超美形の彼氏が出来ました。〜本編〜

第2章 弟の愛が重すぎて

第1話 隣人トラブル？それはごめんです

とりあえず、学校から近場の場所にすることになった

「やっぱタワマンかな。兄さん、どう？」

タワマン一択なのか。
タワーマンションか。高いところは確かに好きだ。夜景が綺麗だし。
どこがいい？と出されるが、全て高いところだ。値段が。

「、、大丈夫なの？お金」

「うん、大丈夫だよ。俺はモテるからそれを利用するよ」

弟がイケメンに見えてきた。
いや、いけめんなんだけどね。

ふむ。それならどうするか。
土地を見て、ここがいい、というのはあるのだが、如何せん、東京なので物価や土地かが異常に高い
前は埼玉に住んでたので、そこまできにしなくてよかったのだが。

ふむ

「ここいいんじゃない？2人で住めるくらい大きいよ！」

タワマンの一角を指さした。
弟はここに住みたいらしい

「へぇ、屋上付きの、、。学校も徒歩3分、、。近いね。でもここのお金かなりかかるみたいだけど」

「大丈夫！兄さん！俺に任せて！」

弟はそれから早かった。
学校を数日休んでいたが、元々ちゃんと行くほうだったため、そこまで痛手にならなかった。

まぁ、なんとなくだけど、弟は神かなにかなのかな。とすら思えてきた


「兄さん、引越し準備した？」

おっと、惚（ほう）けていたな。
そろそろ引っ越す準備だ。
と言ってももう引越し先に荷物が置いてあるので開封して置いたりするだけだが。

約3時間後、全ての引越しが終わった。

「ふぅ、兄さん。終わったね。」
「そうだね。」

「ここは壁も厚いからほとんどの声は隣には届かないらしいから、安心してね」

弟が本当にイケメンに見える。怖いよ。


「あ、隣人挨拶行かなきゃ。」
弟は思い立ったようにダンボールから菓子を取り出す

「兄さん、いってくるね。」

弟の素敵な笑みは俺の心を撃ち抜いた。








だが、数分後、扉の向こうから怒号が聞こえるのは、気の所為であって欲しかった。