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選抜式3
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「メェルアーちゃんまた快進撃だね!」
「うん、黒組の命運を背負ってるから。あと一回でせんばつしきはおわり」
「最後の相手はとても強いからメェルアーちゃん頑張ってね」
「もう結果出たの?」
「うん、全員開始とともに倒されるみたい」
「勇者無双伝のガイルス殿下みたいだね」
「それ最後負けちゃう人じゃない。その勢いなら大丈夫そうね!それじゃ私とりあえず他のリーグの観戦してくるから」
「解析まかせた」
ポーションを飲み干して横になるメェルアー。
アーフェリアとエンリアルは生徒席と作りの違う貴賓席へ通されていた。
「来賓席とは言え、人が多いと暑苦しいですわね」
「だな。俺も父上が来ないなら普通に生徒席で見たかった」
第一試合から始まり、延々と自慢話をし続ける貴族。
「彼らも飽きないものですわ。それよりメェルアーはどうかしら、私達は二年生の試合ですけど」
「確かに大丈夫かなー、って相手がな?睨むなよ」
「オーバープレイズをしてなければいいのですが」
「勇者の力ってそんなに制御効かないのか?オーバープレイズ起こすとしたらよっぽど濃い魔力か本体が貧弱か」
「メェルアーは両方ですわ。孤児院での食生活は知りませんが、節制を強いられている私より細いなんて」
「勇者の魔力総量は確か500アーで、国民の平均が30フーだから。アーボースィードゥエーフーの並びで、計算不能レベルだ」
「総量はあくまで魔王を倒した時の破損率から求めたものですわ。回復したり未知の力が加わったりしていますので、正確な比率ではありません」
「いやでもそんくらいメェルアーには負担がかかるってことだろ?」
「一応練習を重ねて、少量ほどでしたら解放可能になりましたから。前回みたいなことにはならないはずです」
「そうだといいがなぁ」
「さっきから要領を得ませんわね、何がいいたいのですか」
「怒んなって、兄貴から聞いたんだが今年は学年の優勝者同士でも闘うとかなんとか。二年生ならまだしも、高学年と当たるとなれば解放せざる得ないだろ?」
「本当ですの?危険ですわ、実力差がありすぎます」
「俺も直訴してみたけど。オルドス家やリューン家が賛同しているし無碍にできないってさ」
「メェルアーの選抜リーグは学年でも成績の悪い方ばかりでしたわ。勝ち抜いた五人次第では上がらない可能性もありますが、勇者と一局やりたいという邪な発想があったなら」
「おやおや、これはこれは」
ニマニマと現れた下品な男。
「ペネロー・オルドス辺境伯、」
「今は生徒として座っていると聞いたからねぇ。大人として観にきたわけだが。よからぬ勘繰りはよしてくれ」
ねっとりと絡み付くような声に嫌気を覚える2人。
「えぇ、国民の成長を同じ立場で見ることはとても大事ですのでオルドス辺境伯」
「うちの息子が六年生でねぇ、卒業前に成績の残してくれたらと思ったんだが。勇者狩りってのはいいんじゃないかな」
「っ、」
挑発には乗るなとエンリアルがアーフェリアを制止する。
「お言葉ですが、オルドス辺境伯の息子さんはメェルアー・オレンズに負けると思いますよ」
「ちょっとあなたが挑発してどうするのですか!」
「まぁまぁ、仲良しこよしなのはいいが。勝てる算段があるからこうして来たのだよ。それにこれはゲームなのだ、君たち子供にはわからないだろうがね、勝敗で全てが決まる大きな遊戯」
「へー、何かけているんですか?」
しまったと少し笑みを崩すオルドスだが、また汚い笑みを浮かべエンリアルの横に来た。
「王位とかね」
それだけ告げると自慢話をする貴族達の中へ消えていった。
「ちょっと聞きました?あれは完全な叛逆ですわ」
「告げ口は無理そうだな。アイツは切りにくい今を狙って来ている。それに王位と抜かした」
「次期継承者の中にオルドスと組んでいるものがいるか、はたまた勇者を倒した息子をどこかの王に売り込むか」
「何か嫌な予感はするが…六年生は俺の師匠でもあるポーラス先輩がいる、オルドスとは天と地の差。メェルアーと当たる前に対処してくれるはずだ」
「そうですわね、メェルアー…」
観戦席に腰を下ろし、様子を見るアラミシア。
「わたしも選ばれた人間なんだから、陰ながらでもメェルアーちゃんを助けなきゃ」
メモ帳に相手の戦い方をメモしていく。
「(光の魔術よ、我が目に心眼を)」
スローモーションで動きが映る。
剣の振り、一瞬の切り返し、足運び。
魔力の流れ、魔術の構築。
「あの選手は技が弱い分を魔力で補っている。一瞬の突きを技にするために、複数の偽装魔術で認識をおかしくして…インパクト…」
試合が終わるとほぼ同じ速度で、別の席へと向かい、違う試合を観察する。
「メェルアーちゃんにもあの小技を覚えてもらえれば…この時の足使いはあの子の癖?…魔術漏れに隠した条件式魔術の構築」
選手の剣撃より速いメモをとっていくアラミシア。
「ふーん、きみはゆうしゃのちからじゃなくてゆうしゃのちのうをえらんだのか」
「えっ?!メェルアーちゃん?」
「わたしはマリアス・シュナンジア・ガロース」
目の前に現れたのはメェルアーにとても似ているがどことなく違う雰囲気の女子。
「マリアス、一年黄組…遠目で気付きにくかったけどリーグにいた相手を瞬殺してった子」
「けいかいしなくていい。私はただの忠告に来ただけ」
「忠告?」
「メェルアー・オレンズは私と当たって死ぬ。それがせかいのためになる、いい?崩壊は近い」
「えっ?」
聞き返すタイミングと、目の前に少年が現れるタイミングが重なり、固まるアラミシア。
「だめじゃーん、先駆けしたら」
「うん、でもきになったから。このこもすごいし」
「っ…(気配に気付けないのは分かるけど、私の心眼より早く現れるなんて)」
周りは気配を感じていないのか、この空間が断絶されているのか、誰もこちらを見向きもしない。
「じゃーん、きみにそっくりなウッドドール!」
アラミシアに木製の人形を見せつける少年。
「ひっ……なにこれ」
「おっと剣を抜くの?」
「わ、わたしだって!き、君たちが悪い気配をしているのは分かるもん!」
「悪い気配ってまぁ、魔王軍幹部だからねぇ~」
「わたしあいてしていい?」
「あんまり派手になると僕の形代無意味になるから、暴れないでねぇー!」
「くるっ!!はぁぁ!!」
マリアスが振るった剣はアラミシアの腕を折るのに十分なほどだった。
心眼でどうにか速度に追いつくが、体は持たない。
「っ…つっ…う」
「ひとついいことをおしえてあげる。誰かを守る為に、いさましくうごくものは勇者として讃えられる。だけど恨み憎しみのためにうごくひとは皆、まおうなんていう」
再び振るわれた剣を受けるのは不可と考えたアラミシアは目を閉じ、魔力を練る。
その様子にピタリと動きを止めるマリアス。
「わ、わたしだってメェルアーちゃんの横に立てる存在にならないといけないんだ!!」
「ん、かくせいした?」
「光の魔力よ、我が剣に栄光を指し示せ!!」
剣を逆手に持ち、四つん這いに近い野生型な動きをとる。
「だぁぁぁぁ!!」
回復魔術、強化魔術、五感覚醒魔術一度に乱発した為、暴発するが、足を強く大地に乗せて力を込める。
「栄光の剣!プロリディアルム・ガルオードス!!」
剣から溢れんばかりの魔力が漏れ出し、マリアスへ斬撃が飛ぶ。
文献にのる勇者が放った魔剣と同じ見た目をした大きな光の魔力。
「うん…ありがとう。メェルアーのことは私に任せて」
気付けばアラミシアの頭は地面に埋まっていた。
「やりすぎたかな?とりあえずいむしつに置いていこう」
「やり過ぎどころか死んだんじゃないー?当初の目的通りといえば目的通りだけど、それたことない?」
「だね。でも、復讐の勇ましきものになれば私たちの勝ちかもしれない」
「うん、黒組の命運を背負ってるから。あと一回でせんばつしきはおわり」
「最後の相手はとても強いからメェルアーちゃん頑張ってね」
「もう結果出たの?」
「うん、全員開始とともに倒されるみたい」
「勇者無双伝のガイルス殿下みたいだね」
「それ最後負けちゃう人じゃない。その勢いなら大丈夫そうね!それじゃ私とりあえず他のリーグの観戦してくるから」
「解析まかせた」
ポーションを飲み干して横になるメェルアー。
アーフェリアとエンリアルは生徒席と作りの違う貴賓席へ通されていた。
「来賓席とは言え、人が多いと暑苦しいですわね」
「だな。俺も父上が来ないなら普通に生徒席で見たかった」
第一試合から始まり、延々と自慢話をし続ける貴族。
「彼らも飽きないものですわ。それよりメェルアーはどうかしら、私達は二年生の試合ですけど」
「確かに大丈夫かなー、って相手がな?睨むなよ」
「オーバープレイズをしてなければいいのですが」
「勇者の力ってそんなに制御効かないのか?オーバープレイズ起こすとしたらよっぽど濃い魔力か本体が貧弱か」
「メェルアーは両方ですわ。孤児院での食生活は知りませんが、節制を強いられている私より細いなんて」
「勇者の魔力総量は確か500アーで、国民の平均が30フーだから。アーボースィードゥエーフーの並びで、計算不能レベルだ」
「総量はあくまで魔王を倒した時の破損率から求めたものですわ。回復したり未知の力が加わったりしていますので、正確な比率ではありません」
「いやでもそんくらいメェルアーには負担がかかるってことだろ?」
「一応練習を重ねて、少量ほどでしたら解放可能になりましたから。前回みたいなことにはならないはずです」
「そうだといいがなぁ」
「さっきから要領を得ませんわね、何がいいたいのですか」
「怒んなって、兄貴から聞いたんだが今年は学年の優勝者同士でも闘うとかなんとか。二年生ならまだしも、高学年と当たるとなれば解放せざる得ないだろ?」
「本当ですの?危険ですわ、実力差がありすぎます」
「俺も直訴してみたけど。オルドス家やリューン家が賛同しているし無碍にできないってさ」
「メェルアーの選抜リーグは学年でも成績の悪い方ばかりでしたわ。勝ち抜いた五人次第では上がらない可能性もありますが、勇者と一局やりたいという邪な発想があったなら」
「おやおや、これはこれは」
ニマニマと現れた下品な男。
「ペネロー・オルドス辺境伯、」
「今は生徒として座っていると聞いたからねぇ。大人として観にきたわけだが。よからぬ勘繰りはよしてくれ」
ねっとりと絡み付くような声に嫌気を覚える2人。
「えぇ、国民の成長を同じ立場で見ることはとても大事ですのでオルドス辺境伯」
「うちの息子が六年生でねぇ、卒業前に成績の残してくれたらと思ったんだが。勇者狩りってのはいいんじゃないかな」
「っ、」
挑発には乗るなとエンリアルがアーフェリアを制止する。
「お言葉ですが、オルドス辺境伯の息子さんはメェルアー・オレンズに負けると思いますよ」
「ちょっとあなたが挑発してどうするのですか!」
「まぁまぁ、仲良しこよしなのはいいが。勝てる算段があるからこうして来たのだよ。それにこれはゲームなのだ、君たち子供にはわからないだろうがね、勝敗で全てが決まる大きな遊戯」
「へー、何かけているんですか?」
しまったと少し笑みを崩すオルドスだが、また汚い笑みを浮かべエンリアルの横に来た。
「王位とかね」
それだけ告げると自慢話をする貴族達の中へ消えていった。
「ちょっと聞きました?あれは完全な叛逆ですわ」
「告げ口は無理そうだな。アイツは切りにくい今を狙って来ている。それに王位と抜かした」
「次期継承者の中にオルドスと組んでいるものがいるか、はたまた勇者を倒した息子をどこかの王に売り込むか」
「何か嫌な予感はするが…六年生は俺の師匠でもあるポーラス先輩がいる、オルドスとは天と地の差。メェルアーと当たる前に対処してくれるはずだ」
「そうですわね、メェルアー…」
観戦席に腰を下ろし、様子を見るアラミシア。
「わたしも選ばれた人間なんだから、陰ながらでもメェルアーちゃんを助けなきゃ」
メモ帳に相手の戦い方をメモしていく。
「(光の魔術よ、我が目に心眼を)」
スローモーションで動きが映る。
剣の振り、一瞬の切り返し、足運び。
魔力の流れ、魔術の構築。
「あの選手は技が弱い分を魔力で補っている。一瞬の突きを技にするために、複数の偽装魔術で認識をおかしくして…インパクト…」
試合が終わるとほぼ同じ速度で、別の席へと向かい、違う試合を観察する。
「メェルアーちゃんにもあの小技を覚えてもらえれば…この時の足使いはあの子の癖?…魔術漏れに隠した条件式魔術の構築」
選手の剣撃より速いメモをとっていくアラミシア。
「ふーん、きみはゆうしゃのちからじゃなくてゆうしゃのちのうをえらんだのか」
「えっ?!メェルアーちゃん?」
「わたしはマリアス・シュナンジア・ガロース」
目の前に現れたのはメェルアーにとても似ているがどことなく違う雰囲気の女子。
「マリアス、一年黄組…遠目で気付きにくかったけどリーグにいた相手を瞬殺してった子」
「けいかいしなくていい。私はただの忠告に来ただけ」
「忠告?」
「メェルアー・オレンズは私と当たって死ぬ。それがせかいのためになる、いい?崩壊は近い」
「えっ?」
聞き返すタイミングと、目の前に少年が現れるタイミングが重なり、固まるアラミシア。
「だめじゃーん、先駆けしたら」
「うん、でもきになったから。このこもすごいし」
「っ…(気配に気付けないのは分かるけど、私の心眼より早く現れるなんて)」
周りは気配を感じていないのか、この空間が断絶されているのか、誰もこちらを見向きもしない。
「じゃーん、きみにそっくりなウッドドール!」
アラミシアに木製の人形を見せつける少年。
「ひっ……なにこれ」
「おっと剣を抜くの?」
「わ、わたしだって!き、君たちが悪い気配をしているのは分かるもん!」
「悪い気配ってまぁ、魔王軍幹部だからねぇ~」
「わたしあいてしていい?」
「あんまり派手になると僕の形代無意味になるから、暴れないでねぇー!」
「くるっ!!はぁぁ!!」
マリアスが振るった剣はアラミシアの腕を折るのに十分なほどだった。
心眼でどうにか速度に追いつくが、体は持たない。
「っ…つっ…う」
「ひとついいことをおしえてあげる。誰かを守る為に、いさましくうごくものは勇者として讃えられる。だけど恨み憎しみのためにうごくひとは皆、まおうなんていう」
再び振るわれた剣を受けるのは不可と考えたアラミシアは目を閉じ、魔力を練る。
その様子にピタリと動きを止めるマリアス。
「わ、わたしだってメェルアーちゃんの横に立てる存在にならないといけないんだ!!」
「ん、かくせいした?」
「光の魔力よ、我が剣に栄光を指し示せ!!」
剣を逆手に持ち、四つん這いに近い野生型な動きをとる。
「だぁぁぁぁ!!」
回復魔術、強化魔術、五感覚醒魔術一度に乱発した為、暴発するが、足を強く大地に乗せて力を込める。
「栄光の剣!プロリディアルム・ガルオードス!!」
剣から溢れんばかりの魔力が漏れ出し、マリアスへ斬撃が飛ぶ。
文献にのる勇者が放った魔剣と同じ見た目をした大きな光の魔力。
「うん…ありがとう。メェルアーのことは私に任せて」
気付けばアラミシアの頭は地面に埋まっていた。
「やりすぎたかな?とりあえずいむしつに置いていこう」
「やり過ぎどころか死んだんじゃないー?当初の目的通りといえば目的通りだけど、それたことない?」
「だね。でも、復讐の勇ましきものになれば私たちの勝ちかもしれない」
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