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第4話
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俺は結局ユヒに心変わりがないことを伝えた。
ユヒは凄く残念がったけど珍しい髪色の奴がノコノコと出るのも違う気がする。
「ねぇ!リクト、髪を結ってよ!」
「え!俺こういうのは…」
「大丈夫!1つ括りにして、その後このリボンつけてくれたらいいからさ」
ユヒの髪の毛は綺麗だ。室内で見ると金色だが外に出ると白く見える。
オマケに癖のない髪の毛は綺麗に靡く。
「こんな感じで大丈夫?」
「うん!凄く良い!ありがとうリクト。」
「リクト!俺はかっこいいか?」
「え、かっこいいよ?」
「そうだろうな。」
「え、」
レイトはそれだけを聞いて去っていった。
うーん…レファはどこいったんだろ。
「リクト。」
「…! レファ王子。うわぁ綺麗です。よく似合ってますよ!」
レファの衣装は主に白で花の模様が描かれている。胸元に光る宝石は
レファの瞳の色の緑、すごく綺麗だ。
「ありがとう。リクト、今日は人を分け隔てなく王宮に入れるパーティだ。
あまり良くない輩もいる。気をつけろ。」
「はい。ご心配ありがとうございます。パーティ楽しんできてくださいね」
「あぁ。」
ーー
パーティが始まってから1時間ほど経った。俺はダーナさんに持ってきてもらったご飯を食べながらボーッと研究日誌を見つめていた。
俺はこの生活を楽しむつもりで今日まで来たけど…
本当は現実世界…俺がいた世界に戻りたい。
親にもまだ出来ていないことが沢山あったし…大事な友達もいた。
出来るかどうかは分からないけど元の世界に戻るモノを作る…
元の世界に戻る方法が知りたい。
とりあえず今日はもう寝よう。パーティに行くこともないし…
こんなことを今考えてたってすぐにどうこうはできない話だ。
.........。
ゴソゴソッ…
「んッ…。なに…。」
ぼんやりとする視界がはっきりした瞬間俺は喉を締められた感覚になった。
知らない男が体をまさぐりながら自分のモノを扱いている…。
「お目覚めかな?」
「君は珍しい毛色をしているね」
「高く売れそうだ。ぁ?売るのはもったいないか…
愛玩動物にしてあげようか。」
「あ~。そろそろ出てしまいそうだ。」
「っ…うぅ。」ピュル…ビュク…!!
気持ちが悪い!俺にかけやがった。汚ぇ!!
コンコンッ!
「ねぇ、リクト!僕さ~…って。誰お前?」
「ひっ!私はその。あ!あぁ!り、リクトの父親で…。」
「へ~リクトのお父さんだったんだー。」
「あぁ。」
「な訳ねぇだろ。」
「ひいっ!」
「リクト大丈夫?直ぐにお風呂行こ!」
「ありがとう…。」
「ごめんね、部屋前に護衛置いとけばよかった…。辛い思いさせてごめんね。」
「「リクト!大丈夫か!」」
「レファ王子…レイト様…。ふっ…うぅ…ぐすっ…」
俺はその場に泣き崩れた…。怖かった。今までこんな経験がなかったから
来るのか遅ければ…いや、来ていなければ…俺はレイプされていたかもしれない。
ユヒは凄く残念がったけど珍しい髪色の奴がノコノコと出るのも違う気がする。
「ねぇ!リクト、髪を結ってよ!」
「え!俺こういうのは…」
「大丈夫!1つ括りにして、その後このリボンつけてくれたらいいからさ」
ユヒの髪の毛は綺麗だ。室内で見ると金色だが外に出ると白く見える。
オマケに癖のない髪の毛は綺麗に靡く。
「こんな感じで大丈夫?」
「うん!凄く良い!ありがとうリクト。」
「リクト!俺はかっこいいか?」
「え、かっこいいよ?」
「そうだろうな。」
「え、」
レイトはそれだけを聞いて去っていった。
うーん…レファはどこいったんだろ。
「リクト。」
「…! レファ王子。うわぁ綺麗です。よく似合ってますよ!」
レファの衣装は主に白で花の模様が描かれている。胸元に光る宝石は
レファの瞳の色の緑、すごく綺麗だ。
「ありがとう。リクト、今日は人を分け隔てなく王宮に入れるパーティだ。
あまり良くない輩もいる。気をつけろ。」
「はい。ご心配ありがとうございます。パーティ楽しんできてくださいね」
「あぁ。」
ーー
パーティが始まってから1時間ほど経った。俺はダーナさんに持ってきてもらったご飯を食べながらボーッと研究日誌を見つめていた。
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本当は現実世界…俺がいた世界に戻りたい。
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出来るかどうかは分からないけど元の世界に戻るモノを作る…
元の世界に戻る方法が知りたい。
とりあえず今日はもう寝よう。パーティに行くこともないし…
こんなことを今考えてたってすぐにどうこうはできない話だ。
.........。
ゴソゴソッ…
「んッ…。なに…。」
ぼんやりとする視界がはっきりした瞬間俺は喉を締められた感覚になった。
知らない男が体をまさぐりながら自分のモノを扱いている…。
「お目覚めかな?」
「君は珍しい毛色をしているね」
「高く売れそうだ。ぁ?売るのはもったいないか…
愛玩動物にしてあげようか。」
「あ~。そろそろ出てしまいそうだ。」
「っ…うぅ。」ピュル…ビュク…!!
気持ちが悪い!俺にかけやがった。汚ぇ!!
コンコンッ!
「ねぇ、リクト!僕さ~…って。誰お前?」
「ひっ!私はその。あ!あぁ!り、リクトの父親で…。」
「へ~リクトのお父さんだったんだー。」
「あぁ。」
「な訳ねぇだろ。」
「ひいっ!」
「リクト大丈夫?直ぐにお風呂行こ!」
「ありがとう…。」
「ごめんね、部屋前に護衛置いとけばよかった…。辛い思いさせてごめんね。」
「「リクト!大丈夫か!」」
「レファ王子…レイト様…。ふっ…うぅ…ぐすっ…」
俺はその場に泣き崩れた…。怖かった。今までこんな経験がなかったから
来るのか遅ければ…いや、来ていなければ…俺はレイプされていたかもしれない。
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