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プロローグ「聞こえる鳴き声」

新しい犠牲者、マリア

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やることは1つ。早々に男との婚約破棄を行い、この国を出る
2人のハピエンを見たら去るということだった。

婚約者の名前は、マザキ。国家国立騎士団隊第1部隊長。程よく筋肉が付いていて、顔はイケメン。
そんな彼を俺は齢5歳にて婚約をしている。今は6歳なので、もう手遅れだ。

「ということは、変な行動を行い、それに伴ったことをやれば」

『そんなこと出来るとでも?』

「あ、記憶」

『はぁ。全くさ。今回のマリアの想像力はとても欠如しているらしい』

「はぁ。でもそうじゃないか?」

『違うよ。あいつははこの頃、君にとてつもなく惚れ込んでいるんだ。君がおかしなことをしても可愛いと思うか、なにかして婚姻は気は望まぬだろうね。』

「えぇ、、なにそれ」

『それに、マリア犠牲者、あいつはとある戦争で君を嫌う。その時までは溺愛の日々であったぞ』

めんどくさいな。その戦争まで俺は顔色伺いしろってか?

『嗚呼、そうだな。ただ、好かれては行けない。好かれてしまうと2人の姿が見れなくなるからな』

「、、、わかった。できるだけ頑張る。」

1度経験しているとはいえ、よく分からない。
ただ、この記憶はなぜいろんなことをしっているのだろうか。

『なんだ?マリア犠牲者?』

「ううん。なんでもないよ。」

彼に対しての疑問なんて沢山ある。けど今聞くことでは無い。
時間が来たら問い質してやる。


『さて、マリア犠牲者よ、あいつが来たよ。』
『早くしてね。出来るだけ早く』
『そしたら関わらなくてもいいから』


にしてもどうするって言うんだ?
嫌われず?好かれず?
面倒臭い。


『お前のやることはね。マリア前の犠牲者のような愚鈍な策に落ちないこと。』
『愚鈍っていうのはね、愚者バカのやることさ。』
『君が愚者バカ出ないことを願うよ。』

そして記憶は消えていった
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