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yuto
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僕が目を覚ますと、そこは真っ暗な闇だった
手も足も鎖で繋がれていて動けない。
ただ、車の走る音、誰かの啜り泣く声だけ。
でも、僕は話せない口に布を詰められているから。
泣くことを叫ぶことも出来ない。
「どうなるんだろう」
そんな事を考えていると車がゆっくりと
止まった。ドアの開く音が聞こえると
薄い明かりが闇を照らした。
周りのものは見えない
ただ薄く明るいだけ。
すると次の瞬間、体が宙に浮いた。
目が見えないから分からないけれど
誰かに抱えられている。
そのまましばらく歩いて着いた所で
足と手の鎖、口の中の布、目隠しが
外された。目に刺さるような光に
僕は顔を顰めた。
そこはオークション会場のような場所だった。目の前には仮面をつけた人が沢山いて、僕の顔を見るなり会場がざわついた。
みんなからすれば、珍しい顔かもしれない
赤い瞳に白い髪の毛、か細い体が会場を
ざわつかせた。
僕は係の男に股を開かされた。抵抗しようとは思わなかった。抵抗しても無駄だからだ。
だから、僕は大人しくカラダの隅々まで
見せた。全て見終わるのと同時に
木槌の打たれるような音と「1000万から」
という声を合図に皆が一斉に数字を
言い始めた。
その時、僕は初めて売買が行われている
ことに気がついた。
僕は絶望していたが、今はそんなことより
この状況においてどうするかを考えていた。
僕自身が言うのも何だが、僕は頭が良い
だが、今回の状況は想定外だったため、
だいぶ焦っていた。
そんな中 木槌の音と「1億でよろしいでしょうか」と言う声
僕は決まったなと思った
だが、そこに現れたのは、一人の男だった
僕を2億で買う男は言った。
……………………………………………………………………
手も足も鎖で繋がれていて動けない。
ただ、車の走る音、誰かの啜り泣く声だけ。
でも、僕は話せない口に布を詰められているから。
泣くことを叫ぶことも出来ない。
「どうなるんだろう」
そんな事を考えていると車がゆっくりと
止まった。ドアの開く音が聞こえると
薄い明かりが闇を照らした。
周りのものは見えない
ただ薄く明るいだけ。
すると次の瞬間、体が宙に浮いた。
目が見えないから分からないけれど
誰かに抱えられている。
そのまましばらく歩いて着いた所で
足と手の鎖、口の中の布、目隠しが
外された。目に刺さるような光に
僕は顔を顰めた。
そこはオークション会場のような場所だった。目の前には仮面をつけた人が沢山いて、僕の顔を見るなり会場がざわついた。
みんなからすれば、珍しい顔かもしれない
赤い瞳に白い髪の毛、か細い体が会場を
ざわつかせた。
僕は係の男に股を開かされた。抵抗しようとは思わなかった。抵抗しても無駄だからだ。
だから、僕は大人しくカラダの隅々まで
見せた。全て見終わるのと同時に
木槌の打たれるような音と「1000万から」
という声を合図に皆が一斉に数字を
言い始めた。
その時、僕は初めて売買が行われている
ことに気がついた。
僕は絶望していたが、今はそんなことより
この状況においてどうするかを考えていた。
僕自身が言うのも何だが、僕は頭が良い
だが、今回の状況は想定外だったため、
だいぶ焦っていた。
そんな中 木槌の音と「1億でよろしいでしょうか」と言う声
僕は決まったなと思った
だが、そこに現れたのは、一人の男だった
僕を2億で買う男は言った。
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