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102 もう1度、きみに好きになってもらうことから始める
しおりを挟む「そんなの嫌だよ。ぼくはずっときみの望む距離にいたよ。だったら今度はきみがぼくの望む距離にいてよ。離れてなんていかないで、ここにいてよ。……ずっとそばにいてよ」
イツキの様子がどう見てもおかしい。やはり、と私は更に確信を深めた。
「ちょっとごめんね、イツキ」
「え……」
彼に掴まれていない方の手で、彼の額に触れる。
「……熱は、ないわね。けど、本当は体調が良くなかったんじゃない? 心做しか顔色も良くないし……」
よく見ると、薄ら隈も出来ていた。
「……もしかして、夜眠れてないの? どうして? 何か悩み事でもあるの?」
もしかしてあいりと何かあったのだろうか。昔から心配事や悩み事があると彼は不眠気味になるのだ。
「……きみが、」
「?」
「……きみが、ぼくにそれを言うの? よくぼくにそんなこと言えるね」
そう言って、ゆっくりと私の手首を離しながら、彼は眉間に深く皺を刻んだ。今日は彼の新たな一面ばかり見ている気がする。いつも穏やかな彼にしては珍しい、いかにも不快といった表情だった。
「きみこそ、どうしてそんな平然としていられるのかなあ……未練に振り回されるのはいつだってぼくだけってことか」
私はさっきからずっと、彼の言っていることの意味が分からずにいた。「……イツキ?」と彼の名を呼ぶと、一拍置いてから、「ねえ」と彼は返した。
「……婚約者から、突然婚約を解消したいって言われて、ぼくが平気だと思うの? それとも、辛いのは自分だけだとでも思っているの? ぼくは……きみに振られたんだよ?」
声を震わせながら、イツキはそう告げた。私は、言われて一瞬、なんのことかと思う。
「ふ、振られたって……私が悪者みたいな言い方しないでよ! 結果的に私から申し出た形になったけど、私から言わなくてもいずれそっちから申し出があったはずよ! ……私だって、本当は……っ!」
本当は、婚約解消なんてしたくなかった。だけど、資金援助も出来ない、家柄も良いわけじゃない家の娘と婚約してても、あなたにはなんのメリットもないから。だから、私から申し出た。私には、自分を守る方法がそれしか思いつかなかったから。
それに、イツキだって好みでもない私との婚約を続ける理由がもうないはずだ。
「……って、こんなこと、もう婚約者でもなんでもない私が言うべきことじゃないわね。……ごめんなさい、忘れて」
口に出してしまったあとで、私は激しい自己嫌悪を覚えた。今更こんなことを言ったって、意味ないのに……。
「……今、なんて?」
「だから、忘れてって」
「違う、その前」
「……だから、もう婚約者でもなんでもない私が……」
「……なるほど、そういうことか」
一体何がそういうことなのだろうか。
「きみはどうしてそんな風に思い込んでたんだろう……」
「どういう意味?」
「そのままの意味だよ。きみはぼくたちがもう婚約者ではないと思っているみたいだけど、それは思い込みだよ。正確には、きみはまだぼくの婚約者なんだ」
「……う、うそよっ!!」
信じ難い事実に、私は反射的にそう叫んでいた。
「……うそよ、だって、私お父さんに言ったわ! イツキたちに迷惑をかけてしまうくらいなら、婚約を解消したいって! それをお父さんがおじさん達にも伝えて、そのまま婚約は解消されることになったはずよ!」
「うん、でもぼくらは別に迷惑だなんて思ってないから、その申し出をキッパリ断ったんだ。いくらきみが一方的にぼくとの婚約を解消したいって言っても、正当な理由がない限り解消することなんて出来ないんだ」
「そんな……でも、」
「逆に聞くけど、きみは何を根拠に解消されたって思っているの? 誰かにはっきりそう言われたりしたのかな? 正式に解消することになったって」
そこで、ふと気がつく。婚約を解消したいとお父さんに言った後、私から申し出れば好都合とばかりに受け入れるだろうと思っていたから、その後どうなったかなんてことわざわざお父さんに確認したりなんかしなかった。
……──私は、申し出はしたけれどただそれだけで、誰かからはっきりとそう言われたことは、1度もなかった。今思えば、なんと浅はかだったのだろう。推測を真実と思い込んで自分で確かめなかった。
でも、断ったって、なんのために? 意味が、分からない……。
「……だって、うちはもう資金援助できないのよ!? 婚約を続ける理由が、そっちにはもうないじゃない!」
イツキから婚約解消を申し出られたらきっと耐えられないと思ったから。だから、傷つく前に、私は私を守るために、そう申し出たのに……。
「……え、『資金援助』? なんのこと?」
本気で分からないと言った表情で尋ねてくるイツキに腹が立った。カッとなった私は、語気を強めに私の今まで抱えていた真実を述べた。
「知ってるんだからね! うちが毎年イツキの家に『資金援助』をしてるから、この婚約は成り立ってるんだって! それに、うちは家柄が良くないから、家柄をお金で買ったんだって、みんな言ってたわ!」
「みんな? みんなって誰のこと? ……よくわからないけど、しのがまったく理解してないということはよくわかったよ」
はあ、と重いため息をついてから、イツキは諭すように告げた。
「……確かに、ぼくの家が一時期お金がなくて困ってたのは事実だよ。それでおじさん、つまりきみのお父さんにお金を借りたっていうのも。……きみが言ってる『資金援助』っていうのは多分このことだよね?」
「……え、ええ、おそらく。……ん? 一時期? 毎年の間違いでしょ?」
「そう、その認識にズレがあるんだ。あくまでも一時期。つまりもう『資金援助』はしてもらっていないし、次いでに言うと借りたお金はもう返してるんだ」
「……え? え? ……え?? 待って、混乱してきたわ」
「複雑なことじゃない、簡単な話だよ。ぼくはきみが資金援助してくれる家の娘だから婚約してたんじゃなくて、きみのことが好きだから、きみとずっと一緒にいたいから婚約してたってこと」
信じられない、でも、まさか、そんな。
「……うそよ」
思わず、涙とともに本心が出た。ぽろぽろと、とめどなく溢れてくる涙を拭うことも出来ず、呆然と立ち尽くす。
「うそじゃないよ」
「うっ、うそよ……ひくっ……だ、だってあなた、私が婚約解消したいって言った時も全然平気そうだったじゃない。わかったって、ただそれだけ。嫌だとも言われてないし、引き留めてもくれなかったわ!」
本音を口にして、途端に恥ずかしくなった。何を言ってるんだろう、私は。これじゃあまるで、引き留めて欲しかったみたいじゃないか。
「それは違うよ。きみは……思い込みだけでなく思い違いもしているよ」
「何ですって?」
そうではないとイツキは首を振ったけれど、何が違うのか私にはわからない。
「あの時ぼくは、決して平気だったわけじゃないんだ。きみとの婚約を解消するなんてこと考えたこともなかったから、柄にもなく戸惑って、ただ頷くことしか出来なかったんだよ」
「……イツキでも、戸惑うことがあるの?」
「本当にきみは、一体ぼくをなんだと思ってるのかな……。そりゃあ、普通にあるよ。生まれて初めてされた、きみからの拒絶というものに、自分でも驚くほどのダメージを受けたんだ。……でも、今はそれをとても後悔してる。こんなことになるなら、頷くんじゃなかった。嫌だって、自分の気持ちを正直に言えば良かった」
「嫌、だったの? どうして……?」
「……どうしてって、そんなの、きみが好きだからに決まってるじゃないか」
イツキから『好き』だと言われたのは、これで2回目だった。1回目は初めて会った時。言われたと言っても、私が自分のことを好きかと尋ねて、彼が「ああ」と頷いただけだけど。
──だから、出会ってから何年も経つけれど、こんな風に自主的に彼から言ってくれたのは初めてで、驚いて思わず涙が引っ込んでしまった。
「……ねぇ、きみはもう、ぼくのことを好きじゃないの? ぼくだけが、きみとずっと一緒にいたいって思ってたの?」
私も、思ってた。──あなたとずっと一緒にいたいって。
「ねえ、初めて会った日のこと覚えてる? 口にも顔にも出さなかったけど、初めてきみを両親から紹介された時、ぼくはかなり緊張してたんだ。それに、すごく不安だった、意地悪な子だったらどうしようって。……けど、実際会ったきみはすごく可愛くて明るくて、ぼくは相手がきみで良かったって思った」
忘れるはずがない。もちろん覚えてる。だって、私も同じことを思ってた。
初めてあなたを両親から紹介された時、どんな人だろうってわくわくしたけど、意地悪な人だったらどうしようという不安も同じくらいあって。
だけど、実際あなたに会ってみたら、とても優しくて、私はすぐにあなたのことが──イツキのことが大好きになった。
私がどんなワガママを言っても、あなたは笑顔でそれを叶えてくれた。あなたに私の全部が許されているような気がして──私はその優しい時間が好きだった。
「……しの?」
「…………わ、私は」
何か言いたいのに言葉が出ない……。ずっと報われない一方的な想いだって思ってたから、急にイツキも同じ気持ちだったって言われても、脳の処理が追い付かない。
想いが通じる日が来るとは、微塵も思っていなかったのだ。
「きみの気持ちが今はぼくにはないってことはわかってる」
「……そ、れは、」
「だから、最初から始めるよ。もう1度、きみに好きになってもらうことから始める。今日はそれを伝えに来たんだ」
──イツキがこんなことを言ってくれるとは思わなかった。彼の言う通りだ。私は思い違いをしていた。
イツキの切実な告白から、こんなにも彼に愛されているんだっていう現実がやっと心に染み込んで、じわじわと喜びが湧いていた。
──ああ、馬鹿みたい。今ならわかる。彼は本当に、私のことが好きなのだ。
***
「何で後輩ちゃんってあんなに頑なだったのかしら?」
「何がだ?」
「ほら、あの子って、自分は彼に好かれるはずがない……というか、彼の気持ちは別にあるって確信してる節があるじゃない?」
桜子の発言に、「ああ、そのことか」と俺は思う。
「俺も気になって、前に1度聞いたことがある。どうして相手の気持ちを信じてやらないんだって。篠原がいつきくんのことを想うように、彼も君のことを好きかもしれないだろって」
「……すごい直球ね。それで、彼女はなんて?」
「『憶測で断言なんてしませんよ。言質ならあります』って」
「……そう。じゃあ、今頃最後のお別れを言ってるのかしら」
「……そうでもねえんじゃねえの?」
しょぼんと見るからに落ち込む桜子は、俺の発言に瞳をキラキラさせながら「シローも言質があるのね!」と聞いてきた。
「いや、俺は言質なんてねえけどさ」
「なーんだ……ないのね」
「何とも思ってないご令嬢が他の男と踊ってたくらいで、あんな殺気だった視線送ってこねえだろ」
ウィンターパーティーで彼女と踊っていた時の鋭い殺気を思い出す。あれで好きじゃないとか、そんなの嘘だろ。そんな顔するくらいなら、誘えばいいのによ。
「……わかってたのなら、教えてあげればよかったのに。意地悪ね、シロー」
「いや、あいつスゲー苦しそうだったからさ」
『早くこんな苦しみから解放してほしいって、いっそ彼との婚約を解消したいって、神様にお願いしました』
神様に祈るくらい想うことが本人にとって辛いのならば、それを続ける必要性を俺は感じなかった。
「想っていることがあいつにとってただ苦しいだけなら、やめるって言うのもひとつの手だと思ったんだよ」
「…………そう、ね」
「ま、無理に忘れようと思っても無駄だと思うけどな。だって、すぐに忘れられないから、好きってことなんじゃねぇの?」
「……シローは想い人のこと、忘れられないくらい好きなのね」
「そうだな。……多分これから先もずっと忘れられねえな」
桜子をじっと見つめながら言う。うん、幼なじみで家族みたいに育って、ずっと一緒にいたやつのことなんて、忘れられるわけねえよな。
俺の返答に、桜子は「へぇー……」とさして興味がないような呟きをもらす。
「シローその人のことすっごく好きなのね」
──ああ、好きだよ。お前のことが、すごくすごく。
まだ直接言う勇気がない俺は、心の中でそう想いを告げた。
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