君を独占したい。

檮木 蓮

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yuto

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「ŧ‹”ŧ‹” ŧ‹”ŧ‹”」

「ユトちゃん美味しい?」

ゴクッ…「とっても美味しい!!!」
ユトは口いっぱいにハンバーグをほおばり満足げに
笑っていた。今日は豪が連れてきてくれたハンバーグ店に
ユト、豪、那音の3人で来ていた。琥太は用事があるらしく
不在のため那音がユトの写真を撮り琥太に送っていた。

「ユトちゃん私ちょっとトイレ行ってくるわね」

 「分かった!」

「あ、ごめんユト君俺琥太に電話しないとだった。
暫く1人で待ってられる?」

「全然大丈夫だよ!じゃあ、デザート頼んでも良い?」

「好きな物頼んでいいよ♡じゃあ、すぐ終わらせてくるから」

2人が席を外し、メニューを決めているとユトの隣の席に座った
男4人組がユトに話しかけてきた。

1「君、珍しい姿してんね」

「えっ…。あのっ。」

2「なに?吃驚してんの?‪w‪w」

3「誰かと来てんの?」

「は、はい…。」

3「へぇ~。そうなんだ。じゃあ帰ってくるまで
お兄さん達とお話してようよ」

4「そうそう!名前なんて言うの?」

「ユト…です。」

1「ユト?名前も珍しいんだ。」

「……。」(怖い…。)

ユトは琥太、那音、豪にしか心を開けず
3人以外に心を開かなくなった。

2「なんで喋んねぇの?‪wもしかして警戒されてる?」

4「‪w‪w‪w。心外だなぁ。お兄さん達は
そんな警戒される程じゃないよ?」

3「あのさ…」

「ユトちゃん?誰と話してるの?」

「豪ちゃんッ!」

「あら、お友達じゃぁ無さそうね」

4「おっさん誰?」

「おっさん?あらヤダわ。私はユトちゃんの保護者なの。」

1「は?‪w‪wめっちゃ笑えるんですけど」

2「おっさんの癖にその格好とかやば‪w‪w‪w」

「ちょっと貴方達…」

「やめて!豪ちゃんをそんなふうに言わないで
僕の大事な人だから…。やめて。」

「ゆ、ユトちゃん…。」

3「可愛い子かと思ってたらそんな女装してるおっさんが
好きなんだ…へぇ。趣味わっる」

「……ッ。豪ちゃん行こ。」

「ごめんごめん💦ちょっと電話長引いちゃった」

「那音…!」

「?どしたの」

「なんでもないよ。帰ろ?」

「それは構わないけど…」?

「さ、行きましょ」

2「もう1人は趣味の悪いおっさんじゃねぇんだ‪w」

「あ?」

「那音…!ほら行こ?」

「……。もう仕方ないな。ユト君のお願いだから聞いてあげる」

「…。」ホッ……。

ーーーーーーーーーーーー
ゴスッ!!!バゴッ!

2「ゴホッ…!!も、もう辞めてくれ」

1「そ、そうだよ。こんなこともうッ!!!」

4「ひっ…ひぃ!!!」

「逃げんなよ…。」
ゴスッ!バキッ…!!!!

4「やめて…辞めて下さいぃぃぃ。」

3「…………。ゲホッ。」

「次…。」

124「へ…?」

「次豪ちゃんやユトになんかしたら殺すからな」

124「ヒッ…。」バタバタバタ…。

「はぁ…。こいつも連れて帰ってやれよ」

----------------------------------

ガチャ
「ふぅ…。」

「な、那音っ!!」

「ユト君?起きてたのこんな時間に?」

「そ、その心配で…。」

「…………。」

グッ!!!

「えっ!?」

「ごめん。今日は泣いても喚いても止められそうにない」
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