの声。
そのまま背中に手を回してガウンを脱がせてひろこを抱きしめた。
「・・・トランプ」
「するよ。」
唇にキスをした。
重なる音が何度も聞こえて、たくさんキスしてるのがわかる。
たくさんしてるのに足りない。もっともっとしたくなる。
俺がひろこの身体の中に入るとひろこは感じていた。
荒くなるお互いの息遣いに、やたら興奮する。
ひろこと、今まで何回セックスしたんだろう。
背中にまわしたひろこの手は、今日はやたらと俺の背中を引っ掻いては爪を立てていた。
「今日、そんなに気持ちいいの?」
潤んだ瞳で色っぽく俺を見る。
またそれにドキッとする。
「ねぇ、今日はもっとして」
俺の腕に両手を絡め強く抱きしめて求めていた。
「あっあっ」
肌がこすれ合う音が色っぽい。
感じる声が艶っぽい。
『ハマったらアリ地獄みたいになりそう』
『安藤ひろこはいい女でしょ?』
『彼女、中毒性あるよな。』
『男がみんな好きになる顔だって。』
俺は抜け出せない迷路に入ったまま。
多分、ずっと。
こんなにも好きで、愛しくて。
「ひろこ」
「なに?」
「ずっとふたりでいよう」
「いるよ」
「俺だけ、好きでいて」
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