オネェな彼と付き合ったら最高だった話。

檮木 蓮

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第1話ー月乃誠ー

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月乃つきのまこと26。社会人。
俺は昨日ゲイ・バーにて出会ったオネェの朔間さんにお持ち帰りされ
処女から非処女になった。俺は昨日までバリタチとして売っていたのに…。

1夜の出来事だった。
俺はあの日残業が続いていて性欲もストレスも溜まっていた。
明日は休み。久々に昔から通っていたゲイ・バーに寄ることにした。
愚痴を吐きたい。あわよくばセックスもしたかった。

「お久しぶりです。マスター。」

マスターとは早4年の付き合いになる。
愚痴を吐き…理想の男の話をしていた。
すると、マスターから人を勧められた…ちょうど俺のような男がタイプらしい。
マスターからその人の容姿を聞くと俺にとっても悪い条件では無かった。
髪の毛はよくハーフアップで結んでいて、体型も細マッチョだと言う。
そんな情報を鵜呑みにした俺が悪かった。

「こんばんわ。マスター。アタシに紹介したい男の子って?」

マスターが俺を紹介する。
俺を見る彼…?の目は完全に俺を捉えていた。

「こんばんわ。アタシ朔間って言うの。宜しくね♡」

「ど、どうも。俺は月乃…です。月乃誠。」

「いや~ん!可愛い♡アタシのどタイプ♡」

「はは…」

乾いた笑いしか出ない…。確かに髪の毛はハーフアップだし、
細マッチョと言われれば細マッチョ。身長は俺より高いし…
オマケにオネェだなんて…聞いてない…聞いてないぞ!マスター!!

俺の身長は170cm…彼は180くらいある。
俺がしょぼく見える…。

そんやこんなで時間と場所だけが過ぎ…彼の家でセックスをしたのだ。

「あの、俺バリタチですけど…」

「ん~アタシそういうの気にしないから大丈夫よ♪」

ーー

気づいたら俺が喘がされていた。
俺が後ろでイかされるなんて思ってもいなかった。
ただ快楽に溺れるだけの俺は抵抗なんて出来なかった。
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