85 / 111
香りの設計図
とろけるほどいい入浴剤
しおりを挟む
「身体の調子はどうだ?」
香水斗が僕の背中に触れてくる。香水斗の指が背中をなぞると身体の内側が粟立つような不思議な感覚に陥った。
「嫌か?」
入浴剤は気持ちがいい。忙しさで抜いていなかった僕が悪かったんだ。羞恥心でまた身体が熱くなる。血流の巡りがよくなったのか、下半身に熱が集まって弧を描いた。
「嫌じゃない」
むしろ好きかもしれない。その証拠に陰茎がまたさらに大きくなった。硬く張り詰めた陰茎は早く解放してほしいと僕にアピールしてくる。僕は香水斗にバレないように、そっと手を伸ばした。
吐息が漏れないように欲望の声を押し殺す。それでも時折漏れてしまう吐息が香水斗にバレてしまわないか、逆に興奮してしまった。どうしようもないほど、僕は変態になってしまったらしい。
「とろけるほどいい入浴剤ってか」
「んあっ……!」
香水斗が僕の陰茎を握った。
「なぁ、俺の顔見て擦ってた? それとも自分の作った入浴剤に興奮した?」
香水斗のことしか考えられないように、上下に扱いてくる。入浴剤の効果なのか、すべすべになっていく陰茎は香水斗の手を速くさせた。バシャバシャとお湯が跳ねて、浴室の床と香水斗の白衣を濡らしていく。
「答えろよ」
「んっ、答えろって言われても、あっ……」
いざ、出そうとすればかなり抵抗を感じた。出したいのに出せないそんな熱がグルグルと回って出さなくても一人気持ちよくなってしまう。ドクドクと陰茎が心臓のように鼓動を打ち鳴らして限界を告げていた。
「ナカイキしてんな。どこもパンパンで苦しそう」
香水斗は僕の陰茎に浮き出た血管を指の腹でなぞった。それに合わせて鈴口がヒクヒクと閉じたり開いたりを繰り返している。それでも、精液は鈴口の一歩手前で足踏みしていた。この一線を超えてはいけない。そんな理性が射精を押しとどめている。その時間、僕は出さずにイっていた。
「あ、またイっただろ」
イったとわかっていても香水斗の手は離れてくれない。自分は安全な場所にいながら僕に一線を超えさせようとしてくる。今度は鈴口を重点的に攻められた。
「香水斗、やめろって、もう、イったし出せないから……」
「啓明ならイけるだろ」
香水斗はトドメと言わんばかりに先端を締め上げてしごいた。
「あああっ……!!」
お湯の中で出した精液は白く固まっている。一度出したら止まらなかった。我慢していたことが嘘のように流れ出ている。プカプカと浮き沈みする精子を見ていた。
心ゆくまで出し切った後でも背徳感で気持ちよくなってしまう。今度は触れていなかった後孔のふちが疼いてきた。
「出したものは掃除しとけよ」
香水斗に小さい網を渡される。
「誰のせいだよ……!」
僕は金魚すくいのように出した精子を拾い上げて処分した。
香水斗が僕の背中に触れてくる。香水斗の指が背中をなぞると身体の内側が粟立つような不思議な感覚に陥った。
「嫌か?」
入浴剤は気持ちがいい。忙しさで抜いていなかった僕が悪かったんだ。羞恥心でまた身体が熱くなる。血流の巡りがよくなったのか、下半身に熱が集まって弧を描いた。
「嫌じゃない」
むしろ好きかもしれない。その証拠に陰茎がまたさらに大きくなった。硬く張り詰めた陰茎は早く解放してほしいと僕にアピールしてくる。僕は香水斗にバレないように、そっと手を伸ばした。
吐息が漏れないように欲望の声を押し殺す。それでも時折漏れてしまう吐息が香水斗にバレてしまわないか、逆に興奮してしまった。どうしようもないほど、僕は変態になってしまったらしい。
「とろけるほどいい入浴剤ってか」
「んあっ……!」
香水斗が僕の陰茎を握った。
「なぁ、俺の顔見て擦ってた? それとも自分の作った入浴剤に興奮した?」
香水斗のことしか考えられないように、上下に扱いてくる。入浴剤の効果なのか、すべすべになっていく陰茎は香水斗の手を速くさせた。バシャバシャとお湯が跳ねて、浴室の床と香水斗の白衣を濡らしていく。
「答えろよ」
「んっ、答えろって言われても、あっ……」
いざ、出そうとすればかなり抵抗を感じた。出したいのに出せないそんな熱がグルグルと回って出さなくても一人気持ちよくなってしまう。ドクドクと陰茎が心臓のように鼓動を打ち鳴らして限界を告げていた。
「ナカイキしてんな。どこもパンパンで苦しそう」
香水斗は僕の陰茎に浮き出た血管を指の腹でなぞった。それに合わせて鈴口がヒクヒクと閉じたり開いたりを繰り返している。それでも、精液は鈴口の一歩手前で足踏みしていた。この一線を超えてはいけない。そんな理性が射精を押しとどめている。その時間、僕は出さずにイっていた。
「あ、またイっただろ」
イったとわかっていても香水斗の手は離れてくれない。自分は安全な場所にいながら僕に一線を超えさせようとしてくる。今度は鈴口を重点的に攻められた。
「香水斗、やめろって、もう、イったし出せないから……」
「啓明ならイけるだろ」
香水斗はトドメと言わんばかりに先端を締め上げてしごいた。
「あああっ……!!」
お湯の中で出した精液は白く固まっている。一度出したら止まらなかった。我慢していたことが嘘のように流れ出ている。プカプカと浮き沈みする精子を見ていた。
心ゆくまで出し切った後でも背徳感で気持ちよくなってしまう。今度は触れていなかった後孔のふちが疼いてきた。
「出したものは掃除しとけよ」
香水斗に小さい網を渡される。
「誰のせいだよ……!」
僕は金魚すくいのように出した精子を拾い上げて処分した。
0
お気に入りに追加
83
あなたにおすすめの小説

鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
ハンターがマッサージ?で堕とされちゃう話
あずき
BL
【登場人物】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハンター ライト(17)
???? アル(20)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後半のキャラ崩壊は許してください;;

好きなあいつの嫉妬がすごい
カムカム
BL
新しいクラスで新しい友達ができることを楽しみにしていたが、特に気になる存在がいた。それは幼馴染のランだった。
ランはいつもクールで落ち着いていて、どこか遠くを見ているような眼差しが印象的だった。レンとは対照的に、内向的で多くの人と打ち解けることが少なかった。しかし、レンだけは違った。ランはレンに対してだけ心を開き、笑顔を見せることが多かった。
教室に入ると、運命的にレンとランは隣同士の席になった。レンは心の中でガッツポーズをしながら、ランに話しかけた。
「ラン、おはよう!今年も一緒のクラスだね。」
ランは少し驚いた表情を見せたが、すぐに微笑み返した。「おはよう、レン。そうだね、今年もよろしく。」
Take On Me
マン太
BL
親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。
初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。
岳とも次第に打ち解ける様になり…。
軽いノリのお話しを目指しています。
※BLに分類していますが軽めです。
※他サイトへも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる