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命令は絶対、逆らう事は許されない。
「みつる……腰上げて」
「んぅ…ふっ、うん……」
冷たく鋭いものが背中の肉を引き裂いた。
「い’’っ……」
「みつる…どんどん可愛くなるな…」
「広ちゃん…もっと言って……」
「可愛いよ…みつる…愛してる…」
ドクンッ………
「ご褒美あげたから俺も欲しいな……」
「ご…ほうび……」
「首絞めながらもっかいしても良い?」
「いいよ…広ちゃん…」
苦しくて気持ちよくて何も考えれない
状態になるまで犯され続けた。
···········································································
「広ちゃん…今日は俺、休みだから
どっか行かない?」
「いいぜ!どこ行く?」
「美術館に行きたいな…気になってるのがあって…迷惑なら1人で……」
「迷惑なんかじゃねぇよ」
「ありがとう…広ちゃん、
じゃあ一緒に行こっか…」
「おう!すぐ準備してくる」
···········································································
「広ちゃん…準備出来た?」
問い掛けをなげるも自分の言葉だけが
響いた。
「広ちゃん、、、?」
ガチャりとドアを開けた先には苦しそうに
倒れている広の姿があった。
「広ちゃん!!!病院…行かないと…
救急車…」
手元のスマホで救急車を呼び、広は病院へ
運ばれ、付き添いとして救急車に乗り
広の顔を眺めた。
その時ふと、ことまま広ちゃんが死ねば
暴力を受けなくて済む。
そんな悪魔的な考えが浮かび、己を愛してくれた人に………と自分を責めた。
「あの…大丈夫ですよね…
死んだりしないですよね?」
心の悪魔を隠すために医師に質問をした。
その答えはYES、内心悔しいなんて気持ちが
渦巻いたが同時に安堵の気持ちもあった。
暴力的な愛を望む者と好意的な愛を望む者。
そんな2人がみつるの心を揺さぶった。
···········································································
倒れた原因は脳しんとう、
何かの拍子に倒れたのだと言う。
広の寝息が響く静かな病室の中で
みつるは広の首に手をかけた。
「ごめんね、広ちゃん……」
首を押さえつけた時ガラリとドアがあいた。
急いで手を離し振り返ると、店でぶつかった男の姿があった。
「え…どうして……。」
「どうしてってここで医者を
やってるからな、病院に来たついでに診てやるよ」
「みつる……腰上げて」
「んぅ…ふっ、うん……」
冷たく鋭いものが背中の肉を引き裂いた。
「い’’っ……」
「みつる…どんどん可愛くなるな…」
「広ちゃん…もっと言って……」
「可愛いよ…みつる…愛してる…」
ドクンッ………
「ご褒美あげたから俺も欲しいな……」
「ご…ほうび……」
「首絞めながらもっかいしても良い?」
「いいよ…広ちゃん…」
苦しくて気持ちよくて何も考えれない
状態になるまで犯され続けた。
···········································································
「広ちゃん…今日は俺、休みだから
どっか行かない?」
「いいぜ!どこ行く?」
「美術館に行きたいな…気になってるのがあって…迷惑なら1人で……」
「迷惑なんかじゃねぇよ」
「ありがとう…広ちゃん、
じゃあ一緒に行こっか…」
「おう!すぐ準備してくる」
···········································································
「広ちゃん…準備出来た?」
問い掛けをなげるも自分の言葉だけが
響いた。
「広ちゃん、、、?」
ガチャりとドアを開けた先には苦しそうに
倒れている広の姿があった。
「広ちゃん!!!病院…行かないと…
救急車…」
手元のスマホで救急車を呼び、広は病院へ
運ばれ、付き添いとして救急車に乗り
広の顔を眺めた。
その時ふと、ことまま広ちゃんが死ねば
暴力を受けなくて済む。
そんな悪魔的な考えが浮かび、己を愛してくれた人に………と自分を責めた。
「あの…大丈夫ですよね…
死んだりしないですよね?」
心の悪魔を隠すために医師に質問をした。
その答えはYES、内心悔しいなんて気持ちが
渦巻いたが同時に安堵の気持ちもあった。
暴力的な愛を望む者と好意的な愛を望む者。
そんな2人がみつるの心を揺さぶった。
···········································································
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何かの拍子に倒れたのだと言う。
広の寝息が響く静かな病室の中で
みつるは広の首に手をかけた。
「ごめんね、広ちゃん……」
首を押さえつけた時ガラリとドアがあいた。
急いで手を離し振り返ると、店でぶつかった男の姿があった。
「え…どうして……。」
「どうしてってここで医者を
やってるからな、病院に来たついでに診てやるよ」
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