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第1話
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1人の少年が会場に姿を現すと誰もが美しさに飲まれ欲しがった。
打たれる木槌に飛び交う声。
「10億!」
この言葉に皆がざわめく。再び木槌を鳴らそうとしたその瞬間
1発の銃声が鳴り響き謎の仮面をつけた集団がマシンガンを撃ち始めた。
次々に倒れる人。数分すると1人を除き息をするものはいなかった。
カゴに入った少年は静かに目を閉じ座っていた。
ガチャガチャとカゴの扉が開くと同時にグッと手を引っ張られ少年は
一人の男の胸の中にいた。
「こんばんわぁ…」
耳に響く音で少年はやっと目を開けた。
そこに居たのは白髪に緑の目を持つ傷だらけの男だった。
「んっ…。」
突然の甘いキスは少年の脳を麻痺させた。
撫でられる腰に漏れる吐息。
少年はその場で抱かれ気を失うまで突かれ続けた。
ーーー
「っ…。」
「目が覚めましたか。」
黒で統一された部屋に黒のスーツを着た男が1人。
僕のことを見つめていた。
昨日は確か…。
ガチャ…「目が覚めたの…。」
白髪に緑の目。昨日の男だ…。
「お前下がっていいぞ。」
男に命令されると早々と部屋を出ていった。
「お前の美しさは認めてるよ。でも足りない。」
突然語り始め僕は困惑が隠せなかった。
爪で手の甲を引っ掻きながらこっちを見つめていた。
昨日とは違う。狂気的な目。
「なぁ…脳に一定以上の電流を流すと異常をきたして死ぬらしいんだ。
…試しても良いよなぁ?」
「…はい。」
どうせ拒否権なんてないんだ…。
手荒くされて捨てられるくらいなら今死のう。
「いいんだな!?お前が言ったんだぞ?後悔するなよ。」
目を見開きまるでおもちゃを見つけたようにはしゃぎ始めた。
そして僕は脳に電流を流された。強い衝撃だった。
鈍器で殴られたとかそういうんじゃなくて…。
「…。」
「あぁ…起きたぁ。凄いな。お前。しぶと。死んだかと思ったよ。」
生きてる…。生きてるけど…なんか…違う…。
「ねぇ…聞こえてる?耳は死んだ?」
「聞こえて…ます…。」
「みんな生きてるじゃん、良かったね?」
「っ…。」
「まだ痛む?」
これは頭の痛みなんかじゃない……ぁ…足が…。
「ヒュッ…」
呼吸が…。
「チュッ…んっ…っ。」
「落ち着いた?てかそんなに慌てることじゃないでしょ。
足が無くなったくらいで。」
「くらい…って。」
「うん?足くらいでしょ?俺なんか違う?おかしい?」
「おかし…くないです。」
ここで下手なこと言ったら次は何されるか…。
「まぁ、もう1回寝なよ。俺やりたいことあるし」
鈍い音と共に気を失った
打たれる木槌に飛び交う声。
「10億!」
この言葉に皆がざわめく。再び木槌を鳴らそうとしたその瞬間
1発の銃声が鳴り響き謎の仮面をつけた集団がマシンガンを撃ち始めた。
次々に倒れる人。数分すると1人を除き息をするものはいなかった。
カゴに入った少年は静かに目を閉じ座っていた。
ガチャガチャとカゴの扉が開くと同時にグッと手を引っ張られ少年は
一人の男の胸の中にいた。
「こんばんわぁ…」
耳に響く音で少年はやっと目を開けた。
そこに居たのは白髪に緑の目を持つ傷だらけの男だった。
「んっ…。」
突然の甘いキスは少年の脳を麻痺させた。
撫でられる腰に漏れる吐息。
少年はその場で抱かれ気を失うまで突かれ続けた。
ーーー
「っ…。」
「目が覚めましたか。」
黒で統一された部屋に黒のスーツを着た男が1人。
僕のことを見つめていた。
昨日は確か…。
ガチャ…「目が覚めたの…。」
白髪に緑の目。昨日の男だ…。
「お前下がっていいぞ。」
男に命令されると早々と部屋を出ていった。
「お前の美しさは認めてるよ。でも足りない。」
突然語り始め僕は困惑が隠せなかった。
爪で手の甲を引っ掻きながらこっちを見つめていた。
昨日とは違う。狂気的な目。
「なぁ…脳に一定以上の電流を流すと異常をきたして死ぬらしいんだ。
…試しても良いよなぁ?」
「…はい。」
どうせ拒否権なんてないんだ…。
手荒くされて捨てられるくらいなら今死のう。
「いいんだな!?お前が言ったんだぞ?後悔するなよ。」
目を見開きまるでおもちゃを見つけたようにはしゃぎ始めた。
そして僕は脳に電流を流された。強い衝撃だった。
鈍器で殴られたとかそういうんじゃなくて…。
「…。」
「あぁ…起きたぁ。凄いな。お前。しぶと。死んだかと思ったよ。」
生きてる…。生きてるけど…なんか…違う…。
「ねぇ…聞こえてる?耳は死んだ?」
「聞こえて…ます…。」
「みんな生きてるじゃん、良かったね?」
「っ…。」
「まだ痛む?」
これは頭の痛みなんかじゃない……ぁ…足が…。
「ヒュッ…」
呼吸が…。
「チュッ…んっ…っ。」
「落ち着いた?てかそんなに慌てることじゃないでしょ。
足が無くなったくらいで。」
「くらい…って。」
「うん?足くらいでしょ?俺なんか違う?おかしい?」
「おかし…くないです。」
ここで下手なこと言ったら次は何されるか…。
「まぁ、もう1回寝なよ。俺やりたいことあるし」
鈍い音と共に気を失った
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