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叙任式
少年は試合に参加した(絵有)
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「ちょっ……と、待って下さい! アド……皇子!」
ロムの抗議の声は無視し、アドルはマントを外した。持ち寄られた模擬剣を二本手に取り、一本をロムに渡してきた。
「僕が勝ったら、ロムの刀を貰おうかな。討伐戦で使ってた短刀じゃなくて、古い長刀。君が勝ったら、何を望む?」
「そんな事、急に言われましても……武具は間に合ってますし、お金を頂いても困ります」
「じゃあさ、こういうのはどう? 僕ね、この間ちょっとした呪物を手に入れたんだ。魔法使いが使う物だよ。使用者の消費魔力を抑え、予め決めておいた対象からその分を吸い取るんだ。こう言うと禍々しいけど、使い方次第ではアイラスの役に立つんじゃない?」
ロムは反射的にトールを見た。彼の見開かれた目と合ったが、それだけだった。もし必要ないものであれば否定するはずだ。あれは『必要かどうかがすぐ判断できない顔』だ。だったら自分のやる事は決まっていた。
「私、そんなの、いらなイ! ロム! そんなモノのために、戦わないデ!」
食って掛かろうとするアイラスを、お供の者が止めた。アドルが申し訳なさそうに言う。
「ごめんね。こうでもしないと、ロムはやる気になってくれないでしょう? 彼、自分のためにはあんまり頑張らないけど、君のためになら……ほら」
ロムは模擬剣を片手に、広場の真ん中に歩きはじめていた。
位置につき振り向いて、王宮剣術の構えを取る。こんな人目のあるところで、シンの技を見せるのは避けたかった。
「僕の土俵で僕に勝つ気?」
「勝っても、よろしいのなら」
「凄い自信だね」
アドルも構えを取った。
強がったけれど、正直厳しいと思う。でもアイラスのために、負けるつもりはなかった。
「アーク皇子が試合をするらしいぞ!」
「誰だよ、そんな無謀な事をしたのは! 皇子の強さをしらないのか!?」
「今日、叙勲を受けた子だ!」
そんな野次が飛んでいるのが聞こえたが、雑音にしか思えなかった。
観衆はどんどん膨れ上がっていて、アイラスは背中から押されて倒れそうになっていた。それでもロムから目をそらしていない。
心配しないで、というように笑って見せると、アイラスは胸の前で手を組んで、力強く頷いた。それを見たら、もう負ける気はしなくなっていた。
先に動いたのはアドルの方だった。一気に間合いを詰めて突っ込んでくる。顔、胴、顔と突きの連撃を放つ。ロムは左右に体を揺らしてそれらを避けた。最後の一撃を巻き上げて、アドルを態勢を崩した。そこを狙って突くが、後ろに下がって避けられた。
「上達したね」
「恐れ入ります」
今の一連の動きだけで、腕に覚えのある者はロムを見る目が変わっていた。アドルの狙いはこれだったんだと思う。
それなら、もう十分だった。でもロムはアドルの持つ呪物が気になっていた。アイラスの役に立つ可能性が少しでもあるなら、それは是非とも手に入れたかった。
お互いの剣を見ると、練習用の模擬剣だけあって傷だらけだった。アドルの剣には、鍔のやや上にヒビがあった。それはとても小さなもので、アドルが気づいているかどうかはわからない。
——試してみるか。
今度はロムが踏み込み、ヒビを狙って剣を振った。金属音が連続で響く。何度打ってもアドルは剣の位置をずらそうとはしない。気づいていない。
ピシッと軽い音が響いた。それには、アドルも気づいて顔色が変わった。
——でも、遅い。
深まったヒビに向かって、斜めに刃を当てた。引き斬るように剣を滑らせると、パキンと音がしてアドルの剣が折れた。
ロムは、アドルの喉元に当たるか当たらないかのところで刃を止めていた。
「僕の負けだ」
その言葉に、ロムは剣を引いて鞘に納めた。
大歓声が巻き起こった。
「今のは剣がもろくなっていただけでは?」
「皇子は運が悪かっただけだ!」
「運も実力のうちじゃないか?」
「運じゃないよ」
観衆にアドルが答えた。折れた剣を高く掲げ、よく通る声で説明する。
「彼はこの剣の一点のみ、狙っていた。その事に僕は、すぐに気づけなかった。結果、剣が耐え切れず折れた。僕の負けだ」
アドルは満足げな顔をしていた。手加減をされたとは思わないけど、彼は勝つつもりもなかったのかもしれない。彼の性格を考えると、呪物も元々アイラスのために手に入れた可能性が高い。
それなのに自分だけが必死になって。少し恥ずかしくなった。
「やっぱりロムはすごいね。約束の物は今ここにはないから、後日届けさせるよ」
「ありがとうございます」
精一杯の敬意を込めて、ロムは頭を下げた。
そのアドルの顔が凍り付いた。視線の先を見ると、群衆の向こうにレヴィが立っているのが見えた。
やばい、忘れてた。試合に夢中になりすぎた。いつから見ていたんだろう。いや、いつからでも関係ない。観衆が皇子皇子と騒ぎまくってるから、誤魔化すのは無理だと思う。
レヴィは人混みをかき分けて歩いてきた。群衆を抜けて全身が見えた時、青ざめていたアドルの顔が赤くなった。そのドレス姿に、目が釘付けになっているようだった。
レヴィはアドルのお供から新しい模擬剣を奪い取り、広場の中央に進み出た。ちょっと待って。なんで剣を持つ必要があるの? ロムは嫌な予感がした。
「あ、の……レヴィ、さん……とっても、綺麗、です……」
「お、おう?」
しどろもどろに言葉を紡ぎだすアドルに、レヴィは戸惑っているような反応をした。レヴィも鈍感だなぁと思う。
「アドル、いやアーク皇子か。惜しかったな」
「……僕の事、知ってたんですか?」
「そりゃあ、な。俺だって式典くらい見に行ったことはあるさ。なんで隠してたのかはわかんねえがな」
そう言って、ロムに向き直る。
「皇子は下がってくれ」
「え……?」
「ロム、お前に試合を申し込む」
「……そうなるんじゃないかと思ったよ。でも、なんで?」
「皇子の敵討ちだよ」
下がりかけていたアドルが振り向いて、顔を真っ赤にさせて喜んでいた。
いや、アドルには悪いけど、そんなわけないだろう。疑いの眼差しでレヴィを睨みつけると、彼女はにやりと笑った。
「お前が本当の力を見せねえからだ。気取って王宮剣術なんて使ってんじゃねえよ」
「なんでレヴィがそこにこだわるの……」
「賭けは無しな。俺もお前も、差し出せるようなモンは持ってねえからな」
「ていうかその恰好で本当にやるの?」
「ハンデだよ」
助けを求めてアイラスとトールを見ると、二人ともアドルとの試合前よりリラックスしている。いつも稽古で見慣れているせいなのか。剣を交える立場から考えたら、レヴィの方がよっぽどヤバイんだけど。
新しい試合の予感に、観衆がざわついてきた。
「おい! あれ、レヴィじゃないか? Aランク冒険者の!」
「すげえ! その戦いが見られるのか」
「いい女だなぁ~……」
アドルが最後のセリフを吐いた騎士を睨みつけていた。あの人は出世の道を断たれたなと同情した。
というかAランクだって? 道理で強いわけだ。対してロムは、この前の討伐戦でCランクに上がったばかり。
レヴィの言う通り、王宮剣術なんて使ってたら秒でやられる。ロムは刀を扱うように、剣を霞に構えた。
「あいつ、構えが変わったぞ」
「刀の構えだ。シンの出身なのか」
ほら、すぐバレた。人が多い分、知識も多い。だから嫌だったんだ。なんでレヴィはわざわざこんな事をさせるんだろう。もう後は野となれ山となれという気持ちだった。
ロムの抗議の声は無視し、アドルはマントを外した。持ち寄られた模擬剣を二本手に取り、一本をロムに渡してきた。
「僕が勝ったら、ロムの刀を貰おうかな。討伐戦で使ってた短刀じゃなくて、古い長刀。君が勝ったら、何を望む?」
「そんな事、急に言われましても……武具は間に合ってますし、お金を頂いても困ります」
「じゃあさ、こういうのはどう? 僕ね、この間ちょっとした呪物を手に入れたんだ。魔法使いが使う物だよ。使用者の消費魔力を抑え、予め決めておいた対象からその分を吸い取るんだ。こう言うと禍々しいけど、使い方次第ではアイラスの役に立つんじゃない?」
ロムは反射的にトールを見た。彼の見開かれた目と合ったが、それだけだった。もし必要ないものであれば否定するはずだ。あれは『必要かどうかがすぐ判断できない顔』だ。だったら自分のやる事は決まっていた。
「私、そんなの、いらなイ! ロム! そんなモノのために、戦わないデ!」
食って掛かろうとするアイラスを、お供の者が止めた。アドルが申し訳なさそうに言う。
「ごめんね。こうでもしないと、ロムはやる気になってくれないでしょう? 彼、自分のためにはあんまり頑張らないけど、君のためになら……ほら」
ロムは模擬剣を片手に、広場の真ん中に歩きはじめていた。
位置につき振り向いて、王宮剣術の構えを取る。こんな人目のあるところで、シンの技を見せるのは避けたかった。
「僕の土俵で僕に勝つ気?」
「勝っても、よろしいのなら」
「凄い自信だね」
アドルも構えを取った。
強がったけれど、正直厳しいと思う。でもアイラスのために、負けるつもりはなかった。
「アーク皇子が試合をするらしいぞ!」
「誰だよ、そんな無謀な事をしたのは! 皇子の強さをしらないのか!?」
「今日、叙勲を受けた子だ!」
そんな野次が飛んでいるのが聞こえたが、雑音にしか思えなかった。
観衆はどんどん膨れ上がっていて、アイラスは背中から押されて倒れそうになっていた。それでもロムから目をそらしていない。
心配しないで、というように笑って見せると、アイラスは胸の前で手を組んで、力強く頷いた。それを見たら、もう負ける気はしなくなっていた。
先に動いたのはアドルの方だった。一気に間合いを詰めて突っ込んでくる。顔、胴、顔と突きの連撃を放つ。ロムは左右に体を揺らしてそれらを避けた。最後の一撃を巻き上げて、アドルを態勢を崩した。そこを狙って突くが、後ろに下がって避けられた。
「上達したね」
「恐れ入ります」
今の一連の動きだけで、腕に覚えのある者はロムを見る目が変わっていた。アドルの狙いはこれだったんだと思う。
それなら、もう十分だった。でもロムはアドルの持つ呪物が気になっていた。アイラスの役に立つ可能性が少しでもあるなら、それは是非とも手に入れたかった。
お互いの剣を見ると、練習用の模擬剣だけあって傷だらけだった。アドルの剣には、鍔のやや上にヒビがあった。それはとても小さなもので、アドルが気づいているかどうかはわからない。
——試してみるか。
今度はロムが踏み込み、ヒビを狙って剣を振った。金属音が連続で響く。何度打ってもアドルは剣の位置をずらそうとはしない。気づいていない。
ピシッと軽い音が響いた。それには、アドルも気づいて顔色が変わった。
——でも、遅い。
深まったヒビに向かって、斜めに刃を当てた。引き斬るように剣を滑らせると、パキンと音がしてアドルの剣が折れた。
ロムは、アドルの喉元に当たるか当たらないかのところで刃を止めていた。
「僕の負けだ」
その言葉に、ロムは剣を引いて鞘に納めた。
大歓声が巻き起こった。
「今のは剣がもろくなっていただけでは?」
「皇子は運が悪かっただけだ!」
「運も実力のうちじゃないか?」
「運じゃないよ」
観衆にアドルが答えた。折れた剣を高く掲げ、よく通る声で説明する。
「彼はこの剣の一点のみ、狙っていた。その事に僕は、すぐに気づけなかった。結果、剣が耐え切れず折れた。僕の負けだ」
アドルは満足げな顔をしていた。手加減をされたとは思わないけど、彼は勝つつもりもなかったのかもしれない。彼の性格を考えると、呪物も元々アイラスのために手に入れた可能性が高い。
それなのに自分だけが必死になって。少し恥ずかしくなった。
「やっぱりロムはすごいね。約束の物は今ここにはないから、後日届けさせるよ」
「ありがとうございます」
精一杯の敬意を込めて、ロムは頭を下げた。
そのアドルの顔が凍り付いた。視線の先を見ると、群衆の向こうにレヴィが立っているのが見えた。
やばい、忘れてた。試合に夢中になりすぎた。いつから見ていたんだろう。いや、いつからでも関係ない。観衆が皇子皇子と騒ぎまくってるから、誤魔化すのは無理だと思う。
レヴィは人混みをかき分けて歩いてきた。群衆を抜けて全身が見えた時、青ざめていたアドルの顔が赤くなった。そのドレス姿に、目が釘付けになっているようだった。
レヴィはアドルのお供から新しい模擬剣を奪い取り、広場の中央に進み出た。ちょっと待って。なんで剣を持つ必要があるの? ロムは嫌な予感がした。
「あ、の……レヴィ、さん……とっても、綺麗、です……」
「お、おう?」
しどろもどろに言葉を紡ぎだすアドルに、レヴィは戸惑っているような反応をした。レヴィも鈍感だなぁと思う。
「アドル、いやアーク皇子か。惜しかったな」
「……僕の事、知ってたんですか?」
「そりゃあ、な。俺だって式典くらい見に行ったことはあるさ。なんで隠してたのかはわかんねえがな」
そう言って、ロムに向き直る。
「皇子は下がってくれ」
「え……?」
「ロム、お前に試合を申し込む」
「……そうなるんじゃないかと思ったよ。でも、なんで?」
「皇子の敵討ちだよ」
下がりかけていたアドルが振り向いて、顔を真っ赤にさせて喜んでいた。
いや、アドルには悪いけど、そんなわけないだろう。疑いの眼差しでレヴィを睨みつけると、彼女はにやりと笑った。
「お前が本当の力を見せねえからだ。気取って王宮剣術なんて使ってんじゃねえよ」
「なんでレヴィがそこにこだわるの……」
「賭けは無しな。俺もお前も、差し出せるようなモンは持ってねえからな」
「ていうかその恰好で本当にやるの?」
「ハンデだよ」
助けを求めてアイラスとトールを見ると、二人ともアドルとの試合前よりリラックスしている。いつも稽古で見慣れているせいなのか。剣を交える立場から考えたら、レヴィの方がよっぽどヤバイんだけど。
新しい試合の予感に、観衆がざわついてきた。
「おい! あれ、レヴィじゃないか? Aランク冒険者の!」
「すげえ! その戦いが見られるのか」
「いい女だなぁ~……」
アドルが最後のセリフを吐いた騎士を睨みつけていた。あの人は出世の道を断たれたなと同情した。
というかAランクだって? 道理で強いわけだ。対してロムは、この前の討伐戦でCランクに上がったばかり。
レヴィの言う通り、王宮剣術なんて使ってたら秒でやられる。ロムは刀を扱うように、剣を霞に構えた。
「あいつ、構えが変わったぞ」
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2021/8/21 改めて投稿し直しました。
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