37 / 77
34.罪と罰
しおりを挟む
僕たちが冒険者ギルドに入ると、すぐに知らない受付嬢が駆け寄ってきて、「こちらへどうぞ」と奥へ案内された。
――これ、もう完全に顔覚えられてるよねぇ……。
受付カウンターにエリーさんは見当たらないので、別の仕事でもしてるのかもしれない。
受付嬢が部屋の前で止まり、扉をノックした。
すると扉が開き、
「こんにちは。どうぞ入って」
エリーさんが出迎えてくれた。
「こんにちは、エリーさん」
簡単に挨拶を交わし、部屋の中に入る。
そういえば、商人ギルドではギルド長の部屋に入ったことがあるけど、冒険者ギルドでは初めてだったかな。
ていうか、そもそも普通入れるものなの?
部屋の雰囲気は、商人ギルド長のグステンの部屋と似てて、執務用の机や応接用のソファなどがあった。
「失礼します」
「ああ、昨日はすまなかったな。座ってくれ」
テーブルを挟んで、ギルマスと対面になるように腰を下ろした。
「さて、早速で悪いが昨日の件についてだ。アイツ等から話は一通り聞いちゃいるんだが……すまんが、出来るだけ詳細に話してくれるか?」
「わかりました」
僕は『輝く星々』との出会いから裏切りまで、リリスとフェルが仲間になったことも含めて説明した。
もちろん、ここでもサポーターの話とかはぼかしてね。
「――と、まあこんな感じですかね」
「私は元々主様の従者ですけれど、はぐれてしまったのでずっとお探ししてましたの。それでようやくお会いすることができましたわ」
「フェルは、ソーコさんに仲間にと誘っていただきました。救っていただいたご恩とその気持ちに報いるため、一緒に行動させていただいてます」
僕の説明にリリスとフェルが補足してくれる。
「ふむ……お互いの内容は、ほぼ一致しているな。2人の経緯については奴等は話していなかったが、古城での話はまず間違ってないだろう」
「え、彼等が正直に話したんですか?」
ちょっと――いや、だいぶ驚いた。
だって、わざわざ自分たちの罪を重くするような事を、セシールたちが素直に話すとは思えないんだもん。
もしかして……拷問でもした?
「ああ、それには理由がある。コレだ」
ギルマスは、テーブルの陰から小さな箱を取り出した。
コレと言った箱の中には、水晶のようなものが入っているだけだった。
「コイツは『真偽の玉』といってな、相手が嘘を吐いていないか判別する魔道具だ。嘘の度合いによって光り方が変わるんでな、これでセシールたちをネチネチいじめたってことよ」
ギルマスがニヤリと口の端を持ち上げて嗤う。
なんとまあ、いい趣味をしてらっしゃる……。
でも、これを目の前にしながらしどろもどろしてるセシールたちを想像すると……ぷぷぷ、ちょっといい気味だ。
「まあ事情を聴くとはいえ、黙っててすまんな」
「いえ、それもお仕事ですし、気にしないでください」
まあ、言葉だけで信用するようなものでもないし、そんな便利な魔道具で潔白を証明できるのなら、とくに気にするようなことでもないね。
にしても、これからは話す言葉のチョイスに気をつけなきゃいけないかもしれないなぁ。
「えーと、それで……問題はなかったですか?」
「ああ、ほとんどな」
またニヤッとするギルマス。
げっ、何かマズっちゃったか……?
「おっと、スマンスマン。今回の件に関しては、セシールたちの話と合っているから問題ないぞ。まあ、その後のそっちの嬢ちゃんたちの話だな。コイツは嘘だと判断すると赤く光るんだが、『何か隠れてる』と判断すると、淡く白く光るんだよ。んで、さっきの嬢ちゃんたちの言葉に淡く反応してな……ま、何か事情があるんだろうなって思ったわけよ」
あ……あぁー、サポーターのこととか伏せてるからか。
嘘と判断されたわけじゃないけど、それが何か隠してるって判断されたわけね。
まあ、実際だいぶ隠してるしねぇ。
うーん、でも説明してもうまく伝わらないだろうし、出来れば見逃してほしいところなんだけどなあ。
そんな僕の気持ちが顔に出てたせいか、ギルマスは豪快に笑い飛ばして、
「ハッハッ、そんな顔しなくても大丈夫だ。別に今回の件と直接は関係ないだろうし、色々と事情はあるだろう。興味はあるが……ま、無理に問いただすつもりはないさ」
ほっ、よかった。
あの魔導具でネチネチされたら、僕も正直に話すしかなくなっちゃうしね。
別にそこまで隠すほどではないかもしれないけど、面倒なことになるのは確実だろうし。
「黙して語らず」でいけるなら、そっちのほうがありがたい。
「お気遣いありがとうございます」
「ま、なにはともあれ、何事もなくて良かったよ。そうそう、それでセシール達だがな――今回の裏切り行為は重大な事件だと冒険者ギルドでも考えてる。これを許してしまったら、もうなんでもありだからな。今回聴き取った内容を警吏に提出するつもりだ。まあ、奴隷堕ちはするだろうな。無論、ギルド資格も停止、ホームの『輝く星々』は……残った者がどうするかだな」
「奴隷……」
どうやら、彼等の冒険はここで終わりを迎えたようだ。
まあ、迷宮内で裏切り行為とか、こっちは死んでもおかしくないしね。
それに逃げるときに、《麻痺》まで掛ける卑劣さだし……当然の報いともいえる。
ホームに関しては特に興味ないし、他のメンバーは関係ないんだから、続けるなり潰すなり好きにすればって感じだ。
「んで、そっちの……フェルと言ったか。彼女に関して商人ギルドのグステンから話があるらしい。なんでも、借金に関することだそうだ。こっちが終わったら商人ギルドへ行ってみてくれ」
「わかりました。後ほど伺います」
そういえば、フェルは借金の肩代わりでセシール達と一緒に行動してたわけだから、まだ残りがあるのかもしれない。
ま、それはもちろん僕が負担しましょう。
「次に依頼の報酬だな。今回の依頼は『古城の調査』だったんだが、古城もすっかり消えてしまったし、踏破ということで間違いない。本来は調査で報酬が30万ストなんだが、今回は踏破ということでさらに100万、合計130万だ。……この内容から考えると大分低いな。まあ、サインしてるのは俺なんだが」
あんたかい。
でもたしかに、本来ならリリス相手にって考えると、金貨13枚じゃ安い気しかしない。
でも――、
「お金よりも、リリスと再会してフェルが仲間になってくれたことの方が嬉しいですから」
「主様……!」
「ソーコ様……」
2人とも、なんだか感激した表情をしている。
フェルなんて、耳をピョコピョコ動かしててかわいい。
僕は当然のことを言ったまでだけどね。
お金なんかより、よっぽど大事なことだ。
「そう言ってもらえると助かる。――エリー、報酬を」
「はい。確認してね、ソーコちゃん」
ギルマスが促すと、エリーさんは金貨の載ったトレーを目の前に置いた。
13枚の金貨を受け取り、エリーさんにお礼を言う。
「確かに。ありがとうございます」
「さて、後は試験を受けたいって聞いてたが……」
ギルマスがちらりとリリスとフェルに目線を向ける。
リリスは余裕の表情だけど、目が合ったフェルは少し緊張した顔つきだ。
ギルマスはニッと笑って「よし!」と膝を叩いて立ち上がり、
「それじゃあ、2人の試験をしようか」
僕たちは裏手の訓練場へと移動するのだった。
――これ、もう完全に顔覚えられてるよねぇ……。
受付カウンターにエリーさんは見当たらないので、別の仕事でもしてるのかもしれない。
受付嬢が部屋の前で止まり、扉をノックした。
すると扉が開き、
「こんにちは。どうぞ入って」
エリーさんが出迎えてくれた。
「こんにちは、エリーさん」
簡単に挨拶を交わし、部屋の中に入る。
そういえば、商人ギルドではギルド長の部屋に入ったことがあるけど、冒険者ギルドでは初めてだったかな。
ていうか、そもそも普通入れるものなの?
部屋の雰囲気は、商人ギルド長のグステンの部屋と似てて、執務用の机や応接用のソファなどがあった。
「失礼します」
「ああ、昨日はすまなかったな。座ってくれ」
テーブルを挟んで、ギルマスと対面になるように腰を下ろした。
「さて、早速で悪いが昨日の件についてだ。アイツ等から話は一通り聞いちゃいるんだが……すまんが、出来るだけ詳細に話してくれるか?」
「わかりました」
僕は『輝く星々』との出会いから裏切りまで、リリスとフェルが仲間になったことも含めて説明した。
もちろん、ここでもサポーターの話とかはぼかしてね。
「――と、まあこんな感じですかね」
「私は元々主様の従者ですけれど、はぐれてしまったのでずっとお探ししてましたの。それでようやくお会いすることができましたわ」
「フェルは、ソーコさんに仲間にと誘っていただきました。救っていただいたご恩とその気持ちに報いるため、一緒に行動させていただいてます」
僕の説明にリリスとフェルが補足してくれる。
「ふむ……お互いの内容は、ほぼ一致しているな。2人の経緯については奴等は話していなかったが、古城での話はまず間違ってないだろう」
「え、彼等が正直に話したんですか?」
ちょっと――いや、だいぶ驚いた。
だって、わざわざ自分たちの罪を重くするような事を、セシールたちが素直に話すとは思えないんだもん。
もしかして……拷問でもした?
「ああ、それには理由がある。コレだ」
ギルマスは、テーブルの陰から小さな箱を取り出した。
コレと言った箱の中には、水晶のようなものが入っているだけだった。
「コイツは『真偽の玉』といってな、相手が嘘を吐いていないか判別する魔道具だ。嘘の度合いによって光り方が変わるんでな、これでセシールたちをネチネチいじめたってことよ」
ギルマスがニヤリと口の端を持ち上げて嗤う。
なんとまあ、いい趣味をしてらっしゃる……。
でも、これを目の前にしながらしどろもどろしてるセシールたちを想像すると……ぷぷぷ、ちょっといい気味だ。
「まあ事情を聴くとはいえ、黙っててすまんな」
「いえ、それもお仕事ですし、気にしないでください」
まあ、言葉だけで信用するようなものでもないし、そんな便利な魔道具で潔白を証明できるのなら、とくに気にするようなことでもないね。
にしても、これからは話す言葉のチョイスに気をつけなきゃいけないかもしれないなぁ。
「えーと、それで……問題はなかったですか?」
「ああ、ほとんどな」
またニヤッとするギルマス。
げっ、何かマズっちゃったか……?
「おっと、スマンスマン。今回の件に関しては、セシールたちの話と合っているから問題ないぞ。まあ、その後のそっちの嬢ちゃんたちの話だな。コイツは嘘だと判断すると赤く光るんだが、『何か隠れてる』と判断すると、淡く白く光るんだよ。んで、さっきの嬢ちゃんたちの言葉に淡く反応してな……ま、何か事情があるんだろうなって思ったわけよ」
あ……あぁー、サポーターのこととか伏せてるからか。
嘘と判断されたわけじゃないけど、それが何か隠してるって判断されたわけね。
まあ、実際だいぶ隠してるしねぇ。
うーん、でも説明してもうまく伝わらないだろうし、出来れば見逃してほしいところなんだけどなあ。
そんな僕の気持ちが顔に出てたせいか、ギルマスは豪快に笑い飛ばして、
「ハッハッ、そんな顔しなくても大丈夫だ。別に今回の件と直接は関係ないだろうし、色々と事情はあるだろう。興味はあるが……ま、無理に問いただすつもりはないさ」
ほっ、よかった。
あの魔導具でネチネチされたら、僕も正直に話すしかなくなっちゃうしね。
別にそこまで隠すほどではないかもしれないけど、面倒なことになるのは確実だろうし。
「黙して語らず」でいけるなら、そっちのほうがありがたい。
「お気遣いありがとうございます」
「ま、なにはともあれ、何事もなくて良かったよ。そうそう、それでセシール達だがな――今回の裏切り行為は重大な事件だと冒険者ギルドでも考えてる。これを許してしまったら、もうなんでもありだからな。今回聴き取った内容を警吏に提出するつもりだ。まあ、奴隷堕ちはするだろうな。無論、ギルド資格も停止、ホームの『輝く星々』は……残った者がどうするかだな」
「奴隷……」
どうやら、彼等の冒険はここで終わりを迎えたようだ。
まあ、迷宮内で裏切り行為とか、こっちは死んでもおかしくないしね。
それに逃げるときに、《麻痺》まで掛ける卑劣さだし……当然の報いともいえる。
ホームに関しては特に興味ないし、他のメンバーは関係ないんだから、続けるなり潰すなり好きにすればって感じだ。
「んで、そっちの……フェルと言ったか。彼女に関して商人ギルドのグステンから話があるらしい。なんでも、借金に関することだそうだ。こっちが終わったら商人ギルドへ行ってみてくれ」
「わかりました。後ほど伺います」
そういえば、フェルは借金の肩代わりでセシール達と一緒に行動してたわけだから、まだ残りがあるのかもしれない。
ま、それはもちろん僕が負担しましょう。
「次に依頼の報酬だな。今回の依頼は『古城の調査』だったんだが、古城もすっかり消えてしまったし、踏破ということで間違いない。本来は調査で報酬が30万ストなんだが、今回は踏破ということでさらに100万、合計130万だ。……この内容から考えると大分低いな。まあ、サインしてるのは俺なんだが」
あんたかい。
でもたしかに、本来ならリリス相手にって考えると、金貨13枚じゃ安い気しかしない。
でも――、
「お金よりも、リリスと再会してフェルが仲間になってくれたことの方が嬉しいですから」
「主様……!」
「ソーコ様……」
2人とも、なんだか感激した表情をしている。
フェルなんて、耳をピョコピョコ動かしててかわいい。
僕は当然のことを言ったまでだけどね。
お金なんかより、よっぽど大事なことだ。
「そう言ってもらえると助かる。――エリー、報酬を」
「はい。確認してね、ソーコちゃん」
ギルマスが促すと、エリーさんは金貨の載ったトレーを目の前に置いた。
13枚の金貨を受け取り、エリーさんにお礼を言う。
「確かに。ありがとうございます」
「さて、後は試験を受けたいって聞いてたが……」
ギルマスがちらりとリリスとフェルに目線を向ける。
リリスは余裕の表情だけど、目が合ったフェルは少し緊張した顔つきだ。
ギルマスはニッと笑って「よし!」と膝を叩いて立ち上がり、
「それじゃあ、2人の試験をしようか」
僕たちは裏手の訓練場へと移動するのだった。
10
お気に入りに追加
745
あなたにおすすめの小説
兎人ちゃんと異世界スローライフを送りたいだけなんだが
アイリスラーメン
ファンタジー
黒髪黒瞳の青年は人間不信が原因で仕事を退職。ヒキニート生活が半年以上続いたある日のこと、自宅で寝ていたはずの青年が目を覚ますと、異世界の森に転移していた。
右も左もわからない青年を助けたのは、垂れたウサ耳が愛くるしい白銀色の髪をした兎人族の美少女。
青年と兎人族の美少女は、すぐに意気投合し共同生活を始めることとなる。その後、青年の突飛な発想から無人販売所を経営することに。
そんな二人に夢ができる。それは『三食昼寝付きのスローライフ』を送ることだ。
青年と兎人ちゃんたちは苦難を乗り越えて、夢の『三食昼寝付きのスローライフ』を実現するために日々奮闘するのである。
三百六十五日目に大戦争が待ち受けていることも知らずに。
【登場人物紹介】
マサキ:本作の主人公。人間不信な性格。
ネージュ:白銀の髪と垂れたウサ耳が特徴的な兎人族の美少女。恥ずかしがり屋。
クレール:薄桃色の髪と左右非対称なウサ耳が特徴的な兎人族の美少女。人見知り。
ダール:オレンジ色の髪と短いウサ耳が特徴的な兎人族の美少女。お腹が空くと動けない。
デール:双子の兎人族の幼女。ダールの妹。しっかり者。
ドール:双子の兎人族の幼女。ダールの妹。しっかり者。
ルナ:イングリッシュロップイヤー。大きなウサ耳で空を飛ぶ。実は幻獣と呼ばれる存在。
ビエルネス:子ウサギサイズの妖精族の美少女。マサキのことが大好きな変態妖精。
ブランシュ:外伝主人公。白髪が特徴的な兎人族の女性。世界を守るために戦う。
【お知らせ】
◆2021/12/09:第10回ネット小説大賞の読者ピックアップに掲載。
◆2022/05/12:第10回ネット小説大賞の一次選考通過。
◆2022/08/02:ガトラジで作品が紹介されました。
◆2022/08/10:第2回一二三書房WEB小説大賞の一次選考通過。
◆2023/04/15:ノベルアッププラス総合ランキング年間1位獲得。
◆2023/11/23:アルファポリスHOTランキング5位獲得。
◆自費出版しました。メルカリとヤフオクで販売してます。
※アイリスラーメンの作品です。小説の内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
元34才独身営業マンの転生日記 〜もらい物のチートスキルと鍛え抜いた処世術が大いに役立ちそうです〜
ちゃぶ台
ファンタジー
彼女いない歴=年齢=34年の近藤涼介は、プライベートでは超奥手だが、ビジネスの世界では無類の強さを発揮するスーパーセールスマンだった。
社内の人間からも取引先の人間からも一目置かれる彼だったが、不運な事故に巻き込まれあっけなく死亡してしまう。
せめて「男」になって死にたかった……
そんなあまりに不憫な近藤に神様らしき男が手を差し伸べ、近藤は異世界にて人生をやり直すことになった!
もらい物のチートスキルと持ち前のビジネスセンスで仲間を増やし、今度こそ彼女を作って幸せな人生を送ることを目指した一人の男の挑戦の日々を綴ったお話です!
揚げ物、お好きですか?リメイク版
ツ~
ファンタジー
揚げ物処「大和」の店主ヤマトは、ひょんな事から、エルフの国『エルヘルム』へと連れて来られ、そこで店をひらけと女王に命令される。
お金の無いヤマトは、仲間に助けられ、ダンジョンに潜って、お金や食材を調達したり、依頼されたクエストをこなしたり、お客さんとのふれ合いだったり……と大忙し?
果たして、ヤマトの異世界生活はどうなるのか?!
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
絶対防御とイメージ転送で異世界を乗り切ります
真理亜
ファンタジー
有栖佑樹はアラフォーの会社員、結城亜理須は女子高生、ある日豪雨に見舞われた二人は偶然にも大きな木の下で雨宿りする。
その木に落雷があり、ショックで気を失う。気がついた時、二人は見知らぬ山の中にいた。ここはどこだろう?
と考えていたら、突如猪が襲ってきた。危ない! 咄嗟に亜理須を庇う佑樹。だがいつまで待っても衝撃は襲ってこない。
なんと猪は佑樹達の手前で壁に当たったように気絶していた。実は佑樹の絶対防御が発動していたのだ。
そんな事とは気付かず、当て所もなく山の中を歩く二人は、やがて空腹で動けなくなる。そんな時、亜理須がバイトしていたマッグのハンバーガーを食べたいとイメージする。
すると、なんと亜理須のイメージしたものが現れた。これは亜理須のイメージ転送が発動したのだ。それに気付いた佑樹は、亜理須の住んでいた家をイメージしてもらい、まずは衣食住の確保に成功する。
ホッとしたのもつかの間、今度は佑樹の体に変化が起きて...
異世界に飛ばされたオッサンと女子高生のお話。
☆誤って消してしまった作品を再掲しています。ブックマークをして下さっていた皆さん、大変申し訳ございません。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる